2012年12月31日月曜日

デハイバース公爵通信(CK2日記):その4

グウィネズ州へ要求権捏造工作を指示してから1年後、待望の男子(マルドゥド)が誕生。翌月、教皇よりエルサレム奪還の十字軍に誘われるも、これを断る。グウィネス公爵との戦争が待っているのでね。というか、十字軍に参加している諸侯同士は戦争できなくなってしまうので、これはもう自動的に断らざるをえないと。翌年には次男(イオ)、その3年後には三男(ブラン)が誕生。これで後継者のバックアップもバッチリだ!

そして1098年、とうとう要求権捏造工作が実を結び、グウィネズ州奪還(=ただの侵略)戦争を始める。戦争は1年で終了。当然のことながら我が軍が勝利。2つの新州区を作れるグウィネズ州への遷都を敢行する。これにあわせて評議会も一新。元帥、家令、司祭には技術開発を担当させる。デハイバース公爵領の封建的招集軍に関わる法律も「標準」から「最大」へと変更した。

1109年、グウィネス公爵との休戦期間が終わったのを見計らって、家臣であるグラモーガン伯爵の持つ「ポーイス州の要求権」を行使すべく、再び戦争を行う。4つの州を持つデハイバース公爵が、傷ついた2つの州しかもたないグウィネス公爵を下すのは、もはや作業といっていいレベルのことなので、詳しい経緯は省く。ともあれ、ポーイス州も得ることとなり、デハイバース公爵グウェン1世は、一代にしてウェールズ地方の6プロヴィンスのうち5つを切り取ることに成功した(なお、1104年には「公正王」の異名を獲得している)。

こうして1110年3月6日、グウェン1世は、グウィネス公爵マドックから「グウィネス公爵」の称号を簒奪するとともに、「ウェールズ王」の称号を創設。ここにウェールズ王国建国を高らかに宣言した。

――というわけで、以後、グウェン1世崩御(1143年)までの30余年の流れは、年表モードで簡単に紹介することにします。

・1114年、後妻の要求権を行使して、アイルランドのキルデア州を獲得。
・1116年、グウェント伯爵によるデハイバース公爵簒奪の陰謀を察知。伯爵の投獄を試みるも失敗。反旗を翻したグウェント伯爵に対する膺懲戦争を敢行。
・1117年、グウェント戦争終結。グウェント州剥奪により、これを直轄地とする。
・1118年、「標準的な国王の権威法」を制定。
・1120年、ペルフェドゥラッド伯爵(元グウィネス公爵)に対して、ウェールズ王国の慣習的要求権を行使。宣戦布告する。
・1121年、ペルフェドゥラッド戦争終結。ここにウェールズ王国の統一成る。
・1129年、本領であるグウィネズ州に新たな城砦区を作る。
・1138年、ビザンティンを巡る十字軍に参加(1141年、十字軍成功)。
・1140年、本領であるグウィネズ州に新たな城砦区を作る。
・1141年、「都市招集軍」の法律改正(小→最小)。

実は1100年に妻の暗殺を図ったり、息子と孫娘を結婚させるというフサイチコンコルドも真っ青な婚姻を成立させたりと、いろいろあったんですが、これまでのペースで全部紹介してしまうと、1カ月経ってもblogを更新し続けなければいけないので、以降はプレイ終了まで年表モードを基本にします。







デハイバース公爵通信(CK2日記):その3

成人したグウェン1世がまず初めにすべきことは何か? 言うまでもなく嫁探しですよ嫁探し。今回はウェールズ北部にデンと構えるグウィネス公爵領を狙うべく、公爵配下のペルフェドゥラット伯爵の娘(14歳)を娶ることにする。正式な婚姻は16歳になってからなので、その間に公爵領の相続法変更に着手する。

現在の相続法は「準親族相続制/分割相続制」というもの。大雑把に言えば、「現君主の男児/女児→親族の男児/女児」という順番で優先的に相続でき、かつ、称号や領土が複数に及ぶ場合には、「一番重要なものを最優先者が相続し、それ以外は分割」して相続するということになる。現時点では称号はテハイバース公爵、領土はダベッド州のみなので、現行法でも問題はない。しかし、領土が広くなってくると、カール大帝がフランク王国を3つに分割したように領土をバラバラに相続させなければならない。

これでは王国作りもままらないわけで、とりあえず「分割相続制」を「長子相続制」に改めることにする。これにより「現君主の最年長の男子(いなければ女子)が、全ての称号と領土を相続する」という形に改まった。

そうこうしているうちにペルフェドゥラット伯爵の娘・ブランウェン嬢が成人。正式に結婚する。彼女はペルフェドゥラット伯爵領の後継者なので、このまま両親が物故すれば自動的にグウィネス公爵領の一角を獲ることができる。仮に伯爵に男子が産まれれば継承順位が下がってしまうけど、伯爵が48歳、その妻が46歳だから男子が生まれる可能性は0.01%くらいしかないので、まぁ、濡れ手で粟は間違いないところ。ブランウェン嬢自体も憤怒以外のマイナス特性は持ってないので、スペック的にもまずまずだ。

さて、これで本格的に動くための準備は全て整った。あとは、子どもを一人作ったら、デハイバース公爵領の慣習的要求権を主張して、ウェールズ南部にある2つの伯爵領に戦争を仕掛けよう!

というわけで、娘が生まれた翌4月。軍を動かすにも丁度良い季節ということで、お隣のグラモーガン伯爵領に宣戦布告。大義名分は「デハイバース公爵が歴史的に領有権を持っている土地なので、いますぐ我が傘下に入りなさい」。ここまでに貯めに貯めた金貨300を使って傭兵軍団を招聘。彼らに伯爵領の占領を任せるとともに、直轄地から320名の兵力を招集。本領で伯爵軍を迎え撃つ。防戦&多数&天才的な指揮のお陰で、伯爵軍を難なく撃退。グラモーガン伯爵領の城、町、司教領を傭兵軍団が陥れ、開戦から1年後、これを屈服させる。

このまま傭兵軍団を解散させるのでは費用(金貨75も掛かる!)がもったいないので、すかさずもう一つ隣のグウェント伯爵領にも宣戦布告。以下、↑とほぼ同じような経過を後、これを屈服させる。

これにより我らがグウェン1世はウェールズ南部を占めていたデハイバース公爵領全てを手中に収めることに成功。次に狙うはウェールズ北部でブイブイ言わせているグウィネス公爵領、2つの新州区が魅力的なグウィネズ本領しかない。これを直轄地にするためには、どうしても要求権を捏造するしかないので、グウェン1世が使える1回の要求権捏造は、ここで使うことにする。






2012年12月30日日曜日

デハイバース公爵通信(CK2日記):その2

好色娘と結婚して数カ月の後に妊娠の知らせが届き、1年余で出産。産まれてきたのは男の子! これはゲンがいい。これにより君主がいつ死んでもゲームオーバーにはならない。ただし、幼君が後を継いだ場合には、臣下にナメられて反乱が起きること必至なので、成人するまで君主が生きていて欲しいのはやまやまなんだけど(下記写真に、幼君が後を継いだスコットランドの惨状アリ。アソール公、ロティアン公が反乱を起こしている。なお、イングランドはノルマン・コンクエストの真っ最中)。

ここからは幼君・グウェンが成人するまで、基本、放置モード。実際、マレドゥド2世は戦争が下手だし、何より前線に出てケガされたり死なれたりしてはどうにもならないし。何よりお金を貯めないと何も出来ないので。廷臣の結婚相手を探したり、ウィリアム征服王vsハーラル苛烈王との戦いを眺めたりしてしばらく過ごす。

あ、気づいたらブルターニュの君主が死んでいて、彼の血縁にしてマルドゥド2世の妻である好色娘・エレナが、ブルターニュの継承権を持っているという知らせが届く。そう、このゲームでは、他のパラドゲーと同様に、他所様の土地を奪うために戦争を起こすには、何らかの大義名分が求められる。この大義名分の種類は大きく分けて――

①この土地を治めていた君主の血縁者なので、自分にも継承権がある(相続的要求権)
②この土地は我が王国or公爵領の正当な領土であることが歴史的に認められている(慣習的要求権)
③最近発見した古文書によると、実は自分がこの土地の継承権を持っていた(要求件の捏造)

――の3つ。今回のケースは①に当たり、ブルターニュ全軍に勝てる実力があれば、「お前が継承者とは片腹痛い! パパパパパウワードドン(Civ4©)」と宣戦布告してもいいんだけど、現時点では公爵とはいえ1つのプロヴィンスしか支配していない弱小勢力なので、放置することに。

と、なんだかんだでゲームを進めているうちにマルドゥド2世が長期昏睡に陥り、その後、死亡。幼君グウェン1世が即位する。摂政は叔父のリス。ここまででゲーム開始から20分足らず。後見人には元帥を務めるグウェンウィンウィン・デ・キドウェリーを選択。この世代で隣の伯爵領(=デハイバース公爵が慣習的要求権を持っている)を切り取るつもりなので、何よりも戦争に強い君主にしたいのでね。

以後、グウェン1世が成人するまで放置していたんだけど、摂政のリスが度々公金を横領して、なかなか金が貯まらなかったりするも、無事成人。我らがグウェン1世は、軍事能力14、不世出の戦略家を持つ脳筋へと成長した。







2012年12月29日土曜日

デハイバース公爵通信(CK2日記):その1

今年の仕事を全部終え、大掃除やお正月の準備はこれからというものの、年明けまで仕事の電話が一切かかってこない状況にあることから、満を持して『Crusader Kings2(以下、CK2)』を始めることに。

前作『Crusader Kings』では、フランドル伯でフランス王国をぐちゃぐちゃにしたり、ブルターニュ公でフランス王国をぐちゃぐちゃにしたり、トスカナ公でイタリア王国を建国したり、ドイツ諸侯で皇帝に喧嘩を売ったりと、基本、旧大陸で暴れまわるプレイをしていたので、今回はパラドゲーでは初となるブリテン島でプレイすることにする。といっても、初心者が使うアイルランドでは物足りないので、ちょっとひねってウェールズ地方でデハイバース公爵を務めている「ディネフィール家」を選択する。

今回のプレイの目標は「ウェールズ王国を建国した後、ウェールズのプロヴィンスを一つもかかさずに、グランドキャンペーンの最後まで存続させる」こと。ディネフィール家の存続やウェールズ王国の建国だけならどうにでもなるけど、強大なイングランド王国や(そのうち樹立されるであろう)アイルランド王国を相手に、1ミリの領土も削らずに生き抜くのは少々骨が折れるんじゃないだろうか。

といっても、自分からガンガン攻めていって4王国の王(今回はグレートブリテン帝国が建国できるんだっけ?)になってしまえばハナシは終わってしまうので、今回のプレイにあたっては一つだけ縛りを設けることにする。

その縛りとは、「請求権捏造の制限」。君主&宰相の外交力が優れていれば、他国の領土を獲るための因縁つけ放題、領土拡大し放題! という便利な請求権捏造について――

・君主の外交力が15未満の場合は、在世中1回行使できる
・君主の外交力が15以上の場合は、在世中2回行使できる
・君主の外交力が20以上の場合は、在世中3回行使できる

――ことにする。本当なら「在世中1回だけ」or「請求権捏造なし」にしようかとも思ったけど、さすがに婚姻政策だけでウェールズ建国まで持っていく自信がなかったので、一応、縛りを緩めることに。なお、ここでの外交力の数値は成人後の元値であって、特性や妻のブーストは一切考慮しない。例えば、元値が14で詩人(外交力+2.00)持ちの場合は、「外交力16」ではなく「外交力14」として数えるということ。なお、このゲームでは10以上の能力で一廉の人物、15以上であれば当代随一の人物、20以上であれば歴史上の英雄(例えば軍事能力で見た場合、20以上の人物はウィリアム征服王やエル・シドなど。かの獅子心王リチャード1世でさえ19止まり)クラスという感じなので、↑のような縛りは案外妥当じゃないかと。実際、どの能力値でも15以上の人材なんてそうそう出てくるものじゃないしね。

というわけで、初手(時間を進めるまでに打つ手)は――

●法律:都市税制を「標準」から「大」へアップ
●技術:弓術、農法、法治主義にスポット

・宰相:ダブリンで請求権捏造
・元帥:練兵(動員力強化)
・家令:徴税(臨時収入機会増加)
・密偵:情報網構築
・司祭:宗教的関係改善

――という感じ。法律については、動員力確保よりも目先の収入確保を優先。技術では騎兵ではなく敢えて弓に。やっぱりウェールズだし、ロングボウはロマンだし。ダブリンでの請求権捏造は、「因縁をつけられればラッキー」程度の感覚。仮に請求権を捏造したところで、今の君主が長生きしないことには戦争なんてできっこないし。

最優先課題は言うまでもなく「後継者を作ること」。スタート時の君主であるマレドゥド2世は56歳独身、息子ナシという“おまえら”状態。後継者である異母弟も55歳だったりするので、早いところ子どもをつくらなければゲームオーバーまで待ったなし! という状態。

なので結婚相手については、同盟や請求権などは一切考慮せず、「子どもを産む機会として優秀か否か」だけに焦点を当てて探すことに。結果、結婚相手として選んだのはパンティエーグルの廷臣であるエリナ嬢。決めては7つの大罪の一つである「好色(生殖力+20%)」という特性を持った若い娘であること。公爵が一廷臣に結婚を申し込むので、名声はダダ下がりになってしまうものの、死ぬまでに一人でも息子を残せるのであれば、いっときの声望下落など安いもの。

というわけで、以上の手を打ったうえでゲームをスタート。果てさてどうなることやら。



2012年12月28日金曜日

とりあえずお疲れ

目を覚ましてPCをつけ、初手で目にしたニュースがこれかぁ。いろいろと書きたいことはあるけど、いざ文字にしてみようと思うと、何から伝えればいいのかわからないまま時は流れて浮かんでは消えてゆくありふれた言葉だけ(小田和正©)ということになってしまいそうなので、何も書かないでおく。

大下弘、長嶋茂雄、王貞治、落合博満に次いで、NPBで一時代を築いたバットマン――本来ならこの系譜に乗る清原和博は早々に脱落。イチロー選手は彼らを凌ぐ選手であるものの中~長距離砲ではない。なお、現時点でこの系譜を継いでいるのは中村剛也選手――であり、多分、向こう10年(もしくは手前が生きているうち)は確実に出てこないであろう「天下のヤンキースで文句なしに4番を張った打者」という偉大な選手だったことは間違いない。これからどうするのか気になるけど、とりあえずお疲れ。

2012年12月27日木曜日

新作チョコを喰らう:ガルボボール

★ガルボボール/明治

●寸評:甘いチョコレートのコーティングを、ココアパウダーとほんのりビター目な染みチョコビスケットで挟んだような風味。コーティングしているチョコの量が多く、ガルボともチョコレートともいえない不思議な食感が印象的。

●カロリー対効果:約310kcal(10個。1個当たり約31kcal)。一口目の硬い歯応えの後は、思いの外口溶けが良く、アッというまに一箱完食してしまった。全体に甘さが強いように思ったが、ココアパウダーが丁度良い具合に甘さを中和していて、飽きのこない風味となっている。カロリー対効果は低め。



2012年12月26日水曜日

いろいろ言ってたけど楽しみにしてたのに……

【MLB】楽天入りのA.ジョーンズが暴行罪で逮捕 米報道

打てるはずがない、守れるはずがない、と散々書いてきたけど、それは愛情の裏返しでもあってですね。やっぱりメジャーの超一流選手であったことは間違いないわけだから、一度は生で見てみたい! と思ってたんですよ。

レジー・スミスを超えられたら御の字
日本では誰に当たるだろうか?

それにしてもどういう罪状なんだろうか。薬物なら100%契約解除だろうけど……。酔っ払って喧嘩して一晩で釈放みたいな感じなら、来日してもおかしくないからなぁ。でも、これで来季の4番がいなくなったら、マニー・ラミレスでも連れてくるのか?

2012年12月25日火曜日

改札って左手で切符を入れたりかざすものじゃないの?

左ポケットに入れた切符を左手でつかみ、左手を右前方に出して改札に入れるorかざす――で、30年以上生きてきたから、「駅の改札で不便」というのが全く理解できない。逆に右手でやったら勝手がわからなくなってわやになりそうだ。

左利きのデメリットってなんかある?

ただ、左利きといっても小学校に上る前に「字」と「箸」だけは右利きに矯正された――おかげで5歳頃、一時期的に吃りを発症した――ので、傍目から見る分には左利きに見えないようになっているけど、絵筆や楽器、刃物全般は全部左利きだったりするので、ハサミと包丁、リコーダーやギターは超不便。あと、無心で絵を書いているときには、もの凄い格好で鉛筆or絵筆を持っているので、周りの人からドン引きされたこともあったっけ……。あと、鏡文字も小学校5年生まで治らなかった。というか、いまでも「S」なんかは“右上の開いた「S」を書く”ってことを意識してるし(実際、手前にとって自然に感じる「S」は、左上の開いた「S」であり鏡文字)。

ただ、一つだけ明らかに便利だったのは作文。縦書&鉛筆での作文は、右手で書き続けると手が疲れてくるし、なにより「空手チョップの刃部分(恥ずかしながら正式な部位の名称がわかりません)」が鉛筆の芯のカスでメカゴジラみたいな鉛色になるのがイヤでね。でも、手前の場合、左手でも右手と同じ字の上手さ&スピードで書けたので、「原稿用紙の右半分は右手、左半分は左手で書く」という分業により、他人の1.5倍くらいの速さで作文を書いていたものです。

というわけで、日常生活で不便に感じることは精々ファミレスのスープバーくらい……と思っていたら、やっぱりみんな同じように思っていたんだね!

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24 :風吹けば名無し:2012/12/23(日) 12:36:45.98 ID:SFs+rS8x
ファミレスのスープバー

76 :風吹けば名無し:2012/12/23(日) 12:44:03.01 ID:rQg3pnkG
バイキングのおたまが入れづらすぎ

84 :風吹けば名無し:2012/12/23(日) 12:44:57.47 ID:ZI7qVe1S
おたまぐう分かる
あれ地味にやりづらいよな

206 :風吹けば名無し:2012/12/23(日) 13:06:35.38 ID:tu6tEPaQ
スープバーのお玉ニキはどうして右手を使うって発想がないんですかね

211 :風吹けば名無し:2012/12/23(日) 13:07:44.96 ID:f7JFEmfb
>>206
一応右手でがんばってるけどアレだけは難しい(確信)

214 :風吹けば名無し:2012/12/23(日) 13:08:19.40 ID:AQvCoQWL
>>211
こぼすし面倒やもんな

217 :風吹けば名無し:2012/12/23(日) 13:09:05.66 ID:xyUIcrTH
>>206
簡単に言うけど難しいんだよ

2012年12月24日月曜日

長い長いホリデーセールがスタート

12月21日よりSteamで、クリスマスと新年を兼ねたホリデーセールがスタート。セール直前に『Crysis2』のフラッシュセールがあり、これを購入したので、「もう、買うものはないだろう」と思っていたら、『Orcs Must Die!』の全部入りパック(1、2及び全DLC)がフラッシュセールで8.74ドルだったので即開発してしまったという。

いまのところ昨日のスペシャルセールで半額になった『Dishonored』に心惹かれるも、「どうせFPSのチャンバラなんだろう?」と静観し続けることに成功。『Borderlands 2』のDLCもセールで安くなれば即開発したかったけど、初日のスペシャルセールで割引になっていなかったので断念。サマーセールからオータムセールまでのあいだに、欲しいものは大体買っちゃったから、今後買うとしたら『XCOM: Enemy Unknown』のDLCが安くなったときくらいかなぁ……。



2012年12月23日日曜日

「野村『ID』野球と落合『オレ流』野球」、川崎憲次郎

●目次
・第1章:強いチームの作り方
・第2章:勝つために必要なこと
・第3章:名将が求める人材
・第4章:選手の再生と復活を信じる
・第5章:この人について行って良かった

帯に「野村克也のもとでエースに育ち、落合博満のもとで引退の覚悟を決めた、沢村賞投手の川崎憲次郎だからこそわかる、二人が『不世出の名将』と評される理由」とあるんだから、四半世紀来の落合ファンとしては、買わずにはいられません。というわけで、帯を視認してから数秒で手に取り、レジに持って行って、帰りの地下鉄車内で読んだわけですが……。中身についていえば、そこまで大したことを書いているわけではありません。

ただ、現役時代は間違っても理論派と呼ばれることはなかった著者の処女作として見れば、及第点以上の内容です。何より、この本のためだけに森繁和への独自インタビューを試みていたり、プロ野球選手OB本にありがちな“自分語り”を極力抑えていることから見ても、著者(及び編集者)なりに中身を十分に練り上げ、新味のある読ませる本作りを目指したことが十分に伝わってきます。小遣い稼ぎで講演ネタを切り売りするような野球本が氾濫するなかで、こういう誠実な作りの本を出されると、それだけで好感が持てるというものです。

全体の構成は、「野村の言葉(=ミーティングでメモに取った野村語録」を端々に挟みながら、野村と落合のマネジメントの美点を描き出す――というもの。具体的な内容については、野村及び落合の著書の読者であれば、既読のものがほとんどです。ただ、ところどころに他の著作やスポーツ紙などでは語られなかったエピソードが混じり込んでいて、これがなかなかおもしろい。

一つ例を挙げてみると――

また、チームが優勝回数を重ねはじめたころも、こんなことがありました。あるベテラン選手が「見逃し三振」を喫し、ベンチに戻ってくるなり、

「今のはボール(カウント)だったよな?」
と、近くにいた同僚たちに聞きました。
「ボールだよな?」

後日、落合監督はそのベテラン選手と球場通路ですれ違いました。

「なあ、打てなくてもいいから、それだけはやめてくれよ」
「……」
「どれだけ周りに悪影響か……」

そのベテラン選手は悔い改めたそうです。
(221~222頁)

――といった具合。

あともう一つのお楽しみは、この手の野球本のお約束でもある「投手川崎が見た打者落合」の分析。ちょっと紹介してみると――

「打者・落合」の心象をひと言で言うならば、やはり「ブキミ」でした。

(中略)

まず、相手の「弱点」に基本を置いてからどういう配球をしていくかを話し合うわけですが、落合監督の場合、「これだ!」という弱点がまず見当たりませんでした。

(中略)

あの野村監督でさえ、「基本はインコース、あとはボール球をどうやって振らせるか」と言いながらも、「多少は(打たれても)仕方ない」という言い方でした。

しかし、私は落合監督と対戦し、こんな経験もしています。いつだったか、ウイニング・ショットでスライダーを放ったときでした。

ピッチャーとは不思議なもので、投球モーションに入ってまだボールが指先に掛かっているときでも「ヤバイ、打たれる」と、直感することがあります。スライダーを投げたときは、「被弾」を覚悟した瞬間でした。

すると、落合監督は「わざと!?」と思えるくらいな、気の抜けた空振りをしました。

私は落合監督にそのときのことも質問しました。
「それは、軌道が違うからだよ」
(191~192頁)

――と、期待に違わない痺れるエピソードだったりします。

落合ファンにとっては新味の薄い本かも知れませんが、新書のような感覚で「野村と落合を見比べられる」(=実のところ両人とも、鶴岡一人から連なる「データを重視して慎重に戦う正統的な野球人」であり、本質的な違いは少ない)便利なツールとして使える本なので、冬のボーナスでまだ懐が温かいのであれば、買っておくのが良いと思います。

2012年12月22日土曜日

あと一人、日本人のローテ投手がいれば……

DeNA 前中日ソーサと大筋合意 山口とダブル守護神起用へ

予定通りに中日の外国人全員を総取り。これで今年の補強はほぼ終了といっていいんでしょう。福留孝介選手? 条件を釣り上げるだけ釣り上げて、最終的には中日に復帰するのかもね(棒)。ともあれ、新加入の3人がケガなく額面通りに実力を発揮できれば、少なくとも最下位はない。ただ、そういう上手いハナシはまずあり得ないので、本当ならもう少し戦力の上積みが欲しいところ。外国人枠は一杯なので日本人を獲るしかないけど、元メジャー組以外はめぼしいのがいないからなぁ……。やっぱり来年のオフで再び戦力の総入れ替え(=ローテ級投手と二遊間の強化)をしないと、CS突破は難しいだろうなぁ。

2012年12月21日金曜日

2012年下半期に読んだ本・ベスト5

12月も下旬に入ったので、一足早い感じですが下半期を振り返ってみたいと思います。「今年発売」じゃなくて「今年読んだ」というところに注意してください。

というわけで、早速発表。

★第5位:尖閣喪失(中央公論新社)

◆読書メーターの感想:尖閣問題にちょっとでも興味のある人は、2012年8月末までに読んでおきましょう。「いかそうめん」くらいに鮮度が命のネタなので、早いうちに読んでおくに越したことはありません。

*詳しい感想はこちらのエントリを参照のこと。正直、単純な面白さでいえば、ベスト5級ではなくてベスト10級ではあるんですが、話題性なども込み込みでランキング入り。↑の感想では、すでに読み頃を逸した感じになっていますが、さっきパラパラ再読した限りでは、来年夏くらいまでは面白く読めそうな感じです。



★第4位:文明と戦争(中央公論新社)

◆読書メーターの感想(上巻):タイトルに相応しい大部。枝葉と思われることも徹底して検証し、隙のない論理を地道に積み上げていくタイプの誠実な本であるため、わかりやすさは皆無。「文明」と「戦争」の両方に相応の興味がなければ読み進めるのは難しいかも知れない。また、新説、奇説の類もなく、通説を最新の研究成果と著者の推論で微修正及び補強していることがほとんど。個人的には「文明化の進展=戦争被害の減少」という当たり前のハナシを、徹底して数字で実証したところが一番面白かった。

◆読書メーターの感想(下巻):戦史や歴史について何か語りたい人にとっては基礎文献といっていいでしょう。あと、パラドゲーや、『Civ4』『Civ5』などを遊ぶゲーマーにとっては、MODの自作及び導入、縛りプレイのためのベースとなる“基礎的教養”を拡張する本でもあります。これを読めば、いつもプレイしているゲームの面白さが1.5倍増しになること確実です。ただし、学術論文の詰め合わせみたいな本なので、「ゼロから歴史を学んでみたい」という人には向かないかも(多分、『銃・病原菌・鉄』のがいいと思う。個人的には全然面白くなかったけど)。

*読書メモはこちら。感想も↑以上に付け加えることはありません。読み物としての面白さは皆無なので、オススメはしませんが、歴史好き、戦史好きであれば、絶対に手に取らずにはいられない本と思います。





★第3位:肩をすくめるアトラス(ビジネス社)

◆読書メーターの感想:もし高校生の頃に読んでいたら、完全に“信者”になっていた可能性が高い。それくらい感染力の強い思想小説。全篇、「極論極論アンド極論」で構成される世界観は歪で名状しがたい違和感しか感じられないが、一方で、極端に純粋だからこそ浮き彫りにされる「素朴なリバタリアニズム」に抗いきれないほどの魅力を感じたことも事実。ストーリーとキャラクター造形、演説で語られる思想については陳腐の一言。ただし、登場人物の会話で語られる言葉には名言級のモノが多数あり。30代以上の常識を持った大人にオススメしたい本。

*登場人物の言葉で最も気に入っているものを紹介。「人が『情がない』といって誰かを非難するときは必ずといっていいほど、その人物は正しいという意味なのです。その人物には理由のない感情がなくて、値しない感情を他人に与えはしないという意味よ。『感じる』ことは理由や倫理や現実に逆らうという意味なのです」(958頁)。この121字だけを読んでも、「ぐうの音も出ない正論の後に繰り出される、思い込みだけで断じられる極論」にクラクラするという稀有な経験を得られますからね。こういう読書経験は、普通の本ではなかなか得られないものと思います。大部中の大部ですが、年末年始にこれ一冊を読み切ろう! くらいの覚悟があるなら、現代人の基礎教養の一つとして一読されることをオススメします。




★第2位:(日本人)(幻冬舎)

◆読書メーターの感想:期待を裏切らない内容。久しぶりに読むに値する“日本人論”だった。常々、日本人には「法治」が根付いているわけではなくて「世間体」があるだけと思っていたけど、この考え方を突き詰めると、著者の主張(=日本人は世界屈指の世俗的&功利的な性格を持つ)になるということか。ローカリズムとグローバリズムの相関関係についての身も蓋もない解釈にも全然同意。

*「日本人論は例外なくクズ」という持論を改めさせた一冊。正直、大したことを書いているわけではないものの、書き方が圧倒的に上手いために、グイグイと説得されてしまいました。普通に面白く、知的好奇心を刺激される本なので、今回取り上げた5冊のなかでは一番安心してオススメできる本です。



★第1位:宙の地図(ハヤカワ文庫)

◆読書メーターの感想(上巻):傑作! ほぼ一発モノのネタであり書き方――強いて言えばシャマラン的な描き方――だった前作と同じように書き、なおかつ前作より面白い。下巻はどうなることやら。

◆読書メーターの感想(下巻):「計算され尽くしたご都合主義」で描かれる超展開の面白さは相変わらず。というか心底面白かった。ただし、この面白さは読書だからこそ経験できる類のものであって、映像化したら1/10くらいに減殺されてしまうのではないか? 前作を読んでおいた方が良いのは確かだが、普段あまり本を読まず、前作も未読という人であれば、本作から読むのが良いと思う。プロットが単純で見せ場が多く、展開が派手な分、非常に取っつきやすい。

*これはもう文句なしの1位。下半期に読んだ本のなかではダントツに面白かった。アタマをカラッポにして読むアクション小説として読んでも面白く読めるし、ラノベチックなロマン小説として読んでも面白く読めるし、本格SF大作として読んでも面白く読めるし、フィクション(小説、戯曲、講談etc)の構造に挑戦した実験小説としても面白く読めるし、前作で気持よく著者に振り回された読者が、再び気持ち良く振り回されるために読んでも面白く読める――という傑作。「計算され尽くしたご都合主義」(自分で書いていて何だけど、これ以上に的確な表現は思い浮かばない!)としか言いようのない、意図された緩さから繰り出される破天荒なストーリーテリングに乗っかる気持ちよさは格別ですよ。ただし、結構クセのある作風、文体なので、合わない人には徹底的に合わない可能性もあります。





――ギリギリ選外は『バカを治す』(適菜収著)と『スペイン内戦(上下)』(アントニー・ヴィーバー著)。年間ベストワンは『宙の地図』。これを読む前はダントツで『氷と炎の歌シリーズ』(ジョージ・R・R・マーティン著)でした。つまるところ『宙の地図』は、名作の風格すら漂う『氷と炎の歌』シリーズを超えるくらいの傑作! と信じさせるくらい素晴らしい作品ってことですよ。





2012年12月20日木曜日

おまんま食べるのに横着しちゃイカンですよ!

週刊朝日、社団法人を騙り全国の病院施設に多額の広告料を要求している事が判明

一般紙のフリして中身は業界紙そのものの日経新聞だって、ここまで杜撰で阿漕なことはしない。いや、実際は同じようなことをしているけど、やり方はもっとエレガント。記者と営業が「自ら強請っているという自覚のない」まま阿吽の呼吸で役割分担をしながらやることだから。不景気で切羽詰まりすぎたのか、編集長&スタッフが変わりすぎてノウハウが失われたのか、朝日新聞直系の殿様体質のせいなのか……。ともあれ、人の名前を勝手に使って堂々と強請っているのを当人にバラされたのであれば、橋下の件との合わせ技で廃刊でいいんじゃね?

~~~~~~~~~~~~~~~~

56 ボルネオウンピョウ(新疆ウイグル自治区) 2012/12/19(水) 17:20:14.67 ID:kf96TGSy0
これ、いい病院に名前を書いて欲しかったら金寄こせ!
金くれないならお前んとこの病院を悪い病院と書いてやるぞ!
ってこと?

116 チーター(チベット自治区) 2012/12/19(水) 17:35:36.38 ID:gNf6nDKj0
>>56
そゆこと

スポンサーを悪くいう雑誌なんかないからね
「100万円払えば安泰だぞ。他の病院はどうするだろうねぇ。で、おたくはいいの?」
って、高額な安全担保を買わせようとする悪徳商法
しかも、学会理事長の名を勝手にかたって営業かけた
事実なら完全にAUTO

オレオレ詐欺と同じように会社まるごと潰すべき

171 イエネコ(東京都) 2012/12/19(水) 17:52:17.75 ID:GL4G6+Cm0
よく読め これランキングを操作してやるってことじゃないよ
広告の募集だ ただ学会の推薦があるかのように書いちゃ不味いな

183 クロアシネコ(茨城県) 2012/12/19(水) 17:55:27.40 ID:uzRpu6Ye0
これってだめなの?
どこのマスコミもやってね?

186 ベンガル(東京都) 2012/12/19(水) 17:58:00.83 ID:ITLomItR0
>>183
似たようなことは日常茶飯事
ただ今回は理事会理事長の名前を『勝手に』使った、
ってのが問題なんじゃね?

474 マーブルキャット(長屋) 2012/12/19(水) 22:23:53.86 ID:VKw7kH6T0
これ、本当ならやばくね。
編集長の首が飛ぶぐらいじゃ済まないだろう。

476 ハバナブラウン(大阪府) 2012/12/19(水) 22:26:13.42 ID:bB2QVADa0
>>474
みとけ
郵便不正のときみたいに
ムリヤリ、ウヤムヤにおわらせるハズだ
全然関係ない論点でな

2012年12月19日水曜日

3日続けてのヨタ話

記者の目:安倍新首相に望むこと=坂口裕彦(政治部)

「麻生色」強まる安倍官邸人事 “禁じ手”も

さて、党内論議を派閥争い、閣内論議を閣内不一致、人事の妙をお友だち組閣、マニフェスト修正を公約違反と書きなおす時間のはじまりはじまり。あ、首相動静の日本料理店を高級料亭に書き直すのも忘れずに!

直近3回の総選挙で明らかすぎるほどに明らかになったことは、「日本でまともな政党は自由民主党しかない」ということ。各村、町、市区、都道府県議で1/3以上の勢力を持ち、選挙ごとに彼らの支援を得られるからこそ、どんなに大敗しても100議席以上は確保できるし、解党のカの字も出ずに雌伏できる。この継続性があればこそ、党の理念も掲げられるし、詐欺同然の公約を掲げて選挙に望まなくて済む。反自民にはコレがないから、負けるときは信じられないくらいに負けてしまい、金も地盤もないから雌伏できずに少数派になっても簡単に分裂してしまう。党の存続を信じられないから、野合の余地を残すために理念を掲げられないし、詐欺同然の公約を掲げないと選挙に勝てない。

なもんだから、今のような形で小選挙区制が続く限り、政治構図は「自民vs反自民」にならざるを得ないのでしょう。つまり、政権を獲った反自民は、まともな政権運営をする自民党のアンチにならざるをえないから余計なことをしなければならず、結果、まもとな政権運営ができず、次の総選挙で大敗し、次世代の反自民勢力に席を渡す――というループが続き、反自民は総選挙ごとにくるっくる変わると。

ということがよくよくわかっているからこそ、反権力を社是とするマスコミとしては、野党にあっても本物の権力を持つ自民党のことには、本能的にNOをつきつけざるを得ないってことなんじゃないかなぁ。

2012年12月18日火曜日

総選挙の結果についてあれこれ

以下、睡眠不足で頭痛気味なアタマで思いついたことをつらつらと書いたものです。

・選挙期間中に思いついたけど書けなかった陰謀論。北朝鮮の弾道ミサイル発射は、アレは日米との関係強化を目指す金正恩の陰謀なんだよぉ~! 対中強硬派に恩を売ることで、遠交近攻の図――中国、韓国を牽制して、中国主導の統一を阻むために、日本、米国との関係強化を図る。目的は当然現状維持であり金王朝の存続――を一歩進めたかったのだ!!

・原発に対する世論。これはもう決まりきったことで「原発存続」。もちろん中長期的には脱原発を図るべき、というのは全国民が望んでいることだろうけど、少なくとも当面のあいだは安全に十分留意しながら既存原発をフル稼働させて、やすい電力を供給してくれ――というのが、今回の総選挙で得られた答えでしょう。

・2chで見たNHKの番組のキャプチャーによれば、総選挙の最大の争点は「景気回復・雇用確保」で、全体の半分近くだったそうな。これはまぁ、本当のことでしょう。で、景気を回復させ、雇用を確保するためには、どう考えたって安い電力が安定的に確保されていることが絶対条件になる。こんなことは中学校卒業程度の学識と1年以上の社会人経験があれば誰でも理解できることであって、つまるところ民意は、「景気回復のために原発を動かせ!」ってことにあったと。

・で、この民意が見えない人は、例外なくイデオロギーに害されていて、見たいものしか見ないし、見たくないものは見ていないから、↑のような当たり前のことを理解できんのでしょう。これは“9条信仰”と同様の「お花畑な社会主義者」特有の病。

・小沢の神輿が偉そうな口をきいている件について、2chで見た素晴らしいレス。

>5 名前:名無しさん@13周年[] 投稿日:2012/12/17(月) 22:09:39.04 ID:0AVLBmbx0
だまれ9議席


・小沢の手法って中選挙区制に特化された技であって、小選挙区制の下では必ずしも効果的なわけじゃないのよね。タレントを担ぐのも、票の読み方も、重点地区の絞込みも、中選挙区制の下であれば全部大きな意味があるけど、勝者総取りの小選挙区制の下ではそこまで効果的じゃない。9議席という結果は、その大きな証拠。

・加えて小沢の下位互換……というか小選挙区に最適化された互換機であるところの橋下(そういえば小沢と同じくらいジジ殺しの技にも長けている!)が「突然の解散」という逆風を跳ね除けて50議席以上とっちゃったから、もう、元祖の出る幕はないでしょう。

・そう、あらゆる意味で小沢の正統な後継者である橋下が出馬するであろう、次の参院選こそが問題。現時点で第三極の動向は、「維新と太陽」or「維新とみんな」の二者択一で統合っぽくなっている。もし、この構図で第三極が統合されるなら、「維新と組まなかった方」を第三極の旗手にするのがベターだと思う。

・でも、来夏までには時間があるので、結局、「維新、太陽、みんな」の野合になる可能性も十分あり得る。こうなったら「第三極への期待=小沢民主党への期待」と同じようなものであって、まぁ、応援しないのがベターだと思う。

・あ、考えられる最悪の構図は、「維新と太陽、みんなと民主の野合」だけど、これはさすがにないか……。ともあれ、来夏の参院選については、「民主党の復権阻止」「橋下の勢力拡大阻止」のために、イヤでも自民党を応援! というのがベターなんじゃないか?

・なんでそこまで橋下を毛嫌いするのかって? いやぁ、同じような人物が総理大臣になってひどい目にあったばかりじゃないですか。「小沢一郎の権勢欲と菅直人の無能を足しっぱなしにしたような総理大臣」になるであろう人物に、何を期待しろっての。

2012年12月17日月曜日

「反自民=社会主義勢力」という不幸

絶対に落ちて欲しかった仙谷が完全に落選したことだけで大満足。民主党については「90は絶対いかないけど80くらいは超えるでしょ」と思ってたけど、いやぁ、負けたねぇ。まぁ、普通に考えれば、あれだけ失政を繰り返していて50以上の議席を獲れたってことに驚くべきなのかも知れないけど。

来夏の参院選までに安倍がバカなこと――中韓との関係改善に躍起になったり、尖閣に人民解放軍の上陸を許したり、慰安婦関係でオバマに脅されてヘタれるetc――をしない限り、民主への逆風(=国民の恨みつらみ)の行き場は存在し得ない。となれば、安倍が悪手を打たなければ、来夏の参院選で民主党が勝つことは至難。そうなると次の総選挙は、「自民党分裂組み+連立与党に参加しなかった第三極」が反自民の旗手になり、今よりは少しばかり健全な「自民党vs反自民」の構図になるんでしょう。

つまり、来年以降の政治の構図は、「自民党vs民主党」ではなく「自民党vs反自民」になり、反自民勢力の第一候補が社会主義勢力でなくなる可能性が出てくる。反自民がどんな勢力であろうが、社会主義勢力でない限りにおいては、今よりも確実に良い未来でしょう。

でも、安倍が下手を打って来夏の参院選で反自民の風が吹きまくり、民主党への逆風がそっちに流れちゃったら、小選挙区制が続く限り「自民党vs民主党」の二大政党制が続く可能性が高い。つまるところ、反自民勢力の第一候補は社会主義勢力で固定されることになり、日本にとっては甚だ不幸な未来が続くと。

てことは5年前、安倍が郵政民営化造反組を復党させたことが、巡り巡って民主党政権発足に繋がったように、今回も安倍の一挙一頭足こそが日本の未来を左右するってことになるのか……。

2012年12月16日日曜日

さて、今日は夜更かしだ

TVを見られないのは残念だけど、な~に、Yahoo! 選挙速報と2chがあれば無問題! なんてったって今日は、「お茶の間でぬくぬくしながら台風中継を見る悪徳」の最もゲッすいバージョンであるところの、「選挙速報を見て落選した大物候補の声と、大敗した政党の幹事長の死相。そして、反●●で血眼になっていたマスコミの逆切れっぷり」を楽しむ日だからね。この2週間、時事関係のハナシも手控えてたけど、明日以降はそういった気遣いをする必要もなくなるわね。

夜食を摂ってもカロリー超過にならないよう朝、昼の食事は軽めにして、おつまみになるものを買い込んで、ノンカロリーのソフトドリンクと1本のシードル――アルコールがダメな手前にとって、一本飲んでもギリギリ気持ち悪くならない程度のアルコール飲料――を用意しつつ、片付けなきゃならない仕事をサッサと片付けよっと!

えっ? 選挙に行かなくていいのかって? そんなん期日前投票を済ませているに決まってるじゃないですか!

2012年12月15日土曜日

この人の過小評価っぷりはベッカム並み

巨人史上最高年俸を更新!? 阿部慎之助の本当の評判

30年に渡って日本プロ野球を見てきたけど、TV及び生観戦で実際にプレーを見てきた捕手の中では、阿部慎之助選手こそが最高・最強の捕手ですよ。古田敦也も凄かったけど、現時点で同クラス。もし、阿部選手が来年も同じような成績を残して日本一になれば、その時点で古田も抜く――というのが手前の格付けですよ。城島健司? 彼って打撃三冠タイトルを一つでも獲ってたっけ?

あと、「阿部といえばリードが酷い」「リードが酷いといえば阿部」と、とにかくインサイドワークに難があるというのが定評になりつつあるけど、インサイドワークだって凄いじゃん! 酷い酷いという人は、本当に酷かった01~02年の頃の記憶が目に焼きついちゃっているんでしょう。数字で見れば、彼と控え捕手が出てきたときの防御率を比べてみれば一目瞭然だもの。だいたいインサイドワークの良し悪しってのは、当人のセンスや地頭以上に、「一軍での経験年数」がモノをいうものなんだから。この点、10年以上第一線でマスクをかぶり続けている阿部選手が、球界トップクラスの実力を持っているってことは理の当然なんですよ。

もう一ついえば、リードってのは、悪手はあっても最善手なんてのは存在しないからね。悪手や甘い手を打たず、能力の高い投手の実力を額面通りに引き出せる阿部選手のインサイドワークの凄さってのは、実際の試合を見ていれば誰にでもわかりそうなものだけどなぁ。

2012年12月14日金曜日

見た目はしょぼいけど内容は素晴らしい

大谷選手との入団交渉時に提示した球団資料について

うん、40手前のおっさんだけど説得された。大谷翔平投手よりも明らかに人生経験や球界の知識が豊富な手前にしてコレなんだから、口頭でこんこんと説明――しかも相手は12球団で最も育成に定評のある球団に所属する社員の中で、最も口が上手いであろうスカウト部長――されたら、そりゃ説得されるでしょう。人によっては「こんなしょぼい資料で……」と思うかも知れないけど、それはビジネスの現場を知らない人。体裁はちょっとみっともないけど、内容についていえば、東証一部上場企業の決算発表資料よりも立派ですよ、これ。

何が素晴らしいって、相手のレベル(=人生で300頁以上の本を読んだことのない脳筋)に合わせて、徹底的に噛み砕いた内容にしているところですよ。こういう資料を作るときって、作り手の“エゴ”や“エエかっこしい”が邪魔して、「調べあげたデータを漏れなく記載」したり「横文字とテクニカルタームを使いまくる」ものだったりして、体裁はカッコいいけど何が言いたいのかわからないものか、結論はハッキリしているけど説得力がない資料になっていたりするもの。

2012年12月13日木曜日

ホテルとパチンコ屋が捗るぞ

「コンビニでトイレだけ使用して、何も買わずに出る」ってやつ人間としてあり? あり56% なし44%

ただし、ホテルについては出入り口が2つ以上ある大きめのところじゃないと、フロントから牽制される恐れあり。パチンコ屋もある程度デカイところじゃないと、キッチリ掃除してなかったりする。あと、もう一つの穴場は大きめのオフィスビル。あまり大きなところだと入館証がないと入れないけど。で、そこそこ大きなオフィスビルに「いやぁ、今日はA社の山田さんに挨拶しないと」的な体で入り、そのままエレベーターに乗り、適当な階で降りた後、給湯室を目指せば、十中八九ウォシュレット付きのトイレがある。いずれも使用するまでに一定のハードルがあることは確かだけど、それでも掃除が行き届かず、ウォシュレットもないコンビニエンスストアやスーパーマーケットのトイレを使うよりは、遥かにましですよ。

2012年12月12日水曜日

これで最下位脱出や!

DeNA獲得記念 ハマスタに「ブランコ・ブランコ」設置へ

……とはいわない。かつて内川、村田、スレッジ、ハーパーが揃っていて、全員額面通りの成績を残したにも関わらず最下位だったんだから。トニ・ブランコ選手一人でどうにかなると思うほどおめでたくはない。実際、年齢的に見て、アレックス・ラミレス選手が今年と同じような成績を残すのは難しいだろうし、ノリさんだってブランコ選手と共存するのは難しいだろうから、打線的には+-0とは言わないけど、せいぜい+0.5くらいの補強だろうからね。

あとは投手。高橋尚成投手の動向が全然聞こえてこないけど、エンジェルベルト・ソト投手に次いで彼を獲ることができれば、ようやくローテーションらしき形が見えてくる。そして捕手と二遊間。ここを固めて芯の通ったチームにしないと安定した戦いができないから……って、結局、真面目に最下位脱出を考えたら全選手入れ替えするくらいの補強をしなきゃぁならんのだよなぁ。

2012年12月11日火曜日

新作チョコを喰らう:ホルン(抹茶)

★ホルン(抹茶)/明治

●寸評:抹茶の風味は一口目にほんのり感じる程度だが、一般的なお菓子の抹茶ではなく、本格的な抹茶に近い。ホイップチョコレートとの相性も良い。一個あたりの分量は十分だが、口触りが軽い分、ボリュームは少なく感じた。

●カロリー対効果:約150kcal(4個。1個当たり約38kcal)。一個あたりの食べごたえは他のシリーズと変わりない。ただ、全包装の分量が半分であるため、一箱食べて完全に満足したとはいえなかった。個人的には6個が適量。カロリー対効果は可もなく不可もなくといったところ。



2012年12月10日月曜日

楽天が指名権を得ていたらどうなっていたか?

星野監督ドラフト完全ウエーバー制提案

十中八九、メジャーに行ってたでしょうよ。まさに負け犬の遠吠え。悔しかったら指名すりゃ良かったのよ。今回の件についていえば、日本ハムのフロントが優れていたってだけのハナシ。長野久義選手、菅野智之投手を指名した際に、「事前に挨拶がなかった」と批判されたから、今回は事前に指名することを明らかにして、堂々と指名しただけのハナシだから、密約だのなんだのというのも筋違い。まぁ、星野についていえば、大谷投手が穫れなかったことでスカウト部門を大胆にリストラするくらい三木谷が激怒したから、↑のように言わざるを得ないのかも知れないけど。

2012年12月9日日曜日

日本では誰に当たるだろうか?

昨日のエントリについて、とある方から「ボブ・ホーナーより格上の選手なのに成功しないと思うの?」と指摘されたことへの返答です。

ボブ・ホーナーの凄さは、MLBがまだ26球団でレベルが高く、加えて現役バリバリのときに来日したことにあって、NPBで例えるなら、「華のない原辰徳」か「キャリアハイを記録した小早川毅彦」クラスの選手が、イタリア球界に渡ったようなもの。それに比べると、今回のアンドリュー・ジョーンズは明らかに落ちる。日本球界で例えるなら、贔屓目に見て「晩年の大豊泰昭」クラスってところじゃないかなぁ。

あと、これは手前の偏見かも知れないけど、アンドリュー・ジョーンズって、技術に優ったタイプというよりは、どちらかというと身体能力任せに野球をやっている選手(=新庄剛志タイプ)でしょ? 磨き上げた打撃技術を持った選手であれば、年齢に関係なくヒットを打てるけど、身体能力任せに打って守ってきた選手ってのは、どんなに鍛えた人間でも必ず経験する「32~34歳くらいにドカンと来る肉体的な衰え」の影響で、打撃も守備もみるみるうちに劣化するものだからね。なので正直、あんまり大きな期待はしない方がいいと思うのですよ。

2012年12月8日土曜日

レジー・スミスを超えられたら御の字

楽天がメジャー434発男Aジョーンズ獲得

つまり打率.285、HR28、打点72を超えられたら大成功ということ。

実績は超一流ながら引退寸前のロートルだったレジー・スミスを彷彿させるけど、彼でさえ日本球界移籍前年は、メジャーで打率.284、HR18本、打点56(106試合出場)と、一線級の活躍はしていたからなぁ(アンドリュー・ジョーンズは打率.197、HR14本、打点34)。

加えて2年連続HR40本以上のパワー! といっても、記録したのが05、06年でミッチェル報告書が出た(=メジャーでステロイド使用規制が厳格化された)07年以降は一度も30本以上を記録していないどころか、打率も.250以上を残してないんだから。外形的に見れば典型的な“ステロイダー”なわけでしょ? レジー・スミスの頃とは明らかにメジャーとのレベルの差が縮まり、統一球が施行されているなかでは、打率.250、HR20本、打点60くらいの数字さえクリアできなさそうな気が……。

2012年12月7日金曜日

回る寿司ならどこに行っても大体この打順

回転寿司で戦力外通告したいネタ

↑のスレッドに触発され、以下のように組んでみた。

(中)イカ .291 4 47
(二)イクラ .274 3 35
(右)炙りサーモン .302 36 89
(一)ハマチ .327 41 97
(三)マグロ .288 23 78
(左)シメサバ .249 29 66
(遊)タマゴ .233 8 40
(捕)ビントロ .241 5 32
(投)サーモン .150 0 1

最近は9皿も食べられないので、全てのラインアップを一度に食べることはない。それでもクリーンアップとエース、捕手は不動かな。スタメンで戦力外通告するメンバーはいないけど、ハンバーグ以下の変わり種全般と、カニサラダ当たりはシーズン通して二軍幽閉。FA市場に出ていたら欲しいのは、「本物のエンガワ」と「本物のコハダ」かなぁ。といっても、本当に食べたければ回るところじゃなくて、ちゃんと握ってくれるところに行けばいいだけなんだけどさ。

2012年12月6日木曜日

多忙につき簡単な更新

昨日の今頃、納期が本日17:00の案件があることを思い出し、同時進行で片付けていた仕事と併せてほぼ徹夜で取り組む。で、件の案件を17:30頃に納品し、シャワーを浴びた後、近所の弁当屋でホカ弁を購入。現在、ホカ弁をつつきながら更新しているところです。物忘れもここまで来たら清々しい。てか、件の案件(=1カ月前から取り掛かっていた仕事)のことを知っていたら、一昨日も昨日も仕事は入れてなかったよなぁ……。

というわけで、夕食を食べた後は、ちょっと早いですがおねむに入ります。よってblogの更新はこの辺で勘弁。というか、仕事の途中に更新できなくもないんだけど、一度仕事モードに入ってからblogとかゲームとかをやると、集中力が完全にキレてしまうのがね……。

2012年12月5日水曜日

第46回衆議院議員選挙について

40近いおっさんにおける第46回総選挙を戦う主要12政党の認識。

・民主党:社会党右派+民社党
・自由民主党:自民党
・日本未来の党:社会党左派
・公明党:公明党
・日本維新の会:日本新党
・日本共産党:共産党
・みんなの党:新自由クラブ
・社会民主党:社会党残滓
・新党大地:新党大地
・国民新党:有象無象その1
・新党日本:有象無象その2
・新党改革:有象無象その3

「日本維新の会? 橋下? 石原? 要するに日本新党でしょ」
「みんなの党? 自民党を裏切った河野洋平みたいなものでしょ」
「民主党? 反自民で結束していた旧社会党でしょ」

政治のハナシになったときは、だいたい↑のような感じで面倒くさそうに応じています。実際、面倒くさいし。絶対に殴り合わないことが確信できる親しい間柄であれば突っ込んだハナシもできるけどね。

共産党以下の政党で“顔”が見えるのは、よくも悪くも新党大地のみ。往年の自民党における派閥闘争で、“親分を裏切った小姓”というマイナスの立場から勝ち残ってきた――小沢一郎はプリンスの中のプリンスとして育てられてきたので、権謀術策は得意でも地力はゼロ――鈴木宗男の政治家としての実力は、やっぱり大したモノ。といっても、個人的には全く支持しないけど。

2012年12月4日火曜日

いつものことだから言ってもせんがないけど

でも、つい一週間前にあそこまで言い切ったんだからちょっとくらい言い訳をしてもいいんじゃないか?

大谷 日本ハム入団確実に「疑問点解消した」

まぁ、明らかなトバシを打っても、口を綺麗に拭ってなかったことにするのがスポニチ流なわけで。まぁ、これで来年以降も「スポニチのトバシ=逆の目を見ろ」と、逆の意味で信用がおけることになったとも言えるんだけど、そんなんは1時間キッカリ遅れた時計と同じようなもので、機能的には使えるけど本質的には明らかに間違っているわね。

追記:竹中平蔵の「成功者の足を引っ張るな」といい、この人の「他人のせいにしない」といいね、こういう素朴なリバタリアニズム(=マッチョ思想)というものは、自分で決意する分にはいいと思うけど、他人に偉そうに言うのは恥ずかしいと思うのですよ。てか、アイン・ランドの厨二病思想丸出しで、読んでいるこっちが猛烈に恥ずかしくなるので、マジやめて欲しい。

2012年12月3日月曜日

もういい加減、タバコを禁止薬物に指定しろよ

弁護士 「タバコの害は科学的に立証されていない。にもかかわらず叩かれる。」

科学的な因果関係が完全に証明されていないだけで、疫学的には「明らかに身体に悪い」ということはとっくに証明されてるでしょ。もし、疫学調査で「明らかに身体に悪いわけじゃない」なんてデータが出たとしたら、それこそ「とある実験の結果、相対性理論は間違っていた」なんてハナシと同じくらいの世界的な大ニュースなわけで、とっくにマスコミ&学会で発表されているだろうからね。だいたい科学的な因果関係が完全に証明されていないから、悪いかどうかわからないじゃないか! なんて無理を通すなら、LSDを筆頭に脳細胞に作用するあらゆるドラッグを合法化してもOK! ってのが道理になるよね。てかもうね、タバコは禁止薬物に指定してイイ頃だと思うの。

~~~~~~~~~~~~~~~~

6: マーゲイ(大分県):2012/12/02(日) 19:42:15.89 ID:lCbuT+MA0
障害者も喫煙者も同じように保護されるべきと

何気に凄いこと言ってるな
喫煙者は障害者扱いかよ

障害者に失礼だろ

28: イエネコ(新潟県):2012/12/02(日) 19:51:10.37 ID:H8bUEgIX0
アホ特有の、あいつもやってるのに何で俺だけ駄目なんだよ!って話か

37: オリエンタル(新疆ウイグル自治区):2012/12/02(日) 19:55:29.08 ID:KOv5iR+30
放射能だってどれだけ浴びればどれだけの害が生じるかは
「完全」に証明されてないから、この弁護士が福島原発の近くに住んでたら逃げないのかね。

69: イリオモテヤマネコ(東京都):2012/12/02(日) 20:15:10.07 ID:GmnyTzRP0
え?科学的に立証されてなかったの?
その前提って本当?

72: 黒(沖縄県):2012/12/02(日) 20:17:53.78 ID:Dw8DRefq0
>>69
世界の医者が集まって討論したけど
結局最後まで決定的な証拠は見つけられず
うやむやのままその会議は終了した

84: ウンピョウ(九州地方):2012/12/02(日) 20:22:51.43 ID:gOhawu6kO
>>72
それはメカニズム論ではわからなかっただけの話
疫学的調査だと完全に喫煙量・喫煙率が呼吸器疾患と相関していることはアメリカの学会でも合意されたぞ

91: シンガプーラ(dion軍):2012/12/02(日) 20:26:33.54 ID:hYM76Iyq0
ググってみたら案の定とっくにガチ抗議文送られてたわこいつ

弁護士 溝呂木雄浩様
『サンデー毎日』誌におけるあなたの発言について公開質問状
http://www.tbcopic.org/pdf/question_120914.pdf

94: マーゲイ(新潟県):2012/12/02(日) 20:28:11.22 ID:gGmT8x9HP
>>91
ワロタ

2012年12月2日日曜日

ブランコが獲れたならいらんでしょ

阪神、福留に3年総額6億円の最高条件を提示!8日にも入団決断へ

そもそも来年36歳になる選手に3年契約というのが危険だし。確かにこれまでケガというケガをしてこなかった頑丈さは買えるだろうけど、人間、35歳を過ぎるとケガのリスクも格段に跳ね上がるものだし。3年のうち1回でも首位打者を獲れれば投資の元を回収できるかも知れないけど、3Aで無双できない人が統一球の下で打ちまくれるとも思えないし。出塁率は素晴らしいけど、2億円以上出費してでも欲しいのは「四球を選ぶ選手」ではなくて「デカイのをボンボン打てる選手」だしね。

といっても、今のDeNAであれば↑のような選手であってもノドから手が出るほど欲しい! ってのが真実だよなぁ……。まぁ、トニ・ブランコ選手の獲得がほぼ確実ってことで満足するしかないね。それよりも高橋尚成投手はどうなったんだ? ローテの一角を担えそうな彼こそ、補強の大本命だと思うんだけど。

2012年12月1日土曜日

<野球本メモ>「浩二の赤ヘル野球」、山本浩二:追記

以下、「ボクの球界エンマ帖(4章)」より。落合博満関係のハナシを中心に紹介。

・落合は、これまで自分が一番関心を持ってきたプレーヤー。何しろ共通点が多い。表面的には逆方向に大きいのが打てる。これはバットにボールを乗せる技術が確立しているからできることだ。アウトローにはちょこんと当てるバッターが多いが、我々は打球に全体重を乗せるくらいのつもりでしばきあげる。(昭和)六十年までで(現役で)できたのは自分と落合くらいだったが、翌年、清原が瞬く間に習得してしまった。

・次に似ている点は、バケツ打法と酷評された左足のステップ。普通なら投手方向に真っ直ぐ伸ばす左足を、我々は三塁側ベンチの方に引いてしまう。体が開き、体の“ため”がなくなり、手打ちになってしまう。非常に悪いフォームだ。それでも我々は打てている理由は、左足は引いても腰が開かないから。足が開いても腰が開かないのは天性ともいえて、余人にはお勧めできない。

・なぜこんな悪いフォームを採り入れたのか? 落合には訊いたことがないのでわからないが、自分の場合は以下2つの理由から採用した。

・一つは、左足を引いても腰が開かないので、左足を引くことでバットから遠ざかるアウトローの球を打てる実力があるため。いま一つは、シュートが苦手だったから。引退した今だから言えることだが、自分がバケツ打法に取り組んだのは、シュートが苦手だったことに尽きる。左足を引いておけば、インハイに切れ込んでくるシュートにも難なく対応できる。自分にとってバケツ打法とは、シュートを克服するためのスタイルといえる。

・落合もシュートは苦手のように見える。ロッテでカモられていた投手は、郭泰源(7-0)、渡辺久信(9-2)、田中幸、田中富(ともに13-3)、山田久志(18-5)。逆にカモにしていた投手は、山内和宏(16-13)を筆頭に、久保康生、工藤公康、今井雄太郎、松沼兄らで、いずれも4割以上の成績を残している。つまり、自分と同じようにスライダーで外に逃げていく投手には滅法強いが、シュートを武器にする投手には弱いのだ。

・これだけのアキレス腱がありながら三冠王を三回も獲得できたのは、技術が素晴らしいことも去ることながら、「自分が打てるコースに球を置く」ことが出来ていたからだろう。これはどういうことかというと、ストライクゾーンの一点絞りであり、狙い球を決めて待つことだ。

・現役最後の日本シリーズ、西武との第一戦で東尾から打ったホームランのケース。打った球はアウトローぎりぎりのスライダー。自分でもよく打ったと思うほど難しい球だ。しかし、アノ場面、自分ではあのコースこそがど真ん中の感覚で打っていた。

・つまり、あの時の東尾は必ずアウトローぎりぎりにスライダーを投げる、と確信し、その一点だけに気持ちを集中していたから。その証拠に、東尾は初球にど真ん中のスライダーを投げてきている。明らかな失投だったが、自分は手を出せなかった。もし打っていればどん詰まりの凡打だったろう。あの場面、アウトローをど真ん中と決めていた自分にとって、実際のど真ん中は内角ぎりぎりの際どい球になっていたからだ。

・つまり、落合も自分と同じように、打席ごとに自分なりのストライクゾーンを設定して打ちこなしてきたバッターなのだろう。だからこそ、リーグを変えて2年間、苦労してきたのだ。「自分が打てるコースに球を置く」のは、当てずっぽうに決めているわけではない。自分なりのデータの積み上げを基に決めているのだ。

――なお、落合は自著で「球を待ってはいても、配球を読むことはしない」「配球を読んで1/2くらいの確率で当てることはできても、投手は一定確率でコントロールをミスする」「アウトローと読んで踏み込み、インハイが来てアタマに当たったら、それでお終い」「だから待球は全部インハイのストレート。これであれば、アタマへの死球にいち早く対応できるし、変化球にもバットが振り遅れない」という趣旨のことを書いている。