2010年6月30日水曜日

選挙期間中の演説会は面白い

先日、某政党の某候補を応援する演説会に行ってきました。仕事柄、政治家主催のパーティとか内輪の勉強会には何度か足を運んだことはあるのですが、こういう演説会に行くのは初めて。もちろん、仕事ではなく自分の意思で行くのも初めて。といっても、政治信条とか信念に突き動かされてというハナシではなくて、単にヒマだったことと、応援弁士に興味があったこと、そして何より近場でやっていたので行ってみたわけです。まぁ、ひやかしというか社会勉強ってやつですよ。本当なら政党、候補者を明らかにして書きたいところなのですが、公職選挙法に触れる触れないのハナシがやっかい――いちいち法律を調べて、総務省に問い合わせるのが面倒くさいもの――なので、全部「某」で統一することにします。

というわけで、以下、演説会のレポートです。

・開演7~8分前に会場到着。入場には黄色い紙に鉛筆で「名前」「住所」「電話番号」を書き、これを受付に渡す必要があるとのこと。不安であれば仮名、架空の住所、番号でも全く構わないだろう。チェック体制はないに等しい。手前は、屋号ではなく「実名」「実住所」「実電話番号」で男らしく入場。パンフ? 電話? いつでも来いや!

・会場は某ホール。1F、2Fの客席は合わせて2000人くらい入るキャパシティか。10分前に入場した時点で会場の8割方は埋まっており、会場のブザーがなるころにはほとんど全ての席が埋まっていた。客層は高齢者6割、若夫婦2割、独り者男女1割といったところか。動員された人は会場の前方に集められていた(席に●●地区、◆◆地区などの紙が貼られていた)。その数は全体の5%くらいだろうか。来る前は「半分くらいは動員された人じゃないかなぁ」と思っていけど、想像以上に少なかった。残り5%は議員、関係者。

・司会は前代議士。比例区候補、選挙区候補の簡単な紹介の後、県連会長の代議士が挨拶。前回総選挙の総括、今次選挙の現状、両候補の紹介が中心。立て板に水の口上だが“おしごと感”がにじみ出た挨拶。もうちょっと熱心に話せよ。

・比例区候補の演説。内容は政治家を志した理由、妻との馴れ初め、地方議会での活躍、これから目指す政策など。政治家の口上なので滑舌も声の通りも素晴らしいが、喋る調子が平坦なため5分も経つと飽きが来る。客の熱量も微妙に下がり気味。演説の終盤に少し絶叫調にしてメリハリをつけたが、冗長感は否めない。演説は10分程度だったが、終わってみると15~20分くらい経ったような気がした。

・続いて選挙区候補の演説。スタンドからマイクを手にとって、いきなり哀願調の言葉でスタート。身振り手振りが少なく声のトーンも高めで、決して聞きやすい演説ではない。ただ、哀願調が演説自体に良いメリハリをつけていることや、前に登壇した候補の演説との相対的な比較から、思いのほか話に没入できる演説だった。しかし、スタートから3~4分経ってからの候補者自身が華麗な履歴を紹介する下りで、「口調は哀願調なものの、言って得ることは明け透けな自慢」というミスマッチが発生。会場のテンションも一気に下がる。なんというか(ノ∀`) アチャーという感じ。

・ここで来賓議員の紹介。某政党の代議士、県議、市議が勢ぞろい。市議は大声で両手を振り、往年のこん平のようにアピールする。

・ここまででスタートから30分。いよいよメインイベント、応援弁士の大物が登壇する。会場大きな拍手。その後は写メ撮りまくりタイム。

・さすがに演説は上手い。どれだけ上手いかといえば、「島田洋七の営業」に勝るとも劣らないくらい。内容は、選挙区候補者の紹介&持ち上げ、現在の政局への認識、政策に関する感想など。恐らく演説内容は「応援弁士の持ちネタ」に沿った内容だったのだろうけど、客が高齢者メインと見るや途中から高齢者向けのネタを連発。会場を大いに沸かせる。この辺の空気の読み方、客の沸かせ方は「お前、綾小路きみまろだろ!」ってくらいに上手かった。

・話の途中で笑い&拍手連発。最後は文字通り万雷の拍手で終了。独演会は40分に及んだものの、それだけの時間を全く感じさせなかった。やっぱり政治家は言葉を操ってナンボの仕事なのだなぁ、ということを実感。

・最後は、現役参院議員の音頭でガンバロー! コールを三唱。その後、散会。

街頭演説もいいけど、政治家の本気を間近で味わうなら演説会がベストであるということを感得しました。いや、タダでこれだけ面白いものを見せてもらえば満足ですよ。下手なバンドやお笑い芸人、劇団のライブよりも遥かに面白かった。1000円くらいなら出してもいいかと思ったもの。こういうのも何ですが、ヒマがあってタダで面白いモノを見たいと思ったら、手近な政党の演説会に行くといいですよ。

正直、政党、候補なんてどこでもいいと思います。どこの政党、候補でも応援弁士に来る政治家は喋りが上手いだろうから、これを聞くだけでも面白いと思います。弁士は「生涯10冊の本を読むか読まないか」ってレベルの聴衆に合わせて話すわけだから、その内容がわかりやすくて面白いことは間違いないわけです。そういうしゃべくり芸――しかも選挙運動中の応援演説は、候補者と政党の生殺与奪を握る重要な仕事なので、文字通り“本気の仕事”をする――を、炎天下ではなく涼しいホールでタダで聞けるわけですから。来月11日までに、どこでどんな演説会があるかはわかりませんが、機会があれば覗いてみることをオススメします。

2010年6月29日火曜日

いまさら金子達仁を批判してみる

最初に言っておきますが、手前はあらゆる自営業者に一定の敬意を払っているつもりです。タレント、画家、作家、スポーツ選手……事務所に所属せず自分の顔と腕一本でメシを食べている人は、どんな人でも大したものです。

そりゃ、「こんなヒドい仕事しやがって!」とか「こういうことでおまんまを食べて恥ずかしくないのか?」と思うことは多々ありますよ。でも、一呼吸おいてから、「まぁ、彼(彼女)も生きていくのに必死なのだなぁ」と、ほとんどのことは許しています。上から目線でモノを言うなって? いや、その人の仕事を享受する“お客さま”の立場でのモノ言いですから、そこは多めに見てください。

ともあれ、実名or屋号を問わず名前を出して食べていくってのは、本当に大変なことですから。ボーナスも退職金もない世界でリスクも名誉も全て背負い込むということは、なまなかな覚悟ではできないことだもの。

と、あらかじめ保険を打っておいた上で本題です。

金子達仁って、ありゃいったい何なんだ。

ここ最近、スポニチでW杯の試合のレビューを掲載しているけど、正直、お金をとって読ませるものじゃないだろう。女子高生のポエムよりも価値がない。このあいだまでは我慢していたけどもう限界。いいかげん鶏冠にきたので、いまさらながら批判することにします。

スペインの醜いサッカーに嫌悪感

この記事に、禁じ手に近い形ではあるけど逐次引用の上、突っ込ませていただきます。

>もし“大会期間中に最も変貌(へんぼう)したチーム選手権”なるものが開催されていたら、前日までダントツの首位を走っていたのが日本だった。

だが、1次リーグ最終日に逆転劇は起きた。スペインによってうっちゃられた。

・ここまではツカミなのでどこをどうというつもりはありません。

>敗れたとはいえ、スイスとの初戦を戦ったスペインは、限りなくバルセロナに近いチームだった。82年のブラジルにも似て、結果だけでなく、内容で世界を酔わせることのできるチームだった。

・どこがどのように世界を酔わせるものだったのか? 一つでも例を挙げてくれなきゃわからないだろう。多分、「パスで繋いでパンパンパーンというサッカー」とかいうバカな答えが返ってくるんだろうけど。

>チリと戦ったスペインに、バルセロナの香りは微塵(みじん)もなかった。似ていたのは、ペナルティーエリア外での反則でPKをもらい、外したPKを「GKが先に動いた」と蹴り直させてもらうなど、ホームタウン・デシジョンの連発で薄汚く勝ち上がった82年W杯スペイン大会のスペイン代表だった。大会期間中に信じられないほどポジティブに変貌したのが日本だったとしたら、スペインは呆(あき)れ果てるほどネガティブに変質してしまった。

 メンバーが代わったわけではない。ホンジュラス戦を休んだイニエスタも帰って来た。言ってみれば、メッシがいないだけのバルセロナのようなチームだったというのに、展開されたのはバルセロナでは見たこともないような退屈なサッカーだった。28年ぶりに、わたしはスペインのサッカーに嫌悪感を覚えてしまった。

 彼らは、旅の恥をかき捨てた。

 自分たちのやっているサッカーが、カンプノウであればブーイングを通り越して白いハンカチを振られる質のものだということを、選手たちはよくわかっていたはずである。にもかかわらず、彼らは平然と時間稼ぎに走った。どれほどあくどく、醜いサッカーをやったところで、聞こえてくるのはブブゼラの音だけだからである。


・「バルセロナの香り」って一体ナニ? どういうサッカースタイル及びプレースタイルが「バルセロナの香り」なのか、具体的に示せよ。

・「世界を酔わせることのできるチーム」というのが、どういうものなのかがさっぱりわからない――初戦を見ていればわかるって? それを言葉にして伝えるのがスポールライターの仕事だろうが!――ので、そこを基準にネガティブに変質したといわれても、何がなんだかさっぱりわからない。

・ネガティブな事象の一つとして、「平然と時間稼ぎに走った」とあるが、これはどこのチームでもやっていることで珍しいことじゃないだろう。確かに後半30分くらいからパス回しばっかやって退屈だったのは事実だけど、そのまま終わればチリだって決勝トーナメントに出られることがほぼ確実だったわけだし。そういう状況の下、両チームの“談合”で退屈なパス回しが行なわれるのはグループリーグでは良くあることだろう。逆にこの状況でバカの一つ覚えのように攻撃していたら、時間稼ぎをする以上に叩かれていただろうし。

・「カンプノウであればブーイングを通り越して白いハンカチを振られる質のものだということを、選手たちはよくわかっていたはずである」にも関わらず、時間稼ぎが許せねぇってことだけど、カンプノウであればダメ出しされるサッカーとは一体何なのか? 少しでも誠意ってものがあるのなら、「カウンターサッカーはダメ」とか「守備的なスタイルはイカン」とか一言でも書かなきゃダメだろう。

>喜び、怒り、祈り、呪(のろ)い。本来はスタジアムに満ちているさまざまな感情を、ブブゼラは一つの音で塗りつぶしてしまう。そのことが、スペインの選手たちを恐ろしく傲慢(ごうまん)な存在に変えた。こいつらの前だったら、何をやってもかまわない。何をやったってわからない。

彼らは、開催国への敬意を捨てたのだ。


・それはアンタが勝手に思い込んでいるだけだろうが。スポーツってのはルールの範囲内で何をしてもいいんだから。「こいつらの前だったら、何をやってもかまわない」といって、日韓大会の韓国チームのようなテコンドー&八百長サッカーをやっていたのであれば、それはルール違反だから指弾されるべきだろうけど、少なくともスペインチームはルールに従って試合をやって勝ったわけでね。何を批判される筋合いがあるの。それもスペインの縁もゆかりもない――スペインに遊学していたから縁があるというのなら、一頃「アラビヤン焼きそば」にハマって毎日食べていたこともある手前は、アラブ圏全体に影響力を及ぼしても良いよね――一介の東洋人に。しかも、現地観戦じゃなくてスカパーで見ていただけの人に。

>たった1つの試合が、チームを大きく変えることがある。醜かったスペインが、再び美しさを取り戻す可能性がないとはいえない。けれども、スペインが82年のブラジルとなる可能性は、もはや完全に失われた。勝敗を超え、時代を超えて愛されるチームとなる可能性を、自らドブに捨てた。スペインを愛してきた者として、それがとにかく残念である。

・最後まで何を持って「世界を酔わせるバルセロナの香りを持った全てのサッカーファンから愛される」サッカースタイル――って改めて文字起こしすると形容詞だけで本当に何も言ってねぇな――が何なのかわからないのは置いておいて、全ての試合で魅力的なスタイルを通して試合をしなきゃダメなの? 実のところ「世界を酔わせないバルセロナの香りもしない全てのサッカーファンから愛されない」サッカースタイルで決勝まで勝ち進んだとしても、決勝戦で「世界を酔わせる(略)」サッカースタイルを貫徹して勝てば、その一試合をもって伝説になるものじゃないかなぁ。第一、グループリーグの一試合の出来不出来なんて熱烈なサッカーファン以外どーでもいいことでしょう。前回大会のスペインvsサウジアラビアのことを覚えている人って何人いるのかね?

……ふぅ。慣れないことをすると肩が凝るわ。

こんなねぇ、思い込みだけで書いた文章でお金をとっちゃぁいかんでしょう。100歩譲って、それを認めるとしてもだね、アンタには最善の結果を出そうと必死で戦っている選手に対する敬意ってものがないのかね。全ての選手、監督が自分好みの試合をしなきゃ気がすまないのかね。そういう超然とした態度でモノを言えるのは、ヒト、モノ、カネを出している人間(敢えて言うならチームのワンマンオーナー)だけだろう。てか、ワンマンオーナーでもここまで生意気な口を利くのは許されないだろうよ。実際に人生背負って――回復不能なケガや、心臓発作での突然死、下手なプレーにより酷評に晒されるリスクを背負って――戦っているのは選手なんだから。

手前は全ての自営業者に敬意を払っているつもりだけど、その自営業者を自らの思い込みだけで貶めるような輩には、敬意を払うつもりはありません。つまるところ金子達仁は、手前にとって一切リスペクトする必要のない輩だってことです。ここで批判したコラムはもとより、他のコラムにだって選手、監督に対する敬意なんて微塵も感じられないもの。

もちろん「選手、監督に敬意を払う=批判しない」ってことじゃありません。でも、批判する以上は、「彼の出来は最低だった。なぜなら~」とか「過去のデータを見ると、あの試合展開はヒドイといえる」とか「自分が選手、監督なら、こういうシステムでこのような試合展開を~」というように、一定の根拠やデータ、建設的な代案や何かを提示すべきでしょう。思い込みだけで批判されたって、批判された方は反論のしようもないわけだから。そんなのはポエムであって、どうせやるなら五七五とか五言詩とかでやってみろと。ただ、自分の思い込みを書き連ねたいならblogで書いとけってことです。

いまだにプロ野球OBを前にしたら、初夜を迎える新婦のようにドキドキするほどプロ野球選手を心からリスペクトしている手前にとっては、本っっ当に許しがたい奴ですよ。まぁ、手前の人生にとってさほど大きな意味のないサッカーの世界だから、腹の底から怒りが湧くってほどのことはないけど、もしプロ野球を舞台にこういう批評をかましていたとしたら、彼の講演会にいってパイをぶつけてやりますよ。ええ。

2010年6月28日月曜日

口に出す前に一度考えてみよう(いやらしい意味じゃないよ)

「超党派に呼びかけ」までが公約 消費税論議で菅首相

市民運動家(=左翼活動家)らしく腰がすわっていないなぁ。

>「財政再建の第一の柱はムダの徹底的な削減だ。同時に成長戦略で雇用を拡大し、需要を拡大してデフレから脱却する」と、ムダ削減を優先する姿勢を強調した。

だ・か・ら、埋蔵金(笑)でどうにかしろっての。ムダ遣いを削減すれば、財源なんていくらでも出てくるんだろ? 「『普天間の争点外し』『自民党潰し』『財界引き入れ』の一石三鳥の一手を打つオレsugee!」な~んて思ってたんだろうけど浅はかだねぇ。

加えて経済政策のブレーンが、このバカでしょう? 支持率V字回復ったって1週間ごとに5~10%落ちるだろうと思ってたけど、ここまで早く馬脚をあらわすとは思わなかった。幹事長は幹事長で選挙中にこういう軽率なことを言うし、昨日のフジのニュースショーでも「公務員労組が応援しているのは民主党ではなく共産党」とかサラッとスゴイこといって共産党の市田忠義にメチャメチャ怒られてたし。そういうことはせめて選挙が終わってから言えよと。てか、連立協議なんて基本水面下でやるものでしょう?

まぁ、彼らが権力の座に座り続けるためには「連立与党で過半数」が“絶対防衛圏”だからなりふりかまってられないんだろうけど、それにしても思ったことを素直に口にし過ぎ。こういうときはアントニオ猪木みたく「戦う前に負けることを考える奴がいるか!」っていってりゃいいのにねぇ。

これでみんなの党が民主党と連立するためのハードルはグーンと高くなった――選挙中に与党と連立することを公言するバカはいないので、みんなの党は、事実上「選挙後に連立しないこと」を公約にして戦うことになる――ということは、ますます民公連立の可能性が高くなってきたということか……。

おまけ:時は来た、それだけだ。文中の猪木の言葉はここが初出です。

2010年6月27日日曜日

ものすごく素朴な疑問なんですが

増税すると消費が落ちるよね。実際、消費税創設、消費税増税直後は消費が落ち込んだ――買い控えのあった年、月との単純比較での反動というレベルではなく落ち込んだ――し。消費が落ち込むと企業の業績は目に見えて悪化するわけだから、当然、潰れるか人員整理するよね。となると失業者が増えてしまうと。

でも、大丈夫! 彼ら失業者の受け皿は介護業者――に限らず高齢者を世話するいろんな仕事――です(キリッ といっても、それらの仕事ってのは「税金でドーピングした業者」でしょう?

だとしたら、ようするに公務員or準公務員が増えるってことだよね。ただでさえ大きな政府が巨大な政府へと肥大するだけなんじゃないでしょうかね。 

しかも、介護って高齢者を看取るだけの仕事で、何かを産み出すものではないでしょう。何かを産み出すはずの民間企業は増税で疲弊しちゃうわ、(マクロの意味での)労働力や市場は巨大な政府に吸収されるわで、より業績を落とすor規模を縮小せざるを得なくなる。ということは、国際競争力は将来に渡って順調に落ち続け、長期的に経済規模がより収縮し続けるってことは自明のことでしょう。

さっき、テレ朝のニュースショーで初めて小野善康・大阪大学教授(菅内閣の経済ブレーン)のハナシを聞いたけど、控えめにいっても大学教授とは思えない知性の持ち主――ぶっちゃけ知性のかけらもない手前よりもバカ――だと思うんですが?

70年目のSSCナポリ通信(サカつく日記)

バスク人が一人もいないアスレティックビルバオでスペインリーグを優勝してから38年。Jリーグに戻ってデブの秘書を雇ったり、チーム履歴にハクをつけるためにイングランドリーグに舞い戻ったりしながらレア&Exな選手漁りを続けてきた我がチームを晒すことにします。

◆スタメン
FW:バッジョ(ex)、ロマーリオ(レア)
OMF:マラドーナ
DMF:ユーゴビッチ、ミハイロビッチ、セレーゾ
DF:ブライトナー、プジョル(ex)、アジャラ、ピケ(レア)
GK:ファンブロイケレン(ex)

◆役割
キャプテン:アジャラ
キーマン:マラドーナ
コーナーキック:マラドーナ
フリーキック:ミハイロビッチ
PK:ロマーリオ

◆監督
バイスバイラー(体力回復、精神回復、エリア体力回復、中央突破Lv2、国家への裏切り、国家への誇り)

*仮名OB選手名は実名で記載。

・全員連携タイプが「個人、テクニック寄り」であることにこだわったメンバー。このなかではボランチの3人の連携タイプが少しフィジカルor組織寄りなので、更に連携にこだわる場合は、デ・ロッシ、ピルロ、ファルカンなどを入れる。
・フォーメーションは4-4-2のtv。いうまでもなく「戦術はマラドーナ」を実現するために最適化したもの。マラドーナ以外の起点が欲しいので左サイドバックにブライトナーを使っているけど、よりマラドーナに暴れてもらいたいときはオラルティコエチェアを使う。
・ユーゴビッチとセレーゾはワーカー持ち。これによりファンタジスタ持ちのバッジョを光らせる。試しにスコールズとピクシーを入れて「ワーカー3人&ファンタジスタ2人」のチームで戦ってみたけど、目に見えて強くなった気はしなかったなぁ。もしかしたらワーカーを5~6人くらい入れれば効果が顕著に表れるのかも。

で、このチームで最高峰のカップ戦(ワールドレジェンズリーグ)を戦ってみたけど……なかなか勝てない。単に勝つだけであれば、連携タイプを揃えるより「バズーカシュート」を持つFW3人」と「パラメーターの高い選手」を揃えた方が良いのかも。実際、連携タイプを無視してフリット、ライカールト、バレージ、ネスタとかを使って、カズとスーケルを並べたチームは、寝てても勝てたし。

あと、マラドーナのスキル構成がヒドすぎ。キーマンスキルの「幻のドリブル」は良いとしても――ってなかなか発動しないんだけどさ――、最上位スキルが「パーフェクトトラップ」と「ギフトパス」の2択ってのはどうよ? 結局、パサーとして育成したけど、これじゃ晩年のマラドーナって感じだものなぁ。もっと攻撃的でパーフェクトな選手にして欲しかった。

現在所属している92人の選手(連携タイプが個人、テクニック寄り)のなかで、マラドーナよりも使い勝手が良いと感じた選手は以下の通りです。

・ベルカンプ(ex):コスト以上のパラメーターの強さはもとより、「ガラスのトラップ」「バズーカボレー」「イルージョンドリブル」というスキル構成が素晴らしい。レアじゃないからいつでも出せるし、ポジションもFW、OMFが真っ赤なので使い勝手も最高。現時点で手前にとっての最高の選手。

・スーケル:比較的コストの低い選手しか持っていない「バズーカシュート」を持つ高コストFW。スタミナが低いので体力回復は欠かせないけど、2列目以降にベルベットフィードやマジックパスを持つ選手を置いておけば、「バズーカシュート」を撃ちまくって試合を決めてくれる。

・ユングベリ:「バズーカシュート」と「パーフェクトクロス」を持つ万能MF。スピードがあるのでサイドに置いたときに真価を発揮する。相手チームがバテてきた後半に、サイドをぶっこ抜いて「バズーカシュート」を撃ったり、「パーフェクトクロス」でFWの体力を回復してくれる。右サイドの選手としてはリトバルスキーよりも遥かに使い勝手の良い選手。

・ピルロ:最高のフリーキッカー。心情的にはリベリーノ、ミハイロビッチを推したいところだけど、「バズーカFK」がクソなので……。それに比べて必ず枠に飛ぶ「ホーミングFK」は恐ろしく使い勝手が良い。しかも、シュート力が高いので近距離でFKになったらまず1点決めてくれる。パス能力も高いし、「虹のパス」の威力もスゴイ。

・ビクトール・サンチェス(ex):究極のユーティリティプレーヤー。本職は右サイドバックだけど、この他に右SMF、DMFが赤で、他の全てのポジションがオレンジという使い勝手の良さ。パラメーターは平凡だけどスタミナは80を超えているので1試合丸々使えるし、スキル構成も「パーフェクトクロス」「デンジャラスタックル」という無双ぶり。急なケガ、レッドカードのときの心強い味方。

しっかし70年もやり続けることになるとは思わなかった。それでも選手名鑑は1/3くらいしか埋まってないし。まぁ、マラドーナも獲れたし、前園さんもレアで獲れたし、ミヤトビッチ、サビチェビッチ、ミハイロビッチ、ユーゴビッチ、ピクシーといった旧ユーゴ勢の有力選手も揃えられたから、これからはぼちぼちと進めていくことにしますよ。次はマラドーナ以外のレジェンド選手集めかなぁ。

2010年6月26日土曜日

*読書メモ:「環境主義」は本当に正しいか?

保存し、保護すべき世界の最適な状況などは、あらかじめ定められているわけではない。環境主義者の自然に対する態度は、マルクス主義者の経済に対する態度とそっくり。どちらの目的も、自由で、自発的に進化していく世界を否定しているからだ。

中央集権的に世界を作り変えようとする試みは、ユートピア的(非現実的)なものだ。無理矢理実現しようとすれば、人々の自由は制限され、少数のエリートが圧倒的多数の人間に命令を下すという状況が必ず生まれてしまう。

1972年、ローマクラブが上梓した『成長の限界』では、人口爆弾、DDT、酸性雨、氷河の溶解、海面上昇、オゾン層聞き、温室効果による大災難の可能性が語られていた。しかし、これらのいくつかはすでに忘れ去られている。人間の自発的な取り組みによって、問題を効果的に解決してしまったからだ。

ローマクラブ自身も、1996年には「このように人々を意図的に誤解させたのは『公共の不安』を呼び起こすためだった」と白状している。このことは、環境主義者が「自分の目標を達成するために根拠のない、ごまかしの手段を利用した例」の最初でも最後でもない(*都築注:ニュースステーションの『所沢ダイオキシン騒動』は典型例)。

過去150年間、社会主義者は「人間を大切にしろ」「社会的平等を守れ」「社会福祉を充実させろ」といった人道的なスローガンを唱えていたが、結局、人間の自由を破壊してしまった。環境主義者も同じようなスローガンを唱えている。状況は今も昔も変わっていない。どちらも運動の目標は権力奪取しかない。彼らにとって問題なのは、一般大衆に対する『選ばれたもの』(すなわち自分のこと)の覇権、唯一の適切な世界観の押し付け、世界の改造だ。

1920年、アメリカに舗装道路があまりなかったとき、気候に関する最大の問題は“泥”だった。1920年時点で1995年までに国の道路のほとんどが舗装され、固くなっていると考えている人間は一人もいなかっただろう。今後予測される経済成長を想定すれば、100年後の世界はどうなっているか? 現在の技術水準と富の知識に基づいて、100年後の状況を考えるのは大きな誤りの元。

環境主義者は「予防原則」を絶対に誤りのない、当然のものとして利用している。この原則を盾に理屈に合わない最大限のリスク回避性向を擁護しようとしている。しかし、大切なのは、リスクを減らすにしても度を越してはいけないことだ。

経済学者は普通、予防原則が存在すること自体を承知していない。標準的な教科書にもこの原則について記述されることはない。経済学者は結果だけなく、あらゆる対象をコスト込みで考慮している。だから、効果ゼロではないからといって無謀な規制を押し付けることに反対しているのだ。代替案の効果とコストを議論し、機会費用――規制介入のせいで失われてしまう活動の成果――について考えている。

地球温暖化に対し、我々は何をすべきか? 答えは「特別なことは何もしない」だ。知識があり、合理的な何百万人もの人間が行動を結集したほうが、綿密な計画によって人間社会を発展させようとするよりは、遥かに良い結果が得られる。

環境主義者も結局、共産主義者と同じ末路を迎えることになるだろう。複雑なシステムは全て、無理矢理管理しようとしても必ず失敗に終わってしまう。「人間にとって最高の環境とは、自由が保障された環境のこと」(ウィリアム・C・デニス)。

だから、現在の地球温暖化に関する議論は、本質的には自由に関する議論なのだ。しかし、環境主義者は考えられる私たちの人生のあらゆる面を指導したがっている。環境保護には「賛成」だが、環境主義には「反対」ということだ。

感想:地球温暖化に対する手前のスタンスは「消極的懐疑派」といったところでしょうか。何せわかってないことが多すぎるからね。マクロの話でいえば温暖化が進みつつあることは事実なんでしょう。ただ、水星も金星も火星も木星も近年温暖化が進んでいることは事実であって、「地球温暖化は人類のせいだから、サッサとCO2を減らせ」という短絡的な議論には大いに疑問を持っています。この辺のもやもやした考えを、「環境主義? そりゃ新手の社会主義だって!」と喝破してくれた同書には、大いに蒙を啓かされました。つまるところNHKが地球温暖化危機を煽っていることの99%は間違っているけど、唯一、「パナシはなしってハナシです」だけは正しいってことだね。

2010年6月25日金曜日

さっき目覚めたらとっても嬉しいことが!

新しい朝。やかんに水を入れているときに、NHKのニュースで日本勝利の一報を知る。日本テレビを入れたら都並と武田が気持ち悪いくらい絶賛していた……って本当に勝ったのね。やったー、ばんじゃーい!

てかマジで!? 3-1って何か悪いものでも食べたの? あ、CMだ。梅干茶漬けの女の子カワイイじゃん。いや、そうじゃなくて何で3-1? スコアだけ見たら横綱相撲じゃねぇか! こんなことならぐっすり寝ないで試合見とけば良かったかもなぁ。おお、ハイライトスタート――FK2発に崩しての1発ね。FKの得点シーンを見る限り、ぶっちゃけデンマークのGKってしょぼくね?

とはいえ、素晴らしくデリシャスでブリリアントでエクセレントな(と、思いつく限り豪華な言葉を並べるだけの価値がある)勝利ですね。

・それにしても2勝1敗、得失点差+2。堂々の予選突破。この成績を見れば歴代最強だよなぁ。
・いやあ、下手なこと書かなくって良かった(^_^;)。ぶっちゃけ1つでも勝てるとは思わなかったけどね。金子達仁(笑)とかどーすんだろ?
・でも、心の中で「予選突破? 絶対無理」と思っていたことを詫びることにします。岡田監督、正直スマンかった。
・プロは結果が全て。ということは、どう考えても出場国中最も選手がしょぼい日本を決勝トーナメントに導いた岡田監督は名将ってことだよなぁ。
・てか、出場国中最も選手がしょぼいという評価が誤っているということか? いつのまにかJリーグのレベルが劇的に向上していたのかねぇ。ここ10数年くらいまともにサッカーを見ていないので何ともいえないけど。
・ていうか、ものすごく陳腐な物言いだけど、結局、チームワークが大事ってことか。と考えると、スターシステムは根本的に合わないってことなんじゃないかなぁ。実際、中田ヒデが王様では勝てなかったし。日韓大会? あれは参考記録でしょ。
・今回は中村俊輔が王様だったけど直前で王座陥落。本田は最年少組だし、王様ではないからね。もっともこの3試合で王様になったけど。
・50年後に振り返ったら、この試合が野球人気とサッカー人気が逆転する分水嶺だった――と言われたりしているのかもなぁ。次世代に与えるインパクトは、キャプテン翼くらいに大きなものでしょう。
・しかも、キャプテン翼を連載していたのは野球人気が最高潮の頃だったけど、いまは野球人気は落ちに落ちているからね。本当なら野球、サッカーが共存できればいいんだろうけど、レッドツェッペリンとディープパープルのファンみたく、どういうわけか共存できないファンが多いからなぁ。

と、とりとめのないことをグダグダ書いているのは、ホント、嬉しいからです。顔のニヤつきが止められない。次の試合もがんばってほしいねぇ。今度は寝ないで、キチンと見ることにします。

追記:いやぁ、中村俊輔にとっては最高の誕生日だったんじゃないでしょうか(笑)。最高の席で最高の勝利が見れて。しかも自分の得意技であるFK2発を目前で見られてね。

2010年6月24日木曜日

愛甲猛、「球界の野良犬」:その4

昨日まで紹介した落合博満関係のエピソードは、221ページの同書のうち9ページを占めるだけのものだ。当然のことながら、落合関連以外のプロ野球関係のエピソードは年俸更改、10.19、カネヤンなど興味深いものが数多く掲載されている。全てを引用していてはキリがないので、以下、読書メモ形式で紹介することにしたい。

・村田兆治は、公式戦で常にノーサインで投げていた。あるときタイムリーを打たれた村田がベンチで袴田英利に一言「あんなの要求しやがって!」と。ロッカールームに村田が消えた後、袴田曰く「……ノーサインじゃねぇか」。

・その村田がコーチやトレーナーと雀卓を囲んでいたときのこと。2度も3度も放銃した村田が「てめえこの野郎!」と突如コーチに麻雀牌をぶつけた。牌をぶつけられた年上のコーチは金がもらえるなら我慢するという顔。鬼のように自分勝手だった。

・10.19。最下位が決まっていたので自分の成績だけを考えていた。調子も悪くないし3割目前。.299と.300では天国と地獄。打ち気マンマンだったが、セカンドを回ったとき大石大二郎から「愛甲、今日だけは勘弁してくれ」と言われ、モチベーションが下がってしまった。優勝を目指す近鉄ナインの気持ちが痛いほど理解できたからだ。

・あの試合で流れを変えたのは、仰木彬監督の一言だったと思っている。ロッテの佐藤健一が自打球を膝に当てたとき、骨折するほどのケガだったにも関わらず、ケガの心配もするでもなく「痛かったら代われば……」と無神経な一言。それを聞いた有藤監督が激怒。ナインも「絶対に勝たせるな」と団結した。

・タイトル争いでは、本人にタイトル料が出るだけでなく、コーチにも「タイトルホルダーが出たらいくら」という契約もある。

・金田正一と園川一美は、とことん相性が悪かった。試合開始前、園川がマウンドに歩み寄っている最中に、「トク、ブルペン用意しとけ! 歩き方がおかしい」と。投球練習すらしていないのに。

・相手チームのビーンボールに怒った金田。キャッチャーの福澤に「福澤、顔に行かんか顔に!」と叫ぶ。呆れた主審に「カントクを何とかしろよ」と呟かれた福澤曰く、「退場でしょ。お願いですから退場にしてください!」。

・もっとも影響を受けたコーチは高畠導宏。コーチングは独特で、真後ろからトスされたボールを目の前に落ちてくる瞬間に打つという練習をさせられた。結果、ミートポイントを的確につかめた。投手の癖や球種を読むテクニックを授けられた落合は、高畠から打撃を教わった翌年、首位打者を獲得している。

・原辰徳は神奈川の先輩であり、同じ年のドラフト一位同士。ゴルフコンペ中、原に「タケシ、お前、契約金いくらだった?」と尋ねられ「4800万円です」と答えた後、「原さんは、8000万円でしたっけ?」と逆に聞いたら、「うん、手取りでね」(愛甲の本には書いていないが、ONの年俸も手取りだったといわれている)。

・野球教室のギャラは10万円。一日拘束としては大した金額だと思ったので二つ返事で引き受ける。が、当時の巨人は二軍でも30万円だったという。袴田がスポンサーに頼まれ、法政でバッテリーを組んでいた江川卓に野球教室参加の声をかけた。ギャラは50万円だったが江川曰く「家で寝ていたほうがいい」と。

このほかにもスパイ野球、ドーピングについても赤裸々に語っているが、この辺のところを知りたい方は、是非、本書を手にとって貰いたい。

なお、愛甲は現在、このようなビジネスもやっているようだ。現役時代の写真がカードや雑誌などの切り抜きっぽいところがもうね……。でも、もう少し懐が暖かかったら間違いなく買っているだろうなぁ。落合が同じようなのを出したとしたら? そんなの100万円でも買いますよ!

追記:昨日、仕事で懐かしい場所に行き、懐かしい人に会い、懐かしいアイスコーヒーをごちそうになる。久しぶりに懐かしい話ができてよかったんだけど、10年ぶりくらいに会ったのに「痩せた?」の一言だけを貰えなかったことに少々ヘコむ。やっぱり男のダイエットって30kgくらい痩せてもルックスには顕著にあらわれないものなのかなぁ。

2010年6月23日水曜日

愛甲猛、「球界の野良犬」:その3

昨日に引き続き、『球界の野良犬』より落合博満関係のエピソードを紹介。

「こんなこともあった。キャンプ初日『タケシ、バット貸してみろ』と言われ、おろしたてのバットをオチさんに差し出した」
「『なんだ、こんなの使ってるのか。いらねえだろ、こんなの』。そういうと、オチさんは火鉢にバットを入れた。何するんだこのやろう、と思ったが、それも親心だった」
「機械で大量生産されたバットで満足するな、とオチさんは言いたかったのだ」(93頁)

結論だけをズバっと言い、即、行動に移す。結論に至るまでの思考過程は相手に考えさせる――というスタンスでモノを言う落合らしいエピソードだ。こうしたコミュニケーションは、落合と交流のない(あるいは落合に興味のない)大多数の人間には全く通じないものだ。愛甲にしても一番弟子だからこそ真意に気づけたのだろう。手前が同じことをされたら、ただ腹を立てて終わっていたかもしれない。

「ロッテに劔持貴寛さんという選手がいた。オチさんとは同級生で仲が良く、六本木で飲む約束をしていたらしい。先に女性を連れてきていた劔持さんに、オチさんはこう言った」
「『なんだ劔持、また違う女か』」
「傍らの女性は劔持さんの奥さんだった。オチさんに紹介するべく連れてきたらしい」
「それが理由か定かではないが、その後、劔持さんは離婚している。『俺のせいで離婚したんだよなぁ』とオチさんは苦笑していた」(95頁)

「『昨日、家に帰ってカミさんとテレビ見てたんだよ。いつしか『トゥナイト』(テレビ朝日で放映されていた深夜帯の情報番組)が始まってな。山本晋也監督がソープ取材してたんだよ。画面に映った子、見たことあるな、なんて思ったら、『落合さーん、また来てね』なんて手を振りやがった。続けて山本監督が『さすが落合さん、夜も三冠王ですな』だってさ。チャンネル回し損ねたよ……』」(95頁)

ここら辺のエピソードは、いうまでもなく落合の著書には載っておらず、類書にも書かれていていない。なお、落合の好みは“玄人”で、試合が終わると川崎球場近くの堀之内に直行していたらしい。

なお、この辺の話は信子夫人の著書『悪妻だから夫はのびる』(光文社)にも書かれている。

「浮気の話が出たついでといってはなんですが、以前私は、落合に、『ちょっと、ヒロ、私が浮気したらどうする? キミは、遠征先とかでソープランドへ行ったりしているんでしょう。ねぇ、どうなの?』と聞いたことがあるのです」
「すると、落合は、『ソープランドが浮気かよ!』と言って開き直ったのです」
「さらに、落合は、『性処理ならいいじゃねえか……』とこうきたのです。この男は、ひょっとすると私の想像をはるかに超えた大物かもしれない、と私は、ますます脱帽したわけです」
「と同時に、落合がそこまで開き直って――まかり間違えば、私に首を締められて半殺しにされかねない危険を顧みずに――言うからには、ソープランドというのは、さぞやおもしろいところだろうと思った私は、それをわが家でやってみようと思い立ったのです」(168~169頁)

この夫にしてこの妻ありというか、落合が大物なら信子夫人はラスボスというか……。落合が買ってきた男性週刊誌を“教材”に勉強し、夫婦生活についていかに研究不足かを思い知らされた信子夫人は、耳学問ながらソープの技術をマスター。そのうえで、「あとで、ソープランドごっこしてあげるからお客さんになりなね」(169頁)といったそうだ。これを機に、落合のソープランド通いはピッタリおさまったという。
(つづく)

2010年6月22日火曜日

愛甲猛、「球界の野良犬」:その2

「『タケシ、お前はバッターのほうが稼げるぞ。甲子園を見ていたが、バッターのほうが長持ちするはずだ』」
「この一言が決定打となり、俺は打者転向を決意した。『責任とってくださいよ』などと生意気な言葉を返してしまったが、コーチが何も言ってくれず迷宮を彷徨っている中、4番打者であるオチさんの言葉は嬉しかった」(88~89頁)

入団から3年。投手として1勝もできず監督から打者転向を促されていたなかで、落合博満からかけられた言葉だ。83年オフか84年キャンプのことだだろう。この頃の落合は30歳。三冠王1回、3年連続首位打者を記録していた。恐らくは自らのバッティングに自信を深めていた頃で、チームでのポジションも「教わる立場」から「教える立場」へと変わりつつあった頃なのだろう。そんなとき打者転向してゼロからバッティングを学ぶことになった愛甲は、落合にとって一番弟子というべき立場だったはずだ。ただし、落合の著書に愛甲の名前は一切出てこない(西村徳文、高沢秀昭の名前はたびたび出てくる)。

「『俺は右打者だから左のバッティングはわからない。リーさんに聞け。ただ、打ち方は教えてやる』」
「春季キャンプ初日から“オレ流教室”が始まった。練習を終えるとオチさんの部屋に行き、丸めた新聞紙をボール代わりにトスバッティングだ」
「オチさん独特の表現は最初こそ難しかったが、ヒジや腰の使い方などを身体で覚えてくると、不思議なものでどんどん打てる。みるみるうちに上達していった」
「こうして“オレ流打撃術”を会得した。投手とはいえ、二軍では代打でヒットを放つなどしていたが、オチさんに教わった打撃術は、我流とは違い、明らかにプロの打撃だった」
(89~90頁)

こうして愛甲は落合の手から離れるが、ツンデレに定評――デレ成分がかなり多いタイプ――のある落合は、その後も何かにつけ愛甲を気にしていたそうだ。

「『タケシ、雑誌ないか?』」
「ありますよ、と週刊誌を手渡すと、サンキュ、と言いながら後ろ姿を見せた。正にそのとき、」
「『あ、そういえばな、今日のバッティング、いい感じだったぞ』」
「もちろん週刊誌は話のきっかけである」(90頁)

【ニコニコ動画】080729 サヨナラ打の森野に炸裂する落合のツンデレもそうだが、恩師にこういうことをされたら、どんな氷の心を持っていてもドロドロに溶けるというものだろう。このように一番弟子として目をかけられ、ときに信子夫人とのケンカの仲裁まで頼まれたという濃密な関係にあっただけに、愛甲が語る落合のエピソードには類書では見られないものも多い。そのなかで一番好きながエピソードこれだ。

「相手チームの投手は立ち上がりから調子がよく、1回を三者凡退、2回も先頭のオチさんが三振して戻ってきた」
「『キレてますね』と声をかけると、『大したことない、打てるよ』」
「三振してるじゃん、と心の中で思った」
「後に、このときのことを聞くと、オチさんはこう言った」
「『タケシ、よく考えろ。4番の俺が『打てない』なんて言ってみろ。誰も打てなくなるだろうが』」(92~93頁)

まさにプロのなかのプロ。ここまでチームの勝敗を背負う覚悟があったからこそ高い成績を残せたとも言えるが、一方で、ボブ・ホーナーが指摘するように「不調なとき、チーム全体が落合個人に頼ってしまう。落合個人の働きに、チームのスランプ脱出の突破口を“過度に”期待してしまう姿勢が見える」(『地球のウラ側にもう一つの違う野球があった』。93頁)と、頼られすぎてしまった結果、長期的なスランプ――多くの場合、死球や腰痛の影響でコンディションが万全でないにも関わらずフル出場してフォームを崩すというパターン――に陥ることが多かったのだろう。

この野球観は監督になってからも持ち続けているようだ。手堅く勝ちを拾う安定した成績を残す一方で、アンチ落合ファンから「若手が出てこない」「レギュラーがおっさんばかり」と指弾される現在の中日。この特異な球団のカラーは、中日の伝統(勝負どころで勝ち切れない強豪)もさることながら、落合の野球観に導かれた大方針、すなわち「レギュラーは全試合フルイニングで出るべし。エースと4番はチームの全責任を負うべし」という方針が貫徹された結果、産みだされたものと考えられる。

愛甲に見せた“強がり”は、現在のチーム作りから、上げ潮のときはぶっきらぼうで、ヤバいときに饒舌になる試合後のコメントまでに通底する「落合の行動の典型的なパターン」でもあり、その意味で最も落合らしいエピソードだと思うのだ。
(つづく)

2010年6月21日月曜日

愛甲猛、「球界の野良犬」:その1

愛甲猛の自伝『球界の野良犬』(宝島社)は、ここ10年で読んだあらゆる野球人の自伝のなかで最も面白かった本だ。典型的な“オレさま語り”の本で、技術論もためになる話も泣かせる話も一切ない。しかし、その内容は濃密で明け透けで、なにより腹の皮がよじれるほど面白い。構成自体は「貧乏だった幼少期」「荒れていた少年期」「甲子園を目指した球児時代」「いろいろあったプロ時代」「失踪騒動」が時系列に並ぶオーソドックスな自伝だが、それぞれの章が一冊の本になるほど内容がみっしりと詰まっている。

大雑把に言うと――

・中高生が最もファンキーな形で荒れていた70年代後半(不良本&キャラでお馴染みのゲッツ板谷氏とほぼ同世代)にワルの中のワルとして生きた「やんちゃ本」。

・太田幸司から始まりサッシー、バンビと過熱化する一方だった“甲子園のアイドル路線”(その頂点が2歳年下の荒木大輔)に乗せられた球児の壮絶な青春時代を綴った「甲子園本」。

・投手として芽が出ないまま鬱屈する日々のなか、落合博満からバッティングの手ほどきを受け、535試合フルイニング出場というパリーグ記録を残すまでに成長する「プロ野球選手のオレさま語り本」。

・麻薬、女、スパイ野球に、賭博、八百長、ドーピング、知られざる名選手の横顔などを綴った「球界事情暴露本」。

――という、それぞれ一冊の本になるだけのテーマが凝縮された本ということ。

こういうと、映画版『デビルマン』のように駆け足でエピソードを追っかけているように思われるかもしれないが、そうしたことは一切ない。エピソードの取捨選択が上手く、どうでも良いものは省き面白いものは異様に細かく描写しているため、全編通して読み応えがあり、かつメリハリが利いているため良いリズムで読めるようになっている。一冊の本としての完成度も結構高いところが素晴らしい。

こうしたエピソードを描写する文章も特徴的だ。恐らくは全体の構成、執筆はゴーストライターが手掛けているものと思われるが、かなりの部分で愛甲本人が手を入れているのだろう。

「仲間と山中で吸った瞬間、目の前に高層ビルが建った。逗子の山に新宿副都心のようなビルが乱立するのだ。中でもボンドは強烈で、膨らませたビニール袋の上に小人が立つ。ぴこっと立った彼が『もうすぐだよ』と知らせてくれる。それが幻覚の始まりだった。やがて目の前には海が現れ、人の波が押し寄せてくる」(22頁)

このように経験した人間でなければ絶対に書けない描写や、

「そういえばこのころ、横浜スタジアムで巨人軍のトレーナーに診てもらったとき、監督だった長嶋茂雄さんと初めて会った。
「『愛甲君、良く来たね。野球はどう、おもしろい?』」
「こんな言葉をかけると同時に、長嶋さんは大きな屁を放った」(46頁)

「『ロン』と発して牌を倒そうとした瞬間、」
「『上がれるもんなら上がってみろや』」
「ドスの利いた声を聞き、45度に傾いた13牌を慌てて戻した。プロ生活でもっとも指先に力がこもった瞬間だった」(103頁)

という、所々で挟み込まれる笑いのポイントなどは、ゴースト任せでは出せない“味”ではないだろうか。

いつものペースで本文を引用していると全ページ引用になってしまうことが確実なので、今回は「プロ野球」と「落合」に関する部分を中心に紹介することにしたい。
(つづく)

2010年6月20日日曜日

チームを奈落の底につき落としてしまう選手がいる

なんで自分からボールを触りにいかないんだ?
どうしてボールのこないところに走っていくんだ?
なんでワンタッチでバックパスばかりするんだ?
後半から元気一杯で出てるんなら走れ、汗かけ!

晩年のロマーリオより運動量少ないじゃん。前線に張り付いている本田の方が走りまくっているし。意味なくこねて、いみなくバックパス。サラブレッドならいいよ。バックパサーは名馬だったし。ちんたらドリブルしていたら速効でボール獲られるし。川島がいなかったらお前のせいで0-3だよ。

決定的だったのが41分頃。自らのスローインからボールを受けてのバックパス。もうトゥーリオまで前線に張っているにも関わらず、中澤に預けた後、左サイドのど真ん中で突っ立ってるところ。お前何がやりたいんだと。そこにいてボールが来るのか? よしんば来たとしてもそこから展開できるのか? またバックパスするだけだろうが!

絶対に許さない。スタメンじゃないからチームの勝利は関係ないのでしょう。顔も見たくない――そんな気持ちです。誰に言ってるのかって? そんなの日本×オランダ戦のダイジェスト見ていればイヤでもわかりますよ!

とまぁ、後半にアノ選手が出てきてから腹が立って腹が立ってしょうがなかったのですが、それはそれとして大久保ってスゴイねぇ。昨日の試合に限っていえば一流じゃん。前半30分頃(?)の左サイドの切り返しとか、後半のシュート三連発とか大したものだわ。昨日の試合見るまでどんな選手なのか全然知らなかったけど、いや良い選手だねぇ。結果は0-1だけど得失点差を考えれば大善戦でしょう(1点取るまでは本気だして、後は流してもらったって感じだけど……)。0-3とかならガックリだったけど、これなら「デンマーク戦も楽しみ」って心から言えるからね。

追記:前園さんイイこというなぁ。もう120%同意。手前が日本サッカー界で唯一リスペクト(マジで!)する人物だけあります。

2010年6月19日土曜日

「事実上の終戦」って言葉が外れることを期待します

いつもの貧打。いつもの被弾。得意だった内海哲也投手に120球も投げさせない完封を許す。唯一の光明は堂上直倫選手に初安打が出たことくらいか。もっとも相手方のハズレ一位である坂本勇人選手は2安打で.338、18HRという堂々たる成績を残していたりするけど。

ゲーム差を考えたら絶対に勝たなければならない試合で、このざま。負けるにも負け方……ってもう何度も言ってる気がしますが、ここまで無抵抗とはね。落合博満監督曰く、「元気がないように見えるのは打ててないから。点を取れば元気に見えるようになる」ってことで、実は元気があるのかも知れないけど、「元気があるんだったら点とれよ!」「東京ドームだろ? 一発くらい入れろよ!」というのは、先の見えないファン故の繰言か? これから連勝しても5ゲーム差。てか、チェン・ウェイン投手で負けて高橋聡文投手がいないなかで連勝するなんて「それ何て無理ゲー」てな話でね。

四半世紀来の落合ファンなのにこんなことを言うのは辛抱足りないかも知れないけど、これ、事実上終戦じゃないですかね? もちろん本当の天王山は8月下旬以降なんでしょうけど、そこまでに天王山に持ち込めるのか? って話でね。ここまで修正できないのが長期政権の弊害なのかなぁ。もしこのままシーズンを終えちゃうと、契約期間1年を残して解任される可能性もゼロではないよなぁ。はァ……。

追記:テレ東のW杯中継で発見した前園△! 別に大したことを言ってるわけじゃないと思うけど、大体のことは前園さんの言うとおりだと思います!

2010年6月18日金曜日

張本勲vs江川紹子のバトルについて

詳細はこちらで。

TV番組って時点で、「報道」だの「社会性」だの言うのが間違い。「TV番組=大衆向けのショー」でありエンターテインメントなんだから、それに出ている時点で歌手、俳優、コメディアンと同じ地平で競争しているわけで……。TBSは“芸人”張本勲の方が“芸人”江川紹子に比べて、希少性や話題性で上と判断しただけのことでしょう。とんねるずの番組にダウンタウンが出ないのと本質的には同じこと。くやしかったらTV受けする“芸”を磨いて、改めて勝負するか、これを機会にTVからスパっと足を洗えばいいじゃん!

……ただ、こういう正論を言いつつも、個人的な感情の話をするなら「張本勲はクズで江川紹子は可哀想」と思うけどね。江川紹子の思想とかスタンスとかには1mgも共感できないけど、ジャーナリスト(ライター)としての腕は確かなものと思うので、TVに出ないでそっちの道で真面目な仕事をすればいいと思うんだけどなぁ。まぁ、TVで顔を売っておかないと本が売れない世知辛い時代だから、彼女にとっては死活問題なんだろうけど。

相撲賭博って本当に成り立つの?

二宮清純というコメンテーターが、「野球賭博は入口。本丸は相撲賭博であり八百長だ」みたいなことを言っていたのですが、そもそも相撲賭博ってのは成り立つものなんでしょうかね? もし相撲賭博が野球賭博のように大々的に行なわれているとしたら「7勝7敗で千秋楽を迎えた魁皇のハンデ」はいくらつくんでしょう? こんな取り組みの勝敗なんて相撲好きの小学生でも読めるわけでしょう。正直、ハンデなんてつけようがないと思うんですよ。

と、考えてみると、いわゆる“八百長”――というかそもそもスポーツじゃないんだから八百長ということ自体がおかしいんだけど。一つ一つの取り組みに一々八百長って指摘することは、往年の『ワールドプロレスリング』で維新軍の面々が“乱れうち”をするのを見て「八百長だ!」と指弾するのと同じくらいナンセンスだと思うんですよ――はあるにしても、賭博は成り立たないと思うんだけどなぁ。

だいぶ前、大槻ケンヂ氏の本で読んだエピソードに、「プロレスマニアの女友達とプロレス観戦したら、ゴングが鳴る前に全ての試合の勝敗、決め技、終了時間を言い当てられてビックリ!」というのがあったけど、古手の相撲ファンなら、互いの番付、部屋、ここ数場所の成績や人間関係なんかで、大体取り組みの結果がわかるものなんでしょう。となれば、相撲を賭け事にするくらい研究しているファンであればどんなハンデを切っても勝敗を見切れるだろうし、勝敗がわからない“ぬるいファン”ならそもそも相撲を賭け事にしないんじゃないでしょうかね?

もし相撲賭博がヤクザによって大々的に行なわれているのであれば、是非ともそのシステムの詳細を知りたいものです。とくに千秋楽の大関にいくらハンデが切られているかを!

2010年6月17日木曜日

W杯が始まって初めて最後まで見ましたよ

日本戦は前半20分くらいでおネムだったしね。ご近所パブリックビューイングのお陰で叩き起こされたけど、耳栓して寝ましたよ

しかし、メッシって凄いね。あんな選手、日本には100年経っても出てこないんじゃないかね。世界トップレベルのチームがその実力を如何なく発揮するには、弱いチーム(日本、北朝鮮)じゃなくて、適度に強いチーム(韓国)とマッチアップするのが良いのかも。弱いチームだとガチガチに守るからブラジルでもドイツでも全然点が取れないけど、適度に強いチームだとそれなりに前に行こうとするから、そこに空いたスペースでメッシとかテベスみたいのがグリグリ活躍できるんじゃないすかね。マラドーナもかわいかったし。

それにしてもNHKの実況と解説はヒドイなぁ。何であそこまで韓国を贔屓するかね。アルゼンチンが4点目を入れたらお通夜みたいになっちゃったし。正直、韓国なんてどうでもいいんだよ。選手の名前だってイとかパクとかキムばっかで全然わかんないし。アルゼンチンの選手に比べたら大して上手くないものね。

ガッテン流目玉焼きを作ってみた

先週の「ためしてガッテン」を見た翌日に、近所のライフにて6個98円の卵を購入。早速、ガッテン流目玉焼きを作ってみました。で、以下、何度か作ってみて自分なりに見つけたコツをご報告。

・卵の落とし方――高さ10cmどころか3~4cmであっても卵黄は扁平形に潰れてしまう。ほぼゼロ距離から“卵黄を置く”ような意識で割り入れて、初めて真円に近い形を維持できる。

・卵を落とす器――このためお椀、丼、サラダボウルなどは不適。底が深いことから、ほぼ0cmから“卵黄を置く”作業が難しいため。2個の卵を割る際には難易度が急騰する。よってカレー皿など浅くて大きめの器が良い。ただの皿では卵白が流れてしまう。

・卵黄の焼き方――予めフライパンを加熱するか否かは好み次第だろうが、卵黄の形を限りなく維持したいのであれば、加熱前のフライパンに卵黄を置くのがベター。加熱時間を気にせず、慎重にスプーンを使って卵黄を置ける。スプーンで卵黄を置く作業に慣れているのであれば、加熱時間のことは考慮しなくても良いだろう。

・卵白の焼き方――濃厚卵白は火が通りにくいため、黄身を中心に薄く伸ばして――濃厚卵白を泡立てない程度にそっと混ぜて――注ぎいれると焼き上がりが美しくなる。もっとも蓋を使って加熱するのであれば、こうした配慮は必要ない。

・調理器具――テフロン加工のフライパンでの調理は必須だろう。この調理法では黄身が直接フライパンに接することになる。このため、鉄のフライパンに油を引いただけでは黄身とフライパンが癒着してしまうのではないか? 先に白身を流してから黄身を置けば問題は解決できるだろうが、その場合は黄身への加熱をコントロールし難くなると思われる。

で、実際に食べてみての感想ですが、黄身の風味と食感がいつもの目玉焼きと比べて「富士そばとそじ坊」「シマダヤのうどんと冷凍さぬきうどん」「明治のミルクチョコレートとヴァローナのタブレット・ジヴァラ」くらいに違いました。ゆで卵も目玉焼きも黄身については“半熟原理主義者”なんですが、ガッテン流で作ると、「黄身底面のクリスピーな味と中央部より上のクリーミーな味」がいい具合に混ざり合って、えもいわれぬ深い味わいになります。固焼きは固焼きで違った味わいがあるんでしょうが、こちらはまだ試していません。ともあれ、¥100以下の食材費でプロ以上の一品を食べてみたいのであれば、一度はやってみて損はないと申し上げておきます。

2010年6月16日水曜日

愛甲猛が語る「野球賭博」

最近、琴光喜関係でTV、新聞では野球賭博の話題がもちきりのようです。暴力団関係者や現役力士などの顔伏せインタビューが頻繁に流れるなか、古手の野球ファンのなかには、「なぜ、この男を出さない!」と憤慨している人も少なくないのではないでしょうか?

この男って誰だって?
愛甲猛に決まってるじゃないですか!

というわけで本日は、自著で野球賭博のことを赤裸々に告白したにも関わらず、マスコミからハブられ続けている愛甲の大傑作自伝『球界の野良犬』(宝島社)より、野球賭博について語っている部分を紹介します。

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「そのY氏がハマったのが野球賭博である。大張りをするY氏は、ノートに有力各投手の防御率、投手ごとの打者別対戦成績、チーム別の球場成績など、細かなデータを記入していた」
「ご存じない読者のために簡単に説明すると、ヤクザ組織により行なわれている非合法博打の野球賭博は、先発投手の防御率を元に、小数点単位に細かく刻まれたハンデがつけられる。たとえば阪神に1.5点のハンデがついた場合、試合は1対0で勝っても賭博の勝負は1対1.5で阪神の負けとなる。少なくて10万円単位、高いと数千万円張る人もいるが、Y氏はあらゆるデータを元に『このハンデで行けるかどうか』を判断、“美味しい試合”に賭けていたのである」
「『昨日1000万やられた。どうしても取り戻したいから、今日の6試合のうち、確実な試合を教えてくれ』」
「6試合のハンデを聞きながらスポーツ新聞を凝視すると、中日戦は微妙な数値。両チームともエース先発だが、2点差以上で勝たなければならない」
「『手を貸してもらえないか?』と言われたが、さすがに断った。手を貸すとは、中日に点が入って欲しくない場面で、代打に出る俺に『凡退してくれ』ということだ」
「そんなことできるわけがない」
「断る代わりに予想を伝えた。防御率トップ、3連勝中のエースが先発するパ・リーグの試合である。ハンデは微妙だったが打線は上向いており、かなりの確率で勝てるだろうと思われた。事実、予想通りとなり、負け分を取り戻したという」
「ご祝儀を差し出されたが、受け取れるはずもなかった」(189~191頁)

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TVや週刊誌で言われているような、「ハンデ=1点ごと」ではなく「ハンデ=0.1点ごと」なんですな。麻薬からドーピングまで、ほとんど実名で洗いざらい告白した愛甲にして関与を強く否定していることを考えると、球界における八百長のタブーがいかに重いものかが窺い知れるというものです。

なお、あまりにも面白すぎる『球界の野良犬』については、後日、キッチリと取り上げるつもりです。といってもニーズは全っ然なさそうな気がしますが……。

2010年6月15日火曜日

自粛で済むか! クビだクビ!

琴光喜問題の結論は「出場自粛」とのこと。

ヤクザが切り盛りする野球賭博にどっぷりハマることと、巡業すっぽかして母国のチャリティサッカーに出ることのどっちが悪いんだろう? 手前の受けた躾と教育が大幅に間違っていなければ、仲間内の決まりごとを破るより、明々白々な違法行為の方が悪いという結論になるんだけどなぁ。まぁ、手前としては別に出場自粛でもどうでもいいけど、結局のところ「クビにしろ!」っていう世論に抗えなくなるんじゃないかね? だったらさっさとクビにしときゃいいのに。

でも、これが相撲協会の結論だってんなら、ドルジにだけヒドイことをしたってわけだ。てか、協会に対する不満も含めたあらゆる悪評を一身に受けていたドルジは、協会にとっての被害担当艦だったのだなぁ……と改めて思いましたよ。もしこの件で琴光喜が辞めたとしたら、「日本人最後の大関」は、7勝7敗で千秋楽を迎えたときに地上最強の生物に変身する魁皇ってことになるわけだね。

追記:NHKのニュースによれば、まんま週刊新潮が書いた展開ってことだね。処分も保留とのこと。まぁ、お縄→解雇という流れですかね?

*読書メモ:競争と公平感

「いやぁ、面白かった。しっかしイイ本読んだなァ」

一日一冊くらい、過去の名作から最近のモノまでジャンルを問わず本を読んでいるんですが、こうした感慨を抱くことは年に1~2回もありません。最近は、兵頭二十八師の本くらいでしか満足感を得られていなかったわけですが(あ、今年初めに読んだ『世論の曲解』は本当に面白かった!)、昨日読み終えた『競争と公平感――市場経済の本当のメリット』(大竹文雄著。中公新書)は、久しぶりに「イイ本読んだ」という感慨を腹の底から味わわせてくれました。

どんな本なのか? 一言でいえば「競争と規制をテーマにしたエッセイ集」です。昨今氾濫している一般向け経済学本と同じジャンルではあるんですが、そのクオリティの高さ、わかりやすさ、内容の面白さは段違いです。自称エコノミストとかマル経上がりの経済学者とかのアレな本と並べるよりも、古き良き中公新書の名著――『地政学入門』とか『ゾウの時間ネズミの時間』とか――に肩を並べる一冊というべきではないか? と思わせるくらい、手前にとっては良い本でしたよ。

本書の内容で最も印象に残ったのは、「2:勤勉さよりも運やコネ?」(13頁~)で語られている反市場主義のハナシです。

政権与党の幹部が常日頃から「グローバルスタンダード良くない!」と語っているように、昨今、反市場主義、反競争主義的な言説(手前の考えでは社会主義的思潮)が政治の表舞台でデカい顔をしています。こうした風潮について著者は、各種調査、論文から「なぜ、日本でこうした考え方が広まっているのか?」を明らかにしたうえで、「市場主義と大企業主義の融合が、反市場主義をもたらした」と説いています。

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「小泉政権の政策は、市場主義的な政策と財界の利益誘導、利権獲得の両方が混じったものになっていたと解釈できる。市場主義的な政策は、財界の利害と一致するものもあったが、一致しないものもあった。~~中略~~つまり、市場主義という名のもとで、利権の仕組みの変更が行なわれただけで、実体はあまり変わっていなかったのかもしれない」
「結局、一番割を食ったのが市場主義である。市場主義が既存大企業を保護する大企業主義と同一視されてしまったために、反大企業主義が反市場主義になってしまっているのではないだろうか」
「構造改革に携わった大企業関係者が、「官から民」への移行に伴って利益を受けていたとすれば、それは市場主義的政策と無関係どころか相反するものだ。誰でも競争に参入できるという公平性が担保されていることが、市場主義の一番重要な点だからだ」(23~24頁)

~~~~~~~~~~~~~~~

この指摘には唸らされました。手前も含めて、案外多くの人が「市場主義」と「大企業主義」を混同しているのではないでしょうかね?(少なくとも社民党、共産党のサイトを見る限り、両党は――意識的か無意識的かは措くとしても――両者を混同しているように見えます)。大企業主義はダメだけど、市場主義自体は悪くない。というか、市場主義を尊重し、全ての人に機会平等を保証しなければ社会の発展はあり得ないわけでしょう。ここのところをキッチリと分けて考えることは、とても大切なことではないかと思うわけですよ。

そのうえで、いわゆる小泉改革について手前の考えを言うならば、「機会平等を奪い、結果平等を強いる政策」に比べれば、大企業主義という弊害を併せ持っていても、まだ「機会平等を保証する政策」の方がマシ――ってところでしょうか。そのくらい市場主義(=機会平等の実現)は大切なことだと考えています。

ここにきて菅内閣は、いわゆる新市場主義に近い政策(前原・仙石路線)を推し進めようとしているようですが、小泉改革と違う点は、「大企業主義を排さず、労組の意向も多く取り入れている」ことでしょうか。“市場主義の貫徹”という観点から見ると、小泉改革よりも後退しているように見えるのは、手前だけではないと思います。

と、このように、たかだか11頁のエッセイ一つでさえ、ここまで熱く語らせる――そんな魅力を持っている本ってことです。

このほかにも――

●『ウィキノミクス』の手法を使え――経済社会問題の解決も政治家、官僚だけに任せるより、必要なデータを全て開示して、広く周知を募った方がより良い解決法を見つけられるのではないか?
*こんなところにも『FREE』の考え方が出てくるとは。立花隆の言うように「インターネットはグローバルブレイン(笑)」とは思わないけど、通信コストが劇的に下がったことで政治体制も効率化するって流れは止められないのだろう。古代ローマがアテネみたいな民主主義を採らず元老院から帝政へと移行したのも、通信コストがバカ高い時代には、帝政が一番効率的な政治だったからであって、あの時代に電信があれば元老院からダイレクトに民主主義へと移行していた可能性も皆無ではないと思う。

●アメリカでは急激なスピードで所得格差が拡大しているのに、深刻な政治問題とはなっていない。一方、高齢化以外の要因での格差拡大の小さい日本では、格差拡大が政治問題化している。このような日米での所得格差の考え方の違いは、「所得が何で決まるべきか?」という価値観にある。アメリカでは「学歴や才能」で所得が決まるべきと考えている人が多く、日本では「選択と努力」以外の才能や学歴、運などの要因で所得格差が発生することを嫌っている。
*このような価値観の違いをわきまえずに、“貧困大国”とかいってわざわざアメリカのことを腐したり、それを読んで「新自由主義はダメだぁ~」というのは軽率ってことだね。そもそもアメリカの貧困層がそこまで困窮しているなら、なぜ、メキシコなりカナダに逃げないのか? 現政権を大多数の市民(貧乏人を含む)が選択していることを忘れてないか?

●市場が失敗することもあれば成功することもある。市場の失敗をもって「市場は悪い」というのはいかがなものか。市場が失敗する例は多いが、市場がうまく機能する場合も多い。スーパーに商品が並び、売れ残りや品切れがないのは市場経済が上手くいっているから。ソビエトではどうだったか? 市場経済のメリットを感じないのは、空気のありがたみを感じないことに似ている。
*100%同意。機会平等を奪い、少数のエリートが計画経済を主導する政治がどれほど派手に失敗したか(ナチスドイツ、大日本帝国、ソビエトロシア、毛沢東の中共、ポル・ポトのカンボジア……etc)。過去に学べば、社会主義や共産主義が大多数の国民に幸せをもたらさないことは明らかなんだけどね。「市場競争のメリットを最大限生かし、デメリットを小さくするよう規制や再分配政策を考える」(78頁)ことと、初手から金持ちから毟って貧乏人に配ったり、“頭の良い”政治家や官僚が経済政策を主導することには、天と地の差があると思うんですよ。

――と、読みどころの多い本だけに、政治、経済に少しでも興味があるのなら、手にとって損のない一冊だと思います。

2010年6月14日月曜日

普通に考えてお縄ですよねー

琴光喜が野球賭博認める 相撲協会に上申書提出

期日までに認めたら厳重注意で済ませるよってのは、あくまでも協会の都合であって、法律とは全然関係ないよね。ってことは、どう考えてもお縄にならなきゃおかしいわけで……てか、これでセーフなら何でドルジがあんなヒドイ目に遭わなきゃならなかったんだ? モンゴル人だから? 顔が白鵬みたく男前じゃなかったからか? それとも“ガイジン”ごときに千代の富士、大鵬の記録を抜かせたくなかったからか? 正直、黒い交際云々の話はどーでもいいけど、ドルジと他の力士との処分についての公平性は確保して欲しいものだ。じゃなきゃ、あまりにもドルジがかわいそうじゃないか!

交流戦が終わったけど……言葉もない

借金生活を前にすれば、アウェイでも超人的な力を発揮して負けるはずはない……そんなふうに考えていた時期が俺にもありました。

って、二日連続であんな試合を見せつけられたらねぇ、さすがに四半世紀来の落合ファンである手前でもキレ気味になるってもんですよ。初回、当たり前のように打たれる先発。ヒットの気配すら感じられない打線。スイスイ投げる相手ピッチャー。ベテランも若手も平等にマグマの片鱗すら感じさせないやっつけ仕事感――。

負けるにも負け方ってのがあるだろうよ! 一昨日といい昨日といい、あまりにも無抵抗すぎないか? 一体何が悪いのか? ポレにもわからないよ!

落合博満監督が就任して7年。今日までその手腕に疑問を感じたことはほとんどない。ないけど、ここしばらくの試合展開を見ていると、どうしてもいろんな疑問――今のチーム状態って実はかなりヤバいんじゃないのか? 本当にここから立て直すメソッドを持っているのか? 攻守ともあまりにも特定の選手に頼りきりじゃないか?――が浮かんでは消え、消えては浮かんでくるわけで。ここらで若手が大爆発したり、一昔前の佐藤充投手、去年の川井雄大投手みたいなラッキーボーイがでてこないと、なんだかこのままズルズルとAクラスキープのまま終戦となってしまいそうでねぇ。まぁ、ヤクルトとか横浜みたいに大型連敗をしないのが強みではあるけど、そんなことじゃ満足できないもの。

追記:高橋聡文投手に故障発生とのこと。4月からフル回転したツケが出てきたなぁ。去年までは馬なりで走ってきて「6月に5割前後」な成績だったけど、今年は精一杯走ってきて借金生活だものね。もう上がり目がないってことなのか?

2010年6月13日日曜日

マラドーナとベロンしか知らなかった

「稲葉が、稲葉がぁ!」
「ダル反則だろ。あんなの打てるわけないじゃん!」
――おお、もう! もう見てらんない(>_<)

……ふゥ。さて、TV切る前にニュースでも見るか……って、もうW杯って開幕してたのね。

いや、素で開幕していたことに気づかなかったですよ。世間並みに興味はあったつもりだったんだけどなぁ。やっぱりミヤトビッチとかベルカンプとかバッジョとかが出ていないから、どうでも良いと思っていたのかも。最近の選手のこと全然知らないから、見ても面白くなさそうだし。「サカつく」でも結局、過去の名選手ばっかり集めてるしなぁ。あ、でもマラドーナは見たいかも。試合前にリフティングとかしてくんないかな。日本代表? 自国代表がなすすべなく負けるところを見て何が面白いのさ。

というわけで、寝ながらアルゼンチンvsナイジェリアを見ていたんだけど、睡魔に勝てず前半30分前後にダウン。ベロンが元気にしていたことを確認できたことが収穫か。

2010年6月12日土曜日

「ギリシャ無双」ならハードごと買います

PS3もXbox360も持ってないし、これから買うつもりもないけど、コレはやりたい、やりたいぞ! でもせっかくなら、ペロポネソス戦争からディアドコイまでいれた超大作「ギリシャ無双」にして欲しいね。収録キャラクターだってアキレウス、ヘクトルだけじゃなくレオニダス、アレキサンドロスといったメジャーどころはもちろんのこと、ソクラテス、アリストテレスも入れられるし。で、映画『300』っぽい“正統派の無双”に加え、アガメムノンvsテミクレトスの時空を超えた大海戦とか、哲学者同士がシンポジウムで体を横たえながら目や口からビームを飛ばしあう“プラトンファイト”をやるわけですよ! って、本当に「ギリシア無双」が出たら、税金も保険料も全部ぶっこいてハードごと大人買いします!

世代交代と断じるには時期尚早かも知れないけど

井端弘和選手が登録抹消。「死球で骨折」「走塁中の肉離れ」みたいな原因のハッキリした“単純なケガ”での抹消というより、いろいろ積み重なって――死球、コンバート、打順変更など――の結果、いろいろと悪くして落ちたっぽいので正直心配。落合博満監督になって“単純なケガ”以外でスタメン落ちしたのも初めてなら、登録抹消も初めてだもの。中日スポーツを含めたスポーツ紙のサイトをササッと見る限り、あんまり大きなニュースになっていないようだけど、これは“落合中日”的には大ニュースだと思うんですけどね。レギュラーの中のレギュラーが、(一時的とはいえ)その地位を追われたわけなんだから。

ついこの間までの井端選手の存在感はとてつもないものだった。谷繁元信選手以上に替えの利かない選手で、実際、メンバーから抜けたときには、攻守ともに大きなマイナスが出ていたものだ。二遊間は不安定になって失点が増え、打線は淡白になり点が取れずと、その影響がモロに出ていたもの。

でも、一昨日の試合に限っていえば、悲しいかな「抜けて良かった!」ってのが本当のところ。もっとも、結果が出ていなくても、「最近の井端に比べれば全然OK!」というくらい、井端選手の状態がgdgdだったわけで。まぁ、攻守ともに井端選手に替えが利く選手が出てきたってことで、彼ら――一昨日の試合になぞらえれば野本圭選手と岩崎達郎選手――が、井端選手欠場という最大にして最後のチャンスをしっかりモノにできればいいんだけど、そのハードルは高いだろうね。

野本選手は「常時.300以上」、岩崎選手は「セリーグ一のセカンド守備」くらいがノルマになるんじゃないでしょうか。つまり、井端選手が戻ってくるまでに、このくらいの活躍ができていないと、シーズン中にレギュラーは奪えないということ。他球団なら「常時.250以上」「球団一の守備」くらいで我慢してもらえるんだろうけど、中日ではそうはいかないからね。

ただ、見方によってはレギュラーまでのハードルは低いといえなくもない。つまり、井端選手一人でやっていた仕事を、若手二人で分担すればいいわけだから。野本選手がダメなら他の外野手、岩崎選手がダメなら他の内野手が代わりになるだけのこと(といっても岩崎選手についていえば、既に合格といっていいんでしょう)。場合によっては、岩崎選手に限らず、堂上直倫選手に“一人二役”をさせてもいいわけだし。

こういう形で世代交代&新陳代謝が図れるのであれば、アライバのコンバートも「チームとしては成功」といえるのかも知れないけど……。なんだか釈然としないよなぁ。まぁ、いきなり若手を抜擢してクビを挿げ替えているわけではないし、環境変化に適応できなかった井端選手の自業自得(荒木雅博選手は適応できている)でもあるわけだけど、あまりにも婉曲なやり方だから違和感を感じるのかもなぁ。ウ~~ン……。

2010年6月11日金曜日

四番降格より井端スタメン落ちのがニュースですってば

借金生活を目の前にしてついに動きましたね。トニ・ブランコ選手の4番降格も驚いたけど、それより何より井端弘和選手のスタメン落ちには心からビックリ。ブランコ選手は無安打だったけど2つの四球を選べたのが収穫(特に初回見たのは偉かった!)だし、井端選手の打つ方の代役である野本圭選手もマルチヒットで期待に応えたし。岩崎達郎選手はノーヒットだったけど、こっちはとりあえず無難に守ってもらえればいいわけだから。動いた結果がことごとく当たるってことは、やっぱりこう「動くタイミング」ってのがあるのかもしれないなぁ。手前が「サッサと井端を外せ!」みたいに思っていた頃に動いていたら、こうは上手くいかなかったのかも。

で、結局、選挙は来月11日で決まりってことですね。菅首相の戦術は正しいし、自分が生き残るにはこの手しかない(=参院選で単独過半数を取らない限り、9月の代表選で小沢派に勝てない)から、打つべき手は限られていただろうけど。約束破りを平気でする政党ってイメージは、すでに国家間、国民間の約束を平気で破る詐欺師集団ってイメージが定着しているから、「毒を喰らわば皿まで」の覚悟なんでしょう。それにしても大臣辞任で連立維持って、もしかして民主党にとって最悪のシナリオじゃぁ……。いい加減スパッと切りたかったろうにねぇ(笑)。

次の参院選で自民党が勝てる可能性はゼロだろうけど、少しでも良い勝負に持っていくためには「政治とカネ」「普天間問題」ではなくて「マニフェスト詐欺」と「郵政改革」を争点に置くべきでしょう。小泉進次郎を前に立ててココを攻めるのが最善手と思います。民主党も「郵政改“悪”」をマニフェストに書かざるを得ないわけだから、ここを<レフト金本>のとこに集中打を浴びせたセリーグ各球団のごとく攻め続ければ、少しは活路を見出せるかもしれないんじゃないでしょうか。ほとんどの有権者は「民から官へ」は望んでいないわけだし。

ホントねぇ、こんな寝言を言ってる場合じゃないって。朝日新聞の書いていることの1/4くらいはウソだけど、これは本当。イデオロギーが争点になるなら、前の参院選や去年の総選挙でここまで民主党が勝つわけないじゃんよ。

追記:スパモニの擁護が酷すぎ。最善の落とし所? 選挙に影響はない? 選挙の前に通したら組織がだらける? アホか! 問題の本質は「3日前に明文化した約束を平気で破った」ことじゃねぇか。履行できない約束は最初からしちゃいけないんだよ。で、ナニか? 目的(選挙に勝つ)のためにはこういう手段(約束を破る)も正当化されるってか? こういうことを平気でいうからアカは信用できないんだ!

2010年6月10日木曜日

この内弁慶っぷりは一体何だ!?

ホームでは強いけど、アウェイでは勝てる気がしない。9安打も打ったとは思えないほど淡々と負ける。てか、実に見事な負けっぷり。この内弁慶っぷりは一体どういうことだ? てか気づいたら交流戦過去最低の成績だったりするし。まだまだ6月! これからこれから! と強がってられないのは、ファンとして訓練が足りないってことなのか? 手前が見る限り、明るい材料は一昨日投げた川井雄太投手くらいしかないような気がするんだよなぁ。その代わりといっちゃぁ何だけど吉見一起投手は離脱してるし。なんかこう、しばらくしたら爆発する気配が感じられないなぁ。

あっ、新井良太選手! プロ1号おめでとう。このペースで残りのシーズンを……って最後はゲッツーかい! このままだと今オフにも整理されちゃうよorz

追記:事務所費疑惑 蓮舫・川端両氏も追及へ 自民、質問主意書を提出

コレだってあるんだし、会期延長なんてしたかねぇよなぁ。支持率高いうちに選挙やっちゃえ! 国民新党との約束? 知るか! 単独過半数とったらええねん! というのは選挙戦略上とても正しいことだけど、国民を舐めきってるよなぁ。それでも支持されるのであれば、もう言うべきことはありませんよ。

2010年6月9日水曜日

*TV覚書:ためしてガッテン「まさか目玉焼きにまで革命ワザがあったとは」

普段は滅多に見ないけど、料理シリーズのときだけは仕事の手を止めてでも見るこの番組。今回は目玉焼き。何年か前の「ガッテン風水炊き」の回を超える大傑作でした。

・目玉焼きをおいしくつくるために欠かせないのは、「黄身の形を崩さないこと」。
・フライパンに卵を割って入れるとき、10cmの高さから落とすだけで黄身の形は真円から偏平になってしまう。
・黄身を構成する細胞(卵黄球)も10cmの高さから落とすだけで全て潰れてしまう。
・なのでフライパンに割って入れるときは、「我が子を扱うように」そっと入れることが肝要。
・目玉焼きのおいしさは黄身の水分量に比例する。水分量は少なければ味が濃厚になる。
・一般に新しい卵は黄身の水分が白身に溶け出しておらず濃厚でおいしい。
・黄身の水分を飛ばした濃厚な目玉焼きを作るにはどうすればいいか?
・答えは「黄身だけをスプーンで掬い、先に焼く」。こうして黄身の水分を飛ばし、頃合を見て残りの白身を入れる。こうすることで黄身と白身の固さも自分好みに調整できる。

見ているあいだ中「その手があったか!」と心の中で膝を叩きっぱなし。自炊歴18年余。柴田書店の料理本を常日頃から愛読しているくらいには料理について独学している手前ですが、全編蒙を啓かされっぱなしでしたよ。

卵はカロリーの割にお腹が膨れないから、ここ2年くらい積極的に食べてなかったけど、これは試してみなければ!





来るべき維新は「老人殲滅党」vs「若者撲滅党」のハルマゲドン

「最小不幸社会つくる」菅新首相、初の会見

「日本経済の立て直し、財政の立て直し、社会保障の立て直しを一体として実現する」ってことは、つまり増税不可避ってことですね。それも消費税を上げるから所得税をさげますよ的な税の組替えではなくて、ダイレクトに国民の懐から戴く形の増税であると。

おいコラ! 埋蔵金(笑)でどーにかせいよ。「生活が第一」じゃねーのかよ。そういうふざけたことを言ってっと自民党に入れるぞコラ! って自民党も消費税は10%に増税するとかいってるしorz

……もう投票するところが共産党しかねぇじゃねぇか! 

って多分、菅首相は「月刊総理」というか「体験総理」みたいなものだろうから、9月に小沢センセーが復活した暁には、消費税増税論なんてどこかに吹き飛んで、ガッポガッポ国債発行して岩手にダムと道路を作りまくりですよ! ってことになりそうだから、聞き流してもいいってことでもねぇよなぁ。小沢主導の民主集中制なんて共産党支配とほとんど変わらんし。

いやホント、往くも地獄引くも地獄。てか、ここからが本当の地獄ってこと? まさか「鳩山の方がマシだったと思う日が来るなんて……」ってことか? いまやるべきは増税じゃないだろう。どう考えたってのうのうと暮らしている高齢者に相応の負担を課すことじゃないのか? てか、極論だけど今日をもって60歳以上の人間が全ていなくなってくれたら、日本が抱えるほとんどの問題はスッキリ解決するんだけどね。

言葉は悪いけど「老人殲滅党」とかいう新党ができたら、いの一番に党員になるよ。イヤほんと。少なくとも第二次ベビーブーマーより下の世代の票を全部吸い上げられると思うけどなぁ。てか、本当の維新は、「民主党」vs「自民党」とか、政界再編後の第三極の台頭とかじゃなくて、「若者撲滅党」vs「老人殲滅党」のハルマゲドンじゃぁないかと思うんですけどね。

2010年6月8日火曜日

言うに事欠いて奇兵隊内閣って……

つまり米軍基地を焼き討ちしたりするテロリスト内閣ってことっすか?
そもそもお前ら政権与党だろうが。何でいまだに反体制運動したがるんだか……。

“床の間の肥溜め”よりはマシってことか?

支持率6割弱。川島正次郎の「政治は一寸先は闇」って言葉の意味を噛み締めているところですよ。今日参院選をやれば単独過半数を獲る勢いだものね。一週間前まで「獲れても40弱。下手したら30前半かも」なんて思ってたけど、看板の付け替えだけでこうも変わるとはね。もちろん1週間ごとに支持率は下がっていくだろうけど、1カ月後に30ポイントも下がってしまうとは考えにくい。精々、下落しても15~25ポイントでしょう。国会の会期が延長されて、投票日が7/25以降になれば話が変わってくるだろうけど。NHKで国会中継が流され、郵政法案審議でのデタラメな答弁(ホント、デタラメなんだこれが!)が報道されるようになれば、支持率もダダ下がりするだろうし。それでも鳩山内閣末期のような「支持率1割台」みたいなことにはならないわね。

となると、民主党にとって最悪のシナリオでも40議席前後は確保できるってことになって、菅首相は連立与党で過半数を取れなかった“大敗” ――ここに至っても民主党執行部が「勝敗ライン」を仄めかせすらできないってことは、単独過半数及び連立与党での過半数獲得は相当困難ってことなんでしょう――の責任を追求されることになって、8月末の普天間問題でもミソをつけて、9月の代表選で小沢派の誰かが新たな代表になると。そのときの代表が田中真紀子か原口か海江田か誰かはわかりませんが、まぁ、軽くてパーな奴がなるんでしょう。で、小沢が動いて公明党(足りなければみんなの党と新党改革も足して)と連立して、衆院2/3、参院過半数という絶対安定政権を樹立すると。これを阻止するためには、次の参院選で民主党の獲得議席が30台前半にならないといけないけど、こうなった以上、限りなく高いハードルだものね。

民主党政権=社会主義政権なわけだから、どう転んでも大きな政府志向であって、官僚&労組天国という状況は変わらず、当然のことながら景気回復なんてあり得ない。となれば地方選では苦労するんだろうけど、外国人参政権の施行と公共事業&地方交付金の締め付けで巻き返すと。現体制が3年続くとなれば、こういう利益誘導&脅迫を突っぱねられる自治体は少ないだろうし。で、3年後に政権与党は国民から見放されるも、その頃には小沢派は逃亡完了していて、新党●●とかに看板を変えて、現民主党のことを「守旧派」とかいってドブ板をやってるんだろうなぁ。

マニフェストで出来もしないことを謳って票を獲る詐欺――おい、埋蔵金(笑)ってどこにあんだコラ!――がまかり通るのは間違っていると思うし、目を逸らしたい未来ではあるけど、これも国民の選択ならしかたがない。公明党とみんなの党に節操があれば防げる未来かも知れないけど、コバンザメは強者にくっつくことで生き残ってきたわけだから、そういうのに節操を求めるってことは、和田アキコにしおらしくなれっていうようなものだからね。

……戦わなきゃ、現実と!

2010年6月7日月曜日

アスレティックビルバオ通信(サカつく日記):最終回

プロローグその1その2その3その4その5その6その7その8その9その10

スペインのビッグ3に数えられるサッカークラブ「アスレティックビルバオ」は……って、もう何も思いつきません(><)

・32年目。スポンサーはエミューマート。フレンドリーマッチはバレンシア。
・9月2週、ヨーロッパプライムカップを制覇。これでヨーロッパで挑戦できるカップ戦は全て制覇した。次は伝説のシャンパーニュシリーズ! これに勝つことでレジェンドが獲れるというのか?
・10月2週、ロシツキのexをゲット。連携タイプがピッタリだったから常日頃から司令塔に欲しいと熱望していたんだけど、まさかexで獲れるとは! これは大事に育成しよう。
・11月4週にはサビオラのレアをゲットするも、こちらは連携タイプが合わないので放出。なんだか凄くもったいない気がする。
・シャンパーニュシリーズだけど、このカップ戦を4点以下で乗り切ることでレフ・ヤシンを獲れるらしい。でも、別に欲しくはないんだよなぁ。連携タイプが真逆だから。
・1月2週、ブラックスパイダーカップを制覇。いずれの試合もギリギリの勝利。ヨーロッパでは無敵でも、伝説のチーム相手には分が悪いなぁ。
・2月4週、名波のレアをゲット! なんと山口とゴールデンコンビらしい。連携タイプはまあまあなのでユース契約で塩漬けにする。
・3月4週、トレゾールをゲット。もうこの頃になるとランク8の選手が来ても動じなくなる。トレゾール? 連携タイプが合わないから追い出しました。
・4月2週、カナリアFC82と対戦。「黄金の中盤」か、相手に不足はない……って強ぇーよ! 前半で2-0にされてしまう。
・でも、後半はこっちのターン。メッシのバズーカシュート、リトマンのフリーキックで同点にすると、ロスタイムにジョイルジャーノ先生の「ガラスのトラップ」が発動。見事PKで3-2に。そのまま逃げ切って勝利する。
・ジョイルジャーノはこの日のためにいたというのか! 悩みに悩んでヨベティッチを切って良かったなぁ。
・6月1週、ついにリーグ優勝を決める。最終成績は19勝2分0敗。2分はマドリード、バルセロナ。最後まで両チームには勝てなかった。

★優勝時のメンバー

FW:メッシ、パラシオ
MF:ダニー・マーフィー、マニシェ、リトマンex、ジョー・コール
DF:バジェラーリ、パスクアル、ビクトール・サンチェスex、リカルド・カルパーリョ
GK:ジュリオ・セザール☆

・得点王はパラシオ。32年やって初めて得点王を獲る。世界ランキングは7位。ついに一桁に手が届いた。もう上には川崎フロンターレもガンバ大阪もいない。なんてスガスガしいんだろう!

★全リーグ制覇を終えて――ここでサカつく日記はひとまずお終い。これ以上やってもキリがないしね。32年やってマラドーナも前園さんも見つけられず、当初考えていた4-4-2で司令塔をフリーロールにするという計画も全然手付かず。理想のチームまでは長い旅になりそうだ。それにしても今作は面白い。選手を選手としてみるのではなく、ポケモンにおけるモンスターというか、ドラクエにおける武器、防具のようなものと割り切れれば、「カップ戦に勝ってスクラッチカードで選手を収集する」という突拍子もない世界観も受容できるんじゃないでしょうか。リーグ戦の試合数が少ない気がするけど、携帯ゲーム機でサクサクやるということを考えれば、この改変もアリと思います。

アスレティックビルバオ通信(サカつく日記):その10

プロローグその1その2その3その4その5その6その7その8その9

スペインの新興サッカークラブ「アスレティックビルバオ」は、設立初年度からリーグのビッグ2を脅かす旋風を起こした強豪チームである。その強さの背景には、強固な連携と有能な監督、そして気力と体力が尽きたときに影からドーピングするオーナーと、一晩5000万円で11人の男を相手に奮闘するコンディショニングコーチ(女)の支えがあるという。

・28年目。スポンサーは築城総合建設。ロゴはダサいけど景品の「アメリカ券」に負けて契約してしまう。フレンドリーマッチはポルトガル。
・ここで選手契約を一新する。どんなに力があっても連携タイプが「個人」「テクニック」寄りでない選手は全て放出することにする。イタリアリーグ参戦から10年以上に渡ってチームの屋台骨を支えてくれたヤンクロフスキともここでお別れ。なんというか、こういう選手のために「マイ殿堂入り」ができるようになっていたいいのになぁ。ともあれ長い間ご苦労さまでした。あと、アンリexともお別れ。
・これによりチームには、「フィジカルの弱い個人技頼りのエース様」ばかりが溢れることに……。
・あわせてコーチにより良い人材を登用し、各選手の個人スキルと爆発条件との関係にも注意するなど、本格的に育成を重視することを決める。
・リーグ移籍から時間が経っていないため、格落ちしたカップ戦では当然のことながら快進撃。スペインフレンドシップリーグ(10月4週)、スペインフレンドシップカップ(12月2週)、マドリードカップ(2月2週)、スペインウィナーズリーグ(4月4週)を制覇。
・リーグ最終成績は3位。ビッグ2には力及ばずか。世界ランキングは40位。

・29年目。スポンサーは皇百貨店。景品の3年契約書が欲しい! フレンドリーマッチはマドリード。
・8月2週。気づいたら高コストスカウトが2つあったので、ここで初めて使ってみる。これまでは個人スカウトかテクニックスカウトばっかりだったんだよなぁ……って、ランク7とかわんさか出るじゃん! やっぱりスカウトに金掛けなきゃダメだったのか。そんな単純な事実に29年目になって気づくとはね。
・カップ戦はスペインカップ(9月2週)、ダイナソーカップ(1月2週)、ドラゴンカップ(5月2週)を制覇。
・4月3週には500人以上の選手を集めたとのことで、ミクレス監督との契約が解禁されることに。秘書曰く「世界最高クラスの監督」とのこと。
・それにしてもスカウトを替えると世界が変わるねぇ。出てくる選手の質が格段に上がるし、レアの選手もそこそこ出てくるからねぇ。まぁ、連携タイプ的に使える選手がいないのが寂しい限りなんだけど。
・リーグ最終成績は4位。世界ランキングは32位。

・30年目。スポンサーはエミューマート。フレンドリーマッチはセビリア。新加入した高コストメンバーが多くなってきたので、今年は完全ターンオーバーを復活。マドリード、バルセロナとの対戦時にだけ、カップ戦メンバーを回すことにする。
・カップ戦は絶好調。ヴィクトリーズカップ(9月2週)、アフリカスーパーリーグ(11月4週)、アフリカナショナルカップ(1月2週)、アフリカクラブチャンピオンシップ(4月2週)、ヨーロッパシルバーチャレンジカップ(6月4週)を全て無敗で制覇。
・しかし、リーグ戦は2位。バルセロナに一歩及ばなかった……てか、ちょっと手がつけらないぞコレ。世界ランキングは21位。

・31年目。スポンサーはエミューマート。フレンドリーマッチはビジャレアル。新加入した高コストメンバーが強くなってきたので、今年こそはリーグ優勝できるはず。カップ戦も手ごわくなってきたので、今年は二強相手でも完全ターンオーバーを貫くことを誓う。
・10月2週、ヨーロッパゴールドチャレンジカップを制覇。その最終戦でベルトーンのレアをゲットする……ってベルトーンって誰? 連携タイプが合わないからすぐ放出しちゃったけど。
・一方、1月2週にゲットしたピルロは、連携タイプがピッタリだったので、チームの柱として育成することに。フリーキックが得意そうなのはいいけど、本当ならもっとガシガシ守れるのが欲しかった。でもそういうやつはテクニックよりフィジカル重視なんだよなぁ。
・それにしても高コストスカウトの威力はスゴイ! 3月3週にはテベス、4月4週にはマケレレのレアをゲット。マケレレはスタミナ十分で当たりが強い最高の選手なんだけど連携タイプがなぁ……泣く泣く放出。
・結局、その後のカップ戦はヨーロッパスーパーリーグ(2月2週)、ヨーロッパプライムリーグ(6月2週)を制覇する。カップ戦フルメンバーなら、もう欧州のどこにも敵はいないな。
・でも、リーグ戦はまたしても2位。優勝はマドリード。これに負けたのが最後まで響いた。世界ランキングは22位。

★ここまでの感想――こんなことならサッサと高コストスカウトを使えばよかった。レア、ex選手が出てくる確率がパネぇっすよ。これは体感的なものだけど、ランク5とランク7の違いはあまり感じられないけど、ランク7とランク8の違いは歴然としているなぁ。もっとも全ての選手を完全に育てきっているわけではないんだけど。あと、連携タイプ重視の方針にしてからは、パスがもりもり繋がってきたような気がします。でも、結局、一人ドリブルでPAまで突っ込んで「ガラスのトラップ」でPKを貰うジョイルジャーノ先生が一番活躍しているわけで、連携が良くなってもあんまり意味がないような気が……。

2010年6月6日日曜日

ポーツマスシティ通信(サカつく日記):その9

プロローグその1その2その3その4その5その6その7その8

イギリスリーグの強豪クラブ「ポーツマスシティ」は、テクニックに優れ個人技に走る選手を11人揃えたチームである。「チームプレイ? フィジカル? それどんな食べ物?」な我がチームにおいて、「フィジカル任せの組織頼り」な連携タイプが多い日本選手は居所がないという。

・26年目。スペインリーグに移籍したいけど、お金がないので断念。スポンサーはリリオ銀行。フレンドリーマッチはマンチェスターFC。
・ここでふと思い立ち、抽選会場に入ってみる。手許にある抽選券はヨーロッパ券1枚、3大リーグ券1枚、ラッキー券1枚。リセット厳禁だからしょぼい選手が出てくると泣くに泣けないけど、主力の契約更新が上手くいかなかったので、背に腹はかえられずエイヤッと引くことに。
・結果は、三大リーグ券でメッシ、ラッキー券でリトマンexをゲット! これは嬉しい。他の2枚? ハズレでした……。
・というわけで大々的な世代交代を行なうことに。これも完全ターンオーバーをしなかった代償か。
・9月2週、スタジアムを建設。ついにLV3に。8つの施設をフルに使えば、多分、1年後には投資金額以上の回収が可能なはず。
・カップ戦は相変わらず絶好調。9月2週にイングランドカップを制覇。そして1月4週、ついにヨーロッパクラブチャンピオンシップを制覇する!
・決勝戦はミラノFC。これまでとはレベルの違う強豪チームに大苦戦! 2-2で引き分けるもPK戦(5-4)で勝利を掴む。

★優勝時のメンバー

FW:ジョイルジャーノ、ディアマンティ
MF:ヨベティッチ、エジミウソン、リベラーニ、都倉
DF:ヤンクロフスキ、井原、ゴーテン、オッド
GK:アンケ

・ここで思いもよらぬエンドロールスタート! 風船割りに全ての集中力を使い、見事51億円をゲットする。金欠だったからこれは助かる。手元の資金は259億2384万円に。あわせてコスト+3、クラブハウス3が解禁となる。
・5月4週に森本、6月4日に曽ヶ端のレアをゲット! 嬉しいことは嬉しいけど、1つしかないレア枠はジュリオ・セザールで埋まっちゃうからなぁ。
・リーグ戦最終成績は2位、世界ランキングは27位。

・27年目。未踏の地、スペインリーグへと移籍する。リーグ移籍のごほうびアイテムはもちろん全買い。スペインパックでアンリexをゲット! こっちはウイングではなくセンターFWの適正が真っ赤なのね。でも、連携タイプが真逆なので使えないよなぁ。
・ホームはビルバオ、クラブ名は「アスレティックビルバオ」にする。スポンサーは貧乏人の友・皇百貨店。フレンドリーマッチはビジャレアルだ。なお、リーグ移籍に伴いフンデラマス監督との契約が解禁となる。
・9月2週、スペインローカルカップをサクッと制覇。あわせてスタジアム、クラブハウスを改築する。手元の資金は68億9322万円。
・10月2週、三大リーグ券でリカルド・カルパーニョをゲット。ランク6だけど連携タイプがピッタリ! ヨベティッチの後継者は君だ!
・カップ戦は、スペインローカルリーグ(11月4週)、スペイントライアルリーグ(1月4週)、イースタンヨーロッパカップ(3月2週)、スペインチャレンジカップ(5月2週)を制覇。なお、12月4週にはビクトール・サンチェスのexをゲットする。
・リーグ戦最終成績は2位。世界ランキングは31位。
・ここでふと気になってJ1のベストイレブンを見てみると……

FW:エムンバ、原田
MF:ジード、レナルディ、リンドバーグ、ルンバルド
DF:槙野、ロマンド、森重、ジョルジョ
GK:内田

……いま、Jリーグに戻って、果たして優勝できるんだろうか? J2にはラウドルップ、スキラッチ、ドゥンガもいるし。

★ここまでの感想――100億円出してもいいから、年度の変わり目に契約書を売って欲しい。お金任せでスイスイと契約できたらどれだけ気持ちの良いことか! でも、簡単に契約できないからこそ、ある程度先を見越して戦力の新陳代謝をする必要があり、使いたくない選手も使わざるを得ない状況に追い込まれる(=みんながみんな同じようなチームになる弊害を防ぐ)わけで……う~ん悩ましい。と愚痴っているのは、「ガラスのトラップ」(ぶっちゃけシミュレーション)でPKを取り捲るエース・ジョイルジャーノを残すために、もう少しカップ戦で仕事をして欲しかった司令塔・ヨベティッチを切る――後継者であるリトマンはまだまだ“弱い”のでカップ戦には使えない!――という苦渋の決断を迫られたからですよ。ええ。

ポーツマスシティ通信(サカつく日記):その8

プロローグその1その2その3その4その5その6その7

港町ポーツマスに誕生したサッカークラブ「ポーツマスシティ」は、Jリーグ、イタリアリーグでクラブを運営してきた自営業・都築有が所有しているサッカークラブである。貧乏人だった彼が、なぜ、世界各国の有名選手を買いあされるほどの財を成したのか? その謎の答えは、彼の手許にある「魔法のランプ」だけが知っているという。

・24年目。イタリアリーグ連覇という偉業を達成した我がチームは、イングランドリーグへの移籍を決断する。現時点で世界最高レベルのリーグらしい……というか手前の知識では世界最高峰のサッカーリーグはセリエAなんですが? いつのまにプレミアリーグが世界最高ってことになったんスかね?
・本当はイタリアリーグでがんばっていたかったけど、世界を転戦してカップ戦を勝ち抜かないとレジェンドクラスの選手を獲得できなさそうなので、「ナポリで『戦術はマラドーナ』ごっこ」の目標は一先ず封印する。
・リーグ移籍のごほうびアイテムを中身を見ずに全買いしたら、残り資金が13億2649万円に。こらアカン! と、リセットしそうになるも「リセット厳禁」というオレさまルールを課しているので、泣く泣く継続することに。これは増築もアイテム購入も諦めないとな。
・金欠なのでスポンサーは迷わず皇百貨店に。ロゴはダサいけど、これで40億円ゲットだ。フレンドリーマッチはマージサイド。
・9月2週にイングランドローカルカップをサクっと制覇。これで全施設の改築が解禁になる。まぁ、当面は縁のない話だ。ただ、カップ戦のレベルが劇的に下がったので、ここからはカップ戦のメンバーに1.5~2戦級を回し、リーグ戦での勝利(あわよくば1年で優勝すること)を目指すことにする。
・それでもカップ戦では負け知らずで、イングランドローカルリーグ(11月4週)、イングランドトライアルリーグ(1月4週)、カリビアンカップ(3月2週)、イングランドチャレンジカップ(5月2週)を順当に制覇。
・リーグ戦でも順調に勝ちを拾うも最終成績は3位。世界ランキングは37位となった。
・リーグ戦はほとんどフルメンバーで戦ったので、この成績には正直ショック。厨チームはイヤだけど、やっぱり絶対的な戦力が足りないのか?

・25年目。スポンサーはリリオ銀行。フレンドリーマッチはケルト。水野を狙うもハズレ。
・今年は本気の本気で優勝を目指す。フルメンバーで戦うだけでなく、いつものように「試合は3倍速で流しっぱなし」にするのではなく、「等速できちんと采配する」ことにする。
・これまでは「サッカー素人のオーナーが采配に口を出すのはいかがなものか?」という遠慮があったけど、監督に任せっぱなしだと選手交代一つしてくれないからしょうがない。
・8月2週、スタジアムを改築。これで施設も多く作れる。再来年にはスペインリーグに移籍したいので、そのための投資だ。だからこそ、契約期間の関係で戦力が整っている今のうちに優勝を決めたいものだ。
・8月2週、ノルディックカップを制覇。ここで佐藤寿人(2回目)をゲットするも、「ゴールデンコンビの相方を探せ!」というクエストが発生。期間は3カ月。無理、絶対無理。まずゴールデンコンビの相方が誰かわからないし、エントリーしているカップ戦には日本人が出てこない。3カ月で試合は6試合。そこで希望の選手にめぐり合える確率は……? このクエスト考えた奴はバカじゃないだろうか。

・カップ戦は采配しなくても絶好調。イングランドフレンドシップリーグ(10月4週)、イングランドフレンシップカップ(12月2週)、ロンドンカップ(2月2週)、イングランドウィナーズカップ(4月4週)を制覇。
・リーグ戦は等速で采配……といっても、やってたのは「体力回復」「精神回復」をチマチマやったくらい。ただ、こうして選手のコンディションを保つことでジャイルジーニョ、ヨベティッチらがスキルを連発。これにより相手チームが弱ってきた70~80分頃にゴールを叩き込む――というパターンで勝ちあがる。
・5月1週、この1戦に勝てば優勝という試合(対ノッティンガム戦)に3-0で勝利! 見事リーグ優勝を決める。
・リーグ最終成績は20勝1分の無敗。世界ランキングは45位。

★優勝時のメンバー

FW:ジョイルジャーノ、カベナギ
MF:ヨベティッチ、エジミウソン、リベラーニ、モッタ
DF:海堂、セビナ、カセレス、セイタリディス
GK:ジュリオ・セザール☆

★ここまでの感想――3つのリーグで優勝。ゲーム内時計とはいえ、さすがに四半世紀もやると少し飽きが出てくる。なるべく攻略っぽいことはせず、ダラダラやろうと思っていたけど、ここまでやるとどうしても近道(攻略)を選んでプレイしたくなるわけで……。てか、最初からリーグ戦とカップ戦メンバーを完全ターンオーバーにせず、適宜入れ替えてやっていたら10数年で全リーグ制覇できたんだろうけどね。さて、残るはスペインリーグだ!

2010年6月5日土曜日

FCナポリ通信(サカつく日記):その7

プロローグその1その2その3その4その5その6

イタリアリーグのプロサッカークラブ「FCナポリ」は、イタリアリーグで北部のチームと対等に戦っている南部のチームである。なお、このチームには「10番」はいない。なぜなら、この番号をつけるべき選手は後にも先にも唯一人しかいないからだ。

・21年目。スポンサーは田中発動機。3年継続であるのと景品が良いため。フレンドリーマッチはフローレンス。試合に勝ってヨベティッチをゲット。なかなか良さげな司令塔だ。連携タイプがもう少しテクニック寄りであればなぁ。
・8月2週にスタジアムを増築。1月1週にはクラブハウスを建築。残り資金は206億4755万円。
・カップ戦は、ローマカップ(9月2週)、イタリアウィナーズリーグ(11月4週)を制覇。イタリアカップは決勝戦で敗退。てか、ミラノFCが強すぎる。なお、1月1週には世界ランキングが40位を突破し、マテゥガ監督との契約が解禁となった。
・リーグ最終成績は5位。世界ランキングは45位。

・22年目。スポンサーは田中発動機。フレンドリーマッチはミラノFC。試合に負けてスタンコビッチをゲット。ただ、連携タイプが合わないんだよなぁ。
・8月2週、念願のイタリアカップを制覇。これによりバンディリ監督との契約が解禁。
・その後のカップ戦は、パンアメリカンチャレンジカップ(10月4週)、アメリカウィナーズカップ(1月2週)、コパラプラタ(5月2週)と全て制覇する。
・ハイレベルなカップ戦で戦い続けることで、ようやくコスト6~7の選手がちらほら見え始めてくるようになる。9月4週にはレアのジュリオ・セザール、2月3週にはジャイルジーニョをゲットする。ファルケもいたけど、これは獲れなかった。
・なお、この年は、これまでのようにカップ戦メンバーとリーグ戦メンバーをキレイに分けるのではなく、大部分のハイレベルな選手を初めて併用。リーグ戦での優勝を目指すことに。この戦略に合わせてクラブハウスとスタジアムに疲労回復施設を作る。
・結果、リーグ戦でも絶好調。6月1週には優勝を決めた。完全ターンオーバーだったら、あと数年は優勝できなかっただろうなぁ。ミラノFCとの戦いで引き分けたのも大きかった。
・リーグ戦最終成績は16勝4分1敗。エンドロールの風船割りは44億2000万円。世界ランキングは39位。

・23年目。リーグ移籍を考えるも、カップ戦を継続していたので一年だけ残留することに。スポンサーは田中発動機。フレンドリーマッチはフローレンス。
・8月3週、スタジアムを建設。残り資金は342億2932万円。
・カップ戦はアメリカクラブチャンピオンシップ(10月2週)、ヨーロッパスペシャルカップ(12月2週)、ヨーロッパウィナーズカップ(3月2週)を制覇。これによりヨーロッパクラブチャンピオンシップへ挑戦できることに。
・で、ヨーロッパクラブチャンピオンシップに挑戦するも予選敗退OTL。欧州トップはやっぱり強い!
・1月2週、ロビーニョをゲット。でも、連携タイプやポジションを考えると使いどころがないなぁ。
・6月3週にリーグ優勝。世界ランキング26位。イタリアリーグ連覇をもって満を持してイギリスリーグへの移籍を決断することに。

★最新のベストメンバー

FW:ジョイルジャーノ、フンテラール
MF:ヨベティッチ、スタンコビッチ、リベラーニ、都倉
DF:ヤンクロフスキ、オッド、ゴーテン、槙野
GK:アンケ

★ここまでの感想――2つのリーグで優勝。本来ならそろそろ飽きてもおかしくないんだけど、全然面白い! 最近のサッカー選手はほとんど知らないので、変なこだわりなく遊べているのが良いのかも知れない。大体、サッカーに詳しかったら「カップ戦に勝って選手獲得」とか「アノ選手とコノ選手を平気で共存させる」みたいなことは許せないだろうからね。

FCナポリ通信(サカつく日記):その6

プロローグその1その2その3その4その5

イタリアリーグのプロサッカークラブ「FCナポリ」は、一頃のシアトルマリナーズのように、日本人ばかりを抱えているチームである。その理由は、試合中、監督の頭越しに采配を振るうオーナーが、日本語しかできないためだという。

・16年目。スポンサーはブラッカージェム。フレンドリーマッチはボルドー。特に狙いはナシ。選手の名前と顔が全然一致しないし、高いランクの選手もいなかったし。で、取れたのがカベナギ。とりあえずユース契約にする。
・カップ戦は相変わらず好調。ノーザンアフリカカップ(8月2週)、アジアアフリカサマーカップ(10月4週)、アメリカオータムカップ(12月2週)、ヨーロッパウインターリーグ(3月2週)、イタリアフレンドシップリーグ(5月4週)を制覇。
・リーグ最終成績は14位。世界ランキングは78位。

・17年目。スポンサーは鈴香苑。ロゴはダサいけどお金は魅力。って日本人選手と契約するとボーナスだって!? 要するにカズとかヒデとかの契約みたいなものか。焼肉チェーンってところが松井秀喜を連想させて妙にリアルだ。
・フレンドリーマッチはローマ。OMFが欲しかったけど、獲れたのはタッディ。まぁ、OMFに適正があるからいいか。
・8月2週にはイタリアフレンドシップカップを制覇。プガン監督との契約が解禁に。その後もカップ戦は快進撃が続き、ワールドサマーツアー(11月2週)、ワールドオータムツアー(2月2週)、アジアチャレンジカップ(6月2週)を制覇。
・リーグ最終成績は10位。世界ランキングは72位。Jリーグの時と同じように、少しずつチーム力は上がってきているようだ。

・18年目。スポンサーはレガーロ電気。フレンドリーマッチはASミラノだったけど、0-1でまさかの勝利! フンテラールをゲットする。ようやくケネディを超えるFWが来たようだ。
・リーグで育ちきった選手をカップ戦に投入する戦略は相変わらず、契約更新もこっちを優先しているので、今年もカップ戦は絶好調。アフリカトライアルカップ(9月2週)、サウザンコンチネンタルカップ(1月2週)、ワールドウインターカップ(4月2週)、ヨーロッパスプリングカップ(6月2週)を制覇。
・お金に余裕が出てきたので6月2週にオフィスを増築する。これでコスト面で大分余裕が出てきた。
・リーグ最終成績は15位。世界ランキングは82位。

・19年目。スポンサーはレガーロ電気。フレンドリーマッチはミラノFC。
・カップ戦は新たに挑戦できるものがなく――8月ではワールドスプリングツアーにエントリーできない!――、適当な大会にエントリーすることで流す。リーグ優勝を目指してもいいけど、そこそこ高いコストの選手もいるから育成しなきゃらなんし。というわけで、今年は蓄財に専念する。
・リーグ最終成績は11位。世界ランキングは58位。

・20年目。スポンサーはレガーロ電気。フレンドリーマッチはミラノFC。1-1で引き分けモッタを獲得する。
・8月2週、ようやくワールドスプリングツアーを制覇。これにより新たなカップ戦に挑戦できることに。
・ヨーロッパトライアルカップ(10月2週)、ノースセントラルアメリカカップ(2月2週)、ノーザンコンチネンタルカップ(6月2週)を制覇。ジョケ監督との契約は解禁となる。
・ここらのカップ戦あたりで、コスト5~6の選手がコンスタントに出てくるようになってくる。リーグ戦のメンバーもコスト4~6が中心となってきた。
・ここにおいて、以下のような選手獲得方針を決めることにする。

◆日本人はランク5以上、外国人はランク7以上が出たら、スクラッチアイテムを使って獲得を目指す
◆ランク5以上のレア、Exが出たらピンポイントを使っても獲る。
◆上記選手でも連携タイプが「個人、テクニック志向」でない場合は獲得を見送る。

・というわけで、長年我がチームの主軸を担っていたディエゴ・ミリートとは、契約更新しないことを決める。彼、コストの割に“強く”なかったんだよな。まぁ、マジメに育成しなかった手前が悪いんだけど。
・それにしても20年もたってレアが槙野、Exが黒崎、セイタリディスだけってのはどうよ? 手前の箱庭にはレア、Ex選手が誰一人としていないというのか?
・リーグ最終成績は4位。世界ランキングは54位。ようやく上位に食い込めた。来年は本気で優勝を目指そう。

★最新のベストメンバー

FW:フンテラール、岡崎
MF:リベラーニ、福西、ケイタ、ラモス
DF:ヤンクロフスキ、セイタリディス、槙野、井原
GK:アンケ

★ここまでの感想――なかなか良いコーチ、スカウトが来ない。世界ランキングが低いからかなぁ。選手が完全に育ちきらないから「中途半端なコスト7」と「優秀なコスト5」の選手との差があんまりないのがね。まぁ、現実世界ではハッキリとしたランク付けをするのが不可能であることを考えると、これはこれでリアルなのかもしれないけど。しかし、同じような作業が続くとはいえ、舞台が変わる&少しずつレベルアップしている実感が感じられるためか、飽きずに楽しめるなぁ。アノCMは決して誇大広告ではないですよ。

2010年6月4日金曜日

FCナポリ通信(サカつく日記):その5

プロローグその1その2その3その4

八丈島初のプロサッカークラブ「八丈シナーズ」は、カリオカを中心に中央突破の一点張りでJ1優勝を果たしたチームである。「FCナポリ」は、この八丈島のチームの魂を受け継いだイタリアリーグのチームである。「FCナポリ」はマラドーナをチームに迎えるために、世界各国のチームと闘うのだ!

・15年目。J1優勝を果たした我がチームはイタリアリーグへの移籍を決断する。なぜ、イタリアかって? マラドーナが一番長く在籍したナポリにチームを置くためですよ!
・手前的にはここからが本番。ナポリを本拠地に置いて、ユニフォームをスカイブルーのシャツとホワイトのパンツという黄金期仕様にして、カレッカとマラドーナを招聘するのが当面の目標ですよ!
・移籍資金25億円を払った後の資金は389億2484万円。移籍にあたっては、特別なアイテムを購入できるチャンスがあるとのこと。変なユニフォームとかコスト上限とか契約書とかイタリア人パックとか……全部合わせて110億円也。もちろん全部購入。 
・イタリア人パックの中身は、ヤンクロフスキ、デルベッキオ、グラーバ、カンベリーニ、カニーニ、フランチェスキーニ。ヤンクロフスキは当チームにとって初のランク7選手。
・スポンサーはブラッカージェム。理由はロゴがカッコイイから。フレンドリーマッチはミラノFC。試合を見ると、スタジアムに高い金網があって、いかにも向こうのスタジアムっぽい感じだ。3-2で負けてディエゴ・ミリートをゲットする。
・イタリア移籍にあわせてヘリクソン監督との契約が解禁。ただ、今は中央突破LV2を覚えたいのでジーノ監督で行くことに。
・8月2週。スカウトや売店などの関連施設を立てて、残った資金は280億2484万円。14年も粘ったからか懐が暖かすぎ。

・ここでイタリアリーグ初戦のメンバーを紹介。

FW:イディセビッチ、ディエゴミリート
MF:セイッチ、フランチェスキーニ、デルベッキオ、西
DF:ヤンクロフスキ、ガンベリーニ、井原、グラーバ
GK:アンケ

西、井原を除く全員がLV1。これはリーグ全敗もあるかもね。リーグ初戦はベルガモ相手に2-0で敗北した。

・9月2週、イタリアローカルカップを制覇。これにより全施設をLV2に改築できるようになったので、全ての施設を改築する。剰余資金は146億7326万円。まだまだ大丈夫。
・11月4週、イタリアローカルカップを制覇。1月2週にはイタリアチャレンジカップを制覇。マンチーニ監督が解禁となる。
・しかし、リーグ戦は連敗街道まっしぐら。2月3週には11連敗を記録。
・秘書のコメントによると、「サポーターからのののしりに耐えかね、試合後倒れこんでしまう選手もいます」とのこと。多分、イタリア語で「たのむからやめてくれジーオ」「その采配は王間違い」とかいう横断幕が出ていたのだろう。
・一方、カップ戦は依然絶好調だ。3月2週にはバルカンカップを制覇する。
リーグ戦で初の引き分けは4月3週のこと。初勝利は5月1週だった。……長かったなぁここまで。
結局、イタリアリーグの最終成績は22位に終わる。世界ランキングは75位。

★ここまでの感想――「FCナポリ」ってクラブ名にしたんだけど……「ナポリFC」ってクラブが既にあるんじゃん! ユニフォームも現実の「ナポリ」と同じだし。これは変えたい、と思っても取り返しがつかないんだよなぁ。あと、何の気なしに世界クラブランクでJリーグチームのメンバーを見ていたら、ヴェルディに舞薗昌樹(前園さん)の姿が! これは欲しい、欲しいぞ! でも、イタリアリーグでランク5のドリブラーがどこまで通用するのかといえば……。

2010年6月3日木曜日

オタキングexオワタ\(^o^)/

正直、著作の大ファンだったので、やっていることを全否定するのは心苦しいんだけど、これで踏ん切りがついた。もし大金持ちになっても絶対に入社しないし、少なくともオタキングexでやることは一切信用しないことに決めた。まぁ、新刊が出たら買うけどね。ダイエットを成功に導いてくれた恩もあるし。でも、手前の中での格付けは「先生」から「センセー」に落ちました。

プロスピでアノ展開なら、コントローラー投げつけます

「風呂入ってきたら……あれぇ」どこじゃねぇぞ、これ。高橋聡文投手も人間だから打たれることもあるけどさ。他の中継ぎは、あんなのしかいないからしょうがないってことか? これからは7点差みたいな大差じゃなくて、常に2~3点差の緊張感ある展開にして二線級の中継ぎを出さない展開にしなきゃ勝てないってことか? 冗談じゃない! あと何試合あると思ってんだ! あと、井端弘和選手。監督命令で休ませて欲しいよなぁ。悪いけどアレなら外野の“ドングリーズ”に打たせて経験積ませた方がマシだもの。って、それにしてもT-岡田選手と平田良介選手は随分差が開いたなぁ。やっぱりタニマチや地元ファン、地元TV局にちやほやされる“田舎のプレスリー”になると才能を腐らせてしまうのかね。まだ、6月も始まったばかりだから、冷静に考えれば悲観する必要は全然ないんだけど。あと、どうでもいいけどディオニス・セサル選手。やっぱり暑くなってくると本当に調子が上がってくるのかね? 少なくともビョン様は一試合4安打なんて活躍はしなかったものなぁ。

って、二日続けて愚痴るのは健康に良くないですね。こんなこと書いても辛気臭くなるだけだし。まぁ、交流戦でセリーグに勝ち越しチームが一つとしてないことをもって、この猛り狂う我が心を無理矢理納得させることにしますよ。

追記:「川南町長しつこくゴネる」農水省職員が日報に

<赤松口蹄疫事件>関係の話。赤松農水相もクズだけど、農水省もクズってことだね。『告発は終わらない――ミーとホープ事件の真相』(赤羽喜六、軸丸靖子著。長崎出版)にも農水省、農政事務所のクズっぷりがあますところなく描かれているけど、こういう記事を読むと「きっとこいつらは、1日に1秒でも農家とか漁師とか消費者とかのことを考えたことがないのだろうな」ということが確信できるわ。あ、でも、そんな農水官僚よりも、赤松農水省の方が10倍くらいクズで無能だと思うけどね。

2010年6月2日水曜日

自民党にとって最悪のシナリオ

民主党が次の参院選で、確実に40~50議席奪取できる戦略を考えてみますた。

・蓮舫首相(及び官房長官)――次に改選期を迎える参議院議員ってだけで絶対にあり得ないけど、これをやられたら一番イヤでしょうね。個人的には小憎らしくて嫌いだけど、しゃっ面だけは一人前以上なのでTV映えするからなぁ。初の女性総理大臣ってことで話題性も十分だし。まぁ、首相には代議士がなるのが通例なのでアレですが、官房長官に大抜擢すれば、自民党は戦いづらいでしょう。

・小沢一郎への離党勧告――政治資金問題の責任をとって小林千代美と一緒に。小沢路線との決別を、これ以上ないくらいにわかりやすく行動であらわされると、強烈な目くらましになるだろうねぇ。少なくとも社会主義政権を擁護したいTV、新聞としては、応援する大義名分を得られるので、熱烈なる忠勤に励むことでしょう。これをやられると、自民党だの第三極だのの前に「もう一度、民主党を信じてみるか」という有権者が出てくるだろうし。

このうちどっちかをやられたら、自民党は戦いづらいでしょうねぇ。二つともやられたら文字通り息の根を止められるでしょう。もちろん、民主党はいずれの手段もとることなく“小菅体制”――ってしばらくしたら誰かさんが拘置所に行くってサインですかね?――で中央突破を図るんでしょうが。

結局辞めるのかよ!

あんなに励ましてやったのに! てか、よくよく考えたら大筋で前に書いたことと似たような展開になってるなぁ。

追記:民主党が与党になってからしたことって、要するに――

・公務員天下りの推進
・公然たるマスコミへの検閲
・金丸・小沢体制で進められた財投の復活
・中国への朝貢外交の復活
・事業仕分け
・子ども手当て

――ってことか? 良かったことは事業仕分け(ただし、予算には反映されず)くらいかね?

というわけで政権交代だ! 政権交代! てか最近のマスコミからは「任命責任」「閣内不一致」「失言」「政治責任」「道義的責任」「二大政党制」って言葉がキレイさっぱり消えましたね。二大政党が政権交代を繰り返すことで――ヘーゲル的に言えばアウフベーヘンってやつですか。ほら、正反合ってやつ?――官僚主導の政治をなくすってのが、民主党が政権交代するときに言ってた理屈なのにねぇ。

追記その2:ようするに「俺の言うことを理解できなかった国民が悪い」「ムクドリ(笑)」ってことですね?

貫禄の4凡に思うこと

「9回岩瀬」「いきなりセンター前ヒット」――。この2つはもう、マクドナルドのハンバーガーとポテトを事実上ワンセットで数えるのと同じように、分けたくても分けられないモノであると諦めるしかないんでしょうかね? まぁ、1点差で出たときに感じるヒヤヒヤ感と安心感のアンビバレンツな感情は、他では味わえない貴重なものであることは認めますよ。でも、もうちょっと安心して見ていられる試合にして欲しいですよ。ええ……って気づいたら対オリックス戦8連勝とか。まぁ、その分、福岡ドームで負けまくっているのがねぇ。見方によっては下位打線でひっくり返した痛快な試合ともいえるし、ディオニス・セサル選手の調子も少しずつ(本当に少しずつ!)だけど上がってきているようなだし、何より最後の走塁が必死過ぎて逆にカワイイかったりするけど、常勝チームを求めているファンにとっては、「その前に上位打線がなんとかしろ!」といいたくなるわけで。

確かにこの時期に3位&5割以上というのは、例年に比べても上々ではあるけど、今年に限って言えば中継ぎをフル回転させてるからなぁ。いまは和田一浩選手、森野将彦選手のお陰でどうにかなっているけど、彼らも人間。いつまでも大活躍できるわけじゃないしなぁ……と、常にネガティヴに考えるのは、よく訓練されたドラファンの証ってことか。

追記:鳩山由紀夫君へ。これから首相を辞めるまで、朝夕に延々と同じ質問をされるだろうけど――そう、麻生首相が毎日毎日、「いつ解散するんですか?」と訊かれたように!――、そんな大マスコミ(by日刊ゲンダイ)の嫌がらせに負けちゃいけません。参院選挙までは何があっても首相の座を手放してはいけません。よくわかんないけど、ガンバレ! てか、しばらくしたらぶら下がり会見を止めるだろうねぇ。

2010年6月1日火曜日

鳩山首相、後生ですから辞めないでください!

鳩山首相退陣か否か――もし、退陣するとしたら温家宝を無事に送り出してからで、それまでは「命を賭けてやる」って言い続けるはず――で盛り上がっていて、全然注目されていませんが、こっちの方が大問題だと思うんですけどね?

民主・辻副幹事長、検察審事務局に接触 検察審側応ぜず

こんなの問い合わせに名を借りた恐喝以外、何物でもないでしょう? 国民が選んだ政権だからって何をやってもいいわけじゃない。もし、自民党の誰かがやったとしたら政治生命を失うどこじゃないもの。

でもねぇ、小沢一郎のことを少しでも知っていたら、さもありなんというハナシですよ。コレ。現代日本政治を知る上で絶対に欠かせない一冊である『竹下派死闘の七十日』(田崎史郎著。文春文庫)に、こんな文章があります。

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この間の事情に精通している人物は「このときとは断言できないが」と前置きして、こう説明した。重ねて言うが、この人物は名前を明かせないが事件に深くかかわり、その話の信憑性は最も高い。

「小沢は石原に、検事総長と内密に会いたいと伝えた。石原はこの希望を加藤らに伝えたが、加藤は『こういう問題に官邸がかかわるべきではない。その結果、内閣が倒れても構わない』と拒絶した」

小沢が検察首脳と内密に会おうとしたのは、小沢の主張を検察側にのませようとする目的以外にない。小沢は金丸を守るために、政権を支える最大派閥の影響力を行使し、官邸の力をも利用しようとした。

こういう発想は、法の適用を「政治の力」で曲げられると感じた金丸や、小沢の政治の師、田中角栄とまったく同次元だ。田中は一九七六年にロッキード事件で逮捕、起訴された後、無罪判決を勝ち取ることが政治活動の最大の眼目となった。そのために、田中は政治的影響力の維持、拡大に奔走し、田中派の「数の力」を背景にして、「田中支配」を受け入れる人物を首相にすえた。「田中支配」の下で就任した首相は、法務大臣には歴代、田中シンパの議員をあてた。日本の政治は田中の裁判闘争のメカニズムの歯車となった。(87~88頁)

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小沢の師匠である金丸信が失脚するきっかけとなった「東京佐川急便事件」。これを追求する検察に対して、小沢が官邸(石原信雄官房副長官、加藤紘一官房長官)に圧力を掛けたという証言です。

今回の辻恵の一件も、全く同じ構図のものでしょう。ただ、当時の金丸が小沢、小沢が辻になっただけで。

しかし、ここまでgdgdになったら、是非とも首相、幹事長続投のまま参院選に突入してもらいたいものです。手前の考えは「29議席しか取れない? アナウンス効果狙い乙(笑)。いくらなんでも30議席以上はとれるっしょ!」ですが、このまま本当に小鳩体制のままで選挙戦に突入すれば、政権与党にとっては前人未到の境地である<20議席台>の実現も夢じゃないと思いますよ。

<20議席台>なんていう壊滅的大敗を喫するってことは、与党としての権威が地に堕ちてしまったということ。自民党だって大連立は受けてくれないだろうし、公明党だってどんなポストを提示されても連立を蹴ることでしょう。ここまで国民から見放されてしまった政党と手を組むことは、“本番”である次の総選挙の大敗に繋がるわけだし。で、お情けで社民党が協力しなければ予算以外は何一つ法案が通らない国会になってしまうと。小沢中心の正解再編? 小沢抜きじゃないと受けられないでしょうよ。

てか、医師会ってのは本当にバカだねぇ。こういうこと(=参院選惨敗)が起きるなんてことは、去年9月時点であっても十二分に予想できたことでしょうにねぇ。4月に親民主派の会長を当選させたんでしょ? この期に及んでも小沢の●●の●を舐め続けるんでしょうかねぇ。