2014年3月1日土曜日

進歩し続けるのはPCだけではなかった

そりゃもちろん、家電だって進歩するものだってのはわかっているんですよ。冷蔵庫だってエアコンだって10年前のものと比べれば、いい感じに冷えてかつ省エネだってのは、5年前の引っ越しで家電を新調したときに十分実感してますからね。でもねぇ、冷蔵庫もエアコンも全自動洗濯機も、性能は上がっても価格はだいたい据え置きっぽいでしょ。確かに安くもなってるだろうし、ハイアールのモノなんて同じ性能でバカ安だけどさ。そうはいっても5000円で買えるものじゃないでしょうよ。つまるところPCみたいに、10年前に数十万円した廃スペック品(=昨今のスマホと同等程度の性能のモノ)でも、ジャンク品を集めて組めば2000円でお釣りが来るってほどには進歩していないわけですよ。

が、この認識。ついさっき大いに間違っていると実感しました。

というのも昨日、ブラウンの電動歯ブラシのカートリッジを買いに、近所のくすりの福太郎に行ってきたんですよ。で、歯ブラシコーナーを覗いてみたら――

・ブラウンの替え歯ブラシ(カートリッジ2本入り)=1980円
・ブラウンの電動歯ブラシ新品(カートリッジ1本付属)=1880円

――ってなっていたわけですよ。

で、14~5年前から使い続けている電動歯ブラシ『Oral B 3Dexcel Type4736』は未だ健在で、買い換える必要性は全く感じていなかった――時々取り落としたりして全体に傷だらけ&カートリッジ接続部に水垢が歯石みたいに膠着しているけど、使用上は全然無問題――わけですが、「カートリッジ1本の代わりに一番安い新品を体験使用できると思えば、悪くない買い物かも」と思い、つい衝動買いしてしまったんですよ。

実のところ2万円以上かけて買った『Oral B 3Dexcel Type4736』は、使い始めて20秒後に「もう二度と普通の歯ブラシで磨くものか!」と決心させたほど、素晴らしい使用体験をもたらした名機であって、バッテリーがダメになっても交換して使い続けようと考えていたほど思い入れのあったモノだったんですよ。

なものだから、新品については「所詮、2000円でお釣りが来る品物。長年連れ添ったハイエンドモデルには性能その他の点でかなうまい。ま、それでも靴磨きとかPCの掃除専用機としては重宝するだろうから、損はすまい」なんて思っていて、その性能には全然期待していなかったわけです。ええ。

が、さきほど16時間の充電を終えフル稼働した新品の『Oral B Type3757』(=製品一覧を見る限りでは一番安いモデル)を使ってみたら、現行機よりも回転振動が断然に高速かつデリケートで、ちょっと当てるだけで歯の隅々まで確実に汚れを落としているのが実感できてしまい、「あぁ~、これで現行機はお役御免ってことか……。これからは靴磨きとかPCの掃除に役立ってくれい!」と、心で涙を流しながら育成落ちを通告した次第。

それにしても今どき2000円しないで電動歯ブラシ、しかも10数年前の最上位機種よりも断然性能の良いモノを買えるなんてねぇ。この分だと、シェーバーも物凄い進歩しているのかね?

ともあれ手前は、韓国は仏像を返還すべきであると思う。