2011年8月31日水曜日

『ゲーテの警告』、手前はこう読んだ!:世の中を正す方法はあるのか?

『B層』のハナシを書いていて思い出したことがあります。ちょっと前にがん治療の現状について調べていたんですが、その際、患者に対して“機械的にがんを告知”する医師が激増しているというハナシを聞きました。診察した全ての患者に対して、諸々の事情を一切考慮せずに、「あなたは胃がんです。この状態であれば余命6カ月から1年ですね」みたいなことを平気でいうそうです。

医師サイドの言い分は、「どんな気遣いをしたところでクレームをつけられるので、それであれば最初から診断結果を明らかにしておけば間違いないから」というもの。一部の患者(=見境なく文句をつけるバカ)の対応に苦慮した結果、仕方なく“機械的にがんの告知”をしているといいます。『B層』の拡大が医療の質を落としている好例でしょう。

このように腐った世の中を正すには、どうすればいいのか?

手前の理解では、「まずは自分の趣味の“基礎教養”を蔑ろにしないことから始めること。そのうえで『B層』から脱出する努力を惜しまないこと」が一つの回答になるというものです。

そもそも趣味に関する“基礎教養”を知り、追求していくことは努力や苦難を必要とするものではありません。少なくとも手前にとっては、楽しいことであり面白いことです。それはどういうことなのか? そうですね……ちょっと恥ずかしいハナシになりますが、HR/HMの実体験について書いてみましょうか。

元々、五月蝿いジャンルとして敬遠していたHR/HMにハマったのは、ディープ・パープルがキッカケなんですが、これを聴いて思ったのは、「これと同じように“凄い音楽”は他にないのかナ?」「こんなに“素晴らしい音楽”のルーツはどこにあるんだろう」です。ようするに、ただでさえ素晴らしいディープ・パープルを、もっとブリリアントに聴き、もっと楽しむためにはどうすればいいか? ということを考えたわけです。

で、専門誌を読んだり、同好の友人と情報交換したり、レコードショップに通いつめた結果、「ルーツはジミ・ヘンドリックスにあるんだよ」「パープルが好きならツェッペリンも聴いてみたら」「パープル解散後のレインボーも凄いよ」「NWOBHMの一連のバンドも外せないね」「LAメタルだってバカにできないよ」――みたいな感じで知見を拡げていったわけです。この延長で、ブルースやジャズ、ファンク、クラシックなども一通り耳にした結果、「HR/HMは必ずしも“凄い音楽”ではない」「HR/HM以上に“素晴らしい音楽”は掃いて捨てるほどある」ということを理解することができました。

つまり、もっと楽しみたい、もっと凄いものを体験したいという快楽を追求したら、結果的に“基礎教養”を身につけることになったというだけのことです。恐らく適菜先生も、根っこのところでは手前と同じような動機で、様々なジャンルの“基礎教養”を身につけ、自分なりの価値観を醸成していったのだろうと勝手に確信しています。

その意味では、手前の考える『B層』脱却のメソッドであり、亡国の途を避ける答えでもある「自分の趣味の“基礎教養”の追求」は、ある意味、『B層』の行動原理である「自分の気持ち至上主義」(岡田斗司夫©)と同質のものであって、その点では誰でも実践できるハードルの低い手段ではないか? と思っています。しかも、最近はネットに繋げば事実上タダでありとあらゆる情報や過去の資産をいくらでも手に入れられますからね(例えば1930年代のソウルやブルースなどもYouTubeで簡単に視聴できます。10年前には考えられないことでした)。

といっても、実際のところ『B層』に甘んじている人は、「別にこれはこれで面白いんだからいいじゃん」「これで満足してるから十分だよ」「てか、一々古いモノとかに当たるのってメンドクサイし」――という具合に“基礎教養”を省みることはないのでしょう。言うだけ無駄ってやつです。

それでもなお、「与えられたモノだけで喜ぶのもイイけど。ちょっと手間をかけたらもっと面白いよ」「“基礎教養”を蔑ろにしなければ、もっと幸せになれるかもよ」といい続けるとともに、自らも“基礎教養”を疎かにしない姿勢を保つことだけが、いまの腐った世の中を正すただ一つの手段なのではないか? と考えています。

最後に、手前が定義づけするのを逃げた“基礎教養”の本質(=要するに何を観て、何を聴き、何を知ればいいのか?)について、適菜先生は『ゲーテの警告』で、ゲーテの言葉を借りながらこれ以上ないほどシンプルで的確な答えを導いています。詳しくは同書を読んでください。

2011年8月30日火曜日

『ゲーテの警告』、手前はこう読んだ!:“基礎教養”と亡国の途

昨日、『ゲーテの警告』の内容を思い返しつつ“基礎教養”のハナシを書いていて、ふと思ったのが、「このハナシって何か既視感があるよな」ということ。ここ7~8年くらいでしょうか、映画に限らず、TVゲームでもHR/HMでも野球でもなんでもいいんですが、あるジャンルが好きとかハマっていると公言する人のハナシをよくよく聞いてみたら、「えっ? 『好き』っていいながらこんなことも知らないの?」という経験が多々あったわけですよ。

それこそ――

「都築さんHR/HM好きなんすか! オレも大好きっすよ。リンキン・パークとか最高ですよね」
「へぇそうなんだ。最近のバンドにもいいのがあるよねぇ。だったらレッド・ツェッペリンならセカンドアルバムあたりが好みだったりするの?」
「え? 何てバンドっすか?」
「レッド・ツェッペリン」
「いやぁ、良く知らないっすねぇ」

――みたいなことですよ。

こうしたハナシは身の回りでもちらほら聞くことがあったりして、ついこのあいだまでは、「趣味の世界ではどこでもあるもんなのかなぁ。ゆとり(笑)」みたいに鷹揚に構えていたものです。が、『ゲーテの警告』を読んでからは、こうした傾向(=“基礎教養”を蔑ろにする傾向)は趣味の世界に限らず、あらゆる分野で日本全国津々浦々にまで広がっているのかも知れないとビビっているところです。

で、そんなことを考えながらつらつら書いていて、「このハナシって岡田斗司夫氏がそのまんま書いてたっけ!」と思い出し、慌てて本の山を書き分けて取り出したのが、『オタクはすでに死んでいる』(岡田斗司夫著。新潮新書)です。同書よりちょっと長めですが引用します。

「SFが滅びた最大の原因は映像SFでした。もちろん原因といっても、悪者だという意味ではありません。単に原因だという事実があるだけです」
「映像SFが広がることで、わかりやすいSFが浸透してしまった。それまでSFというのは、ファンの間では『一冊読んでもダメ、百冊読んでもダメ、千冊読んだらSFってなんだかそろそろわかるんじゃないかな』と言われていました。嘘みたいに思われるかもしれませんが、本当に常識だったのです」
(中略)
「ところが、『機動戦士ガンダム』や『スター・ウォーズ』でSF界に入ってきた人たちというのは、一瞬で『わかる』のです。少なくとも本人たちは『わかっている』と思えるのです。先輩に『まだまだ』と言われて発奮する、なんていう面倒な手続きはここには必要ありません」
(中略)
「ただし、そうやって『わかりやすいSF』で入ってきた人は、その後もやっぱり『わかりやすい』ものを求める。『わかりやすいSF』ばかりが求められた結果、『わかりにくいSF』が避けられる」
「『アニメ見てるんだから、別に本なんか読まなくてもいいじゃないですか』」
「『昔の日本の作品なんか読まなくてもいいじゃないですか。えー、SF好きだからといって小松左京とか読まなくてもいいでしょう』
「という調子になります。必然的にラクチンなものが、どんどん普及していったわけですね」(132~134頁)

このハナシ、「わかりやすいSF」を「B層カルチャー」に変えたら、まんま『ゲーテの警告』で指摘されていたB層カルチャーの暴走のハナシと同じですよ。で、これが映画、音楽、グルメとかだけでなく、政治から市井の全ての小さなことまで全てに浸透しているってことです。

岡田氏は「SFは死んだ」(=かつて確かに存在していた「SF文化」というものがなくなった)と指摘していますが、やっぱり全ての人間が『B層』に甘んじて、いわゆる“基礎教養”を蔑ろにしてしまうと、確実に亡国の途に繋がるってことなんでしょう。





追記:適菜先生がmixiで噛み付かれていたというハナシ。ポップスにオリジナルなんてないってハナシは、これを見れば一目瞭然じゃないかなぁ。

【ニコニコ動画】JPOPサウンドの核心部分が、実は1つのコード進行で出来ていた 前編

【ニコニコ動画】JPOPサウンドの核心部分が、実は1つのコード進行で出来ていた 後編

加えて、↓の本を読んで、いくつかのヒット曲の楽譜を並べてみたら、正解が出ているような気がするんだけどね。

2011年8月29日月曜日

『ゲーテの警告』、手前はこう読んだ!:オレは『B層』なのか?(その2)

「B層カルチャーが大大大好き! なんてことでいいと思ってるのか!!」

と問われたら、「いやまぁ、趣味っすから。サーセン」としか答えようがありません。だったら手前は『B層』なのか? といえば、「それはちょっと違う」といいたい。

やっぱりねぇ、B層カルチャーやB層グルメ(ここでは便宜的に「B層趣味」としておきます)が好きであることと、『B層』の住人であるかは、そのまんまイコールってことでもないと思うんですよ。まぁ、ほとんどの場合はイコールなんでしょうけど……。

じゃぁ、何の根拠があって『B層』の住人ではないと異議を申し立てているのか?

手前は、「B層趣味」を相対化できるか否かが、『B層』の住人で終わるか否かを分けるポイントではないかと考えています。つまるところ、「B層趣味」が決して“高尚”なものではないことをわきまえているか否かってことです。適菜先生の言葉でいうならば、「駄菓子は駄菓子として楽しめばいい」ってことを知っているかどうかってことですよ。

「B層趣味」が大好きと公言してはいますが、決して「B層趣味」のモノだけしか体験していないわけではありません。映画にしても“基礎教養”として体験すべきものは一通り体験して、手前なりの価値観を醸成したうえで、「やっぱり『ダイハード』はスゲェ面白れぇ!」とかいってるわけです。

*なお、この“基礎教養”のことについて書いたら、細かく書けば鼻持ちならない自慢になりますし、何をもって“基礎教養”というのかを定義づけるのも非常に面倒くさいので、ここでは端折ります。いやぁ、こういう無責任なことを書いても怒られないってのがblogのいいところだね!

要するに何が言いたいのかというと――

『ダイハード』はスゲェ面白い

このことを認められない人はかわいそう

てか、この世に『ダイハード』以上にイイ映画なんてないっしょ!

――みたいな中二病丸出しのアホなことは絶対に言わないってことですよ。

『ダイハード』より面白い映画はたくさんあるし、イイ映画――何をもってイイのか? みたいなことを言うと収拾がつかなくなる。というか、こういうことを避けるために↑のような断り書きを書いたんです――なんてもっとたくさんあるということを知識の上でも身体の上でもわかっているので、こんな感じで“おだつ”ことはないわけです。音楽については……まだまだ聴いてないジャンルも多いので、自分なりの価値観は醸成しきれてないかなぁ。

そのうえで翻ってみると、『B層』の住人ってのは、この辺のところが無反省なのではないか? てか、そもそもそのジャンルにおける“基礎教養”に当たるものを体験してないのではないか? といいたくなるような物言いをするわけですよ。これが!

「最近、手を上下に動かして唄う歌手がいます。(中略)定番のメロディに乗せて、愛だの恋だの唄うだけなのですから、もっと笑顔で楽しそうにやればいいのに、まるで大芸術を繰り広げているような深刻な顔をして唄うので、見ていてハラハラします」
「芸術家を気取るラーメン屋が『伸びる前に食え』『うちの店は餃子とビールは置いていない』などと言い出すのと同じ」
「プロ意識の欠如と芸術家を気取ることは密接に繋がっています」
「自分たちは駄菓子をつくっているという感覚がない(後略)」(94~95頁)

この適菜先生の指摘は、「B層趣味」を享受する側についても通じるものですよ。「『ダークナイト』は最高の映画」とか「このラーメン屋は1時間並んで食う価値がある」とかいう奴です。

確かに『ダークナイト』は面白いし傑作ではあるでしょう。でも、最高の映画か? という意見には、「じゃぁ、アンタはこれまでに公開された全ての映画を見て、そういうことを言ってるのか?」「そもそも何を持って最高と評価しているのか?」と問いたいところです。この問いに全く答えられない、あるいはそもそもこういうことを問われること自体が不本意、てか、なんでそーゆーひねくれた見方しかできないわけ、アンタは!(むか~しむかし交際していた女性に全く同じセリフを吐かれたことがある)みたいなことを言うのが『B層』の住人であるわけですよ。

で、そんな『B層』から必死になって脱却しようと足掻いている人については、『B層』の住人認定を免除すべきではないか? というのが手前の考えです。



2011年8月28日日曜日

『ゲーテの警告』、手前はこう読んだ!:オレは『B層』なのか?(その1)

2011年下半期に読んだ本ではダントツに面白かった『ゲーテの警告』(適菜収著。講談社+α新書)。どんな本かといえば……って説明するよりも読んでもらった方が早いと思うので、未読の人はサッサと図書館で借りるなりAmazonでポチるなりして読んでください。骨の髄まで『B層』な人――ここでは「生涯に300ページ以上の本を10冊以上読まないような人」と定義――でなければ、誰が読んでも何がしか得るものがある本ですから。

ともあれ、この本を何度か読み返してまず思ったのは、「果たして手前は『B層』の住人なんだろうか?」ということ。いや確かに適菜先生は、『B層』を否定しているわけではないし、『B層』の住人は地獄の炎に投げ込まれるべき(又吉イエス©)といってるわけでもありません。

「本書の目的はB層を批判したり、からかったりすることではありません。B層を『上から目線』で非難するのは、無意味であり見当違いです」
(中略)
「B層が一定の割合で存在するのは必然ですし、B層をなくすことはできません。そうではなくて、わが国におけるB層の急拡大が、歴史上どのような土壌の上に発生したものであるのか、そして、それがわが国の将来にどのような影響を与えるのかについて考える必要があるのです」(44頁)

なので、『B層』の住人であったとしても恥じる必要はないのかも知れません。でも、適菜先生の言うとおり『B層』の急拡大が亡国に繋がるのであれば、「せめて自分くらいは『B層』から脱出した方がいいのでは?」と思うのが人の道ってものでしょう。となれば、まずは自分自身が『B層』に属するのか否かを確認することは大切なことだと思うんですよ。

で、適菜先生が取り上げた『B層』ハナシに重ね合わせてみると――

・政治:民主党のマニフェストには騙されなかったし、デマや陰謀論への耐性もそこそこあると自負。
・TV:みない。
・ベストセラー:『バカの壁』以外、全部未読。
・B層グルメ:ラーメン屋には並ばないし、ファーストフードも頻繁には利用しない。てか、基本自炊。
・B層カルチャー:好きな音楽はHR/HM、洋楽ヒット、好きな映画は『ダイハード』『アポカリプト』『ムーランルージュ』。あ、あとTVゲームも大大大好き!

――本の中で取り上げられている主なジャンルについていえば、B層カルチャーにどっぷりと浸かっているといえましょう。いわゆる趣味についていえば、もう正真正銘、血統書つきの『B層』の住人といえます。

だったら手前は『B層』に属しているのか? それでいいと思っているのか?







2011年8月27日土曜日

「B層」とはどんな人たちか?

つまりこんな人たちのことです。

運営「Flash PlayerをVer10.1以上に変更してね」 → ユーザー「flash playerって何?」 → 運営「ぐぬぬ」

~~~~~~~~~~~~~~

111:名無しさん@涙目です。(富山県):2011/03/04(金) 20:32:15.04 ID:9Vw+TfDZ0
>>41
レスの大半が、
「無料なんですか?」
「インストールしても大丈夫なんですか?」
「どうすればいいですか?」

で笑った 小中学生しかいないだろ

149:名無しさん@涙目です。(静岡県):2011/03/04(金) 20:38:37.64 ID:ywz0kJsT0
このレベルの人のサポートしたことあるけど
彼らは文章を読もうとしないんだ

215:名無しさん@涙目です。(dion軍):2011/03/04(金) 20:45:52.13 ID:R8TnXZ0g0
知り合いにもいるけど検索しないで聞いてくるやつ結構いるわ
ググればトップに出てくるのに

366:名無しさん@涙目です。(神奈川県):2011/03/04(金) 21:05:34.26 ID:7BVcazGC0
これが一般人の平均レベルだよ。
国産スマホが売れてるの見てもわかる。

~~~~~~~~~~~~~~

いろいろあったけど今日を乗り切れば何とかなる! って今日は軍師の講演会があるんだなぁ……。あれやこれがなければ一泊二日の強行日程で聴きにいきたかったところだけど。この鬱憤は『ゲーテの警告』を読んで以来、書きたくてうずうずしていた「B層」のハナシを書くことで晴らすことにしよう。

2011年8月26日金曜日

気づいたらファースト谷繁とか……

てか、エンジェルベルト・ソト投手でしか勝てないのかね? ウチのチームは。あと、「5番ファースト谷繁元信捕手……じゃないや選手」とか。球界屈指の打撃力を誇る阿部慎太郎捕手ならまだしも谷繁捕手は、ねぇ……。最近、二軍の事情とかさっぱりわからないんで素人臭いことを書くけど、オレの福ちゃん(福田永将選手)とかはどうしてるのかね?

スコアを見るだけでも荒木雅博選手をショートとセカンドでとっかえひっかえしたり、4番に代打だしたり、ジョエル・グスマン選手が相変わらずだったり――さすがにここまで来ると、熱烈擁護派の手前も「今シーズンはもういいんじゃないかな? ま、来シーズンに期待ってことで……」と擁護の旗を降ろしたくなる――して、何というかカオス過ぎ。落合博満監督の意図はどこにあるのか? しばらくドラゴンズの試合を見てないってのもあるけど、ホント、サッパリわからん。ともあれ600勝おめでとう(投げやり気味)。

2011年8月25日木曜日

ゴーン・ベイビー・ゴーンと同じだね

4歳女児誘拐・保護/謎多し

黙っていたほうがみんな幸せになれたかも知れないって点で。まぁ、数カ月も経てば誘拐した女が虐待したっちゃりして救いのない結果に終わるのが見える、私にも見えるぞ! って感じではあるんですが。



2011年8月24日水曜日

小学校入学1週間後に訪れた悲劇

今じゃ考えられない昭和の生活 2

いろいろある合間にいろいろと懐かしみながら読んでいたところ、以下の記述を目にしてトラウマ大爆発。

~~~~~~~~~~~~

741:おさかなくわえた名無しさん:2011/06/24(金) 19:19:16.56 ID:+vQCZMEK

早く大人になりたい理由のひとつが「嫌いなものを食べなくてもいい自由」を得たいからだった。

745:おさかなくわえた名無しさん:2011/06/24(金) 19:58:13.97 ID:kU7+RdCH

>>741
分かる分かる!
当時の給食はほんとにマズかった。
給食に過剰なノスタルジーみたいの感じてる人多いけど所詮子供舌の思い出なんだよね。
給食大好きだった人でも大人になって口が奢ってから当時と同じ物食べたら絶対「え?」てなると思う。

~~~~~~~~~~~~

手前が小学校に入学して1週間が経ったときのこと。朝礼で担任の五田先生が「給食がおいしいと思う人」って訊いたんすよ。42人の生徒が元気良く手を上げたね。でも、1人の生徒だけが手を上げなかったんすよ。で、五田先生は次にこう訊いたね。「給食がまずいと思う人」。そこで元気良く手を上げたたった1人の子供。それが手前だったんす。

幼少時より両親から、「自分がされてイヤなことは人にするな」「殴られたら必ず殴り返せ。でも、自分からは殴るな」「ウソをついてはいけない」という素晴らしい教育を受けたものだから、「給食がおいしいかって? いや、母ちゃんの料理やおばさん、ばあちゃんのごちそうより明らかにマズイっす!」という素直な気持ちから手を上げた結果、クラス全員から白い目で見られ、五田先生からは「そういう根性じゃダメだ」というわけのわからない理由で拳骨を貰い、挙句の果てに母親まで呼び出されるというトラウマが蘇ってさぁ大変!

湧き上がる怒りとか同調圧力に対する嫌悪とか「空気を読みたくないのに空気を読んだ後に感じる猛烈な徒労感」とかを思い出して、精神的に疲れてきたので今日はもうおねむだい!

2011年8月23日火曜日

島田紳助司会者の引退はフジテレビの陰謀

韓流批判をそらすためにビッグニュースをぶつけるべく、フジテレビと吉本興業の合作で打った陰謀劇なんですよぉっ(ターザン山本風に読んでください)。

なんてバカなことを書く奴が100人以上出てくることに10000ペリカ。良い子のみんなはこういう陰謀論を信じちゃダメ、絶対。てか、フジテレビの韓流推しを陰謀と思ってる奴がいることに驚いた。ネットのデマに踊らされているって点で彼らも「B層」なんだろうなぁ。

『マウント&ブレイド』はアンインストールしたよ

このあいだ20時間くらいぶっ通しでやった後、いろいろあって一切手をつけていない『マウント&ブレード:ウォーバンド』。いろいろあったとはいえ、ゲームを数十分ないし1時間くらいやる程度のヒマはあるのですが、だからといって一回起動してしまったら再度20時間くらいぶっ通しでやってしまうことが必定なので、泣く泣くニコニコ動画のプレイ動画を見て荒ぶる魂をなだめているところです。

【ニコニコ動画】【Mount&Blade】マウントアンドブレイドゆっくり実況(テスト)第1話

【ニコニコ動画】【中世騎馬戦闘RPG】Mount & Blade 百年戦争MODをプレイ

【ニコニコ動画】【中世騎馬戦闘RPG】Mount & Blade 馬式ドッグファイト

なお、比較的軽いゲームであることから、起動が早い&起動ディスクがなくても立ち上がるほどプレイの敷居が低いので、さきほどゲーム自体をアンインストールしました。これくらい徹底しないと誘惑に負けるからね。てか、昨日、流浪の身のイゾラ王女に「このくらいの相手なら楽勝です。まぁ、見ていてくださいよ」と答えつつ、スワディア騎士にランスチャージをかけるも返り討ちに合って哀れ捕虜になる――という夢を見たくらいハートに浸透しているんだもの。

というわけで、いろいろなことが終わって一通り落ち着いたら、改めてゲームをインストールしてからサルのようにやりまくろうと思っているところです。ただまぁ、せっかくガチでやるのなら、中世欧州チャンバラ映画を見て“メディーバルな気分”に浸ってからやった方が面白かろうとも思うので、週末には映画『エクスカリバー』を再見した後、ライ麦パンを食べてから、カルラディアへ臨むことにします。



*ジョン・ブアマンの最高傑作にして中世欧州チャンバラ映画の最高峰。“世界三大中二病クラシック楽曲”である『カルミナ・ブラーナ』(他の二つは、『ワルキューレの騎行』と『火星(組曲惑星)』)をバックに騎馬行進するシーンがカッコイイ! カッコイイ!! カッコイイ!!! チャンバラシーンはフルプレートメイルを着込んだ騎士がメイス、斧、バスタードソードetcで叩き合い(鈍い金属音がサイコー!)つつ、腕をちょん切り、頭をかち割り、クビを刎ねる。とても痛そうなところがナイス。このナイスは『氷の微笑』の脚を組みかえるアレで、デブの刑事がいう「It’s nice!」の如きナイスですよ!

2011年8月22日月曜日

「B層」を釣る基本的なテクニック

まずこの記事を見てください。

高江のヘリパッド建設反対、岡山でデモ行進

しょぼい人数でも賑わっているように見えるように撮影――近距離から目線を低くして撮る。バカチョンでしかまともな写真が撮れない手前でも知ってる基本中の基本のテク――された写真ですが、どう多めに見積もっても「小学校か中学校の1クラス分程度」の人数しかいないでしょう。しかも、後続のデモ隊もいない。つまり、30人は絶対超えてないってことです(まぁ、記事に10人余とあるので、10人程度だったんでしょうが)。

で、30人に満たないデモが記事になるのに4000人(主催者発表。ただ、写真を見る限りはもっと集まっているような……。少なくとも実数で1000人を超えていることは確実)のデモが記事にならないなんて……ってことはいいません。

でも、この記事はねぇ。

「フジは韓流偏向報道やめろ!」台場で4000人がデモ

>小学4年の長女を連れてきていた春日部市の主婦(44)は「子供は怖がるし、身の危険も感じた。せっかく楽しみにしてきたのに残念」と話した。

手前は革マル派とかがヘルメット被ってやっていたデモの方が遥かに怖かったんだけど、そういうデモの記事で↑のようなコメントが絶対に書かないわけでしょ。取材でイヤになるほど「怖い!」ってコメントが取れたとしても取り上げないんだし。まぁ、アレですよ。「フジに対するデモ=日本を返せ=右翼=怖い」と誘導する典型的な「B層」向けの釣り記事ですよ。

2011年8月21日日曜日

本当に人が集まったんだなぁ

いろいろあってようやく一息ついたところなんですが、どうやらお台場デモが凄かったらしいとか。この光景を見ると、「戦後一貫して市民を味方につけようと涙ぐましい努力を続けてきた左翼涙目だよなぁ、コレ」という感想しか浮かびません。プロ市民&活動家を除く実数でこれほどの人数を集められたのって60年安保の時以来じゃないかなぁ。実数で確実に1000人以上集まったデモなんて前代未聞でしょ。

ここまでの人が集まったという事実だけで、フジテレビは大打撃でしょう。毎日新聞のWaiWai問題とは比べ物にならないものね。仮に全ての国内マスコミがブッチしたとしても、日本以外の全てのマスコミは必ず報じるわけだし。

何よりもネット広告と違って効果が数字で現れないTV広告をやめたいスポンサー――この不景気では、黒字対策のために広告費を天井知らずで使いたがる企業なんてどこにもないでしょ?――にとっては、「面倒起こしそうだから、とりあえず次の契約は見送りってことで」って大義名分になるからね。

2011年8月20日土曜日

『ゲーテの警告』が超面白かった!

我が心の師(繰り返すようですが手前が勝手に認定しているだけです)である適菜収先生の新刊『ゲーテの警告 日本を滅ぼす「B層」の正体』を読みました。

●目次
・序章:こんな社会に誰がした?
・第一章:資本主義と「大きな嘘」
・第二章:B層に愛される「B層グルメ」
・第三章:B層カルチャーの暴走
・第四章:日本を滅ぼす「B層政治家」
・第五章:大衆社会の末路――ゲーテの警告

結論から言っていいですか? 超おもしろかったです。

少なくとも2011年下半期に読んだ本のなかではベスト。今年読んだ本でも『トルコのもう一つの顔』(小島剛一著。中公新書)に次ぐレベルです。といっても、『トルコのもう一つの顔』は、名だたる中公新書の中でも間違いなくベスト5に入るほどの大傑作にして、個人的にもオールタイムベスト10には入るだろうという作品ですからね。つまるところ、手前が読んだ2011年の新刊のなかで一番面白かったってことです。

大きなテーマや「B層」批判、本を読んで触発された手前の考える世直し案など、書きたいことはやまほどあるんですが、正直、ここ数日いろいろとアレな状況が続いているので、この辺のハナシは後日キチッと書きたいと思います。

ただ、一つだけこの本の美点を挙げるなら、「誰もが漠然と考えている『どう考えてもいまの世の中っておかしくね?』という疑問を、これ以上ないくらいにわかりやすく分析したうえで、著者なりの回答をしっかりと導き出しているところ」です。いわゆる古典的な「大衆批判モノ」の系譜にある本でありながら、小難しいことゼロ――なので一見、粗雑な論理展開に見えるんですが、よくよく読めば極めて明晰だったりするんですよ、これが!――で、かつ、言いっぱなしじゃないってことのみをとっても画期的なことだと思いますよ。

帯にあるとおり「日本をダメにしているのは本当は誰なのか?」を知りたい人はもちろんのこと、民主主義が“絶対的真理”だと思っている人(もしくは呉智英先生のファン)、『だから私は嫌われる』(ビートたけし著。新潮社)、『人でなし稼業』(福田和也著。新潮社)といった「ハイブロウな床屋政談本」のファンの人であれば、多分、値段の倍以上は楽しめるはずです。







2011年8月19日金曜日

諸般の事情により簡潔に

いろいろあってblogを書いているヒマがないので、とりあえずカレンダーを埋めるための更新です。

さすがにこれだけではアレなので、手持ちのUSBメモリに入っていたメモ帳に貼ってあったマメ情報から一つ紹介。

・クリスマスごとに6億円相当の印税収入があるジョージ・マイケル

あぁ、思いっきり『マウント&ブレード』をやりたいなぁ……。

2011年8月18日木曜日

WBCは出なくてもいいでしょ

WBCの日本のボイコット100%腰砕けに終わる

確かに出場することで、唯一の国別世界大会を大事にしていくって意義はあるんだろうけど、現状ではあまりにも問題が多すぎるからなぁ。サッカーW杯も始めのうちはいろいろあったけど、WBCに比べれば100倍マシだったし。実際、WBCのやっていることをサッカーW杯に置き換えれば――

・主催者がプレミアリーグとその選手会
・開催時期が8月で、9月のシーズン開幕の直前。
・出場選手はウルグアイとアルゼンチン、コートジボワール以外は2線級。
・マンチェスターユナイテッドの選手は全員不参加。
・開催地はイングランドで固定。当然、ジャッジもホーム寄り。
・収益の3/2はプレミアリーグとその選手会のもの。

――みたいなものですからね。

早い話が国際大会でも何でもないメジャーリーグのための集金イベント――最も近いのは、今年のNPBオールスター第3戦。選手会の年金積み立てのための集金イベントとして行われた――なわけで、これに参加して大会を育てていったところで何か得るものがあるとは思えないんですよ。アメリカと韓国がやりたいっていうのであれば、やらせてみたらいいのでは? もし韓国開催になればボブ・デービッドソンどころではない騒ぎになって、多分、大失敗するだろうから。

2011年8月17日水曜日

自営業を始めて初めての寝坊

朝早く目覚めて、トイレで小用を足してから体重を計測。コーヒーと一緒に朝食を食べつつメールを確認。シャワー&歯磨きを済ませた後は、2chと毎朝読む何人かのblogを見てからblogを執筆。アップした後に今日の仕事に必要な資料を読んで、いい時間になったら外に出る――なんて目論見を抱きつつ、昨夜早々におねむにはいったものの、真夜中に起床。その後、全然眠れず、本を読んでいるうちに寝落ちして、気づいたら寝坊。あと10分、目覚めるのが遅ければ完全にアポの時間に遅刻するタイミングだった。

当然、↑のように優雅な朝の時間などを送ることはできず、リアル「40秒で支度しな!」状態。いやぁ、人間、やろうと思えば3分でシャワーを済ませることができるんだなぁ。

それにしても、朝食抜きってのはつらい。一応、「うん10秒で食べられるゼリー食品」(製品名は敢えて伏せておきます)を口にしては見たものの、これって全然意味ないね。全くアタマにエネルギーが回ってこなかった。これならチョコレートを食べるかコーラ(及び糖分たっぷりの清涼飲料水)でも飲んだ方が全然良かった。

で、こうしてblogを書いているうちに強烈な睡魔が……。というわけで寝落ちします。

2011年8月16日火曜日

ついに『マウント&ブレード』に手を出してしまった

やれば絶対に面白いし、120%ハマるだろう。でも、手を出したら最後、仕事そっちのけでハマることも間違いない。だからこそ手が出せない――ってモノは、誰にでも一つや二つくらいあると思うのですが、2011年8月時点における手前にとってのソレは、『マウント&ブレード:ウォーバンド』ってゲームだったんですよ。

*4gamer.netによるゲーム紹介

「十字軍の頃の北欧、欧州、東欧、イスラム、モンゴルあたりをモデルにした架空の世界で」「馬に乗って槍でぶっさしたり、剣をぶん回したり、弓矢でビシバシ射抜きながら」

・無辜の農民や村を襲う山賊をやったり
・金次第で戦って、敗色濃厚になったらサッサと逃げる傭兵隊長をやったり
・村や農民を守る義賊をやったり
・ビロードやワインを製造するギルドの元締めをやったり
・国から国へと商品を売りさばく隊商をやったり
・国王orハーンorシャーの配下として合戦に参加したり
・流浪の王族に手を貸してクーデターを起こしたり
・国王orハーンorシャーを裏切って独立したり

という、手前が中学2年生の頃にノートに書きなぐった妄想をそのまま現実化したような、“中世騎士なりきりRPG”というべき代物だもの。やり始めたら収拾がつかなくなるなんてことは明らか過ぎるほど明らかなわけで……。

で、ついこのあいだまでは、

・無印英語版はSteamで500円しないけど、ダウンロードとか日本語化MODが面倒だからイイヤ
・日本語版も出てるけど7000円とかいう狂った値段設定だからイイヤ
・日本語版が少し安くなったけど、9月30日には『ファイヤー&ソード』(マスケット銃を追加)がでるからイイヤ

と理由をつけて、何とか欲しい欲しい病を克服していたわけなんですが、このあいだAmazonを見たら8/12付で価格改定版(定価2940円)が2600円台になっていて、つい条件反射でポチッとしてしまい――どんな値段でも送料無料って鬼畜。こんなんちょっと欲しいものあったらすぐに注文してまうわ!――、さっきまでほぼ徹夜でやり通してしまったという。

何度か捕虜になり、何度かクエストを成功させ、何度目かの挑戦でようやく武闘大会に優勝したところで一休み。それにしてもパイクで突撃とか流鏑馬ができるようになると、世界の見え方が変わるなぁ。やっぱりクリックするだけのゲームでは、こういうプレイヤースキルの向上を楽しむことはできないからね。ホント、面白いわ!





2011年8月15日月曜日

若者の「戒名離れ」

<シンポジウム>「葬儀」めぐり 戒名いるの?仏教者ら討論

自分で書いておいて何だけど、そろそろ「~離れ」って表現は止めたほうがいいわね。人口&所得減少で、需要の自然減がデフォな時代なんだし。このまま使っていたら、何年か後には「カレー離れ」とか「マクドナルド離れ」とか言うことになって、離れていないものなど何一つとしてない! ってことになるんだろうし。

追記:7:00頃、近所の24時間営業のスーパーに行ったけど……一日のうちで最も気温が低い時間帯であるにも関わらず超暑い(>_<) こら真昼間に外なんか出られんね。

2011年8月14日日曜日

これはひどい

2011/08/12 8/12/11 CG: MIN@CLE

ツインズ・西岡剛選手のダメな守備(本編は4:06~)。同じ回にこれだけ“やらかし”たら、そらピッチャーもキレる。しかも、難しい当たりゼロ。ほぼ打ち取った当たりでこんなことされたらなぁ。

西岡選手には何の含みもないけど、このプレーはシーズンオフまで延々と干されても文句はいえないレベル。それにしてもビョン様以上に打てない守れないってどういうこと? 大多数のドラファンが「コイツ下げろ!」と言っているジョエル・グズマン選手を擁護する手前でも、もし、メジャーから獲ってきた外国人選手がこんなことをやらかしたら、みんなの尻馬に乗って叩きまくるだろうなぁ。

こういっちゃぁ何だけど、メジャーに行っちゃぁいけない選手ってのはいるんだねぇ。

追記:( ;∀;)中日の大エースだった川上憲伸投手の末路

1:名無しさん@涙目です。(東京都):2011/08/13(土) 17:58:53.96ID:zIT1iBZA0●

川上、2回1失点=米ルーキーリーグ

 【ニューヨーク時事】米大リーグのブレーブスからルーキーリーグに降格中の川上は11日、パイレーツ戦に先発し、2回3安打1失点、3奪三振だった。勝敗は付かなかった。 

http://sportsnavi.yahoo.co.jp/baseball/mlb/headlines/20110812-00000082-jij-spo.html

メジャー
AAA
AA
アドバンスドA
クラスA
ショートシーズンA
ルーキー・アドバンスド
ルーキーリーグ     ←川上はいまココ

アメリカで最下層のルーキーリーグで防御率15点
http://www.fangraphs.com/statss.aspx?playerid=9225&position=P

……どうしてこうなった(AA略

2011年8月13日土曜日

「FF13関連のマジキチな記事」を翻訳してみた

『ファブラ ノヴァ クリスタリス ファイナルファンタジー』の『ファイナルファンタジー零式』お試し配信開始

2chで「マジキチ」とか「笑える」とかいうスレタイのついたもので、本当にアタマがおかしいと思えるものだったり笑えるものだったりした試しがなかったんですが、これは文字通り「マジキチ」。

FF1~6は全部。7は途中まで、12は8時間くらいしかやった経験しかないので、最近のがどうなっているかは良くわかりません。『FF13』については、「ファルシのルシがうんたらかんたら」のコピペで、どうも凄いことになっているとは思っていましたが……『FF13』がアレなのか記事を書いたライターor記者がアレなのか?(まぁ、確信犯なんでしょうが)

というわけで、以下、手前なりに翻訳してみました。

~~~~~~~~~~~~~~~~

『ファブラ ノヴァ クリスタリス ファイナルファンタジー』(FABULA NOVA CRYSTALLIS FINAL FANTASY)シリーズのひとつとして発売される予定のゲームソフト『FINAL FANTASY 零式』は、先に発売された『ファイナルファンタジーXIII』と同じ神話(同じ世界観)のゲームとして開発された。

*つまり――

・『FF13』には世界観がある。
・その世界観は<FNCFF>という。
・『FF13』と『FF零式』は<FNCFF>という同じ世界観が基調となっている。

――ってことか?

8月11日から、その『FINAL FANTASY 零式』のお試し版ゲームがPSNで配信開始されたという。『ファブラ ノヴァ クリスタリス ファイナルファンタジー』をもとに開発された作品は『ファイナルファンタジーXIII』をはじめ、『ファイナルファンタジー13-2』や『ファイナルファンタジー ヴェルサスXIII』、そして今回お試し版が配信された『ファイナルファンタジー零式』など、複数の作品がある。

*<FNCFF>という世界観が基調となっているゲームは、『FF13』『FF零式』だけではなくて、『FF13-2』『FFヴェルサス13』というのがある。このうち『FF零式』は8月11日付でPNSでデモ配信が解禁されたってことね?

しかしゲーム内容が異なることから、新しい感覚でゲームを楽しめるようだ。つまり『ファイナルファンタジーXIII』も『ファブラ ノヴァ クリスタリス ファイナルファンタジー』だし、『ファイナルファンタジー零式』も『ファブラ ノヴァ クリスタリス ファイナルファンタジー』だが、同じ『ファブラ ノヴァ クリスタリス ファイナルファンタジー』でもストーリーやゲーム性が違うということである。

*<FNCFF>という共通の世界観を持つゲームなので、ぶっちゃけ『FF13』と『FF零式』は似たようなテイストだけど、ゲーム内容は違うんだから新しい感覚でゲームを楽しめるよ! でOK?

とはいえ、それぞれのゲームのバックにある世界設定は『ファブラ ノヴァ クリスタリス ファイナルファンタジー』に基づいており、『ファイナルファンタジーXIII』も『ファイナルファンタジー13-2』も『ファイナルファンタジー ヴェルサスXIII』も『ファイナルファンタジー零式』も、『ファブラ ノヴァ クリスタリス ファイナルファンタジー』に設定されている神々の神話が存在する。

*『FF13』『FF零式』『FF13-2』『FFヴェルサス13』の4つのゲームは、ゲーム内容は違うけど<FNCFF>という世界観で共通していますよ……でいいよね?

つまりどのゲームも『ファブラ ノヴァ クリスタリス ファイナルファンタジー』であり、『ファイナルファンタジーXIII』も『ファイナルファンタジー13-2』も『ファブラノヴァ クリスタリス ファイナルファンタジー』の神々であるムイン、ブーニゼルベ、ファルシ=パルス、ファルシ=エトロ、ファルシ=リンゼが世界観の背景に存在するのである(ゲームに登場するかどうかは別にして)。

*『FF13』『FF零式』『FF13-2』『FFヴェルサス13』の4つのゲームは、「<FNCFF>サーガ」であり、その世界観で設定された神さまが出てきます、ってことでしょ?

ちなみに『ファイナルファンタジー零式』は『ファイナルファンタジー アギトXIII』というタイトルだったが、途中から『ファイナルファンタジー零式』に変更された。『ファブラ ノヴァ クリスタリス ファイナルファンタジー』も『ファブラ ノヴァ クリスタリス ファイナルファンタジーXIII』だったが『ファブラ ノヴァ クリスタリスファイナルファンタジー』になった。現在は『ファブラ ノヴァ クリスタリス ファイナルファンタジー』として『ファイナルファンタジーXIII』、『ファイナルファンタジー13-2』、『ファイナルファンタジーヴェルサスXIII』、『ファイナルファンタジー零式』が発表されているが、もしかすると『ファブラ ノヴァ クリスタリス ファイナルファンタジー』として新たな作品が登場するかもしれない。いまから『ファブラ ノヴァ クリスタリス ファイナルファンタジー』シリーズ作品がすべて出そろうのが楽しみである。まだ『ファブラ ノヴァ クリスタリスファイナルファンタジー』を知らない人は、とりあえずすでに発売されている『ファイナルファンタジーXIII』をプレイするといいだろう。『ファブラ ノヴァクリスタリス ファイナルファンタジー』の一端を垣間見ることができるはずだ。

*つまり――

・『FF零式』、<FNCFF>とも当初のタイトルは異なっていた。
・「<FNCFF>サーガ」の作品は現在上記の4つ。これらの売れ行き次第では5つめ、6つめと新シリーズが発売されるかも知れない。
・「<FNCFF>サーガ」は現在明らかになっている4つの作品では完結していない。新たな作品の発売とサーガの完成が待ち遠しい。
・<FNCFF>を知らない人は、『FF13』をプレイしてみよう。

――でよろしいのでしょうか?



*レビュー数が2328件ってのも凄いけど、星5から星1までほぼ均等なところも地味に凄い。

2011年8月12日金曜日

子ども盆踊りの唄って全国共通じゃなかったのか!

「そういえば盆踊りの季節だナ」と思い、アノ懐かしい曲がYouTubeにないかと思って探してみたら……

「子供盆おどり唄」 持田ヨシ子

懐かしさのあまり泣きそうになった――実際に踊っていたころよりも、盆踊りに行かなくなった中学~高校の頃を思い出した。19:00過ぎに近所のスーパーの駐車場からぼんやりと流れてくるこの曲を聴きながらアレをしたりコレをした記憶が蘇ってきて、おお、もう……――のはさておき、これって北海道限定だったのね。

バカであるという自覚はあっても、30年以上生きてきてそれなりに本も読み、色々な人とも会い、年齢なりに人生も学んできたという自負はあったんだけど、これが北海道限定だなんて夢にも思わなかった。この盆踊りの唄は「8月になれば全国各地で流れているもの」だと固く信じてたのになぁ。上京して初めて「サンパレスのCMっていわゆる“ローカルCM”って奴なんだ。『なんてったって宇宙一』なのに!」という真実を知ったとき以上のショック、100メガショック! という感じ。

あとこれって「チャンコチャンコチャンコチャチャンがチャン」じゃなくて「シャンコシャンコシャンコシャシャンがシャン」なのね? それに2番の「笛も流れる太鼓も響く」が1番で、3番の「そろたそろたよどの子もそろた」が2番で、あとはリピートだと思ってた。「そろたそろた」も何故か「トヨタトヨタ」だと思ってたし。

まぁ、歌詞の勘違いについては『タンゴむりすんな!』の「あばれはっちゃく“鼻つまみ”」が「あばれはっちゃく“鼻づまり”」だと20年以上思い込んでいたくらいにヒアリングがアレだし、当時のラジカセの音質も悪かったから正確に聞き取れなかったって事情もあるしね。

それにしてもこの盆踊りの唄が北海道限定とはなぁ。いやホント、世の中には知らないことが一杯だわ。



追記:昨日の国会、ライブで聴ければ1000円くらい出しても惜しくはない自民党・西田昌司の質問にて。

・西田:『市民の会』の平成19年度政治資金収支報告書の通り、会計ソフトに打ち込みました。それで会計帳簿も作ってみました。そしたらここで残高がマイナスになるんです。マイナスになるなんてことは絶対にあり得ないんですよ。

・菅のヤジ:どうして?

・場内失笑、西田爆笑。

菅直人が、世界の指導者のなかで最もバカで無知であるってことが良くわかった。政治家として無知とか、上半期を「じょうはんき」と読むほどの無知とかってレベルじゃなくて人間として無知。会計の基本のキを知らない奴が財務大臣をやっていたなんてのが信じられない。↑の失笑の意味がわからない人は、ハッキリいって社会人失格です。無知がバレる前に「仕訳」でググってください。

2011年8月11日木曜日

野蛮人は野蛮人らしく扱われるものです

「東海」を「日本海」単独表記に…米国の主張で波紋

竹島問題で国際司法裁判所付託 韓国に提起検討

北朝鮮軍が再び砲撃

日本海の話も竹島の話も全部元は「自民党代議士の入国拒否」でしょ。ソマリアやコートジボアールをバカにするわけじゃないけど、あれくらい政情不安のある国であっても曲がりなりにも中央政府を名乗る政府機関があれば、外交上のプロトコルは守るものです。他の国と同じルール(国際法でありプロトコル)で付き合って初めて国として存立できる――他国から国として認められ、結果、国境線が確定して、国民の所属先も確定して、税金もキッチリ徴収できる――わけなんだから。つまり、どんな国であっても国である以上は、「友好国の国民の代表をテロリスト扱いして入国拒否する」なんて無法なことは絶対にしないものなんであって、韓国のやったことは、文字通り野蛮人の所業としかいいようがないんですよ。

ここ最近のアレコレの全部が、↑みたいな単純なハナシに帰結するものじゃないでしょう。それでも、自民党議員をテロリスト扱いせず、逆にどうぞどうぞと国内に案内しつつ「でも竹島はオレっちのものだから」ってことだけはクギをさすってことにしておけば、多分、こんなことにはならなかったでしょう。北朝鮮の砲撃は“アジアの風物詩”的な定例イベントに近いものでしょうが、これも野蛮人の所業のお陰で日米とのあいだの隙間風がビュンビュン吹いてるからこそ起きたといえるわけだし。

それにしてもこの問題で、それなりに尊敬していた人が「入国拒否されるのにわざわざ出向く意味がわからない」「韓国との経済交流を考えれば、いたずらに刺激するのは良くない」的なことをいっていたのには唖然とした。金は金、政治は政治じゃねぇか! ホント、バカじゃねぇのかと。実際、こうやって物事が動いているんだから、ああやってアクションを起こしたことには大きな意味があったと思うんだけどねぇ。

なお、竹島問題をゼロから知りたいという人には、↓の本をお薦めします。



*読書メーターの感想:良書。サンフランシスコ条約締結までの日韓の領土交渉から李承晩ライン設定の背景、その後の日韓交渉の経緯までが手際よくまとめられている。一番の読みどころは五章とエピローグ。軍事政権以降の韓国政治の変質と筆者の日韓交渉に対するスタンスは、非常に興味深い。個人的には、竹島密約に見られる“アジア的解決”には全く同意できない。それでも、冷戦の最前線にあった韓国と日米との関係強化が喫緊の課題だったという時代背景を考えると、「あの時点では正解だった」と思わざるを得ない。

アン・ハサウェイ、キャットウーマンの衣装不評に自ら反撃

手前が本当に見たいバットマンは、「ティム・バートン版バットマンのマイケル・キートンをクリスチャン・ベールに変えて、他のキャストはそのままにして、クリストファー・ノーランが撮った奴」です。アン・ハサウェイはすごく好きな女優だけど、「伊達政宗=渡辺謙」であるように、キャット・ウーマンはミシェル・ファイファーのものだからねぇ。「ミャーオ→ドカーン!」がないキャット・ウーマンなんて……。

2011年8月10日水曜日

まぁ、既定路線通りといえば既定路線通り

首相、月内にも退陣表明 「3条件」特例公債法案成立へ

前にも書いたとおりアメリカが許すはずがないので、多分、8月中で辞めるってのは本当でしょう。まぁ、そうはいっても100%信用できないところがアレなんだけど。実際、“退陣”って言葉だけは口にしてないし。

しかし、このときに不信任案を通して解散になっていれば、今頃は自民党中心の連立政権になっていて、月曜日からの世界同時株安――このtwitterで『ブラックエブリデイ』と上手い表現をしていましたが、まさにそんな感じ――にも、ただ注視するよりかは、なんぼかマシな対応をしていたんだろうなぁ……と思うと、何かこうやり切れないわね。

え? アンタは自民党支持者なのかって? 逆に聞きたいんだけど、この期に及んで民主党を支持する理由ってどこにあるわけ? 「社会主義者なんだ」とか「労組の組合員でしょうがなく」とか、「地元のしがらみがねぇ」ってのは別として、こういった事情もないのに民主党を応援するって性根がわからない。

実のところ自民党政権が続いているときは積極的な自民党支持者ではなかった――憲法改正も口に出せない臆病者を支持するのはバカとさえ思っていた――けど、ここまで明らかな結果が出ていれば考え方も変わるってものです。

2011年8月9日火曜日

血液型人間学が科学か否かを検証するいい機会だね

「血液型番組は差別」に反発、血液型人間学研究家がBPOを提訴

提訴したことをバカともチョンとも思わない。むしろいい機会。これを契機に血液型人間学が科学的なものか否かを徹底的に検証すればいいでしょ。裁判が何年かかるかわからないけど、もし最高裁までいって「血液型人間学は科学的なもの」的な結論が出れば、たとえネイチャーに論文が載らなくても市井の人に対する権威としては十分なものになるんだから。もちろん科学的なんていうタコな結論が出るわけがないってことを確信しての言い草ですよ。これ。

それにしてもこの手があったか。ホメオパシーが市民権を得そうになったら、BPOを絡め手に使って徹底的に挑発&干上がらせればいいってことだね! TVは見ないけど覚えておこう。

2011年8月8日月曜日

どの世界でもプロは凄いものです

昨日、<サブウェイのプロ>――いわゆるB級グルメライターとかではなくて、本当のプロ――に教わった、「いっつもこれ食べてますよ」というトッピングを試してみました。

・ベース:たまごサンド
・パン:セサミ(ここには特段こだわりがなかったようだけど、「トーストするならセサミが香ばしくていいですよ」とのこと)
・トースト:今回は持ち帰りだったのでトーストせず。
・トッピング:ポテトサラダ、ベーコン(3年以上、平均すれば10日に1回以上は利用してきたもののトッピングを2つ追加したのは初めて)
・野菜:全部入れ、オニオン大目(ここは手前の好み。どんなサンドでも「黙ってオニオン大目がオレのジャスティス」って感じ。だいたい1.75倍くらい入れてもらう)
・ドレッシング:オイル&ビネガー

大雑把に400kcalとサブウェイのサンドイッチにしては高カロリー(といっても一般的なハンバーガーと同等かそれ以下)な感じ。手前がサブウェイに求めているのは、「低カロリーで腹持ちの良い手軽な食べ物」だったりするので、<サブウェイのプロ>から教えてもらわなければ、こういうトッピングを試すことは死ぬまでなかったと思います。

それにねぇ、↑の組み合わせを聞いたときはねぇ、いくらプロの言うこととはいえねぇ、正直、「たまごサラダにポテトサラダを足すってどうよ?」とか「トッピングを2つ追加とか意味わかんねぇよ。ベースの味わかんなくなるじゃん」とか「それに野菜全部とベーコンなんてパンに挟まんねぇだろ!」と、腹の中でバカにしてたんすよ。本当のところは!

でもまぁ、物は試しといつもの店で頼んで――いっつも第一声が「ターキーブレスト。ウィートでトーストして」というヒゲ面のおっさんが、いきなり「たまごサンド。セサミでトーストナシ」といったものだから、アテンダントの女の子がギョッとしていた――、持ち帰って、お昼に食べたわけですが……。

「うん、これはおいしい。やっぱプロの言うことは素直に聞いておくもんだわ!」

いっつも食べているターキーブレストやローストビーフとは全く違う食べ物ですね、これ。もちろんイイ意味で。手前が考えるサブウェイのサンドイッチは、「基本的にパンのもそもそ感が先に立つ食べ物」ですが、<サブウェイのプロ>謹呈のサンドイッチは、もそもそ感ゼロ。で、死ぬほど食べ応えがあって、異様に腹持ちがいいです(12:10に食べたけど、19:00になってもまだ空腹感ゼロ!)。それにトッピングの相乗効果が素晴らしい。これ多分、たまごサラダ、ポテトサラダだけだとねちゃねちゃ感&ミルキー感が強くてバランスが崩れていたと思うんですよ。そこにベーコンがイイ感じで塩気とカリカリ感を主張していて上手く調和がとれていると。500円で食べられる商品としては結構“値のある”モノになっていたと思います。少なくとも手前は満足しました。

というわけで今回のハナシの教訓は――

・どの世界でもプロの言うことは、一度は素直に聞いておくべきだ
・自分で勝手に限界を決めてしまってはいけない
・たまには冒険することも悪くない

――ってとこでしょうか。

まさかサブウェイに人生を学ぶとは思わなかったなぁ。

2011年8月7日日曜日

ザ・パシフィックのとりとめのない感想

昨日書いた『ザ・パシフィック』の件。頭痛&腰痛(生まれて初めて腰をやった\(^o^)/)に悩まされるなか、いちいち感想をまとめるのが酷く億劫なので、以下、思いついたことを箇条書きで書くことにします。

・1~2話のガダルカナル。「機関銃の位置が前過ぎ」とか「バジロン無双」とかはいわない。夜襲の怖さは良く描けていたと思う。あの描写では日本軍がアホに見えるけど、浸透戦術を相手側から見たらあんな感じになるんだろう。

・イル河の戦い後の情景は、アノ有名な写真と同じ構図でちょっと感動。思わず眉毛に穴の開いた童顔の日本兵がいないか探してしまった。あと、第一次ソロモン海戦を米兵視点から見た情景も新鮮。ああいう“画”は、他のドラマや映画では見たことなかったからなぁ。

・というわけで戦闘中心の1~2話は総じて面白かった。

・で、テンションがいい具合に上がったところでメルボルンの現地妻とか……。戦争モノに女子どもとか色恋バナシは本当にいらない。ここでテンションダダ下がり。

・5~7話は「激闘! ペリリュー編」。延々と血なまぐさい戦闘シーンの連続で大満足! ヒギンズボートの両側から降りるところがナイス。ただ、毎度毎度の“シェルショックで耳が遠くなるミラー大尉描写”には興ざめ。もういいでしょ、この演出は。

・ゴア描写は、多分『ブラックホークダウン』以上。ただ、あまりにも極端な描写なため、失敗したホラー映画のように、作り物感全開になっているところも多々あった。

・「ホリョダー」「ヤンキーメー」みたいな日本語は、『CODWaW』と同レベル。『ウインドトーカーズ』よりは酷くない。手前は笑ってスルーしたけど、人によってはバカにするな! と怒ってもおかしくないレベルかも。

・ともあれ戦闘シーンしかなかった5、6話は良かった。もし、再度レンタルするとすれば、このエピソードを収録したVol.3だけを借りることになると思う。

・で、テンションがいい具合に上がったところでバジロンさんのメロドラマとか……。ホント、誰得なんだ? コレ。最後の方で硫黄島だけど、ここでもバジロン無双だしなぁ。

・と、たった1エピソードでテンションダダ下がりのところに、問題の9話、沖縄戦ですよ。

・ネタバレになるので細かくは書かないけど、ちょっとあり得ない&ヒドイ描写――大江健三郎が泣いて喜びそうな感じの方向での描写――の連発。ドラマだから何を描いてもいいとは思うけど、ここまであからさまにやられると正直興ざめ。

・問題の9話に対する異論・反論については、ミリオタ関係の人たちが死ぬほど詳しく書いていると思うので省略。ただ一つだけ言わせて貰えば、キッチリと統制が取れていた軍隊が、ああいうことをすることはあり得ないってことだけ。帝国陸軍は「軍隊」であって、イスラム過激派みたいな「テロリスト」じゃないんだから。

・え? 沖縄の帝国陸軍は統制が取れてなかったって? だったら何で海兵隊があんなに苦戦するのさ! 統制のとれてない軍隊相手なら楽勝するはずでしょ。だいたい沖縄での帝国陸軍の抵抗は、米軍からも「歩兵戦闘の極み」と言われたほどだったんだから。

・ここで完全にテンションガタ落ち。10話はほとんど義務的に流し見。ただ、スレッジとスナフの別れはグッと来た。

・こうして振り返ってみると、9話の問題を脇に置いておくとしても、レッキーとバジロンのハナシはいらなかったんじゃなかろうか。最初からスレッジのハナシで5話にまとめた方が、よっぽど面白かったのではないかと。

・やっぱりアレだ。「女子どもがしゃしゃりでる戦争モノに当たりナシ」という手前の経験則は正しかったんだなぁ。

・最後にどうでもいいことを一つだけ。“オレのアナ・トーヴたん”(『FRINGE』の主役)がゲスト(あのヴァージニア・グレイ役)で出演しているということで、いつ出てくるのかとwktkしながら見ていたんだけど、なんだよ! バジロンにハメ倒されて終わりかよ!! ふざくんな!!!



2011年8月6日土曜日

ザ・パシフィックを見たけれど

ファーストインプレッションは「う~ん……」。“前作”の『バンド・オブ・ブラザーズ』が素晴らしかっただけに、観る前の期待値が高すぎたのかもしれないけど、それにしても「う~ん……」。考証とかミリオタ的にどうのこうといったことについては一切こだわりはないけど、それでも「う~ん……」。『CODWaW』と同じ舞台(ペリリュー島→沖縄)で、同じようにゴア描写があって、同じように日本兵を山盛りで殺しているにも関わらず、『CODWaW』は凄く面白かったのに、『ザ・パシフィック』は「う~ん……」。

一ついえることは、「もう見返すことはねぇなぁ」ってことでしょうか。





2011年8月5日金曜日

「グスマン下げろ!」といってた奴は前に出ろ

といいたい気分。ジョエル・グスマン選手については兼ねてから「使い続けるべき」と考え、主張してきたので、こうして結果が出るのは実に嬉しい。

化けたと判断するのは拙速なんだろうけど
またまた敢えて虎の尾を踏んでやる

ま、まぁ館山昌平投手にだけ異様に相性がいいだけなのかも知れないけどさ。でも、ここ最近の得点にはほとんど絡んでるから、そろそろ本格化してきたのかも……と本当に信じていいのか?

それにしても我が軍はエンジェルベルト・ソト投手のときしか勝てないというのか? ああいうタイプのピッチャーは、初見では打てなくても次に当てたら滅多打ちにされるからなぁ。

2011年8月4日木曜日

ギリギリで自力優勝は消滅してないけど

くやしいけど白旗。ここから優勝するのは数字的にほぼ不可能。もし優勝の目があるとすれば、森野将彦選手がこれから帳尻を合わせるべく打ちまくることだけど、昨日のスコアを見る限り無理そうだしなぁ。例の如くスコアしか見てないけど4タコに2併殺。小池正晃選手の敬遠後は、強攻策に失敗して結局併殺とか。ともあれ、ここまでコケにされて何もできないのではねぇ……。

長い目で見ればヤクルトが落ちてくるのは間違いないだろうし、故障者続出でも投手陣の酷使だけはギリギリ避けている――といっても浅尾拓也投手にはそろそろ黄色信号が灯りそうだ――中日がAクラス確保することは十分に可能だろうけど、優勝には手が届かんでしょう。これから15連勝とかすればハナシは別だけど、センターラインが固まっていないチームに派手な連勝を期待するのは無理なハナシだしね。

……と愚痴ったことが3ヵ月後には黒歴史になっていることを祈りつつ今日の勝利を願うとしますよ。

2011年8月3日水曜日

最近夜中に地震が多くてぐっすりと眠れない

・結果、どうにも寝不足感が否めず、不安も高まり、「未来予測は絶対にできない。地震予知よりもタイムマシンのがよっぽど現実的」と思っていても、「昨日の地震は東海大地震の前触れ」みたいな出来の悪いデマにヨヨヨと心が靡くことを抑えられなくなってきている感じ。

・どうやらNHKは「10000mSv/h」と報道しているそうだけど、これって「10sv/h」でしょ。なんで「タウリン1000mg配合! リポビタン・デー」みたいなことをやってるの? 大正製薬は宣伝でやってるからOKだけど、NHKは報道でしょ? ひょっとして無駄に恐怖心を与えたくてこういうことをやってるわけ? 一応、「報道する単位を統一したため」って理屈は通るかも知れないけど、それだったら気象庁が管轄する津波の高さだって、降水量と同じmmに統一しなきゃならんでしょうよ。

2011年8月2日火曜日

W杯以来かな? この嫌韓の空気は

昨日の自民党議員の入国拒否――ハッキリいって野蛮人の所業。安全保障上の問題さえなければサッサと中国に併合してもらった方がスッキリするね――といい、高岡蒼甫のTwitterで火がついた韓流ゴリ押しの件もいい、ここ1週間で急激に嫌韓な空気が漂ってきているような……。

といってもバカウヨ的な意味での嫌韓は定着しないでしょう。大多数の国民は韓国のことなんてどうでもいいと思っているので、韓流も嫌韓も根付かず、引き続き「なんとなくイヤな国」という感情だけが残ったままになると思います。昨日も書いたように、商品のクオリティが低いまま、国策で日本のメディアにお金をばら撒いたところで韓流は根付きませんて。

もっともビートルズや『ダイハード』、『24』、『ドラゴンボール』、『ガンダム』と同レベルのコンテンツであれば、明日にも韓流は根付くだろうし、多分、手前も「韓流サイコー!」とばかりに転向して、このblogで吼えることと思います。でも、韓国のようなやり方では、多分、100年経っても↑のようなコンテンツは生まれてこないでしょう。エリートを選抜、育成して、同じような顔に整形させて、過去の人気コンテンツのパクリばかりをするようなやり方では、どうやったって面白いものは出てこないもの。これは映画、ドラマも同じ。

ピンの人間だけが食えて、キリの人間に“食わせない”――“食えない”じゃなくて“食わせない”がポイント。日本も他の国もキリの人間が“食えない”のは一緒だけど、それでも一発逆転を狙って仕事をする自由はいくらでもある。韓国にはこの自由がない――環境では、どうがんばっても世界に通用するコンテンツを生み出すのは無理。で、こういうやり方を正すには、結局のところ儒教を止めなきゃならないわけで……となると、未来永劫無理なんでしょう。

え? その前にTV局が韓国政府に乗っ取られるって? 乗っ取られればいいじゃん。そうなれば誰もTVはみなくなるんだから。で、視聴率低迷を受けて他のスポンサーは降り、韓国政府はその分余計なカネを補填せざるを得なくなるものの、依然として視聴率は上がらず、韓流も根付かず、サムスンもヒュンダイも鼻で笑われるだけなんだし。言葉をかえれば、地デジ化のゴリ押しで誰も見なくなったTV局を、誰に頼まれたわけでもないのに韓国政府が必死で支えているってだけのハナシであって、勝手に無駄金を出させてやればいいんじゃないか? と思ったり思わなかったり。

2011年8月1日月曜日

韓国人もドン引きとか……

高岡蒼甫の騒動に韓国が意外な反応、「彼の発言は理解できる」「逆の立場で考えよう」

フジテレビ(笑)。芸能人が高岡蒼甫を叩くのは理解できますよ。そりゃ自分の仕事場を潰すようなことをする人は許せないでしょう。つまるところ、共産党員が共産党を擁護して筆坂秀世を叩くようなものだから、これについてどうのこうのいうつもりはありません。

逆に言えば、切られることを覚悟して――もしかしたら謹慎で済むと思っていたのかも知れないけど、いずれにしても実生活上、とてつもなく不利な状況に陥ることは承知のうえで――批判した高岡の根性は大したものといえるんでしょう。自分が同じ立場にあったら? できませんよ。まぁ、その仕事や世界に嫌気がさしたり、見切りをつけたりしたのであれば別だけど。

まぁ、韓流はどうがんばっても根付かないでしょう。だいいちクオリティが低いし。今回の件があったんで初めてYouTubeで見たけど、楽曲なりパフォーマンスのクオリティ自体は、どう考えたって今のモーニング娘。の方が上だもの。TVドラマにしても右に同じ。それでも宣伝費が50倍くらい違えば、クオリティの差なんてどうとでもなるからねぇ……。だいたい「この世界はグローバル。韓流はクオリティが高いから取り上げられているんだ」みたいなことを茂木健一郎とかいう脱税脳学者風情――手前は前科者を差別するのはいけないと考えていますが、それでも未成年者を強姦した奴とか脱税犯は軽蔑します――がいったらしいけど、その理屈が正しければ、マンガと一部アニメを除く日本のエンターテインメント界は全部アメリカに塗りつぶされるって!