2012年10月31日水曜日

新しいPCを買ったからおだちます:その1

先々週注文し、先週届いたものの、すぐに修理に出した新しいPCが、昨日、ようやく手元に戻りました。

修理報告書によると「複数の3Dベンチマークテストにて、起動後数分でブラックアウト、フリーズする現象を確認」したうえで、「ビデオカードの初期不良を確認。新品交換にて対応後、各種テスト、高負荷連続動作などによる問題ないことを確認」とのこと。で、早速『Skyrim』を動かしてみたところ、とりあえず30分は申し分なく動作。インストールしていた『CK2』も動いたので、初期不良は完全に治ったといっていいんでしょう。

というわけで、今回購入したPCのスペックを紹介。

・CPU:Core i5-3450
・CPUファン:標準クーラー
・マザー:H77
・メモリ:8GB
・ストレージその1:SSD 256GB(Crucial)
・ストレージその2:HDD 1TB(Western Digital)
・光学ドライブ:DVDマルチ(Sony)
・VGA:Radeon HD7870
・ケース:Corsair Carbide 500R
・電源:750w(Silver Stone)
・OS:Windows7 Home Premium SP1(64bit DSP)

購入店はサイコム。価格は11万7540円也。購入にあたっては、「予算は12万円未満」「MODを入れた『Skyrim』がバリバリ遊べるスペック」「SSDは必ず導入する」ことを優先事項にしました。

ランクを落としたのはCPUとCPUファン、マザーボード。CPUについては同シリーズでワンランク上の3570Kや、Core i7という選択肢もありましたが、「オンボードグラフィックは絶対に使わない」「0.3GHzのクロック数の差は微々たるもの。これに3000~4000円を払う価値はない」「クアッドコアでさえあれば、現行マシンと同等のクロック数でOK」「そもそもCore i7では予算オーバー必至」という判断から、Ivy Bridge世代のクアッドコアCPUで最低ランクのモノを選択。これでも『Skyrim』を動かすには十分な性能ですからね。

CPUファンについても、クロック数&消費電力が低く、ケース自体の冷却性も高いことから敢えて標準クーラーを選択。この辺で節約しないと予算オーバー必至なので。マザーボードは「将来に渡ってクロックアップは絶対にしない」ことから、オーバークロックできない代わりにZ77より安いH77を選択。

逆にお金を掛けたのはSSDとVGA。SSDは128GBの速いモノにするか、256GBの安価なモノにするか、最後まで迷ったものの、「現行PCのSteamAppの容量が180GB超になっている」ことから、256GBのモノを選択。最新の128GBのモノより遅いといっても、HDDよりは確実かつ相当に速いことは確かなので無問題。

VGAもHD7970にするかHD7870にするか迷いに迷ったものの、「HD7970では費用対効果が悪いし、確実に予算オーバーする」「ゲームのためだけに3万円出す合理性はない」という判断からHD7870で妥協。なお、GeForceについては最初から眼中にナシ。ゲームPCという点からいえばGTX660というのが最適解なのでしょうが、宗教的な問題からNVIDIA製品は使えないので。将来、VGAを交換するとしても、「Radeonのミドルハイクラス=消費電力はたかが知れている」になるはずなので、電源は750wで妥協しています。

最後になぜこの時期にPCを購入したのか? といえば、理由は3つあります。

・ひとつめは「Windows7PCを普通に買える時期だから」。あと半年もするとダウングレードとか面倒臭い手続きが必要になりそうなので、Windows8が上市される前に買っておく。

・ふたつめは「消費税増税前に買っておきたいから」。PCは決して安い買い物じゃないので、税金が安いうちに買っておく。

・みっつめは「ボーナスシーズン前の閑散期に買っておきたいから」。ボーナス前後の時期はショップも繁忙期で、商品の発送や初期不良対応に時間がかかると考えられる。よって、ショップがヒマで迅速に対応してもらえるうちに買っておく。

以上の3点を鑑みて、即金で買えるうちに買っておこうと。で、2012年10月時点で12万円以上のお金を動かせなかったことから、「予算12万円未満」という枠が決まり、そこからつらつら考え、構成した結果、↑のようになったというわけですよ。



2012年10月30日火曜日

<野球本メモ>「勝ち続ける力」、森繁和

・体験的に、ちょっといいレベルの高卒選手を採っても、失敗する確率の方が大きい。高卒選手が、入団3年目くらいの時期にプロで活躍できたら、スカウトと指導者は評価されていいと思う。

・広岡と森には「本当の野球の勝ち方」を教えられた。コーチとしての基本は森から教わった。東尾は一緒に飲みに行く兄貴のような人。投手出身の監督、コーチという立場で意見が食い違うこともあったが、今となってはいい思い出。中日での8年間は、それまでに見て学んできたことの集大成。

・ドミニカ選手は呑み込みが早い。日本で高校生が3年かけて練習することを3~4カ月で習得する。潜在能力が飛び抜けている。しかし、与えた課題はすぐできても、忘れるのも早い。結局、1年かけて教えることになる。

・国や人種の違いで選手を見る考えはない。身体能力に優れているか、野球が好きでうまくなりたいと思っているか、そしてハングリー精神を持っているかという点で選手を見る。その意味では、すべてを兼ね備えた黒人選手を好ましく思う。

・褒めるコツは、その選手の一番褒めて欲しいところを具体的に褒めること。例えば、いつも100球でバテて打ち込まれる先発が、120球投げて完投した場合、「よく完投したな」と、100球の壁を超えたことを褒める。その時には、多少悪かったことには触れない。ヒットを打たれていても、四球を出したとしても、必死で抑えたなら褒めてやる。

・エースとは、「しんどいのはわかっているが、ここで投げてくれないか」と言われた時、「はい、わかりました」と答えてくれる存在。「ここでの1勝は、意味も価値も違う」とわかってくれるピッチャーのこと。ローテを守ることは先発投手の義務であって、これをクリアしているだけではエースとはいえない。

・エースに成長していくには、当人の性格以上に新人の頃からの育て方が大きく影響する。加えてチーム事情も大きく影響するだろう。「お前、エースをやれ」と指名されて、なれるものではな。周囲が自然と認めていくもの。チームの、首脳陣の、選手の目指す勝ち方に、決めるべきときにビシッと応えるピッチングができる投手が、自然とエースに育つ。

・勝利投手インタビューで「我慢して投げました」というコメントは好きではない。我慢して投げるのは当たり前のことだから。「野手のおかげで勝ちました」も好ましくない。負けた時も野手のせいか? ということになる。エースともなれば、マスコミへの話し方についても、きつく言うこともある。

・キャンプで一所懸命につくった体力は、もって2~3カ月。だから中日では、キャンプ後もオープン戦、公式戦をとおしてランニングの量がほとんど変わらないようにした。技術が上がっても走りこみや肩のつくりが足りないから、技術と落ちてきた体力のバランスが崩れ、夏になるとダウンしてしまう。最も早い選手で開幕1カ月もたないこともある。

・中日のキャンプでは、臨時でトレーナーの数を増やし、若い選手も優先的にマッサージを受けられるようにした。新人なら1週間に2回は身体チェックし、結果を全部コーチ陣に報告させる。ベテランとの差をつけず、みな同じ条件で身体を整えさせるようにした。

・昔と比べると、個人の基礎体力の差が激しくなってきているように感じる。以前は、たとえば体力10の選手が10人中7人はいて、2~3人が落ちていても、いずれ追いついて全員が同じ目標へ向かえた。今は飛び抜けている選手が2~3人いて、残りはレベルが低いように思う。

・以前のように、短期間で体をつくるのは無理。時間をかけなければ壊れてしまうという怖さがあり、キャンプの3カ月が実践的な練習に使えなくなってきている。昔は、キャンプの1~2週間で基礎練習ができた。今は違う。卒業式や試験でキャンプと学校をいったりきたりするので、故障のリスクがあるピッチングなどはさせられない。昔のように「卒業式などでなくていい」とは言えなくなっている。

・プロ野球のマウンドでの孤独感は、中学・高校のそれとはレベルが違う。差がありすぎるので、プロに入るまでは、経験してきたことにはならない。それまでは楽しい試合を続けてきて、本当に厳しい試合を味わっていないのだ。

・中日時代はマスコミに選手のことは一切話していない。記者の方で勝手に見て書くなら書けというスタンス。だから、どんなことを書かれても、私たち(落合博満と森)が一切話していないことを選手たちは知っていた。

――本当なら約束通り仁志敏久の新刊について書くべきなんでしょうが、魂のヤル気がなかなか充填されないもので……。というわけで森繁和の新刊の読書メモでお茶を濁します。大まかな内容は既刊と同じですが、ところどころ面白い指摘があったので、以上、気になったところを取り上げてみました。

2012年10月29日月曜日

雪かきに使うのがシャベル、庭いじりするのがスコップ

地域によって異なる?スコップとシャベルの違いが話題に

ウチの近所ではタイトルの如しだったけど、手前の実家ではどっちもショベルでした。シャではなくショね。ショ。まぁ、ショベルを雪かきに使っていたのは、手前に物心がつく前までのことで、小学校に上がってからは軽いジョンバが普及して、ショベルを雪かきに使うことはほとんどなくなったんですがね。

「サンパレスのCMが全国区じゃなかったこと」「新宿NSビルの豪快な吹き抜け」など、田舎者らしく上京して驚いたことはいろいろあったけど、一番腑に落ちなかったのがショベルのことをシャベルと呼ぶことだったりする。てか、いまだに電車のことを汽車、承久の乱のことを承久の変と呼称してしまうように、ショベルはショベルだろう?

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8: 茶トラ(やわらか銀行):2012/10/26(金) 13:07:02.65 ID:OcWPPHmS0
どちらも正解ではないが、雰囲気的には西日本のほうが近いな

16: スノーシュー(東日本):2012/10/26(金) 13:09:45.84 ID:idhF+Z0Z0
パワーシャベルとは聞くがパワースコップとは聞いた記憶がないかも
スコップが方言なんじゃね

20: トンキニーズ(千葉県):2012/10/26(金) 13:14:34.32 ID:i4fwb6ls0
あってるのか知らんが俺的認識
スコップ:片手で使う
シャベル:両手で使う

26: セルカークレックス(福井県):2012/10/26(金) 13:20:42.92 ID:paW4VM430
おまえらは角スコとか丸スコとかいう使い方しないの?

29: ベンガルヤマネコ(庭):2012/10/26(金) 13:22:35.10 ID:G0wPMLSm0
>>26
そんなの土方だけだろ

37: セルカークレックス(福井県):2012/10/26(金) 13:27:49.73 ID:paW4VM430
>>29
農家だよ

96: ソマリ(福井県):2012/10/26(金) 14:37:41.86 ID:md2xp9HM0
>>26
オレもする。福井県民はだいたいそう言う。

97: ジャパニーズボブテイル(WiMAX):2012/10/26(金) 14:38:12.42 ID:jRHIzO6O0
>>26
自衛隊では丸いスコップは剣先とかいってたな

2012年10月28日日曜日

シナからのアクセスを遮断したいので

とりあえず魔除け代わりに「天安門事件」「温家宝」「隠し資産」という3つのキーワードを入れておきます。

アメリカ 「温家宝の資産は数千億円」 中国 「あああそれを言うなああああああ」

これは本当に素朴すぎる疑問なので、公に口にすると「こいつ無知なんじゃないか?」とバカにされそうで、なかなか言い出せなかったことなんだけど……鄧小平が改革開放路線を採って以来、シナ全土を統治する権力の正当性ってのは、誰がどのように担保しているのかね? 

「そんなこと、共産革命の完遂のために全人民が共産党を支持しているのだから、共産革命が続く限り、共産党とそのトップが権力を維持するのは当然のことであって、正当性もあることだ」

というのが“正解”なんだろうけど、改革開放路線って社会主義経済とは真逆でしょう? つまるところ、共産革命に向けての歩みが止まっているのは誰が見ても明らかでしょう? となれば、共産革命を指導しない共産党の価値って一体どこにあるのかと。実際、ペレストロイカを進めたソ連は、↑の矛盾から共産党の持つ権力の正当性が疑われたわけだし。

結局、「喧嘩の強い奴が権力を握る正当性を持つ」という易姓革命(=儒教)の論理が、未だにシナ全土に浸透している――と考えなきゃ、説明がつかないよなぁ。で、仮にこの思いつきが正しいとすれば、共産党で権力者が代替わりするたびに、「オレさまはこんなに喧嘩が強いんだ」と誇示せにゃならんわけで、早いハナシが来年の旧正月の前後くらいにまた近隣諸国でドンパチがあるんじゃないかと。

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8 アメリカンボブテイル(大阪府) 2012/10/27(土) 19:32:15.55 ID:HcQFI3Rj0
>中国は法と規則に基づいてインターネットを規制している
首相の資産公開が何の法律に違反するんだ?

25 ラ・パーマ(茨城県) 2012/10/27(土) 19:45:36.89 ID:PRcC+4+70
>>8
普通は法律に合わせる
中国は共産党に法律に合わせる

14 ノルウェージャンフォレストキャット (新疆ウイグル自治区) 2012/10/27(土) 19:34:30.10 ID:7TIZ5G9x0
いやもう中国人民もわかりきってるだろ。恐怖政治だから逆らわんだけで。

16 斑(京都府) 2012/10/27(土) 19:35:47.60 ID:4pDWKTMb0
天安門に続く支那避けワードが出来たのか

33 ヨーロッパヤマネコ(チベット自治区) 2012/10/27(土) 19:50:45.28 ID:I4Zfcqcf0
内戦がはじまったら幹部全員、外国へ逃げる気マンマンなのにワロタ

48 マンチカン(青森県) 2012/10/27(土) 20:01:57.97 ID:mDLAZirT0
>>33
中国人の富裕層の米移民申請が続出してるってヒラリーが言ってたね

53 チーター(関東・甲信越) 2012/10/27(土) 20:07:15.00 ID:DJqmIUHsO
>>48
アメリカ側も富裕層の中国人移民の資産を吸い上げる算段は出来てんだろうなあ

44 スノーシュー(東日本) 2012/10/27(土) 19:57:54.10 ID:Dzh8hBfw0
カストロの資産を調べたら 
本当に数十万しかなくて、この手が使えなかったっていってたよね
アメリカって結構正直でわろた

55 デボンレックス(沖縄県) 2012/10/27(土) 20:07:44.86 ID:QiE46JAI0
アメリカの嘘!とか反論しないのは正直で好感が持てる

57 チーター(関東・甲信越) 2012/10/27(土) 20:09:57.55 ID:DJqmIUHsO
>>55
嘘アルと言ったらそうだね存在してないよねって事で国外資産が押さえられそうだしな

82 バーミーズ(東日本) 2012/10/27(土) 20:47:59.08 ID:Rc60no0p0
>>57
なるほどうまい事やってるんだな。

2012年10月27日土曜日

今年の日本シリーズは1試合も観戦しないかも

スポニチアネックスで、今日から日本シリーズが始まることを初めて知る。プロ野球ファンになって30余年。去年まで日本シリーズは必ずTVもしくは現地観戦していたものだけど、今年は自宅でTVが見られないし、ネットカフェに行って980円を払ってまで見るほど魅力的なコンテンツ――GEOの旧作100円レンタルなら、海外ドラマのフルシーズンを1週間レンタルするのとほぼ同等の価格――でもないし、そもそも仕事とか昨日届いた『クルセイダーキングス:ソード・オブ・イスラム完全日本語版』とかに着手する時間も必要だったりするから、多分、1試合も観戦しない可能性が濃厚。

というか、落合博満が辞めてからプロ野球に対する興味は、「中畑がどこまでやるか」「デニーはどこまで暴走するか」にしかなかったりする。あと、パワプロを始めとする野球ゲームの「PS2版の発売終了」により、プロ野球ゲームに触れなくなったことも、野球に対する興味が失せた原因の一つかも。ファミスタ以降は、「選手名鑑」と「野球ゲームのパラメーター」、そして「TVor生観戦した際の印象」を基にした三角法から、自分なりに選手評価を下すことも楽しみの一つだったからなぁ。

2012年10月26日金曜日

結局修理に出しちゃった

「PCゲームをプレイすると、プレイ開始から2~6分ほどでブラックアウトとフリーズが発生する」――という不具合。昨日もいろいろと試してみたものの、再現率100%という驚きの結果は変わらず。CPU温度を測れるフリーソフトを入れて、Catalyst Control Centerを起動し、『Skyrim』をウィンドウモードでプレイしてみると、最も熱くなったときでもCPUは50℃、グラフィックカードは49℃だったので、多分、熱暴走じゃないはず。「BIOS設定でのCPU温度は32℃、アイドル時で30℃半ばだから、標準ファンが悪いわけでも全然ないよなぁ」「購入直後だからCPUファンやグラフィックカードのクーラーがホコリまみれになっていることもありえないし」「ケースを開けてみたら案外電源コードが溶けていたりするのかも知れないけど、購入直後だから考えにくいし」と思いながら、6分ほどプレイしたところでブラックアウト。

「だったら比較的グラフィックカードへの負担の少ない『Crusader Kings2』ならどうだろう?」と、インストールして遊んでみたら……こっちはスタートして2分でブラックアウト。仕事でWord、Excelを動かしている最中に、バックでDVDを4時間流しっぱなしにしつつ、ニコニコ動画をループで再生していたけど、動作は超安定していたし。実際、この程度のアプリケーションを動かすくらいなら全然問題ないんだけどなぁ。

と、万策尽きたところでサポートに電話。いろいろあって、結局、PCを修理に出すことに。去年買った格安BTOは、あと10日くらい現役でがんばってもらわなきゃならんね。てか、本当に直って戻ってくるのかね?

2012年10月25日木曜日

ブラックアウトに四苦八苦

LANを組むのが面倒になって、結局、USBメモリを大量動員したデータコンバートでお茶を濁すことに。セキュリティソフトを入れ、Windows Liveメールを入れた後、Windows転送ツールで最低限のデータを引越し。その後、WordとExcelを入れ、仕事に必要なバックアップデータを移したところで休憩。Steamを入れて、『Skyrim』をダウンロードしているあいだに買い物にいって、「さぁ~て、新品のPCで『Skyrim』を動かしてみるか!」と、ニューゲームを始めてみたら……馬車が止まる前にブラックアウトかよ!

「これは画質設定がマキシマムだったからであって、ちょっと落とせば問題ないだろう」と、解像度と各種設定を落として再度プレーするも……馬車が止まる前にブラックアウト。

「これは『Skyrim』だったからであって、旧世代のゲームなら大丈夫なんじゃないか」と、『Call of Duty4』を入れて稼動させてみたら……最初の訓練でライフルを手に取り、的に撃つ直前でブラックアウト。

ネットを見たり、データコンバートの作業をしている分には超絶安定しているので、ようするにゲームだけができない状態。というわけで「電力不足」と「熱暴走」を疑い、以下のような対処をすることに。

・電源がタコ足でモニタと共用だったから、これを直接壁のコンセントに繋いで、モニタやその他電気の食いそうなものと離してみたらどうよ? ダメ。

・買ったばかりで熱暴走なんて考えられないけど、一応、サーキュレーターの強風を当ててみたらどうよ? ダメ。

・Catalyst Control Centerで電力コントロール設定を落とし、手動でファンを回して、垂直同期もハード指定にしてみたらどうよ? ダメ。

いやぁ、BTOとはいえ買ったばかりのPCでこんなことになるとは思いもしなかった。本当はエプソンで買いたかったけど、同じスペックで3倍の値段だしね。結局、CPUファンをケチッてIntel標準のにしたのが間違いだったのかも。とりあえず朝一でサポートに電話するしかないかぁ……。

2012年10月24日水曜日

PC引越し作業につき簡単な更新

7:30にヤマト運輸からの電話で叩き起こされ、9:00ピッタリにPCが届けられる。発送済みのメールが昨日夕方だったので、「25日に届くだろう」と思っていたら、こんなに早く来るとはねぇ。とりあえず新しいセキュリティソフトと引越しソフトでも買おうか、と、基幹駅の電器店に行ったら、「自分でLAN組んでデータ移した方が安いし早いっすよ」と、店員に薦められ、結局、LANケーブルを買うことに。それにしても40を目の前にして家庭内LANを組むことになるなんて思いもしなかったなぁ。

2012年10月23日火曜日

盲滅法に投手をつぎ込めばいいわけじゃない

「10.8」に懲りて膾を吹くってか? まぁ、シーズン通して試合を見ていないし、CSもダイジェストを含めて視聴してないので、正直、書けることなんてないんだけど、それでもスコアを見る限りにおいてはCS全試合通して投手起用がめちゃくちゃなような……。

酷使(実際、酷使っぽい使われ方をしている投手もいたけど、短期決戦では止むを得ない)とかじゃなくて起用法に全く一貫性がないように思うんだけど。誰が勝ち試合のリリーフで、誰が中継ぎなのか――といった2012年シーズンにおける序列は把握していなけど、それにしたって「この点差で彼を投げさせるなら、なぜ、前の試合の同じ局面では投げていなかったのか」みたいなことが多くて、果たしてこれでいいのかと。実際、イニング跨ぎや抑えの起用で落としている試合もあったようだし。

と、考えれば、シーズン通していがみ合ってきた投手コーチである権藤博を解任すべきなんだろうけど、契約延長ってどういうことなの?

権藤コーチに契約延長オファーへ 高木監督と再三衝突も…

横浜時代までの権藤のコーチとしての手腕は疑うべくもないけど、一方で、在籍した全ての球団で監督と衝突→解任されてきたことも事実なんであって……実際、冗談とはいえ監督を “アレ” 呼ばわりしているわけだし。事ここに至ったら「高木をクビにして権藤を監督にするか、権藤を解任して近藤を昇格させる」しかないと思うんだけどねぇ。

2012年10月22日月曜日

新作チョコを喰らう:ブリリアントトリュフ(プラリネ)

★ブリリアントトリュフ(プラリネ)/ブルボン

●寸評:アーモンド味のトリュフタイプチョコレート。中のクリーム部分はプラリネ風だが、実のところ「単にアーモンド味の強いチョコクリーム」でしかない。ただ、ソフトな口当たりとコーティングのチョコレートとの相性はとても良い。

●カロリー対効果:約380kcal(11個。1個当たり約38kcal)。一個当たりの大きさは小ぶりで、かつ、口溶けの良いチョコレートであるため、ボリューム不足に感じてしまうのは否めない。ただ、全体に味が濃厚で、甘味も強いため、食べ応えは十分に感じられた。半分(5個。180kcal)である程度満足したことを考えれば、カロリー対効果は高いといえそう。



2012年10月21日日曜日

久しぶりの寝坊につき簡単な更新

昨日、22時に就寝したのに、何故かいま目覚める。ここまで爆睡したのは久しぶりのこと。とりあえず喉が渇きまくっているので、アイスコーヒーをガブ飲みしながらの更新。実にどうもうまくアタマが働かないので、とりあえず日付を埋めるだけの更新で勘弁。

2012年10月20日土曜日

週刊朝日の例の記事読んだけどさ

問題の記述を書く意味があったのか? というか、アノ2行、27文字を丸々削っても普通にハナシは通るでしょ。2行分差し替える必要さえゼロ。手前が編集者だったら該当部分を削ってライターに返すけどなぁ。それでもなお、「ここの部分がないと記事が活きない」と考えた結果、この部分を残したのであれば、「あんな●●出身者を日本の総理にはできないわなぁ」って意図があったとしか思えない。実際、文面全体からそういう意図がにじみ出てるんだけどさ。

公刊されている出版物の中では最もゲッスい内容である『新潮45』の殺人鬼特集――ゲッスいけど書き方が洗練されていて文章に芸がある。何より面白い――よりも遥かに品性下劣。てか、2chの書き込みより下種じゃないの。佐野眞一氏の本は結構好きで、『巨怪伝』と『カリスマ』の2冊は夢中になって読んだものだけど、どうしてここまで劣化したのかねぇ。やってることは同じ(=当人の出自から人格を規定して批判する)だけど、当時の筆のキレがあれば、もう少し洗練された書き方が出来ただろうに。

あと、週刊朝日vs橋下徹市長の問題について、「言論の自由云々」とか「人格攻撃とは云々」的なハナシが出ているけど、手前が思うに、この手のハナシの本質は「マナーの問題」ですよ。

「クラクフで『ユダヤ人はホロコーストで600万人も死んではいない』と言う」
「広島で『原爆のお陰でアメリカの若者が救われた』と言う」
「南京で『南京大虐殺は嘘っぱち』と言う」

というのは、「公式晩餐会で『手づかみで食事』をする」のと同じで、犯罪ではない(ホロコーストについてはわからない)にしろ、単純にマナーに悖っている行為であって、それ以上でもそれ以下でもないですからね。

ついでに当blogで橋下徹市長について書くのは、多分、これで打ち止め。「沖縄の荒れる成人式」と同じで、相手にしないのが最善手だからね。

2012年10月19日金曜日

戦術としては多分、正しい

橋下徹大阪市長の言説というのは、つまるところ「ああいえば上佑」なんであって、真正面から議論しても絶対に勝てないんですよ。上祐史浩なり、その他ディベートだけでメシを食う論客――原理原則とか主義主張などを一切もたず、“お仕事”として反橋下の立場から論難する人――が橋下市長に挑戦しても、その議論の経過は猪木vsアリ状態で膠着し、結果は引き分けになるのが必定ですからね。

だったらどうすれば橋下市長に痛撃を与えられるのか? 有効な戦術は人格攻撃しかない。というわけで、不倫だの裏献金だのでいろいろ突っついてみたけど、そんなもので反省するようなタマじゃないし、煽り耐性(=何を言われても感情的にならないアタマと、華麗に受け流す反射神経)も十分に持っているので、あまり効かなかった。

となると、最後の手段としては誰もが持っている差別意識に訴えるしかない――ということは、誰でも思いつくことだし、橋下市長を引き摺り下ろすための戦術としては多分、正しい。国民の一定数は確実に、麻生太郎が野中弘務を指して言ったとされた(実は事実無根)「あんな●●出身者を日本の総理にはできないわなぁ」という意識を持っているものだからね。

そのうえで手前の考えを言えば、何度も書いている通り「ヘイトスピーチをする奴は文明人ではなく野蛮人」と思っているので、週刊朝日の戦術は全面的に認めていません。もちろん、呉智英先生の言う「差別もある明るい社会」であることは大切だけと思うけど、だからといって確信犯としてヘイトスピーチをすることが好ましいとは思わない。

加えて、このネタを書けば、どんなに巧妙な書き方をしたって橋下市長に「差別はダメ、ゼッタイ!」方向で突っ込まれるだろうってことは、猿でもわかるわけでね。となれば、ここにきてようやく話題性が落ち、結果、支持率が低落傾向にあった橋下市長が“復活”――差別問題という気持ち悪いくらい正しいネタで悲劇のヒーローを演じるなんて、B層に対する格好のエサじゃないか!――することは目に見えているわけで……。

じゃぁ、橋下市長に痛撃を与えるにはどんな手を打てばいいのか? と問われれば、我が心の師である適菜収先生の言うとおり、「橋下市長と同じ土俵に乗らない」という戦略しかないんでしょう。要するにアイツの言うことを真に受けるな、聞き流せ、てか、話題にしちゃダメ、ゼッタイ! ってことです。

2012年10月18日木曜日

新作チョコを喰らう:アーモンドスライス

★アーモンドスライス/明治

●寸評:ビターチョコよりも甘く、ミルクチョコよりも若干ほろ苦く感じるチョコレートの風味が良い。断面写真にある通り、アーモンドの絶対的な含有量は控え目だが、チョコレートを引き立たせる脇役として十分に機能している。

●カロリー対効果:約520kcal(8個。1個当たり約65kcal)。風味の良いチョコレートがメインであるため、1個当たりの食べ応えは中々のもの。4個づつ、2回に分けて食べたが、食後の満足感は板チョコ一枚食べきったときと同等に感じた。カロリー対効果は若干高いといったところか。



2012年10月17日水曜日

テイラー・スウィフトがオリコン1位にならないのもおかしいのか?

米タイム誌、日本の「江南スタイル」無視は竹島問題が原因か=韓国

日本は日本で日本語のポップス――韓国人歌手も日本語で歌っているのであって、韓国語や英語で歌っているわけじゃないんでしょ? よく知らないけど――が流行しているんだから、別におかしくはないでしょ。米国や英国のヒットチャート常連が、日本でヒットを飛ばすことの方が珍しいんだし。実際、テイラー・スウィフトもケイティ・ペリーも、オリコン1位になることは99.9%あり得ないわけでね。

2012年10月16日火曜日

Dawnguardがやけに重い:その3

一体何が悪いのか? こうなったら対照的なシチュエーションを設定して改めて再検証してやろうじゃないか!

と、テストプレイのためのシチュエーションを、「ホワイトランの馬屋からホーニングブリューハチミツワイン醸造所までのランニング」に設定。このあいだをスイスイ走れたら合格――という基準でプレイしてみたら……フリーズ云々ではなくて、どういうわけかやけに重くなっていることを初めて認識する。

というかこのカクツキは一体何なんだと! 2カ月前、夢中でプレイしていたときは、1600×900、Ultra~Highの中間くらいの設定でヌルヌルとは言わないものの、一切カクツクことなく動いていたじゃないか!! 試しにMODを全部外してテストプレイしてみたら……なんだよ、ちょっとだけカクツクけどちゃんと動くじゃん。

「となると、結局のところ手前のPCでは、MODを入れて動かすにはパワー不足ということか」という認めたくない結論を認め、グラフィック設定をLOWに落とし、解像度も最低にしたうえで、厳選して導入したMODを入れて動かしてみたら……えっ? 大して変わってないし。街の中では明らかにヌルヌルになるけど、テストプレイシチュエーションで動かしたらカクツクってどういうことよ? しかも、予期せぬところでフリーズするし。

だったらウィンドウモード&WVGAの最低環境で動かしてやろうじゃないか! と、半ばヤケ気味に設定してみたら、さすがにこの環境であればキビキビ動く(ちなみにウルトラ設定でもヌルヌルだった)。ということは、結局のところPCのパワー不足が全て悪いってことだね。CPUとメモリの稼働率は6~7割5分で安定していたけど、「AMD OverDrive」のアクティビティは98%までいってたから、やっぱりビデオカードがショボイと。

2日かけて「PCのパワー不足」という事実を認め、そのうえでMOD導入の再検証をした結果、やけに重くなりフリーズする原因がわかりました。

A.「Skyrim Redone」を外すとキビキビ動く
B.総合武器追加MODを入れるとカクツク
C.総合武器追加MODを2つ以上いれるとフリーズする

以上の事実から、少なくとも手前のPC環境においては、VRAMをバカ食いする「Weapons of the Third Era」「Andragorns Armoury」「Cloaks of Skyrim」といった総合武器追加MODを1つ以上いれるのは禁忌ってことがわかりましたよ。「Skyrim Redone」を外すと途端にキビキビ動くのも、このMODに「Weapons of the Third Era MoS edition」「Heavy Armory - New Weapons」という2つの総合武器追加MODが収録されているためであって、MODの相性とか、『Dawnguard』自体が重いってことではないと。

それにしても「Skyrim Redone」については、次回プレイの際には絶対に欠かせないと思っていただけに、いまの環境で使えないのはショックだなぁ。長弓で限界まで引き絞って撃つ楽しさは、「ACE」にはないものだしね。

丸2日、『Skyrim』に掛かりっきりではあったものの、結局、プレイしたのはブリークフォール墓地のみ。それでも何となくお腹一杯になっているのは、↑のごとくプレイ環境を整えるために東奔西走するのが楽しいからですよ。ともあれ、そろそろPCの新調を考えなきゃいかんね。

2012年10月15日月曜日

Dawnguardがやけに重い:その2

『Dawnguard』導入後に気をつけるべきポイント

●その1:そのセーブデータは日本語版なのか? それとも英語版なのか?
●その2:そのMODは最新版なのか? ちゃんと『Dawnguard』に対応しているのか?
●その3:MOD導入後、BOSSで優先順位を並べ替えているか?

という3つの点に注意して検証を再開。元々、MODは20~25個くらいしか入れてないので、競合云々のハナシは一切気にしてなかったけど、ここまでフリーズが頻発するとなれば、MODがなんらかの悪さをしているに違いないはずなので、入れたり外したりをしながら、相性の良いMODと悪いMODを自分なりに選別。最終的に厳選した15のMODでプレイを始めるも……1時間後にフリーズ!!

「ここまでフリーズを連発するのは、手前の知らない未知の不具合があるからだろう。となれば、これまで日本語化が面倒くさくて導入していなかったアンオフィシャルパッチを入れねばなるまい」と考え、「Unofficial Skyrim Patch」「Unofficial Dawnguard Patch」を導入することを決心。

問題は日本語化。有志が翻訳した日本語化ファイルを反映させるためには、「Skyrim String Localizer」を使う必要があること。で、これを使うためには「.NET Framework4」をインストールする必要があり、これをインストールした後に、ソフトを動かすにも全部英語なものだから、どうやって動かせばいいのかちまちま調べる必要があって、実にどうも面倒くさいことこのうえない。それでもなんとかしなきゃ、フリーズ地獄からは逃れられないので、なんとかすべくネットでSSLの使い方を調べる。以下、オレ得メモです。

~~~~~~~~~~~~~~

①.NET Framework4をインストールした後、SSL(ver1.42。以下、全てこのバージョンでの説明)を解凍。魚のアイコンのアプリケーションがあるので、これをダブルクリック。

②まずは一番上のメニューの左から3番目にある「Options」を確認。万が一、上から3番目の「Enable Comperssion」にチェックが入っていたら、これを外す(デフォルトではチェックされていない)。

③左下にある「Override Code Page」をチェックして、その右にあるタブから「UTF8」を選ぶ。

④上から2番目の「ESP File」の欄の右端にあるフォルダのアイコンをクリック。そこから翻訳したいESPファイル(ここでは解凍した「USKP」及び「UDGP」のESPファイル)を選択して開く。

⑤上から3番目の「Strings File」の欄は、デフォルトでは既に英語版のストリングスファイルを指定してあるので、そのままにしておく(もし空欄なら、「Data\Strings\Skyrim_English,STRINGS」を選択して開く)。

⑥右端に並ぶボタンの一番上にある「Process」をクリック。一番下のシークバーが全て緑色になるまで待つ。

⑦シークバーが全て緑色になったら、一番上のメニューの「File」から「Load Transration」を選択。ここで日本語化SSLXLTNファイルを選択する。ここまでのプロセスで間違いがなければ、SSL内の「Text」は日本語化されて見える。

⑧最後に右端に並ぶボタンの下から3番目にある「Embed Strings in」をクリックすると、晴れて日本語化完了。

~~~~~~~~~~~~~~

こうして「USKP」「UDGP」を導入。これでもうフリーズとはおさらばだ。なぜなら不具合をキッチリ埋める有志のパッチをキッチリ導入したからだ! と、意気揚々とテストプレイするも、開始から30分経っていないところでフリーズ。

せっかく面倒くさいSSLまで使ってバグフィックスを入れたのに、どうしてフリーズするの? なぜ、オレにだけ特別ないじわるをするの? というのが一昨日の夜中のことですよ。

2012年10月14日日曜日

Dawnguardがやけに重い:その1

ようやく丸一日時間ができたので、2カ月ぶりに『Skyrim』をプレイする。このあいだ買った拡張パック『Dawnguard』導入後、テストプレイはしたものの、ちゃんと遊ぶのは初めてのこと。早速、ホワイトラン関連の仕事を2件ほど片付けた後、草原を走っていたら突然フリーズする。バニラで遊んでいたときは一度もフリーズorCTDはなかったし、MODを入れまくったときでさえ、起動しないことはあってもフリーズはなかったので、ちょっとビビル。

で、早速、MODを全部外してプレイしてみるも……フリーズは依然止まらず。「これはそのアレだ。クリーンセーブorニューゲームで仕切りなおさないとダメかもわからんね」と悟り、キャラメイク前のセーブデータからスタート&MODを全部外すも……フリーズは依然止まらず。

一体何が悪いのか? と、アイスコーヒーを啜りつつ考えてみたら――

「そういえばキャラメイク前のバニラのセーブデータって『Dawnguard』日本語版導入直後のテストプレイのデータじゃん」
「で、いまプレイしているゲームは英語版を日本語化したものであって、つまるところ英語版なわけであるから、いわゆるその互換性的なところで齟齬っぽいのがあってフリーズしているのかも」

――と、思い至り、MODを全部外してニューゲームからスタートする。

「うん、これは調子が良い。ブリークフォール墓地もいけたし、突然のフリーズはない。なんだ、問題解決じゃん!」と、西の監視塔直前までプレイしたバニラのデータをセーブ。ここでおもむろにMODを導入してプレイを再開したら……またフリーズかよ!

というわけで、これまで導入していなかったBOSSを入れて、ems&espファイルの順番も気にしつつMODをつけたり外したりして検証してみるとも、フリーズしたりしなかったりの状況が続いたので、「ここは一つ、MODのバージョンを全部見直すべきだナ」と決心。Nexusに行ってみたら、手前が入れてたのは古いバージョンで『Dawnguard』に対応してなかったということがわかり、早速、最新バージョンのMODを落とし、解凍後ファイル&ファイル名を整理してから導入した――というのが一昨日のことですよ。

2012年10月13日土曜日

新作チョコを喰らう:ガルボツイスト

★ガルボツイスト/明治

●寸評:形は違うが、中身はガルボチップスとほぼ同じ。ただし、食感の軽さはこちらの方が上で、チョコレートの風味はこちらの方が若干下という感じ。チョコレートの染み具合は元祖以上だが、後味は不思議にさっぱりしていた。

●カロリー対効果:約185kcal(14個。1個当たり約13kcal)。1個当たりの大きさが小さく、かつ、食感がとても軽いため、あっという間に一箱完食してしまった。チョコレート菓子が好きな人であれば、一度に軽く二箱は食べられるだろう。ただ、チョコレートの風味が良く、適度に甘さもあったため、食べ終わった後の満足感は十分に感じられた。これで200kcal以下であることを考えれば、カロリー対効果は非常に高いといえる。




2012年10月12日金曜日

これ……裏取らなかったの?

【大嘘&大誤報か】 iPS細胞「世界初の心筋移植」に日本人科学者・森口尚史氏が成功! → 病院・ハーバード大が完全否定、一面で報道した読売は記事消して逃亡

いえね、確かに科学関係のハナシは小難しいから、“先生”から説明されたら「“先生”の言うことだから間違いないだろう」って納得して書いちゃう――って気持ちはわからないでもない。でも、どんなネタであっても最低限の裏くらいはとるものじゃないの? 大学とか他の研究者に裏をとるくらい、マイナーな業界紙ならともかく、読売新聞ほどのビッグネームであれば造作もないわけだし。

~~~~~~~~~~~~

20:オセロット(新疆ウイグル自治区):2012/10/12(金) 02:00:59.12 ID:o8P/IGHg0
どうやら京大VS東大の天敵同士の争いらしいな

56:ブリティッシュショートヘア(神奈川県):2012/10/12(金) 02:10:44.77 ID:ioFlD9L30
うさんくさい。医者じゃない奴がどうやって手術するんだよ?

>>森口氏は東京医科歯科大で看護学を学び卒業、医師の免許は持っていないという。

93:白(やわらか銀行):2012/10/12(金) 02:25:45.33 ID:HO0XhkRV0
山中教授とは仲が悪かった模様

>976 :名無しさん@13周年:2012/10/11(木) 23:29:09.13 ID :rm+vlx6J0
>昔の記事を発掘。最後の段落に注目。

>iPS(下)研究体制の差、戦略無く周回遅れに

>世界に先駆けて新型万能細胞(iPS細胞)を作製した京都大の山中伸弥教授は研究、講演、政府との折衝と、日々めまぐるしい忙しさだが、欠かさないことがある。毎月の渡米だ。
(中略)
>日本が再生医療分野に投入するのは年200億円ほど。米国では、国立衛生研究所だけで年940億円の予算を組み、複数の大学や研究機関に配分している。けた違いの投資をする米国に対抗し、内閣府は今年9月、最先端研究開発支援プログラムを発表した。山中教授のグループには研究費として手厚い予算が割り当てられる見通しだが、事はそう単純ではない。
山中教授への一極集中投資を疑問視するのは、米ハーバード大研究員も務める東京大の森口尚史特任教授だ。「iPS研究には、化学や数学など幅広い分野の研究者の参画が欠かせない。限られた研究者に資金が集中すれば、研究の遅れを招く」(読売新聞)
http://osaka.yomiuri.co.jp/science/news/20091108-OYO8T00275.htm(リンク切れ)

179:トラ(神奈川県):2012/10/12(金) 02:51:59.94 ID:5ygdAOEv0
それにしても裏も取らずに大々的にTVや新聞で報道しちゃうってすげーな

240:トラ(チベット自治区):2012/10/12(金) 04:04:13.04 ID:BqklDJ0H0
これまでの流れ

iPS細胞を使って世界初の臨床応用、心臓手術に成功していた日本人研究者(森口尚史氏)がいた!スクープ!(読売夕刊1面ブチ抜き)
       ↓
夕方のニュースで、日テレのNEWS ZEROで大々的に特集
       ↓
他のマスコミも次々に報じる
       ↓
山中教授などは信じられない感じで報道の内容を訝る

 (雲行きが怪しくなる)


森口氏が治療を行ったというマサチューセッツ総合病院が報道を否定、承認したというハーバード大学なども否定
       ↓
ハーバード大学との関係は1ヶ月の客員研究員でしかなく東大などで語っていた経歴にも疑惑が広がる
       ↓
ロックフェラー大学などで展示されていた研究結果が疑義があると撤去される
       ↓
東大がかつて特任助教授として在籍していた時のHPプロフを削除・逃亡、無関係を装う(2chねらに魚拓を取られる)
       ↓
毎日新聞、産経新聞などが疑惑報道

       ↓
読売新聞全ての記事をウェブ上から削除、逃亡。その他の釣られたマスコミも記事削除、逃亡
       ↓
森口氏がそもそも医者ではなく単なる看護師だったことが発覚 →本人は医師としてのプライドを読売新聞で語っていた(笑)
       ↓
数年前、森口氏が山中教授に研究予算が重点配分されてることに文句をつけ嫉妬しまくっていた記事を2chねらが発掘 ←今ここ

2012年10月11日木曜日

新作チョコを喰らう:ビッテ

★ビッテ/江崎グリコ

●寸評:ココアビスキュイの軽さがとても印象的。チョコレートよりもココアクリームの濃厚な甘さが勝っている。ほんのりと洋酒も効いているようで、全体的としては「ちょっと安めのチョコレートケーキ」に似たような風味といっていい。

●カロリー対効果:約744kcal(8個。1個当たり約93kcal)。1個当たりの大きさはカントリーマアムとほぼ同等だが、チョコレート菓子としてのボリュームは、コーティングされたチョコ、ココアクリームのボリュームからこちらに軍配が上がる。ただし、カントリーマアムの2倍弱のカロリーを埋めきれるほどのものではない。喫食にあたっては2個ずつ食べたが、食べ応えは十分で物足りなさは感じなかった。それでもカロリー対効果は低いといわざるを得ない。



2012年10月10日水曜日

身体、大丈夫なのか?

久しぶりに見たカラーの清原だけど、ちょっと黒すぎないか? 日焼けサロンに通いつめるだけでこんな色になるものか? どこか身体を悪くしてるんじゃないか?

それにしてもこの身体つきは、どう考えても野球選手に向いたものじゃないよなぁ。これだけ胴回りが太かったらバットを振るのも大変だろう。ヒジを畳んでインハイを打つ――なんて芸当も、肉に邪魔されてできなさそうだし。デビュー~巨人FAの頃までのスリムな体型を維持していれば、いまでも代打くらいやれていたかも……と思うのは、贔屓の引き倒しか。

2012年10月9日火曜日

*読書メモ:文明と戦争(下)~その2

・軍隊を巡るあらゆる統計データの裏にある単純な事実は、「あらゆる兵器は高価であるが、国家の陸・海軍費のうち、兵士や水兵の賃金及び糧食費が最大の経費項目で、実際、その大半を占めている」ということ。年を追うごとに増える軍人に、継続して賃金を払い、糧食を供給することこそが、「軍事革命」の主要な経費だった。

・国家が持てる軍隊の規模について、純粋な職業軍人の人数の持続可能な上限は、歴史上全人口の約1%程度に止まる。グスタフ・アドルフのスウェーデンは、“バルト帝国”で換算したうえで多く見積もって300万人いたと考えられるが、ピーク時には18万人(人口の6%)もの軍隊を維持した。これが可能だったのはドイツやバルト海沿岸に“寄生”(=現地での効率的な略奪)して、コストの1/4を賄いつつ、フランスから多大な支援を得ていたがため。

・同じようにフリードリヒ大王のプロイセンも、500万人の人口に対して平時で15万人、7年戦争末期で25万人(人口の3~5%)の軍隊を維持したが、これも半職業兵士(カントン制度)などの軍事優先の国家施策を貫徹したことと、何よりイギリスからの多大な援助金を得ていたがためだ。

・フランスもアメリカも、決して「ベトナムで勝てる見込みがなかった」わけではない。イギリスもアイルランドを屈服させることは不可能ではなかった。軍事力では隔絶しているため、究極的には銃剣下でジェノサイドを行なえば、先進国(=自由民主主義国家)はいかなる後進国でも屈服させることができる。

・また、自由民主主義国家は対反乱戦争で残酷であり、対外戦争でも辛抱強く戦ってきた。長期化した消耗戦に民主主義体制が耐えられないというのは大嘘。二つの世界大戦において、過酷な消耗戦は自由民主主義国家が選んだ戦略であったのに対し、開戦奇襲により早く決着をつけようとしたのは敵国側のドイツと日本だった。冷戦でもアメリカは物質的忍耐の戦いでソ連をしのいだ。

・ナチス時代はもとより、帝国主義時代のドイツもえげつない。植民地搾取ではベルギー、フランスの悪名が轟いているが、ドイツのアフリカでの振舞いは、植民地搾取という基準で見た場合ですら際立っていた。ドイツ領南西アフリカのヘレロ族の反乱(1904年)で、ドイツはヘレロ族を殲滅した。井戸を塞ぎ、住民を砂漠に追いやり、労働キャンプで死ぬまで働かせることで、8万人のヘレロ族を1万5000人まで減らした。

・ドイツ領東アフリカのマジ・マジ族の乱(1907年)でも、同様の殲滅をもって応じた。500人のドイツ兵からなる小部隊は、居住地や作物を徹底的に破壊し、25~30万人の現地民が死亡した。そのほとんどは餓死で、武装蜂起した者の10倍以上に上った。このようなジェノサイドの敢行は、技術的には難しいことではなく、反乱鎮圧の手法としては最高に効果的であることは間違いない。

・しかし、多くの自由主義者にとって、軍事力を用いた古い抑圧のやり方は受け容れがたいものであることが多い。結果、自らが課した非武装の人々に対する軍事力行使の規制によって、ほとんどの場合で成功する軍事作戦が最終的に無駄になってしまう。戦争を決定的に終了させるような勝利が、自ら課した規制の下で実現しないと悟ったときに、彼らは継戦に異を唱える。ただし、こうした戦争の大半は、自国の中核的利益には関係なく、経済的に重要でない辺境で行なわれてきた。

――以上、個人的に気になったところのみを、アトランダムにピックアップ。戦史や歴史について何か語りたい人にとっては基礎文献といっていいでしょう。あと、『CK2』『EU3』『Vic2』などのパラドゲーや、『Civ4』『Civ5』などを遊ぶゲーマーにとっては、MODの自作及び導入、縛りプレイのためのベースとなる“基礎的教養”を拡張する本でもあります。これを読めば、いつもプレイしているゲームの面白さが1.5倍増しになること確実です。ただし、学術論文の詰め合わせみたいな本なので、「ゼロから歴史を学んでみたい」という人には向かないかも(多分、『銃・病原菌・鉄』のがいいと思う。個人的には全然面白くなかったけど)。

2012年10月8日月曜日

*読書メモ:文明と戦争(下)~その1

・馬兵は歩兵に比べて、例外なく最低でも2倍、最高では15倍の土地を所有及び分配されていた。古代アテネのソロンの改革で定められた階級制度では、馬兵は、重装歩兵の主力を担っていた一対の牛を所有する豊かな農民の2倍の土地を分配されていた。ローマ共和制末期の国勢調査による収入額では歩兵の10倍。ビザンティウムでは、騎兵は歩兵の4倍以上の土地が分配されていた(なお、特別重装騎兵の場合は16倍)。百年戦争直前のイングランドでは、騎士は弓兵の5倍の土地を得ていた。

・鐙の影響は過大評価され過ぎている。馬と古代ローマ帝国の滅亡はあまり関係がない。また、鐙とローマ帝国の滅亡は完全に無関係(鐙の普及は500年以降)。アドリアノープルの戦いがローマ帝国の滅亡に繋がったという通説も、少々大げさ。というか古代における多くの会戦は、この会戦と同じような「鎚と金床戦術」で決せられていた。ゴート人は多くの騎馬兵力を持っていたが、最終的に西ローマ帝国を解体したゲルマン諸族の大多数は歩兵戦士だった。

・暴力による死亡率は、国家の成長と「戦い」から「戦争」への移行に伴って顕著に低下した。国家が国内で平和を押し付けることに成功したことが、おそらくは暴力による死亡率が低下したことの主要な原因だろう。

・また、直感に反することではあるが、国家の拡大により文民が戦闘に晒されなくなり、成人男性の従軍率が低下したことも、暴力による死亡率低下の大きな要因に挙げられる。国家間の戦争が破局的になった際の男性の死亡率は25%程度だが、この比率は、小規模で細分化された社会(原始社会)では、絶え間ない集団内部及び集団間での暴力で当然に生じるものとして記録されている数値だ。

・「軍事革命」という言葉を生み出したマイケル・ロバーツは、軍事革命の重要な局面を1560~1660年までの100年間とした。しかし、実際には幾世紀に渡って進んだものだろう。ジェフリー・パーカー曰く、「1530~1710年の間に、ヨーロッパ主要国家から給料を払われる軍隊の総数は10倍になり、ヨーロッパで起きた主な戦闘に従事した軍隊の総数もまた10倍となった」 この時期、ヨーロッパ全体の人口は50%しか増えていない。

・パーカーは、新しい大型要塞の建設は、金銭的な負担が極めて大きかったと主張する。しかし、ヨーロッパ全域における多様な事例から得られる統計データは、要塞は軍事費総額のかなり小さな割合を占めていたに過ぎないことを、一貫して明らかにしている。

・ヴェネツィアでは、イタリアと海外領を強固に要塞化したが、これにかかった費用は16~17世紀初頭の軍事費総額のうち5~10%に過ぎなかった。スペインについてのデータも同様。フランスでは、ヴォーバンが洗練されかつ費用の嵩む要塞建設事業を推進していたが、それでも最高額を記録した年(1682~83年)でさえ、軍事費総額の17%に過ぎなかった。平均的年間支出は17世紀を通じて遥かに少なかった。なお、大砲が登場する前の古い要塞も、大砲時代の新しい要塞も、その建設費はさして変わらない。おおよそ軍事費総額の10%が相場。

・大砲と砲弾に掛かる費用も同じ。ヨーロッパ各国の総軍事費に対して要塞が占めるのと同じくらい、一貫して控え目な割合で、おおよそ4~8%であったことが明らかになっている。携帯型の小火器も、非常に高価だった鋼鉄製武器やクロスボウと比べて、桁違いに高価なわけでもなかった。

・これらのデータからいえることは、地方貴族の独立権力は、彼らの城砦を破壊した攻城砲、または新式要塞への改装費用、大砲や小火器の維持費のために没落したわけではない――ということだ。地方貴族も都市国家も、大砲を入手し、要塞を作っていたのだ。なぜ、没落したのかといえば、官僚的財政に依拠する新しく大規模な国民的・領域的国家に立ち向かうには小さすぎたということ。

2012年10月7日日曜日

結局、ウィンターセールどころかハロウィンセールも待てず

ブレトンで召喚士プレイを目指すことにしているから、真のノルドとはいえないけど、それでも結局『Dawnguard』を定価で購入。なぁに所詮1600円弱の買い物。半額でも800円だし、500円で“開発”した『Fallout3』を1300円で買ったと思えば、実にお買い得だったじゃないか――と、セール中に買わなかった後悔をすっぱいブドウ理論で押さえ込むことにする。正直、『Skyrim』のプレイを再開する気はないんだけど、やっぱりほら、DLCが落とせるのに落とさないというのは、何となく気分が落ち着かないからね。

というわけで、『Dawnguard』を導入した『Skyrim』の日本語化作業をしたんだけど、これで結局半日潰れる。といっても作業プロセス自体は――

「英語版→日本語化」していた『Skyrim』本体を「日本語版」に直したうえで『Dawnguard』を落として、ファイルの整合性をとってからテストプレイを行い、万全な「日本語版」への移行を確認。その後、日本語版の音声、インターフェイス等のファイルをバックアップしたうえで、「日本語版→英語版」に直し、ファイルの整合性をとってからテストプレイを行い、万全な「英語版」への移行を確認。その後、英語版の音声、インターフェイス等のファイルをバックアップしたうえで、バックアップしておいた日本語版の音声、インターフェイス等のファイルを英語版の関係フォルダに上書きする――

という単純なもの――起動するためにninファイルを弄らなければならなかった『Fallout3』に比べれば随分と敷居が低い――で、これにまごついたというわけではなくて、単純にファイルを落としたり、整合性確認のプロセスに時間が掛かったというだけのことです。

で、時間がかかったとはいえ「英語版→日本語化」は上手くいったし、既存MODもちゃんと動くことが確認できたのはいいんだけど、問題は『Dawnguard』が恙無く動くか否かが確認できないこと。

というのも、前回のプレイで作ったキャラをクリーンセーブせずに抹消していたので、残っているのがバニラでブリークフォール墓地に行く前のキャラのデータしかなく、当然、レベル10以下であることから『Dawnguard』のクエスト自体が発動しないので、ルーカン・バレリウスから日本語、英語、日本語で「お前は兄妹のためにスゴイことをやってくれた」という賛辞をいただくことで、「うん、今回も無事に動いたナ」という確認はできても、『Dawnguard』クエストが無事に動くか否かは確認できないわけですよ。

まぁ、コンソールを弄ってレベル10にしたり、「馬車でリフテン→砦にGO!」でイベント自体は発動するんだけど、やっぱり初体験の喜びと驚きってのは大切にしたいからね。

2012年10月6日土曜日

真のノルドなら定価で購入せよ、ということか?

セール終わってからおま国解除とは……鬼、鬼!

『Skyrim』の公式拡張パック『Dawnguard』のことですよ。海外版は8月3日に発売されていたものの、1.6パッチ以降対応(=1.5パッチしか対応していなかった日本語版は対応不可)で、当然のことながら日本語字幕&音声もないというおま国仕様だったので、つい先日の「エルダースクロールズセール」(The Elder Scrollsシリーズである『Morrowind』『Oblivion』『Skyrim』『Dawnguard』の割引祭り)でも、「ここは華麗にスルーして、ウィンターセールで買っちゃうもんね。次のセールなら3割引じゃなくて半額になるだろうし。オレ冴えてる! オレ最高!!」とほくそ笑んでいたのに、セール終了直後に公式日本語版1.7パッチ解禁&公式日本語対応とは……。いやぁ、これは商売というものを甘く見すぎていた手前の負け。ダウンロードしなくても「とりあえず開発」していればなぁ。

なお、公式DLCである『Hearthfire』は、いまだおま国です。

*おま国とは全世界で展開しているSteamが、「世界では売ってるけど、お前の国には売らないよ」と、日本のかよわきPCユーザーだけを狙って虐める行為のこと。まぁ、日本語ローカライズをビジネスにしている会社にしてみれば、おま国がなければ全ユーザーがSteamに流れていってしまうので、国内販売契約を盾にこういう措置をとるように求めることもわからなくはないんだけどさ。

2012年10月5日金曜日

私家版・兵頭二十八の読み方:その21

**「私家版・兵頭二十八の読み方」のエントリでは、日本で唯一の軍学者である兵頭二十八師の著作を、独断と偏見を持って紹介します**

*前回の続き

草思社から上梓した著作では、2冊続けて一般読者向けにシフトした内容という“共通”点があり、ここにきて<廃憲>を念入りに言及するという“ファクター”がある。

そこから導き出される答えとは?

~~~~~~~~~~~~~~

手前が思うにその答えは、「軍師はついに、三島由紀夫、江藤淳が成し遂げられなかった憲法改正(もちろん理想は<廃憲>)に向けて本腰を入れたのだなぁ」ですよ。

彼らが憲法改正(以下、改憲)を目指したことについて、その理由とか行動について書き始めると、多分、一冊の本になるでしょう。そんなことは、浅学非才な手前の手に余る仕事なので、ここでは「三島が楯の会以降の一連の政治活動で目指したのは改憲」、「江藤がGHQの検閲について書いた『閉ざされた言語空間』で目指したのは改憲」くらいに捉えておきます。もの凄く大雑把な捉え方なので、ズバリ的中はしていないものの大幅に外しているということはないはずです。

加えて、彼らが言論活動をしていた当時は、言論だけで十二分に改憲が目指せた時代でもあったと、軍師は指摘しています。以下、兵頭二十八ファンサイト半公式の放送形式(8/13付)からの引用です。

>(前略)60年安保以降、日本の若いインテリたちが、あくまで言論だけで勝負するか、それとも、言論プラス、肉体的・物理的暴力で勝負を仕掛けるかという、分かれ道があったと思うのです。

>U:江藤淳は言論だけで日本を変えられると考えてたのですね?

>H:晩年はともかく、お若いころはそうだったでしょう。大学生が今より桁違いに少なくて、その少数のインテリだけ覚醒させればいいという時代だったから。その「言論」には、マスメディアだけでなくて、国会議事堂もあったでしょうね。「変える」とは、何を変えるんだということになるでしょう。それは、「1946憲法」なんですよ。あくまで。江藤先生の人生を賭けたゲームで、ぜったいにこいつを倒すんだと、肚をくくって射弾を集中していたボスキャラは、「1946憲法」なのです。

正直、↑の記事を熟読してもらえば、「<廃憲>が必要な理由」「三島と江藤が改憲を目指した理由」について全て把握できるので、このエントリをだらだら読む必要はありません。

「だったらこんなエントリなんて書く必要ないじゃないか!」って? いや、手前にとってのblogは、書きながら自分の考えを確認したり固めたりするためにも存在しているものなので、これはこれでいいんですよ。だいたいコレでおまんまを食べているわけでもないので、何を書いたっていいわけだし。

ともあれ、デビュー当時から訴え続け、以降の著作で肉付けし、2006年に明確な形に仕上げた<廃憲>という主張について、これまでは数千人の兵頭ファンに向けて訴えられていたものでした。「いやそんなことはない。最初からあまねく大衆に知らしめるために書いていたに決まっておろうが!」との反論もあるでしょう。でも、意図はどうあれ実際のところは、事実上兵頭ファンにしか届いておらず、一般読者に届くようなわかりやすい内容でもなかったということです。

それが今年になって俄かに変わってきた。広く一般大衆に知らしめ、具体的な成果に繋げようという、<廃憲>を実現するための言論活動へと本格的にシフトチェンジし、実際にその方針転換の第一歩となる、「兵頭流軍学のエキスを一般読者に理解してもらう」というミッションが、草思社の既刊と新刊の売れ行きという形で、具体的な成果を出しつつあるわけです。となれば、次の一手は、「一般読者に向けた<廃憲>の啓蒙」ということになるのでしょう。

しかしこれは、相当難易度の高いミッションでもあります。70~80年代とは違い、いまの時代は高校卒業者の6割以上が大学へ進学し、少数のインテリだのエリートだのはほぼ存在しなくなっています。それこそ、我が心の師である適菜収先生が指摘している通り、国民の「B層」化が劇的に進んだ結果、「B層」を動かさなければ、どんな政治課題も解決できなくなっているということ。

「一握りの大学生を啓蒙すれば改憲できる可能性だって微レ存」であったからこそ、エリート相手の言論で勝負をかけた三島や江藤でさえ、結局は敗北してしまった。翻って軍師が目指すのは、改憲よりもさらにハードルの高い<廃憲>で、かつ、啓蒙する相手が、かつてのエリート――少なくとも岩波書店の古典を100冊以上は読破し、資本論も大体諳んじることのできるくらいの知識を持つ大学生――に比べれば、確実に知的レベルの低い「B層」ですからね。難易度Very Hard。三島、江藤のチャレンジが『スーパーマリオ』のノーミスクリアなら、軍師のチャレンジは『CoD2』の「400高地の戦い」をベテランでクリアするくらいの難しさですよ。

そんな難しいミッションに軍師はどのように取り組んでいくのか? そして<廃憲>という政治課題を前に、一有権者としてどのように行動すべきなのか?

とまぁ、いろいろと書きたいことは山積みなんですが、仕事の合間にゲーム断ち、2ch断ちをして長文エントリに取り掛かるのが面倒なのと、連休中の仕事と連休明けの仕事の準備に取り掛かる必要があったりするので、ちょっと中途半端な感じではありますが、「私家版・兵頭二十八の読み方」のエントリ更新は一旦終了します。

*あと、念のために書いておきますが、ここまでのハナシは全て手前の勝手な思い込みをもとに書いたものです。ただ、軍師の真意はどうあれ、外形的な事実から見ていくと、このようなハナシが本当であっても不思議ではない――とはいえると思います。

2012年10月4日木曜日

私家版・兵頭二十八の読み方:その20

**「私家版・兵頭二十八の読み方」のエントリでは、日本で唯一の軍学者である兵頭二十八師の著作を、独断と偏見を持って紹介します**

昨日のエントリでは、草思社の著作の“共通”点について書きました。今日は一昨日指摘したここ最近念入りに言及している“ファクター”について取り上げます。

草思社の既刊『日本人が知らない軍事学の常識』は、発売後すぐに重版がかかるほど売れたそうです。実際、軍師も新刊で「著者が予想しないほどに好評であった」(287頁)と書いているように、近年では珍しく一般読者に受け入れられた著作といえましょう。

かねてから指摘しているように、新刊のテイストも既刊と同じように、一般読者に向けてわかりやすさを意識したものとなっています。具体的な箇所について数え上げるとキリがありませんが、一つだけ例を挙げましょう。

例えば迫撃砲についての解説では――

「前線の歩兵部隊は、射程数キロメートルの対戦車ミサイルも持っているし、迫撃砲も装備している。ちょっと説明すると、一般に、迫撃砲は、『砲兵』部隊には属さない。歩兵部隊が持って歩く、歩兵部隊固有の『重火器』なのだ」(201頁)

――と、書いています。

迫撃砲が砲兵ではなく歩兵のモノであるということは、ちょっとしたミリタリー好き(=ほとんどの兵頭ファン)であれば誰もが知っている“常識”です。一方でこの“常識”は、大多数の一般読者が承知しているものではないことも事実です。これまでの軍師の著作では、このような“常識”についてまでページを割くことはほとんどありませんでした。そう考えると、既刊に続いて新刊も、一般読者向けを意識したテイストで書いているといえるのではないでしょうか。

ではなぜ、このような一般読者向けの著作を上梓するようになったのか?

手前は、今夏から関係各所で発信しまくっている「日本国憲法の廃棄と五箇条の御誓文への回帰」(以下、<廃憲>)の主張が、一つのカギになっていると当て推量しています。

この<廃憲>の主張ですが、軍師は処女作である『日本の防衛力再考』(銀河出版)から一貫して主張しています。

「本書がくどくどと述べているように、一国の占領とは、在住する全主権者が征服者の銃剣の間合いに置かれる状態である。精神的・物理的な間合いを奪われた占領下では、どんな住民も真の自由意志は持ち得ない。したがって、連合軍の占領下で行なわれた選挙や国会決議には、日本国民の自由意志は反映し難い」
(中略)
「成文憲法が規定してくれていようがいまいが、正当防衛や緊急避難の権利は、人間が生まれながらに持ち、かつ、どの公権力に対しても決して手放すことのありえない、最低限の自然権である。占領下の日本国民は自由意志を奪われていたが、そこに自由意志があろうがなかろうが、この二つの最低限の自然権を放棄するという社会契約は、誰も結ぶことができないのである」(184~186頁)

ここでは日本国憲法の持つ欺瞞について指摘しているだけに止まっていますが、その後、2006年に出版した『日本有事――憲法を棄て、核武装せよ!』(PHP研究所)で、明確に<廃憲>という考え方を打ち出しました。

「公然とウソをつくことは恥ずかしいと思わないと自由もないのだ。だからシナ人が支配する空間に自由はない。シナ儒教は政治家がウソをつくことを許容する」
「なのに、昭和前期の日本の官僚にも政党人にも自己説明力はなく、庶民に武侠精神がないために、ウソつきが罰せられなくなり、満州事変を結果したのだ。近代日本はシナ人の同類に落ちぶれたのだ」
「五箇条の御誓文は近代国際法主義で、これは政治家のウソを禁ずる。反近代の儒教は政治家によるウソを禁じない。これが満州事変から敗戦までの、精神的背景である」
(中略)
「この事情は戦後も変わっていないだろう。マックKEMPOHが反自由契約であると分からないようでは、日本の代議士はまだまだアカウンタブルではない。自由とは何かが説明できないのだ」(185~187頁)

以降、この<廃憲>は、兵頭流軍学の中心的な主張となり、ほとんどの著作において何がしかの形で訴えて続けています。そして今夏、SAPIO、半公式ファンページ、チャンネル桜、そして新刊で「江藤淳と三島由紀夫が向き合った憲法改正」をテーマとする論説を乱れ打ち。<廃憲>について、これまでよりも一層念入りに言及してきています。

さて、ここで問題。

草思社から上梓した著作では、2冊続けて一般読者向けにシフトした内容という“共通”点があり、ここにきて<廃憲>を念入りに言及するという“ファクター”がある。

そこから導き出される答えとは?

2012年10月3日水曜日

私家版・兵頭二十八の読み方:その19

**「私家版・兵頭二十八の読み方」のエントリでは、日本で唯一の軍学者である兵頭二十八師の著作を、独断と偏見を持って紹介します**

昨日のエントリでは、草思社の著作に“共通”していることと、ここ最近念入りに言及している“ファクター”について指摘しました。今日は“共通”していることについて書きます。

手前が思うに、今年、草思社から出版した軍師の著作には一つの共通点があります。何かといえば、新ネタの含有量の少なさです。

「いやいや、新刊は機雷戦とかISRとか、新ネタ盛りだくさんだったじゃん!」

と言われれば、「仰るとおり」としか返せませんね。たしかに新ネタ盛りだくさんです。言葉が悪かったです。正確には、既存媒体で未発表である新ネタの含有量の少なさですね。このことは軍師自身も認めています。

「この本で説明し予言していることの半分くらいは、兵頭はすでにインターネット上のウェブサイト(複数)で、説明したり警告したことがある」
「しかし、そのアップロードは五月雨式。毎日それをチェックする手間をかけてくれるような人は、日本全国でも数百人くらいだろう」
「いつも特別なテーマばかりフォローしてはいられないという方々にとっては、その特別なテーマの書籍を購読することが、いちばん時間と労力の節約になるに違いない。いずれにせよ現代人の<時間>はタダじゃないのだ」
「まとまった情報を、人々が摂取しやすくパッケージするスタイルとして、こんにちでも、紙媒体の書籍は勝れているという証明に、本書もなってくれることを望みたい」(283頁)

まぁ、そうはいっても、他の作家や評論家の著作に比べると、十分に新ネタが多く含まれていたりするんですが、ここではあくまでも「これまでの軍師の既刊に比べて」ということです。実際、近作の『新訳 戦争論』や『新解 函館戦争』なんて新ネタだけで書かれたようなものですからね。

さて、草思社の既刊『日本人が知らない軍事学の常識』について、以前、手前はこう書きました。

>実のところ軍師は、「これまでに書いたことを繰り返し書くのは紙資源のムダ」と主張していて、これまでの著作は「既存著作と内容が被らないネタ」か「既存著作の主張を大幅にアップデートするネタ」をベースに上梓してきたわけです。ですが、今回の新刊では(2012年向けにアップデートされているとはいえ)「既存著作と内容が被らないようにする」という信条を、あえて封印しているように見えます。

>これが明確な意図によるものなのか否かはわかりません。ただ、15年来の兵頭二十八ファンとして思うことは、「20年近くのキャリアを振り返る良いタイミングで出た一冊ではないか?」ということです。

出版から半年経ちましたが、この見解はいまでも変わりません。むしろ、新刊において軍師が↑のように書いていたことを読んで、以下のような当て推量を思いつくに至りました。

すなわち軍師は、草思社で出版する書籍について、blogや雑誌などで書いた荒削りな新ネタを、兵頭ファンだけでなく、兵頭本を読んだことのない一般読者に向けて徹底的にソフィスティケートして書く――ことを狙っているのではないか? ということです。

実のところ、“軍学者”ではなく“作家”として<兵頭二十八>という著者を捉えなおしてみると、近年までは間違いなく「マニア向けの作家」でしかありませんでした。よく言えば「新刊が出れば絶対に購入する千人単位の熱烈なファン」を抱えているので、出版社にとっては「確実に数千部は捌ける手堅い作家」ではあったでしょう。しかし、翻ってみれば、「一般受けはしないので、万単位で売ることは困難な作家」でもあったということです。

そんな「マニア向けの作家」だった<兵頭二十八>が、意識的に一般読者に向けてメッセージを発するようになったことには、どのような理由があるのか?

2012年10月2日火曜日

私家版・兵頭二十八の読み方:その18

**「私家版・兵頭二十八の読み方」のエントリでは、日本で唯一の軍学者である兵頭二十八師の著作を、独断と偏見を持って紹介します**

兵頭流軍学のテキストとしてはもちろんのこと、近未来の戦争のあり方を占う軍事本としても、昨今流行している“尖閣ネタ本”としても深く読める、兵頭二十八師の新刊『北京は太平洋の覇権を握れるか――想定・絶東米中戦争』。

◆目次
●プロローグ――米支の権益地域としての絶東
●1章:なぜ太平洋の支配権が二強国の争点となるか
●2章:米支開戦までの流れを占う
●3章:想定 米支戦争
・1、サイバー戦
・2、「開戦奇襲」はスパイ衛星を狙って第一弾が放たれる
・3、航空戦の様相
・4、機雷戦の様相
・5、陸戦を占う
・6、核が使用されるシナリオ
●4章:米支戦争に日本はどうつきあうのが合理的か
●エピローグ――開戦前の宣伝に屈しないために

なぜ、米中戦争なのか? 軍師はこのように書いています。

「世界帝国だったスペインの凋落いらいこのかた、グローバルなナンバーワン強国は、『ナンバー2』の強国の隆盛を歓迎せず、傍観せず、放置もしない。かりに現在、『ナンバー2』が軍事力を伴わない経済大国にすぎないとしても、その国民の先進大国意識と技能ポテンシャルとは、一夜にして、ナンバーワンを脅かす軍事資源に転換され得る」
(中略)
「米国指導層は、中共との『友好親善』の余地などないことを、ようやくに悟った。口先で『米支共栄』が謳われることはあろう。だがそれは、外交会場を粉飾する時間稼ぎのマヌーバ(政治術策)であると、どちらも承知している」(15~16頁)

すなわち、いまや二大強国となったアメリカと中国との対立は避けられない――という視点から、両国対立の未来について、考え得るあらゆる可能性を論じきっています。

*なお、上記引用の「ただの経済大国でも、すぐに軍事大国になる可能性がある」というハナシについて、直近の好例としてはワイマール共和国→ナチス・ドイツが挙げられるでしょう。

その内容について、改めてとやかく書くつもりはありません。1600円という値段の割には中身のギッシリ詰まった本――300頁もないので、「ナナメ読みすれば2~3時間で読み終わるナ」と読み始めたら、読破するまでに7時間かかったでござる――なので、Amazonでポチるなり、近所の図書館で借りるなりして読んでください。

さて、新刊を読んで改めて気づいたことがあります。といっても、中国軍の弱さとか、近未来におけるサイバー戦争のあり方とか、儒教国家における約束と密約の違いとか、本の中身にあるようなことではありません。同じ出版社(草思社)の既刊である『日本人が知らない軍事学の常識』と新刊に“共通”していることと、今夏から論文やTV出演、blogなどで念入りに言及している“ファクター”から思いついたことです。

2012年10月1日月曜日

新作チョコを喰らう:チョコレート効果(レーズン&アーモンド)

★チョコレート効果(レーズン&アーモンド)/明治

●寸評:レーズンとアーモンドの小片が練りこまれているが、口に入れたときの印象としては、「レーズンは添え物。アーモンドは歯応え要員」という感じ。カカオマス含有量が大目なビターチョコレートの風味がとても強く、いい意味で変わらない味。

●カロリー対効果:約310kcal(9個。1個当たり約34kcal)。既存のチョコレート効果と同様に、極めて濃厚なビターチョコレートであるため、甘さは控え目だが、カカオ風味たっぷりのチョコレートを食べたという満足感は非常に高い。アーモンドとレーズンは、ビターチョコにほんの少し彩りを添える程度のもので、正直、あってもなくてもさほど変わりは無いように感じた。カロリー対効果は高め。