2015年2月28日土曜日

steamで流行のマイクラ風味のゲーム2つとエイミー・アッカー

前々から気になっていたものの、日本語化されていなかったことからスルーし続けてきたPCゲーム『Project Zomboid』 steamのセールで随分安くなっていたので、チラっとスペックを見てみたら、公式で日本語対応になっているというので早速開発。一日30分づつコツコツと進めてきた『アサシンクリード4』『ローマ2』の合間にちょろっとプレイしてみるかナ――くらいの期待値でやってみたら……これがまぁハマるハマる! 購入から11日経た現時点におけるプレイ時間は27時間。『Banished』以来のハマりっぷりです。

どんなゲームかといえば、「初代『シムピープル』風の見下ろし方オープンワールドで、ゾンビが徘徊する街や森、草原を舞台に、自在に操作できる自キャラを使ってサバイバルするゲーム」です。ゲーム及び映像作品のなかで最もテイストが近いのは、海外ドラマ『ウォーキング・デッド』。つまるところ、たった一人で『ウォーキング・デッド』の登場人物みたいに生き抜くゲームということ。

どこが面白いのか? といえば、「“地球最後の男”としてサバイバルするため、あらゆる方法を使った立ち回り方のみを追及できる」こと。つまり、反射神経とかマウスさばきとか、WASDキーをグリグリ動かすとかいう、アクション性にほとんど依存せず、純粋に立ち回り方――「どこで休息するか」「何を獲るか」「何を使うか」「どれを倒すか」「いつ動くか」……etcといったサバイバルにおける諸行動の選択と決断――を考えることに没頭できる点にあります。

スタート地点である自宅に引きこもっているままでは、いずれ冷蔵庫の食料がつき、水道、電気も止まり、飢え死にしてしまう。まずは食料を得るために隣家に侵入しようと思ったら、目の前にゾンビがいる。これを倒すためには武器が必要だから、まずは自宅の机やタンスを漁ったところペンが2本あったから、これでゾンビを突き殺すとペンが2本とも壊れてしまったので、新たな武器を探さなきゃならない。近くでゾンビの群れていない家を探し、そこに侵入。食料とフライパンをゲットしたので、フライパンでゾンビをたたき殺しながら付近を探索すること数日。壊れたフライパンからバールのようなものに武器を変えながらうろうろしていたら、突然、水道が止まってしまったので、明日以降は雨水を貯めて飲まなきゃならなくなったから、水がめをつくらなきゃならないんだけど、これを作るためには大工スキルがレベル2以上なくてはならない。大工スキルを上げるためには、何か大工仕事をしなきゃならないけど、そのためには少なくとも木板とクギ、ハンマーが必要であり、もっといえば斧やノコギリもあると捗る。で、こうした貴重な道具は、ホームセンターや農家の物置くらいにしかないけど、ホームセンターにはゾンビの大群がいるし、農家は一日歩き続けても着かないほど遠くにある。ゾンビの大群をさばくには、ショットガンや釘バットのような強力な武器が必要だし、農家に行くためにはテントセットや水、食料の備蓄が必要となる。これらのアイテムを揃えるために、また、ゾンビの群れをぬって家から家、店から店を探索しなければならず……。

という具合に、常にプレイヤーに行動を強いるゲームデザインになっていて、その行動の選択肢は極めて豊富であり、決断の結果は、プレイヤーのスキル(反射神経やマウス捌きなど)に関係なく即反映されるわけです。なので全体的にのんびりした雰囲気であるにも関わらず、そのゲーム展開は存外スピーディであり、アクション一発で大逆転できないことから、常に緊張感溢れるプレイとなるわけですよ。

ちなみに手前は、サバイバルモードに10数回挑戦したものの3日と生き残れなかったので、サンドボックスモードでゾンビだけを弱い設定にして、ぬるく遊んでいます。それでも時々油断したときにはゾンビに囲まれてしまい、ちょっと噛み付かれて「すわ、感染か!?」とgkbrしつつ包帯を巻き、鎮痛剤を飲んでいたら、幸いにして感染せずにすんで良かったね良かったね良かったね(最強ロボ・ダイオージャ©)という感じで、適度な緊張感を味わえているので、もうしばらく――恐らくPC版GTA5(すでに予約済み)の発売日まで――はハマっていそうな感じです。

同じようなサバイバル系のゲームでは、これもsteamのセールで安かった『The Long Dark』も購入。こっちはFPSでうまい具合にデフォルメされたセンスの良いグラフィック(暖かみのある炎の表現は本当に秀逸。焚き火の点火アニメは、この手のゲームのなかでも最良)は気に入ったものの、中級では狼が強すぎてプレイにならず、初級では温すぎてすぐ飽きてしまいという感じで、現時点ではペンディング中。

最後に一つ。シーズン2までいま一つ乗れなかった海外ドラマ『パーソン・オブ・インタレスト』。近隣基幹駅付近のTSUTAYAでレンタル半額セールをやっていたので、シーズン3全部を借りてみたら、これがまぁ良かった。とくにEp9。あの盛大な死亡フラグのばら撒きっぷりは良い。あそこまで死亡フラグに自覚的な脚本は初めて見た。二捻りくらいした回収の仕方も見事だったしね。

あと、エイミー・アッカーが本当に輝きまくっているのが素晴らしい。加藤夏希の上位互換という恵まれたルックスであるにも関わらず、これまでいま一つ作品に恵まれていなかったけど、ここにきて当たり役を得て、レギュラーに昇格して、出ずっぱりになっているのがね。ファンとしては本当に嬉しくてね。

ああいう幸薄顔の美人って、やられ役か病的なキャラ以外はとことん合わないものだけど、それにしたってルートという病的にも程があるブッ飛んだキャラに、エイミー・アッカーがあそこまでピッタリと合うとはねぇ。当初は天才ハッカーという設定から、典型的文系女子という側面のみを見てキャスティングしたのだろうけど、確かな演技力とはじけっぷりからどんどんポジションが大きくなっていって、仕舞いには二丁拳銃を撃ちまくるまでに進化するからね。常に怒り顔のサラ・シャヒの魅力が半減している分、エイミー・アッカーがドラマの美女枠の大半を持って行ってる感じがする。

ともあれ手前は、韓国は仏像を返還すべきであると思う。