2010年11月30日火曜日

太陽の固定資産税って幾らくらい?

スペイン女性が太陽を「個人所有」、ゴア氏「彼女を訴える」

温暖化はCO2が問題なのであって太陽の活動は関係ない(キリ って言ってたのはどこの誰だっけ? 「温暖化=太陽活動説」に転向するなら転向するで、きちんと過去の主張を総括しなきゃダメでしょ。

で、太陽の所有者であるスペイン女性が、太陽を使って商売するんであれば、当然、固定資産税を取られるわけだろうけど、年間どのくらいになるのかね? 1㎡当たりでリベリア並みに安かったとしても、太陽活動は太陽の全ての土地で行われるものだから、そのために支払う固定資産税も天文学的な金額になるんだろうなぁ……てか、この場合、固定資産税はどこが取るのか? スペイン政府? となれば間接的にスペイン政府が所有することになるから国際条約違反になるわなぁ。

まぁ、実際に世界各国の人々から太陽使用量を取ることになれば、これに関連する税金の問題が出てくるだろうし、この税金を国家が取るとなれば天体所有に関する国際条約に抵触するから、結局、裁判に訴えなくても大丈夫なんじゃないかね?

2010年11月29日月曜日

テロップ(笑)

一年通して最も大切なシーンに「愛媛県知事選挙・中村時広氏の当選確実」のテロップが丸被りとか。せめて沖縄知事選なら納得できた視聴者も何人かはいたんだろうけど、愛媛県知事選なんてねぇ。

ともあれ『龍馬伝』の最終回。30分も延長する必要なかったんじゃないの? 大して重要なシーンなんてなかったし。近江屋関連のシーン全て(子供に本をあげたり、みんなでメシ食ったりetc)は全部なくした方がスッキリしたと思うんだけどなぁ。

で、一番不必要かつ酷かったのが中岡慎太郎と近藤勇の殺陣。テレ東の正月時代劇からスターウォーズまでそれなりに色々な種類のヒドイ殺陣を見てきたけど、今回のは生涯ベストワンクラスに酷かった。役者は多分悪くない。二人とも幕末の志士にはちっとも見えなかったけど、少なくともそれなりに剣術が強そうには見えたし、身体も動けているようには見えた。ダメなのは演出と殺陣。なにあの噛み付き! なにあの真剣掴み!! スターウォーズのアレック・ギネスより酷かった。てか、全盛期であれば週に一人以上は確実に自分の手で殺していたであろう近藤勇の“実戦兵法”に対する敬意がなさ過ぎ。

暗殺シーンも画面暗すぎるし、事切れるときにいつもの「うううう~う~」が流れるし。

で、最後の弥太郎の死に顔(笑)。アレ絶対、2chでAA作られるよなぁ。これまで三菱グループが「『龍馬伝』はわが社の創業者を貶めすぎ」って文句言ってたことに「ケツの穴が小せえなぁ」って思ってたけど、あの死に顔を見せられたら、「ごめん、文句言うの許す!」って心から思ったもの。

来年7月以降は満を持してNHKとの契約を打ち切るつもりなので、1年通して大河ドラマを見るのもこれで最後だけど、最後の大河ドラマの最終回がかなりアレだったのは結構残念だった。来年は『お江』だっけ? どーせ“おんな大河”でしょ? どーでもいーや。

2010年11月28日日曜日

自分の目で確かめてみよう

福田首相の問責理由

仙石官房長官の問責理由

全部読むのが面倒くさい人のために大雑把に要約すると、福田の問責理由は

・後期高齢者医療制度を廃止しないから
・ガソリン値下げをしないから
・年金記録問題を解決しないから
・20%以下の低支持率だから

一方、仙石の問責理由は

・尖閣問題で犯人を釈放し、責任を那覇地検に押し付けたから
・失言を連発するから
・国会同意人事案件を意図的に放置したから
・北朝鮮砲撃問題で危機管理能力が欠けているから

……えーと、政権とって1年以上経っているにも関わらず後期高齢者医療制度を廃止する気なんてサラサラなく、ガソリン値下げ隊? そうでしたっけ? ウフフと流し、年金問題だって年金機構の看板を変えただけで何も解決せず、支持率も1週間後には確実に20%切っているであろう民主党政権にだけは、「問責決議の理由なんてない」とか「審議拒否はけしからん」なんて言われたくないよなぁ。麻生のときは「解散しないからけしからん」って理由だけで問責をだしてんたっけ? どーせ数年後に野党になったら同じことをするんだから、ここは甘んじて受けないとね。

2010年11月27日土曜日

えーと……補強しなくて大丈夫?

後藤光尊選手残留。
多村仁志選手残留。
それ以外の選手とはコンタクトを取るつもりなし。
外国人はいつものドミニカン――

となると、結局、このシーズンの補強は佐伯貴弘選手だけってこと? 

今シーズンはリーグ優勝できたとはいえ、貧打は誰も目にも明らかだったし、その穴も「外野のドングリたちのケツに火をつける&5or6番を打てる確実性のある打者」とハッキリしていたわけで、この点から見れば多村選手は格好の対象だったのになぁ……。後藤選手についていえば、ポジションはどうあれ「5or6番を打てる打力&数少ない左打者」ってところに魅力があったんでしょう。ただ、とったところで戦力的な上積みにならなさそう――後藤選手を使うなら井端弘和選手を使う場所がなくなる。もっとも実際に獲れれば後藤選手をサードにコンバートするつもりだったのかも知れないけど――なので、これはこれで結果オーライとは思うけど。

落合博満監督自身、シーズン中に「今年は補強するよ。大々的に血を入れ替えるよ」って言ってたので、FAには注目してたんだけど、これで打ち止めとなると後はトレードかぁ。大型トレードがあるとすれば、その対象は「左打ちの強打者。外野であれば尚可」ってところなんでしょう……。って要するに福留孝介選手の“穴”が未だに埋め切れてないってことだな。もっといえばビョン様が前評判通りの実力を持っていたなら、こんなことで頭を悩ますことはなかったってことか? いや、そうじゃなくて野本圭選手か平田良介選手、藤井淳志選手やその他誰かが、この3~4年で頭一つ抜けてくれていたら良かったってことだよ! 

毎年一定のチャンスを貰っているにも関わらず結果を出せない。「継続して使ってもらえないから実力を出せない」って? そんなもの守備、走塁の意識がいつまで経っても改善されないからじゃん! ホント、いつまで待てば戦力になるんだろう。

2010年11月26日金曜日

おいおい税務署、警察署にも言論封殺か?

いま国会で仙石がサラっと凄いことをいったけど。

世耕「実力組織は自衛隊に限らず警察、海保、税務署などもあるが、こうした組織にも“言論封殺通達”を出すのか?」
仙石「世耕委員のご提案を受けて検討いたします」

正直、法相、小沢、尖閣なんてどうでもいいんだけど、この通達だけは撤回させるべきだろう。これについては審議拒否で突っ張ってもらっても全然OKだ。

2010年11月25日木曜日

お里が知れる

朝鮮学校無償化、手続きを停止=北の韓国砲撃で-仙谷官房長官

そこはかとなく差別的な響きがして殊更使いたいとは思わないフレーズだけど、これについてはホント、この言葉しか思い浮かばない。

このことの大義名分は、「日本で教育を受ける全ての高校生に、平等な教育の機会を与える」ってことでしょ? だったら取引材料になり得ないはずでしょ。それが、“アジアの風物詩”が起きた途端、コレだもの。いや、推進すりゃいいってことじゃないけど、「政治の一貫性」とか「政策の正当性」とかを考えたらあり得ない話じゃないの? 

民主党支持者はこれに怒らなきゃダメでしょ。「朝鮮学校授業料無償化は“平等な教育”の実現のために行われるものであって、金王朝との取引の材料じゃない!」って。そうじゃないってことは、“平等な教育”のためなんてことはこれっぽっちも考えてなくて、単に朝鮮人にエサをやる――その見返りは迂回献金や選挙のボランティア。「総連を民潭と同じように味方につけつつ、外国人地方参政権法案を通せれば、このあいだの松戸市議会選挙みたいなブザマなことにはならなかったはず!」と本気で思ってそうだ――ってことなわけだから。

てか、官房長官自らこういうことを言ってるんだから、↑のように邪な気持ちでやったもんなんでしょ。ホント、お里が知れるってやつだ。

追記:尖閣衝突映像CNNに郵送、海上保安官供述。さて、朝日新聞はどうやって言い繕うのか(笑)

2010年11月24日水曜日

EU3HttTをやってみた

昨日は新嘗祭。大きな仕事も終え、再びニート状態にあるなかで迎えた国民の休日。というわけで、取引先から電話が掛かってくることもないということを確信した上で、購入してから半年手をつけていなかった『ヨーロッパユニバーサリス3ゴールド』(エア・トゥ・ザ・スローンまでの拡張パック全入れのお買い得バージョン)をインストール。4冊のマニュアルを見ながらシコシコやってみました。

AAR? いや、書きたかったんですが、ウチのPCがヘボでウィンドウモードでやったところでPrint screenのためにゲームを開けたり閉じたりするたびに時間が掛かるのと、一緒にPhotoshopを立ち上げるとメモリ不足のためか激遅になってしまうので、「スクリーンショット付のAARは無理だな」と断念。というわけで、以下、ナポリ王国(GC、難易度:簡単、その他全てデフォルト)での初チャレンジを簡単に紹介。

とりあえずの目的は、「陸戦、海戦、外交、植民に商売。一通り遊んだ上で、できればイタリア統一を目指してみよう。欧州征服? とんでもないとーんでもない!」というもの。EU2はアイルランドでひいこら言いながらようやく完走できた程度のヘボが、どのくらいできるものか? と思いつつ、所々、マニュアルを読みつつやってみたのですが……。

開始早々、フランスとの戦争に巻き込まれる。どうやら同盟&婚姻関係にあったブルゴーニュが攻め込まれたことに巻き込まれたらしい。で、相手から攻めてこないので、「だったらこっちから上陸してやろうじゃん!」ってラングドックに攻めあがったら、いきなり1万以上の軍勢に練りヒバリにされてしまう。その後は、こっちの手持ちがないことを見透かされて隣国からバンバン攻められ、「とりあえず戦力を立て直さないと」と傭兵を雇おうにもお金がなくなり、ナポリが陥落したところで投了。

で、3回くらい同じことを繰り返したところで、「アレだ。ブルゴーニュとの関係を断てば、いきなりフランスとの戦争に巻き込まれることはなくなるんじゃね?」と思いつき、4回目のプレイでは開始早々に関係を断ち、ようやく“フランス地獄”から逃れることに成功。で、その後は、財務状況を眺めながら年に1回のペースで騎兵連隊を増強したり、ヴェネツィアに商人を派遣したり、名画を作らせたり……とのんびり過ごす。EU2でも月間収入を+にし続けていたらインフレになっていたから、「これもやっぱり年始の人頭税をアテにしろってことだよなぁ」と当て推量し、交易額が増えるたびに財務スライダーを調整しつつ10年くらい経過。

で、戦力とお金がある程度揃ったところでシチリアに攻め込みメッシーナを割譲。こっからはとんとん拍子で、ジェノバとの同盟や独立を保障したトスカナを巡る戦争などを経てシチリア、ローマを併合。その後、70年くらい掛けて地続きのアンコーナの他、パルマ、ヴェネツィアなどの北イタリアも征服。その間、インドまでの航路を見つけたり、モザンビークを割譲させたりとやりたい放題にやっていたら、いきなりローマ教皇から破門されてしまう。なぜ? なぜ??

って教皇の御者がボヘミアからオーストリアになっていたからか! 探検に忙しくて欧州情勢を全く見ていなかった。欧州情勢は複雑怪奇……ってほどでもないか。3代続いての神聖ローマ帝国皇帝(って金王朝かよ)になっていたオーストリアにとって、欧州でのライバルは財政破綻したイングランドでも、財政破綻したフランスでも、北アフリカを征服したカスティーリャでもなく、唯一国境を接しているスーパーパワーにして“とても褒められた国ではない”我が国だよなぁ。

で、東アフリカで原住民を5万人くらい虐殺していたアプルッツィ軍(1万人)を急いでニースに戻そうとしているうちに、オーストリアから宣戦布告。ジェノバ? 50年以上、あいつの征服&防衛戦争に付き合ってやったのに、あの二枚舌野郎はアッサリ見捨てやがりましたよ。もちろん他の同盟国にも見捨てられました。

「だったら手持ちの2万人でボッコボコにしてやんよ!」って国勢台帳を見たら、オーストリア陸軍は6万人とかorz。こっちの扶養限界は32連隊なのになぜ? って国策をみたら「国民皆兵」か……。で、結局、ブレシアでの会戦で我が軍は敗北。その後、帰還したアプルッツィ軍を加えた3万の軍勢で北イタリア各地で各個撃破に出るものの、こちらの損害も多く、人的資源が見る見るうちに激減。3万5千人あった人的資源が3千人くらいに減った頃には、モザンビーク、シチリア全土、アンコーナ、アプルッツィで反乱祭り。ここで深夜になったので投了。

感想? いやぁ、面白かった! とりあえず一通りの操作やゲームの勘所は覚えられたし、何よりEU2よりユーザビリティが高い。とりわけ年始の収入をポップアップで表示してくれたのは嬉しい。これまでは一々メモとってやってからなぁ。唯一にして最大の欠点は時間を忘れてしまうことだ! やりはじめたら止められないから、安易に手を出すのはやめておこう。

2010年11月23日火曜日

ビッグコミックスピリッツ:水島×落合対談

[あぶさん]連載900回記念スペシャル対談・「ふたりの三冠王」より、水島新司の発言と対談前半部(二人の出逢いに関するエピソード)を省いたもの。

・(三冠の中で一番獲るのが難しいのは)本塁打です。打点と打率は、プロ野球選手なら誰でも可能性がある。ただ本塁打だけはボールを遠くに飛ばす才能がなければ狙えない。まぐれでホームランは、そうそう出るものではないんですよ。

・(あぶさんについて)それなら、もう一回、現役に復帰させてみては? 「現役でやる」という“その気”にさえなれば、私は今でも現役の連中と五分以上に渡り合える自信がある。コレ、最近つくづく思うんですよ。というのも一度、自分のものにしたバッティング技術っていうのは衰えないから。

私は12年前に引退してから本気でバット振ってないけど「こうやって打ってごらん」って言って選手達に教える時には、今でも昔のまんまの打ち方ができますよ。ただ体力が続かないだけ。

・(ヒットだけ狙ってたら四割打てたのでは?)こんなこと言うと、また何か言われそうだけど「打てた」と思います。でも、三冠王を獲るんなら、ホームランを狙わなくてはダメでしょう。

・(現役時代のライバルは?)ライバルっていうのはいなくて、みんな敵。特に当時のピッチャーなんかは「コイツに打たれるくらいなら、ぶつけてやる」っていう考え方でしたからね。昔は、やるかやられるか、食うか食われるか……私は、そういう時代の野球をやってきたんですよ。

・(あぶさんの現役復帰を提案されるとは思わなかった)例えば、こんなのは、どうですか? 「あぶさん」は今、ファームで助監督をやってるでしょ。その練習試合とか親善試合なんかで選手に見本を見せるために「じゃあ、一回打席に立ってみようか」とか言って、バッターボックスに立つ。そこから復活していくっていう展開……

・(その場面で落合さんが話していた「体力が続かない」ってセリフを言わせる!)そうです! 全部の打席に立たなくてもいいんですから、「あぶさん」が“こうやって打つんだ”って見本を見せるんです。教えるのには、見せるのが一番。

だって、引退したのは去年でしょ。一年間休養したと思えばいいじゃないですか。

2010年11月22日月曜日

<絶版兵頭本>紹介@『日本の高塔』:その2

・韮山「反射炉」:現存する幕末の反射炉では江川担庵が築いた韮山のものが最古。幕末の反射炉は全て同じ一冊の蘭書を参考にしていたため、サイズは全国どこでも同じ。その煙突高は16.5mに揃っている。日本に煉瓦が普及しなかった(詳細は『イッテイ』より)ことにより垂直大煙突が作れず、よって煙突も作れなかった。これが日本の工芸、建築素材に及ぼした影響は小さくなかったのではないか。今日の銭湯の煙突は大正時代以降のもの。

・横浜マリンタワー灯台:多くの「灯台本」には、日本一高い灯台として出雲日御碕「ひのみさき」灯台であると書いてあるが、海上保安庁で毎年刊行している『灯台表』を見れば、どれも不正確であることがわかる。電波灯台ではない発光灯台としては「横浜マリンタワー灯台」が日本一なのだ。日本一標高の高い灯台は兵庫県の日本海岸、余部「あまるべ」埼灯台。もともと日本の近代灯台は沿岸監視の機能も期待されていたが、北朝鮮のスパイ、人攫い、密輸犯がここまで横行するようになったのなら、高塔式の沿岸監視レーダーを、空自レーダーの死角になっているところに設けるべきでは?

・硫黄島「ロランCタワー」:「ロラン(Long-range Radio Navigation system)」とは、電波航法システムの中では最も早いもので、米軍が最初、中波で1942年6月に大西洋に実験局を作った。1944~45年には西南太平洋の占領地に次々と増設。44年以降の夜間長距離爆撃や潜水艦による通商破壊は、これにより容易になった。日本の灯台を真っ先に爆撃して困らなかったのも、ロランがあったからといえよう。ロランは朝鮮戦争の爆撃も容易にした。米軍はGPSの普及等により、平成5年に北太平洋のロランCを海上保安庁に引き継いだ。

・山の中の最高送電鉄塔:本書の取材のために、日本の全ての電力会社に宛てて、手紙で「高さ110mを超える鉄塔の有無と所在」を訊ねた。北陸電力からは一切情報は非公開との返事を頂戴し、沖縄電力からは返事がなし。四国電力は「合計10基ほどございます」と教えてくれた。東北電力にょうに110mを超える鉄塔が3基あると親切に教えてくれたところは大いにありがたかった。九州電力には天草に195m鉄塔が2基あり、北海道電力、関西電力には110m超の鉄塔はないとのこと。東京電力は我々をわざわざ同社最高の148.5m鉄塔のある某所まで案内してくれた。

・依佐美送信所:元々は戦前の対欧無線局。戦時中は遠隔地の潜水艦に対してVLF(超長波)で指令を発していた。VLFなら潜水中の潜水艦でも受信できるためだ。昭和22年には空中線を撤去、機能を喪失するが、昭和27年に米海軍が、世界各地の潜水艦にVLF電波を送信する基地の一つとしてここに注目。設備が再建された。VLF通信は、常時潜行しているミサイル原潜に対する指令機能に威力を発揮するものだったため、昭和59年にはソ連に煽られた全世界的な反米反核基地運動のターゲットにもされた。

・東京タワー:特別展望台は、もともと一般観光客には公開していなかった。昭和43年に「霞ヶ関ビル」ができ、その展望回廊に大展望台の高さが抜かれてしまったため、急遽公開されることになったという謂れがある。

・市ヶ谷タワー:1991年の湾岸戦争の空爆で、最も破壊しにくかったイラクの施設は、電波塔のように地面から直接生えている自立型鉄塔だった。ビルならば巡航ミサイルで容易にヒットできるため、1999年のユーゴ空爆では、局舎と電力設備を破壊されたセルビアの放送局が沈黙させられた。

・雑学・世界のモニュメント:誰が確かめたのかわからないが、焼煉瓦をアスファルトで結着した「バベルの塔」の高さは90mだったらしい。ジッグラトに類似したもののようだが、藁入りの日干し煉瓦しかない古代、柱状の構造物で高度を稼ぐことは不可能だったため、技術的に唯一高度を稼げる台形積層構造としたのだ。「ピラミッド」の高さは146m。159mの尖塔一対を持つケルン大聖堂が1880年に竣工するまで、世界一高い構造物だった。

・失われた木造塔と天守閣:縄文遺跡の柱穴の発掘調査から、集落の見張り用の櫓が復元されたりしているが、たぶん最も早い日本の高塔は、そうした用途で作られたのだろう。文献上、最も早い高塔は585年に蘇我馬子が建てた「大野丘北塔」がある。しかし、この塔以下、室町時代にかけての高塔については全て地上高データを欠く。相国寺の109mの七重大塔も、その高さについては文献に明記しているものではない。

2010年11月21日日曜日

<絶版兵頭本>紹介@『日本の高塔』:その1

●基本データ
・書名:『日本の高塔』
・著者:兵頭二十八
・発行:四谷ラウンド
・初版発行:99年11月15日

●目次
◆煙突
◆灯台・電波灯台
◆架空送電鉄塔
◆長波/短波通信の空中線支柱
◆中波ラジオ放送アンテナ
◆テレビ/FM放送塔
◆マイクロ通信塔とマルチメディア・タワー
◆吊橋主塔
◆展望塔
◆遊具タワー
◆モニュメント
◆木造建築物
◆超高層ビル
◆エレベーター試験塔

――副題に「A Pictorial & Historical Survey of Vertical Structures in Japan」とある通り、日本のタワーに関する歴史を綴った写真集。こういった本は同人誌では珍しくないが、そのほとんどは写真を売りにしたもので解説は“ツマ”であることが多い。一方、同著は写真以上に「ほんの少しミリタリー色を交えた濃密な解説」がウリの本であって、この点、同人誌では決してマネのできない“プロの仕事”臭がプンプンする逸品。「灯台・電波灯台」で取り上げられてる「ロラン(Long-range Radio Navigation system)」に関する初心者向け解説は、多分、この本でしか読めないものだろう。

2010年11月20日土曜日

審議拒否でマスコミは大批判するだろうけど

提出されている予算関連法案が明らかな悪法であることに加えて、内閣の誰一人としてその内容についてまともに答えられないほど適当に作ったものばかりなんだから、これを通さないことはかえって国益に繋がる……と思うんだけど、手前みたいに毎日国会中継を見ている有権者は全体の1%に満たない――そこまでヒマなのはリタイア後の高齢者くらいしかいないだろう――はずなので、「国会活動=世論形成」にならないところがねぇ。国会でいくら奮戦したところで、マスコミが社会主義政権の味方をしている限り、何一つことが進まないように見えてしまうのが怖い。

もはや世間一般で民主党を支持している有権者なんてダイハードな社会主義者(元全共闘、労組構成員、左翼シンパ)か、地元のしがらみでアンチ自民候補になっている有力者くらいしかいないと思うんだけど、マスコミが「審議拒否をする自民党は国民生活を省みない悪い奴ら」って報じたら、その通りに踊りそうだもの。

まぁ、こういう「法相のクビ」以外にも、「小沢喚問」「尖閣ビデオ」とかのカードがあるから、この辺を上手に交換して「法相のクビ」を取ればいいとは思うけど、こういう交渉も相手に常識があればこそ通用するものだけど、社会主義者の心根は「オレのものはオレのもの、オマエのものはオレのもの」という野蛮なものだしね。

書いていてつまらないことは自覚しているけど、こういうネットの片隅であっても、「少なくともオレさまは民主党政権は支持していない」ということをマニフェストすることには意味がある。ネット世論がいかに頼りないものであっても、社会主義政権を倒すためには、書かないよりは書いておいた方がほんの少しだけマシ――と思いたい今日この頃。

って書いていたら、法相更迭っぽいとか。でも、自民党の持つ残りのカード――「自衛隊での言論封殺撤回」「小沢喚問」「尖閣ビデオ全面公開」――を考えると、結局、審議拒否しそうな感じかも。

2010年11月19日金曜日

あまりのことに言葉がない

いや、ホント何ていえばいいんだ?

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1 名前:☆ばぐた☆ ◆JSGFLSFOXQ @☆ばぐ太☆φ ★[off_go@yahoo.co.jp] 投稿日:2010/11/19(金) 11:59:13 ID:???0
★仙谷氏、閣僚の失言続出に「野党の無通告質問が原因」と責任転嫁

・仙谷由人官房長官は19日午前の記者会見で、菅直人内閣の閣僚が国会で 問題発言を連発している原因について「(野党側から)細かいところの無通告質問が 多く的確に答えるのは難しい。大臣が守備範囲外のところまで聞かれても、 森羅万象、すべての資料を用意したり頭に入ったりはしていない」と釈明した。

http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/101119/plc1011191150013-n1.htm


5 名前:名無しさん@十一周年[] 投稿日:2010/11/19(金) 12:00:06 ID:HFEFn/ka0 [1/2]
……なあ、本気で頼むよ。
政治家の仕事をしてくれ……

20 名前:名無しさん@十一周年[] 投稿日:2010/11/19(金) 12:00:59 ID:O9ZxFZA/0
最初に質問の事前通告をやめようと言い出したのは誰だったのか

29 名前:名無しさん@十一周年[] 投稿日:2010/11/19(金) 12:01:40 ID:YuBlmymL0
>大臣が守備範囲外のところまで聞かれても
ああ漢字のテストやカップラーメン値段とか。

30 名前:名無しさん@十一周年[sage] 投稿日:2010/11/19(金) 12:01:52 ID:irkF1sgL0
流石にコレは想定外wwwwwwwwww想定外すぎwwwwwwwww

33 名前:名無しさん@十一周年[sage] 投稿日:2010/11/19(金) 12:01:58 ID:T7TxYRmN0 [2/2]

R4は守備範囲のど真ん中だったのに
全く理解できていませんでしたがwww

57 名前:名無しさん@十一周年[sage] 投稿日:2010/11/19(金) 12:03:37 ID:UagczFIl0 [1/2]
的確に答えるのは難しいって
自分バカなのでわかりませんって言ってるのと同じじゃ

72 名前:名無しさん@十一周年[sage] 投稿日:2010/11/19(金) 12:04:25 ID:Uve60CiK0
今の参院生中継見てたけど、身内の友近議員も無通告質問多かったねwww

85 名前:名無しさん@十一周年[sage] 投稿日:2010/11/19(金) 12:05:18 ID:PRoyY9N80
分からなかったら分からないって答えればいいのに、しったかするからだろ。
分からないの連発じゃかっこ悪いからな。

91 名前:名無しさん@十一周年[sage] 投稿日:2010/11/19(金) 12:05:51 ID:UagczFIl0 [2/2]
>>55
柳田は地検の長官の任命権者が誰なのか答えられなかったんだぞ?
自分なのにww

104 名前:名無しさん@十一周年[] 投稿日:2010/11/19(金) 12:07:06 ID:DMEBl+0zO
言い訳自体が失言レベルw

ここまで全局のワイドショーで政治ネタなし

オイコラ! 何で昨日の大傑作国会の模様をどこも取り上げないんだ? 報じない自由(笑)極まれりってやつか? 林芳正にズタボロにされて涙目の蓮舫は映せないってか?

補正予算の中身について内閣の誰一人としてまともに答えられないってのはニュースじゃないのか? 少なくとも鳩山内閣までは誰か一人くらいは予算内容についてある程度のこと――もっともほとんどの場合、「自民党政権の無駄を~」みたいなことではあったけど、理屈をつけて説明しようという努力の跡と、ギリギリで理屈の整合性をとっていた程度――は喋っていたわけで、それさえもない今国会の酷さは空前絶後のレベルなんだけど、これでもニュースじゃないってか?

2010年11月18日木曜日

今日の国会中継は面白すぎた

昨日の衛藤は本当にひどかったけど、今日の世耕、林は本当に良かった。てか、林は突込みが上手すぎ。蓮舫、得意の仕分けで突っ込まれてズタボロだし。丸川も良かったけど林の後では力不足の感が……といっても、エベレストに比べて富士山は低いっていうようなものだけど。まぁ、丸川のお陰で森田高はじめ政務官どもが大反乱――まるでヨーロッパユニバーサリス2で大義名分なしに大戦争した後みたいなありさま――したから、TV的インパクトとしてはこっちの方が大きかったんだろうけど。

対する内閣はどうかって? 愛宕山以下だよ!

だってねぇ、6時間ごとどころか30分ごとに失言してんじゃないかってくらいにポロポロ失言してんだもの。民主党だからマスコミが突っ込んでないだけで、暴力装置に虚偽答弁、自民党ならどれ一つとったって報道ステーションで1週間くらい騒がれるネタだからね。

しらばっくれたり、訊かれていないことを答えないってのならいいんだけど、「しらばっくれないで真っ赤なウソをつく」「訊かれてもいないことを答えて墓穴を掘る」「逆切れして失言をかます」ってレベルなのはねぇ。大臣に誰一人まともな奴がいない。オールスター内閣(笑)ってのは何だったんだ?

追記:来るべき日のために早めに貼っておきますね。「問責は内閣不信任案と同じ。可決されば内閣は不信任されたことになる」新潟の会見で代表

*読書メモ:生き残る判断 生き残れない行動(その2)

特殊部隊の兵士は常人ではない。彼らは化学的に異なっている。血液標本を分析すると「ニューロペプチドY」(ストレス下での任務遂行の集中を助ける働きを持つ化合物)の分泌量がかなり多いことがわかっている。偽の尋問後、特殊部隊の兵士たちのニューロペプチドYは通常レベルに戻ったが、それ以外の兵士たちは減少したままだった。

模擬監禁の前後に、特殊部隊の兵士は他の兵士より解離症状を示すものが少なく、あっても軽度だったと報告されている。相関性は明らか。兵士たちの解離症状がなければないほど、それだけニューロペプチドYが多く作られ、より適切な行動が取れる。

奇妙なことに、特殊部隊の兵士たちは、育ってきた環境全般にわたって通常より多くの心的外傷を受けてきたことも報告している。普通なら、過去に心的外傷を受けていれば、ストレス下の行動はより不適切になると思われる。なぜ、こんなことが起こりうるのか? 氏と育ちは容易に分けられないだけに、なんともいえない。では、氏が同じ(一卵性双生児)ならどうなるのか?

一卵性双生児であるジェリー・トンプソンとテリー・トンプソンのケース。ジェリーはベトナム戦争に出征した経験があり、ベトナム戦争ストレス症候群と診断されている。2人の脳はどのように変わったのか?

脳の画像を見ると、双子の組の“なか”では海馬はほぼ同じ大きさだった。戦争による心的外傷が海馬の大きさを著しく変えることはなかったのだ。しかし、双子の組の“あいだ”には大きな違いがあった。心的外傷後ストレス障害にかかった復員軍人を含む双子の組は、障害にかかっていない復員軍人を含む双子の組よりも小さな海馬を持っていた。

つまり、海馬は心的外傷を受ける以前から比較的小さかったということであり、特定の人たちはベトナムへ出発する前から心的外傷後ストレス障害に陥る危険性が高かったということ。特殊部隊の兵士は先天的に違う人間なのだ。

特定の状況下――炎上している飛行機、沈みつつある船、いきなり戦場と化した街角――では、多くの人は全く動きを止めてしまう。決定的な瞬間がきても何もしない。身体の機能を停止してしまい、急にぐったりして動かなくなってしまう。この静止状態は無意識のうちに訪れ、パニックよりもずっと頻繁に起きる。

こうした麻痺は、動物にも起きる。ニワトリ、カエル、ヘビ、ねずみ……。どの動物も極度の恐怖にさらされると完全に活動を停止する。恐怖を感じれば感じるほど、それだけ長く動物は“凍りついた”状態を続ける。

麻痺状態になる動物は、ある種の攻撃に対して生き延びる可能性がより高くなる。例えばライオンは、病気や腐敗した獲物を食べるのを避ければ、より生き延びる可能性が高い。よって、多くの捕食者はもがいていない動物には興味を失う。食中毒を避ける古典的な習性だ。これを受けて餌食になる動物がこの隙を生かすべく進化した――。もちろん死んだ振りが絶対に成功するわけではないが、ほかに逃げ道がない場合には理に適った戦略といえる。

ヴァージニア工科大学銃乱射事件では、フランス語授業が行われた教室の唯一の生存者が“麻痺”していた。一方、エストニア号沈没事件では、デッキが30度傾き浸水しているにも関わらず“麻痺”して死んだものが多数いた。両事件の共通点は、全員が攻撃を受け、閉じ込められたことと、通常体験することがないほど極度に怯えていたことだろう。「わたしたちは、以前は適応性のあった反応が、科学技術が進歩した結果、もう適応性がなくなった状況を目の当たりにする可能性がある」(301頁)。

2010年11月17日水曜日

*読書メモ:生き残る判断 生き残れない行動(その1)

◆目次
●第一部――否認
・第一章:立ち遅れ(北タワーでのぐずついた行動)
・第二章:リスク(ニューオリンズにおける賭け)

●第二部――思考
・第三章:恐怖(人質の体と心)
・第四章:非常時の回復力(エルサレムで冷静さを保つ)
・第五章:集団思考(ビバリーヒルズ・サパークラブ火災でのそれぞれの役割)

●第三部――決定的瞬間
・第六章:パニック(聖地で殺到した群集)
・第七章:麻痺(フランス語の授業で死んだふりをする)
・第八章:英雄的行為(ポトマック川での自殺未遂)

●結論――新たな直感を生み出す

・ハリケーン「カトリーヌ」の犠牲者は、人口の割合からいって貧困層ではなく高齢者が多かった。「ナイト・リッダー・ニュースペーパーズ」紙の分析では、使者の3/4は60歳以上で、半数は75歳を超えていた。

・彼らは、「カトリーヌ」以前の大規模ハリケーン「カミール」(「カトリーナ」より遥かに規模が大きかった)襲来時に中年だった世代。米国立ハリケーンセンターのマックス・メイフィールド所長曰く「経験は必ずしも良い教師になるわけではないのだ」。

・ダニエル・カーネマンとエイモス・トヴァスキーは、人間が何かを選択する際、「発見的方法」(ヒューリスティクス)と呼ばれる勘定的な近道に頼ることを発見した。人はリスクを評価する際に、そのリスクを計算する前に直観と感情で動くということ。

・著者の提示する「不安の公式」――不安=制御不能+馴染みのなさ+想像できること+苦痛+破壊の規模+不公平さ 死亡リスクが最も高い心臓病よりも飛行機事故を恐れるのは、直観システムが働いた結果だろう。

・90デシベルかそれ以上の予期せぬ物音を聞くと、人間は本能的に恐怖を覚える。怖がっていることを気づかないうちに身体が“生存モード”に変わる。血管は収縮する一方で血圧が上がり、心拍数が増え、コルチゾール、アドレナリンなどのホルモンは急増する(生死に関わる状況の後、多くの人が口のなかに奇妙な化学薬品のような味がしたと報告している)。

・時間の体感速度低下は典型的な恐怖反応。時間の歪みはよく起こることなので、科学者は「タキサイキア」と名づけている。「頭のなかの速度」を表すギリシア語に由来した名前。

・恐怖を感じた瞬間に時間がスローダウンするように思えるのはなぜか? 実は通常の状態でも脳は時間を「支配」している。脳を時計店に見立てると、触覚、視覚、聴覚の全ては別々の構造を使って機能している時計となる。データがわずかに異なった時間に入ってくるので、二つの時計が全く同じ時間を刻むわけではない。なので混乱しないように脳が全てを同時進行させる。しかし、どうやって制御しているかは未だに解明されていない。

・2006年、テキサス大学のイーグルマンはある実験を通して「タキサイキア」を測定した。目的は「実際に物がゆっくり動いて見えるのか? あるいは後の記憶でそう思えただけなのか?」を判断すること。

・23人の学生ボランティアを高さ45メートルの塔の天辺に連れて行き、被験者を一人ずつハーネスに縛りつけ、後ろ向きに空中に落とした。学生には特殊な時計を持たせた。その時計は常態では人間の目にとまらない速さで数字を瞬間的に表示するもの。落下するときに学生たちは時計を見て数字を読み取ろうとした。時計の数字が読み取れれば、人間は恐怖により異常な力を発揮できると見ていいのではないかと推論できる。

・結果は『マトリックス』のようにはいかなかった。ボランティアは全員、スローモーションで動いているように確かに感じた。イーグルマン曰く「だれもが人生でもっとも長い三秒だったと報告している」。しかし、誰一人として数字を読み取ることはできなかった。時間の歪みは記憶のなかに存在しているということだ。

・「一般に時間はスローダウンしているわけではない。恐怖に満ちた状況のなかでは、人は脳のほかの部分、たとえば扁桃体などを働かせ、記憶を蓄積しているにすぎない。そして記憶は通常より強烈に刻み込まれるので、より長く時間がかかったかのように思えるのだ」(131頁)

・恐怖反応を扱うのに遊園地よりも簡単な方法は「呼吸」だ。警察官に教える一つの型は、「四つ数える間に息を吸い込み、四つ数える間息を止め、四つ数える間にそれを吐き、四つ数える間息を止める。これを繰り返す」。

・呼吸は体神経系と自律神経系にも存在する数少ない活動の一つ。つまり、この二つの神経系の架け橋であるため、意識的に呼吸を緩めることで原始的な恐怖反応を段階的に縮小できると考えられている。

2010年11月16日火曜日

今頃「鳩山の方が良かった」と思っているんすかね?

とにかくアカ(社会主義者、国家社会主義者、統制経済論者……etc)が大嫌いなので、時の首相が鳩山だろうが菅だろうが岡田だろうが前原だろうがどうでもいいんだけど、民主党支持者の方はタイトルのようなことを考えているんでしょうかねぇ。

支持率急落「一喜一憂せず」=菅首相

強がらざるを得ないのはわかるけどさ、モノには言いようがあるだろうよ。2カ月で30%以上も下げておいて、これから上がるとでも思ってんの? ちょっと前なら「小沢斬りで支持率爆アゲktkr!」みたいな夢を見られたのかもしれないけど、いまや小沢よりも仙石の方が憎まれてるからね。

仙石斬りでもすれば少しは支持率が上がるかも知れないけど、つい昨日不信任決議を否決したわけだから、斬ろうにも斬れないしね。ってか、そもそも仙石と枝野のクーデターに乗っかって今の地位にあるだから、実際に斬ったら「肉を切ったら骨も断たれた」なんてことになるわけで……。

政界再編? 日本一の嫌われ者とは誰も手を組みたくないでしょ。だから、どういう色分けであっても無理なんじゃないかなぁ。

2010年11月15日月曜日

もうハムに来るしかない!

里田まい、楽天・マー君と熱愛発覚!

よし! これで5年後に日ハムへFAする準備は整った! 結婚すれば、「大阪出身の“北海道”史上最大のヒーローが、“北海道”で阿漕なビジネスをやっている青森出身のタレントを仲人として、“北海道”出身の三流アイドルを妻に迎える」ってことになるわけだから、もう“北海道”日本ハムファイターズに来るしかないっしょ! ハンカチ? その頃には多分、話題になってないよ。

2010年11月14日日曜日

どこまでが真実なのだろうか?

路上にロープ、女性けが 米兵の子に有罪判決 地裁支部

被害者女性の年齢が24歳ということで、「こりゃ悪質ないたずらだなぁ」と思っていた事件だったんですが、今朝読んだ兵頭二十八師の記事「●スパイダーマンタロウ【2010-11-13作文】」によると、単なるいらずらではなく、確信犯だったとのこと。

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二。
 Charlie Reed and Hana Kusumoto 記者による2010-11-12記事「U.S. teen gets suspended prison sentence in Yokota rope-stringing case」。
 無気力な日本警察に代わって反社会的珍走団に市民の正義の鉄槌を下すべく深夜の道路にロープを張り渡した勇者が裁判にかけられていたが、立川地方裁判所で12日、懲役2年、執行猶予3年の有罪判決が出された。この規律精神旺盛な被告は現役米空軍将校(♀)の19歳の息子で、ヨコタ基地の近くで、通りかかった反社会ライダー×1に重傷を負わせ、逃げも隠れもしていない。(以下、省略)

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目的はそうだったのかも知れないけど、24歳女性の珍走団なんて本当にいるのか? いくら東京の秘境である武蔵村山といっても、そんな珍種がいるとはちょっと想像できないんだけどなぁ。10代で現役ならいざ知らず、DQNってのは10代後半でガキを産み、20台になればヤンママでしょう? それに珍走団として走っていたのであれば、十中八九集団で走っていたはずで、他のバイカーも何らかのケガをしていたと思うんですよ。

というわけで米兵のガキの目的は、アメリカの新聞にある通り「珍走団を懲らしめる」だったんだろうけど、結果は無辜の一般人が巻き添えになったってことじゃないかなぁ……。ただ、日本の新聞が事件の背景を含めた“真実”を伝えていないことは間違いないんだろうけど。

一人暮らしの訳はそういうことだったか!

落合監督の長男・福嗣さんが「スカイプ婚」

本の発売日に入籍とは、よくよく考えたなぁ。相手が一般人なのに出身地、名前まで明かすところも男らしい。てか、落合家の一員になるってことは、そういうことも覚悟するってことか。いやぁ、この正月は何としてでも落合記念館――日本シリーズ第1戦のustでは、「去年は家でFF13をやる年だったけど、今年は必ず行くよ!」ってことだったから――に行きたいなぁ。

2010年11月13日土曜日

予想通り過ぎて吹いた

「朝日新聞かTBSあたりにタレこんだら、マスコミもこんなに非難しなかったんだろう」って書いたら、その1時間半後に朝日新聞の記者がこういうことをつぶやいていたとか。

【尖閣ビデオ】 「内部告発するなら、YouTubeにアップするより朝日新聞などのマスコミ使って」…朝日新聞記者★7

4 名前:名無しさん@十一周年[] 投稿日:2010/11/13(土) 02:41:44
珊瑚に落書きの内部告発w

5 名前:名無しさん@十一周年[sage] 投稿日:2010/11/13(土) 02:42:11

オウム真理教の事件忘れるな日本人は

あれはまだ解決して無いぞ

6 名前:名無しさん@十一周年[] 投稿日:2010/11/13(土) 02:42:21
朝日新聞だったら揉み消しただろ!

9 名前:名無しさん@十一周年[sage] 投稿日:2010/11/13(土) 02:43:
朝日に通報したら揉み消しされた上に中国へ密告される

42 名前:名無しさん@十一周年[] 投稿日:2010/11/13(土) 02:50:19
ビデオ流出後のアカヒの報道は犯人探しと「日中関係を損なうな」の一色だったんだがなあ。

それで良く「うちに持ち込んでくれたら」なんて言えるよな。

88 名前:名無しさん@十一周年[] 投稿日:2010/11/13(土) 03:06:11
朝日で映像内容公開したら中国どころか日本国民も映像を捏造だと思うだろうね・・・・

210 名前:名無しさん@十一周年[sage] 投稿日:2010/11/13(土) 04:02:06
・本日の「お前が言うな」スレ
・本日の「寝言は寝て言え」スレ
・本日の「お断りします」スレ・・・・・・

一体何冠タイトルを獲得できるのか楽しみだwwwww

230 名前:名無しさん@十一周年[] 投稿日:2010/11/13(土) 04:13:58
まとめ
①日本人の尖閣デモを華麗にスルー
②sengoku38がYoutubeに動画アップ
③「タレコミのご用命は朝日新聞によろしく(キリッ」
④ネット民「ないない、それはだけは絶対にない(笑)」 ← イマココ

2010年11月12日金曜日

やっぱり一貫性って大事だと思うんです

えーと、小沢一郎の政治資金問題で「推定無罪だから騒ぐな!」「補正予算審議を盾に政倫審や証人喚問出席を求めるとは、国民の苦しみをわかってない!」っていってた連中が、逮捕すらされていない海上保安庁の職員について、「倒閣テロ」「法律を破ったことは事実」「厳罰にすべし」って騒いでいるのは一体何なんだ?

社会主義者のダブスタ体質ってのは「アメリカの核は汚い核。ソ連、中国の核はキレイな核」の時代から全然変わってねぇな。

海保職員のやったことは、どこからどう見ても「内部告発」であって、大阪地検の女検事と本質的に同じことでしょ。これに比べれば警察や検察、国税庁がやってる「リーク」の方が悪質だもの。もちろん法律を破った可能性があるということで海保職員を拘束(場合によっては逮捕)することには大賛成だけど、そこからさらに厳しくとっちめるのであれば「中国人を厳しくとっちめないで釈放した」ことの大反省(責任者のクビ)くらいはしなきゃぁね。じゃないと法の下の平等が達成されないわけだから。

2010年11月11日木曜日

YouTubeじゃなくて

朝日新聞かTBSあたりにタレこんだら、マスコミもこんなに非難しなかったんだろうねぇ。よりによってTVマスコミにとっての一番のライバルにおいしいところを持ってかれたもんだから、あーだこーだ言わずにいられないんだろうねぇ。もし、毎日新聞にタレこんだら西山事件と全く同じ構図――しかも、女をこまして情報をとった西山太吉(人間のクズ)みたいに程度の低いハナシじゃなくて、義憤に駆られての内部告発――だから、間違っても批判は出来なかっただろうし。

といっても、実際にTV、新聞にタレ込んだら坂本弁護士一家殺人事件のときと同じように、仙石の元に“ご注進”されて、内々に抹殺されてたんでしょう。「公表するにあたっては慎重に判断した」とかフザけたこと言って!

ともあれ、怒り心頭に発した仙石としては、この告発者を許すわけには行かないんだろうけど、彼をいじめればいじめるほど支持率が激落ちするんだけどね。ちょっと空気の読める奴がいれば、適当にうっちゃって何となく愛国無罪にしておくか、無理やり持ち上げて野党の攻撃(告発者をいじめるな!)を封じるんだろうけど、仙石以下、アカとバカばっかりだから、己の感情に任せて道を誤るんだろうねぇ。

追記:発信箱:菅首相の強運=倉重篤郎(論説室)
>ビデオ流出問題はさておいて
書き出し13字でアウトじゃねぇか! こいつの脳みそはゴキブリ以下か?

2010年11月10日水曜日

行くも地獄、引くも地獄

琴光喜告白 “解雇回避”約束されていた

甘言に乗らずに認めなかったとすれば「上申書を提出してさえいれば、解雇しなかったのに」ってハナシになっていたのは間違いなかったわけで、つまるところ“協会関係者”が野球賭博の件を週刊新潮に暴露した時点で勝負あったということなんでしょう。でも、リークした時点では解雇までは考えてなかったと思うけどなぁ。大体、この件で現役の大関を解雇しなければならないような局面に陥れば、リークサイドの親玉である武蔵川が無傷でいられるわけがない――なんてことはサルでもわかるはずだものね。

恐らくは貴乃花一派で一番目立つ奴に「ドルジの謹慎」くらいの罰を与えられないか? と考えてのリークだったんだろうと思うけど、実際にやってみたら警察が本腰を入れて出てきたビックリ! ってとこでしょう。相撲取りはバカ、とまでは言わないけど、麻薬や賭博に対する認識が大甘――元時津風が弟子をリンチして殺したときに、「あいつは大麻をやっていた(=そういうちょいワルだったからかわいがってもいいじゃん)」って軽い口調で言ってたけど、これって世間一般の常識に翻訳し直すと「あいつはシンナーをやっていた(=そういうちょいワルだったからかわいがってもいいじゃん)」ってくらいの認識で話しているってことだよね――だったので、それとは知らずにパンドラの箱を開けたんだろうなぁ。

追記:「仙ちゃん」って呼ばれる奴にロクな奴はいねぇな……ってサンプルが二つしかないけどね。

2010年11月9日火曜日

報じるとか報じないとか以前の問題

昨日、安倍晋三と麻生太郎が出るっていうんでTVタックルを眺めていたら、「閣僚の問題発言」「女性問題」「発言のブレ」「事務所費問題」とかに泣かされた政権だった――みたいに回顧されていて、「いや、アレが問題だったら現政権はどうよ?」って思ったら、すぐにゲストから同じ突込みが……。

毎日失言する官房長官。自民党の緩い挑発にすぐカッとなる首相。本音を隠せず発言をガンガン修正する法務大臣。彼らが痛めつけられているのを他人事のようにニヤニヤして見守る外務大臣――社会主義政権大好きなマスコミが、どこをどう好意的に切り取っても取り繕えない国会中継を見ていると、もう報じない自由(笑)をいくら発動したところで二度と国民の支持を取り付けられないのだろうなぁと。「閣僚の問題発言」「女性問題」「発言のブレ」「事務所費問題」なんて毎日どころか6時間ごとくらいに出てきてるし。

菅は「石に噛り付いてでも4年間政権を手放さない!」って言ってたけど、このペースで支持率が落ち続けると、年明けには本格的な菅降ろしが始まるのかもね。

2010年11月8日月曜日

結局、エースさま未満とセカンドがネックだった……

戦犯は井端と吉見。ハイ、おしまい!

昨日の試合のポイントは、和田一浩選手からの何でもない返球をキッチリとフォローできなかった井端弘和選手のプレー。これをキッカケに勝ち越されたことが最後まで響いたわけで、紛うことなき戦犯だった。最終回も3球三振だったし。

エースさま未満な投手については何もいいたくない。多分、中日ファンの大多数があのピッチングに殺意を覚えたのでは? 3点差を守りきれなかった河原純一投手もどうかと思うけど、だからといってエースさま未満な投手が免責されるわけじゃぁない。あの回に中継ぎを出さざるを得ないほど不甲斐ないピッチングをしたのが一番の敗因。中7日で万全の調整が出来たにも関わらず63球でKOされるって……おおもう! 書いているだけで腹が立ってきた!

結局、この2人はシリーズ通して戦犯だった。

でもまぁ、冷静に考えれば日本一になれるだけの実力がなかったってことだなぁ。2006年は「勝ったチームが強い。でも、実力は遥かに上回ってた」って確信していたけど、今年については素直に「ロッテは強い。中日はチェンと和田以外全部ダメだった」って認めざるを得ないもの。

野手の層の薄さは本当に絶望的。森野将彦選手が抜けただけで「社会人野球強豪meets和田」みたいな打線だもの。本来なら代打とかで存在感を発揮するべき平田良介選手は空気みたいなもんだし、新井良太選手、福田永将選手なんて影も形もないものね。和田選手、トニ・ブランコ選手のお陰で地獄からの生還できたけど、結局、突き落とされたなぁ。

ハァ、ストレスの溜まるシリーズだった。

2010年11月7日日曜日

バント失敗m9(^Д^)プギャーーーッ

一瞬にしてゲッツー(笑)。
一瞬にしてゲッツー(笑)。

大事なことだから二回書いたんじゃなくて、本当に二回起きたんですよ奥さん! 延長に入ってからノーアウトのランナーが出るも、二回ともバント失敗でゲッツーなんて、高校野球でもないっつーの。この前の1アウト満塁を一瞬にしてゲッツーにして切り抜けたときもそうだけど、高橋聡文投手って何か持ってるのかね? てか、君がいなければ昨日の引き分けはなかった。

でも、一番の殊勲者は大島! 大島!! 大島!!!
超、超、超絶ファインプレー!!!!
チームを救ったスーパープレー!!!!!
いやコレ、「ザ・キャッチ」レベルのプレーだわ。シリーズで二度もチームを救うとは。てか、四半世紀来の落合ファンである手前ですら「最初から使ってやれよ!」って思うくらいだから、大多数の中日ファンは今日のスタメンを熱望しているんだろうなぁ。

――という面白イベントが1年前のことに感じるくらい長い試合だった。

何打っても正面。どこ打っても凡退。これでどうやって勝てっつーの! ってくらいに攻撃面で運がなかったなぁ。まぁ、昨日の試合で一番かわいそうだったのは、21時以降、3時間以上に渡って一本もCMを入れられなかったフジテレビでしょう。野茂? いたっけ(;^_^A

2010年11月6日土曜日

流出は問題の本質じゃないだろう

いわゆる「尖閣衝突流出ビデオ」の件。この期に及んで捏造とかいう声もあるようだけど、こんなものどうやって捏造するの! あの解像度でオールCGの映像が作れるなら、製作元のスタジオはとっくにアカデミー賞の撮影賞をとってるわな。

で、報道は一斉に「中共のスパイ船がぶつけてきたこと」ではなくて「機密情報が流出したこと」を問題視しているけど、そもそもこんな映像は機密でも何でもないからね。北朝鮮の不審船を沈めたときは、銃撃戦の一切合切を公開してたんだから。機密性という点では、こっちの方がよっぽど高いわけで。

しかも、今回のケースはマスコミ大好きの内部告発だもの。ゼネコンの談合とか検察腐敗とかの内部告発と本質は同じなわけで、義挙とまではいわないけど被告発者でない人間にとっては拍手喝采してしかるべき話でしょ? これで中共のスパイ船がぶつける気マンマンでぶつけてきたことが白日の下に明らかになったわけだから。

まぁ、『荒野の用心棒』を撮ったセルジオ・レオーネも、パクリ元の『用心棒』を見終わった後に感想を聞かれて、「で、どこが似てたんだ?」といったというから、中共(=政府の許可の下で取材を受けている一般市民)が「捏造」とか「日本が悪い」とか言うことにはどうとも思わないけど政府、与党、マスコミが揃って問題を逸らすのはねぇ……。

追記:田淵コーチ「骨盤打法」で本塁打増産だ…楽天。「うねり打法」のときもそうだけど、かつてはミスター・タイガースと呼ばれた男が手塚一志ごときのパクリをして恥ずかしくないのか? こんな自分の打撃理論を持ってない男が他人を教えるなんて無理だろ。てか、手塚をコーチにすりゃいいじゃん!

ともあれ楽天ファンにはご愁傷さまとしか言いようがないけど、他人様の不幸を周りでニヤニヤしながら眺めて喜ぶ――という悪趣味な感情を満たしてくれる存在として、「星野&田淵コンビ」以上のものはないよなぁ。

2010年11月5日金曜日

とりあえずイニングを食う役割だけは果たしたね

140km/h前半のストレートのノーコンフォークボーラーなんてプロで通用するわけないよね。てか、昨日、勝ち試合の中継ぎを使ったから「1イニングでも食わないと!」って意識してハイペースで飛ばさなかったのかもしれないけど、ハイペースで飛ばさないで勝てるピッチャーじゃないからね。もっとも、登板間隔の空きまくった中田賢一投手で勝てるなんて思ってなかったから、想定内といえば想定内。

まぁ、ビジターで望外の白星を取れたから、あとは吉見一起投手、チェン・ウェイン投手で二つ勝てばいいじゃん。成瀬善久投手だって人の子だし、かなり短い間隔で投げているから付け入る隙だって少しくらいはあるだろうし、渡辺俊介投手にしたって「一度見た&風がない」ってことでどうにかできるでしょ。何にせよエースさま未満&左のエースが一点もやらなきゃどうとでもなるんだから。

追記:【日本ハム】田中3年7億5000万円。にわか日ハムファンとしては実に嬉しいニュース。ガッツは出て行っても良かったけど、賢介は出しちゃダメ。彼こそは「“北海道”日本ハム野球」を最高レベルで体現しているプレーヤーだもの。ハムのフロントは伝統的に功労者に冷たいけど、彼くらいは引退まで抱えておくべきですよ。森本稀哲選手? ……中田翔選手が台頭してきたから、居場所がないだろうなぁ……。

2010年11月4日木曜日

昨日、早慶戦を見たけど

いやぁ凄かったねぇ……大石! 地上波でやってたから何となくみてたけど、慶応にKOされたハンカチに比べて明らかにモノが違うね。リリーフで元気一杯だからイイ球が放れたってことを差し引いたとしても差があり過ぎ。三球目の低めのストレートなんてハンカチが逆立ちしても投げられないものなぁ。

元道民の「にわか日ハムファン」としては、ハンカチがドラ1で入団してくるってのはなぁ……せっかくチームの一員になるんだから歓迎はしますよ歓迎は。でも、前々からここで書いているように、球界最高峰の客寄せパンダだった荒木大輔と比べて実力、集客力とも明らかに落ちそうな選手だものね。ハンカチで競合するなら大石に突撃するか、日ハムドラフトの定石である「現役の甲子園のヒーローを指名する」という一手を打って、一二三でも指名すれば良かったのにと思ったり思わなかったり。

てか、これでハンカチがFA資格を取るまで――そもそもFA資格を取れるまで一軍に在籍できるか否かが一番のハードルだろうけど――日ハムに居座り続けたら、北海道史上最大最強のヒーローである田中将大投手をFAで獲ることは出来なさそうだものなぁ。マー君にしても、今更ハンカチと同僚になろうなんて絶対に思わないだろうしね!

2010年11月3日水曜日

ゆずりあい宇宙

両チームともやらかしにやらかしを重ねて延長戦。英智選手までもがやらかすとは思わなかったけど、アレについて言えば「クラが捕れなきゃ誰も捕れない」ってことなのかな? まぁ、あの局面に行く前に、2番打者がどこかで一本でもヒットを打っていればラクに勝てた展開だからね。結局、セカンドで苦労しっぱなしだなぁ。ここまでの試合で額面以上に仕事をしたのが河原純一投手だけ――今日も大ピンチを飄々を潜り抜けたけど、最後の四球はご愛嬌――ってのでは簡単に勝てないよなぁ。向こうは額面以上に仕事をしているのが何人もいるからねぇ。

と、グチモードはここまで。大島洋平選手は最後の最後で額面以上の仕事したね! 普段は飄々としているだけに、あの一打で感情をあらわしたときには思わず声を上げてしまった!

この奇跡の勝ち越しを生んだのは、直前の大ピンチを切り抜けたからこそだけど、あのピンチにしたってロッテに運がなかったこと以上に、「満塁策」「守備固め」「高橋聡文投手の温存」と、延長を見越してゲームプランを組み、最善手を打ち続けた落合博満監督の凄み――サードに堂上直倫選手を守備固めに入れてなければ、ああは上手くいかなかったでしょう。森野将彦選手には悪いけど、あのゲッツーは森野選手には無理っぽい感じだったもの――が上回った感じだし。

ともあれタイに持ち込んでナゴドで決戦ができるようになったのは良かった。山本昌投手? あれ、今日投げてたんだっけ(;^_^A

追記:あと、ノムさんに一言。岩瀬仁紀投手が、なぜ最後の一人に投げるのかについては、今中慎二の名著『ドラゴンズ論』を読めば、その理由がたちどころにわかるはずです。

期待は裏切り、予想は裏切らない展開

21:00前に見るのを止めた。ホント、シーズン中と同じようなゲーム展開。負けるときの典型的なパターンだね。山井大介投手には大きな期待はしていなかったし、渡辺俊介投手の“マリン無双” だって予想通りだしね。

しっかし中日が先制した直後、明らかにテンションが落ちる古田、栗山と黙りこくる解説はいったい何なんだ? そんなに落合が嫌いか? てか“森西武”のときもそうだけど、マスコミ受けすることをしないチーム、監督のことを「不人気」って言うのはいい加減止めたらどうだろうか? 西武が一番人気あったのが“森西武”時代であり、中日の黄金期が“落合中日”――観客動員数も12球団中3位。つまり、上には巨人、阪神しかない――であることは自明のことでしょ。マスコミが勝手に扱い悪くして、「マスコミに取り上げられてませんね=話題になってませんね」って体で報道するのは、典型的なマッチポンプだと思うんだけどなぁ。

2010年11月2日火曜日

中村紀洋、「noriの決断」:その3

・中村紀洋、「noriの決断」:その1
・中村紀洋、「noriの決断」:その2

ノリがなぜ一流選手になれたのか?

ノリ自身は、<指導拒否>をして自分のスタイルを守ったことと、2年目に水谷実雄コーチから<猛特訓>を受けたことが大きかったと考えているようだ。

「水谷さんの教えは絞り込めばポイントは2つ。①フォームを気にしなくていいから、振ったあとに倒れるくらい思い切り振れ。②そのためにも右足を徹底して鍛えろ。実にシンプルですが、これが僕には合いました」(106頁)

「その肉離れした太腿は、今もへこんだまま。普通なら完全にドクターストップ状態。でも、水谷さんは痛いもかゆいも一切お構いなし。ただ、そこまで徹底してやれたのは、やはり僕に信じられる、期待できるものがあったからだと思いますし、水谷さんからそれだけの熱意も感じられたからです。だから周りには『あの人おかしい』と言う人もいましたが、僕はただ、ただ感謝。その3、4年目の猛練習が今の僕を支えてくれていると思います。やっぱり、徹底してやる時間は絶対に必要なんです。それがない選手は長くはできないし、一流にもなれない。僕はそう思います」(108~109頁)

この教えをベースに軸足を徹底的に鍛えるため、地獄の練習を繰り返したという。当時の練習メニューは8~9割がバッティング。9時スタートのキャンプでは、30分前から打ち込みを始め、本隊がスタートしたら一緒にアップして全体練習。その後はまた特打ち。19時の夕食後は夜間練習――と、1日12~13時間練習していたようだ。シーズン中も休みなしで徹底してバッティングを鍛えた結果、3年目に101試合出場し、打率.281、HR8本。4年目にはレギュラーを奪取した。

ただ、この<猛特訓>にしても、<指導拒否>と同じようにやる選手はやっているものだ。もちろんノリの練習量は大したものだろうが、それ以上にマジメに練習に取り組んだものの、目の前のチャンスを活かせず一流になれないまま球界を去った選手も数多くいたに違いない。つまり、<指導拒否>や<猛特訓>だけでは、なぜ、ノリが一流になれたのかを完全に説明し切れるとは思えないのだ。

ノリとその他の選手を分けたモノはいったい何のか?

手前は「強烈なエゴイズムと上昇志向」にあったと見る。

これはFA騒動やその後のノリの野球人生を省みていっているわけではない。あくまでも同書に書かれていることから感じ取ったものだ。

本文中に何気なく書かれている以下の一文を読んでもらいたい。

「一軍に定着するためには、今一軍にいるメンバーにいるメンバーを蹴落としていかねばならない。現実的な話ですが、一軍メンバー40人をざっと見渡して、その中で一番レベルの低い人は誰か、と考えました」(95頁)

この一文に、ノリの持つ強烈なエゴイズムと上昇志向がよく現れているように思うのだ。

プロ野球選手であれば、多かれ少なかれこのようなことを考え、競争を勝ち抜き、レギュラーを目指すものなのだろう。しかし、高卒1年目の選手が、自分の親くらいの年齢の選手に囲まれながらここまで考えられるものだろうか? しかも、この自伝は「いかに自分はマスコミに誤解されているか」をテーマに綴っているのだ。すなわち、「いかに自分は謙虚で男気のある男か」をアピールしている本で、見方によっては傲慢極まりないことをサラリと書いているということ。これまでに多くのプロ野球選手、OBの自伝を読んできたが、これほどに強烈なエゴイズムと上昇志向を剥き出しにした文章は、そうお目にかかったことはない。

もちろんこれは褒め言葉だ。このくらいにハートの強い選手だったからこそ、<指導拒否>も<猛練習>も活きたものとなり、一流選手へと成長できたのだろう。言葉を変えれば、こうしたエゴのない優しい選手、上昇志向のない選手は、<指導拒否>をしても<猛練習>をしても上手くチャンスを掴めずに埋もれていったのではないだろうか。

もっとも、過ぎたるは及ばざるが如しという言葉通り、あまりにエゴが強烈過ぎると、チームメイトやフロントから「扱いにくい選手」という烙印を押されてしまうものなのだろう。ノリを巡ってはFA騒動以降も様々なスキャンダルが報じられたが、その多くは「真っ赤な嘘」というよりは、「ある面で当たっている」ことなのかも知れない。

2010年11月1日月曜日

虫干し終了

初戦には一番コントロールの良い投手を使って攻め方を学習。2戦目以降、これを活かして戦っていく――なんてことが07年の日本シリーズ終了後に言われてましたが、エースさま未満な投手では攻め方を学習するどころじゃねぇなこりゃ……という感じで終わってしまい「さて、どうしたものか?」と思っていたのですが、昨日はヨーイドン! で4点取ってほぼ試合を決めちゃったので、あとは「使える選手、使えない選手の見極め」「しばらく実戦から離れている選手の虫干し」に徹しましたねぇ。

で、終わってみれば「井端弘和選手以外は使える」って結論が出た感じですね。森野将彦選手、トニ・ブランコ選手についていえば、逆シリーズ男にならなくて本当に良かったってとこか。でも、堂上直倫選手も打撃不振っぽいようなので、このシリーズはセカンドで苦労することになるのか? 少しでも攻撃力が欲しい状況の下で岩崎達郎選手を使うって選択はないだろうしなぁ。

それにしても河原純一投手(+三瀬幸司投手)で7回を“食える”のは本当に大きいわ。これで後ろも余裕もって使えるし、何より先発が後のことを考えないで投げられるものね。セカンドの穴は不安だけど、先発が大崩れ――エースさま未満みたいな無様な投球を――しなければどうにかできそうなのは良かった。