2012年12月29日土曜日

デハイバース公爵通信(CK2日記):その1

今年の仕事を全部終え、大掃除やお正月の準備はこれからというものの、年明けまで仕事の電話が一切かかってこない状況にあることから、満を持して『Crusader Kings2(以下、CK2)』を始めることに。

前作『Crusader Kings』では、フランドル伯でフランス王国をぐちゃぐちゃにしたり、ブルターニュ公でフランス王国をぐちゃぐちゃにしたり、トスカナ公でイタリア王国を建国したり、ドイツ諸侯で皇帝に喧嘩を売ったりと、基本、旧大陸で暴れまわるプレイをしていたので、今回はパラドゲーでは初となるブリテン島でプレイすることにする。といっても、初心者が使うアイルランドでは物足りないので、ちょっとひねってウェールズ地方でデハイバース公爵を務めている「ディネフィール家」を選択する。

今回のプレイの目標は「ウェールズ王国を建国した後、ウェールズのプロヴィンスを一つもかかさずに、グランドキャンペーンの最後まで存続させる」こと。ディネフィール家の存続やウェールズ王国の建国だけならどうにでもなるけど、強大なイングランド王国や(そのうち樹立されるであろう)アイルランド王国を相手に、1ミリの領土も削らずに生き抜くのは少々骨が折れるんじゃないだろうか。

といっても、自分からガンガン攻めていって4王国の王(今回はグレートブリテン帝国が建国できるんだっけ?)になってしまえばハナシは終わってしまうので、今回のプレイにあたっては一つだけ縛りを設けることにする。

その縛りとは、「請求権捏造の制限」。君主&宰相の外交力が優れていれば、他国の領土を獲るための因縁つけ放題、領土拡大し放題! という便利な請求権捏造について――

・君主の外交力が15未満の場合は、在世中1回行使できる
・君主の外交力が15以上の場合は、在世中2回行使できる
・君主の外交力が20以上の場合は、在世中3回行使できる

――ことにする。本当なら「在世中1回だけ」or「請求権捏造なし」にしようかとも思ったけど、さすがに婚姻政策だけでウェールズ建国まで持っていく自信がなかったので、一応、縛りを緩めることに。なお、ここでの外交力の数値は成人後の元値であって、特性や妻のブーストは一切考慮しない。例えば、元値が14で詩人(外交力+2.00)持ちの場合は、「外交力16」ではなく「外交力14」として数えるということ。なお、このゲームでは10以上の能力で一廉の人物、15以上であれば当代随一の人物、20以上であれば歴史上の英雄(例えば軍事能力で見た場合、20以上の人物はウィリアム征服王やエル・シドなど。かの獅子心王リチャード1世でさえ19止まり)クラスという感じなので、↑のような縛りは案外妥当じゃないかと。実際、どの能力値でも15以上の人材なんてそうそう出てくるものじゃないしね。

というわけで、初手(時間を進めるまでに打つ手)は――

●法律:都市税制を「標準」から「大」へアップ
●技術:弓術、農法、法治主義にスポット

・宰相:ダブリンで請求権捏造
・元帥:練兵(動員力強化)
・家令:徴税(臨時収入機会増加)
・密偵:情報網構築
・司祭:宗教的関係改善

――という感じ。法律については、動員力確保よりも目先の収入確保を優先。技術では騎兵ではなく敢えて弓に。やっぱりウェールズだし、ロングボウはロマンだし。ダブリンでの請求権捏造は、「因縁をつけられればラッキー」程度の感覚。仮に請求権を捏造したところで、今の君主が長生きしないことには戦争なんてできっこないし。

最優先課題は言うまでもなく「後継者を作ること」。スタート時の君主であるマレドゥド2世は56歳独身、息子ナシという“おまえら”状態。後継者である異母弟も55歳だったりするので、早いところ子どもをつくらなければゲームオーバーまで待ったなし! という状態。

なので結婚相手については、同盟や請求権などは一切考慮せず、「子どもを産む機会として優秀か否か」だけに焦点を当てて探すことに。結果、結婚相手として選んだのはパンティエーグルの廷臣であるエリナ嬢。決めては7つの大罪の一つである「好色(生殖力+20%)」という特性を持った若い娘であること。公爵が一廷臣に結婚を申し込むので、名声はダダ下がりになってしまうものの、死ぬまでに一人でも息子を残せるのであれば、いっときの声望下落など安いもの。

というわけで、以上の手を打ったうえでゲームをスタート。果てさてどうなることやら。



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