2011年10月31日月曜日

マッドメン(シーズン4)が凄すぎる!

先週見終わってから1週間かけてシーズン1から見直していたんですが、正直、卒倒するほど面白い、というか凄い。ハナシの密度は各話ともシーズン1~3換算で2倍くらいで、ラスト2話(第12話、第13話)はさらに倍。そのラスト2話と第7話は神回ですよ!

……という具合に、書きたいことでアタマの中がパンパンに膨れているものの、あまりに興奮していて中々まとまらない感じ。ともあれ、ここ10年で見たTVドラマのなかでは、『ソプラノズ』(ってこれもマッドメンのプロデューサーが脚本書いてたか!)に勝るとも劣らない素ン晴らしいドラマであることを確信しました。

追記:民主の衆院道9区候補 鳩山氏に正式決定 (・ )` ´( ・)v

久しぶりに素晴らしいレスを発見。こういう喩えを即座に言えるようなオッサンになりたいなぁ。

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2名無しさん@涙目です。(茸):2011/10/30(日) 19:15:18.13 ID:GRLBNOJV0
絶対落ちるからそのほうが楽しみ

23名無しさん@涙目です。(東京都):2011/10/30(日) 19:21:20.90 ID:bLZslmQ20
>>2
バカ?落ちるわけねーだろ
知ってる名前に丸つけるゲームで元総理が負けるかよ

56名無しさん@涙目です。(アラバマ州):2011/10/30(日) 19:36:15.47 ID:R7i5SbcA0
>>23
これ以上無い素晴らしい表現

86名無しさん@涙目です。(埼玉県):2011/10/30(日) 19:52:48.08 ID:sWOm9EqD0
>>23
もうその通りすぎてワロタwww




2011年10月30日日曜日

The Sims3でOrigin入れてたオレ涙目

BF3にスパイウェアが組み込まれてることが判明 世界中のAmazonレビューで大炎上中

『BF3』はわからんけど、追加パックとストアで荒稼ぎしている『Sims3』はOriginがないと何も出来ないからなぁ。実際、追加パック全部買っちゃっうわ、今月出るペットも購入予定だわでEAに踊らされまくっているところに、このニュース。

まぁ、見られて困ることはない――DMMアダルトの閲覧履歴がバレるのは、ちょっと恥ずかしい――けど、起動が死ぬほど遅いのだけは勘弁してくれという感じ。てか、リアルっぽいFPSなら『COD』で十分だし、マルチプレイをやるなら『BF1942』で十分なんだけどなぁ。

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17 名無しさん@涙目です。(大阪府) 2011/10/30(日) 04:28:41.73 ID:+G49qfs30
敵のスパイウェアを発見!

20 名無しさん@涙目です。(大分県) 2011/10/30(日) 04:29:17.62 ID:4SZ8kGK70 [2/8]
>>17
ついてこい!

42 名無しさん@涙目です。(茸) 2011/10/30(日) 04:31:59.81 ID:SUwu7S9O0
>>20
爆発するぞー!

61 名無しさん@涙目です。(宮崎県) 2011/10/30(日) 04:36:08.22 ID:44IPgHqc0 [1/2]
割れ対策なんだろうけど、割れで流れてるやつって
こういう機能全部殺してあるから意味無いんだろ?

132 名無しさん@涙目です。(愛知県) 2011/10/30(日) 04:44:25.13 ID:fqWfeOpr0 [1/3]
>>61
そうだよ
この手のプロテクトで一番損してるのは購入厨

160 名無しさん@涙目です。(宮崎県) 2011/10/30(日) 04:50:33.06 ID:44IPgHqc0 [2/2]
>>132
アホくせえな
誰も得しないってこのことか…





2011年10月29日土曜日

続・遅ればせながらTPPについて勉強してみた

前に更新したのが2週間以上前ということで、今更感がハンパない感じですが、TPPについてのハナシです。

遅ればせながらTPPについて勉強してみた

TPP研究会報告書(キヤノングローバル戦略研究所)

この前の更新までは、推進派の書いた書籍や政府資料などが少なく、ゴリゴリの推進派であろうキヤノングローバル戦略研究所の資料をベースに四の五の書いたのですが、この2週間で新たな情報が出てくるわ、反対派の学者がTVで大暴れするわと、11月のAPECに向けいろいろと大きく動いているようです。ともあれ、当blog的には「前回更新で中途半端だったのを終わらせる」ことの方が大事なので、とりあえずTPP研究会報告書の続きをやります。

以下、報告書の残り半分に書かれている「TPP反対論」に対する反論です。

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「アメリカのトラック、ベアリングの関税はそれぞれ25%、9%、EU の薄型テレビ、中型自動車の関税は、14%、10%となっている。米韓やEU 韓の経済連携協定によって、日本企業は、アメリカ市場やEU 市場において韓国企業に比べて不利な競争条件を甘受しなければならなくなっている。WTO 交渉が進展していれば、アメリカのトラック関税は6.1%、EU の薄型テレビ、中型自動車の関税は、それぞれ5.1%、4.4%に低下し、このような不利性はまだしも軽減されていた。しかし、WTO 交渉は停滞している。この結果、日本企業の中には韓国に工場を移転する動きが現に顕在化しており、このままでは一層空洞化が進展するおそれがある。TPP やEU との経済連携協定はこのような競争条件の不利を是正することになる」

――反対派の言い分(やれ現在でも現地生産だから関税は云々とか市場規模が云々とか)はいろいろあれど、とりあえず数字の上では何一つ間違ったことは書いていない。これはこれで正しい。

「我が国の加工品に対する関税は、加工食品を除いて、無税または相当低い水準となっている。したがって、TPP に我が国が参加してこれらの関税が撤廃されたとしても、国内の企業が海外に進出して、海外で生産したものを日本市場に向けて輸出するという事態は生じない。他方で、海外市場の高い関税が維持されたままになると、国内で生産したものを海外市場へ向けて輸出することは円高等の進展の下ではますます困難となるので、企業が海外(または当該国とFTA を締結し、関税なしで輸出できる国)に工場を移転し、進出先の国で生産・販売した方が有利となる。この結果、国内の雇用に影響が生じる。いわゆる産業の空洞化の問題である」

――前段の加工食品の関税に関するハナシは、ここで書かれているハナシに全然同意。反対派はこういう陰謀論に近いハナシを主張するのがねぇ……。ただ、後段の輸出のハナシについては、そもそも日本の加工食品に競争力なんてあったものじゃないわけで、この理屈も無理筋じゃね? という感想しかない。この部分について言えることは、「上記のような事態は手前が生きているうちには起きそうにないのでは?」ということ。

「しかし、アメリカの輸出産業にとって日本の地位は低下してきている。アメリカの輸出相手国のシェアを全世界及びTPP 参加国に日本を加えた国について、それぞれ示すと次の図のようになる。しかも、将来に向けて大きな市場拡大が期待されるのは、高い経済成長を続けているアジア太平洋の国々であり、アメリカはTPP が将来APEC 全体に広がっていくことを見越してTPP に多大な労力を割いているのである。アメリカにとってTPP=日米FTA ではない」

――工業及び農業製品の輸出先としてのハナシに限定されるのであれば、全然同意。市場の魅力としてはインド、中国が本命であることは確かでしょう。でも、このハナシは工業及び農業製品に限ったことでは全然なくて、その先にある第三次産業を見据えたハナシであることは誰の目にも明らかなわけでしょう? この辺のことを推進派が敢えて触れていないことは非常に不安。

「もちろん、WTO にも同様の規定があり、脱退は自由だが、世界的な公共財であるWTO から脱退することは考えられない。しかし、10 カ国程度のTPP であれば、脱退は現実味のある脅し(credible threat)になる。脱退という事態は好ましいものではなく、そのような事態が生じないように交渉すべきであるが、協定締結後予期せざる事態が発生し、TPP に反対する論者が言うようにTPP への参加が日本にとって著しい不利益をもたらすような事態になれば、脱退を辞さずに修正交渉を迫ることができるだろう。いわんや「一度TPP 交渉に参加すれば、日本は自らの利益と関係なく、アメリカなどから押しつけられた要求を飲むしかなくなる」などと考える必要はない。

――ここの部分は全然同意。

「公的医療保険制度の扱いなどTPP 反対論が懸念している問題は、TPP 参加国にとって特別に取り上げて議論しようとするほどの関心事項とはなっていない。さらに、多様な国が参加するTPP 交渉で、アメリカだけに採用されているルールがいきなり共通のルールとなる可能性は低い。仮に、国内規制自体が非関税障壁として問題とされる場合も、一方的に譲歩する必要はなく、日本自身の立場から規制の変更が望ましい場合や、日本の譲歩に見合うアメリカ等の譲歩が見込まれる場合のみ、規制を見直せばよい」

――この理屈は推進派のお里が知れるというか……。そもそも「交渉に入らなければ具体的な条件がわからない」という理屈が、推進派の一番のウリなわけでしょ? であれば、何でこういうことをさも確定的な事項として言えるわけよ? それに最悪事態を想定してモノを見るのであれば、日本が“ババ”を引こうかどうか迷っているときに、手札を全て見せるバカはいないわけでしょ? となれば、この辺のハナシについてここまで言い切ることなんて絶対できないと思うけどなぁ。

~~~~~~~~~~~~~~

で、この報告書と、反対派が上梓している数多の書籍のなかで最も有名な『TPP亡国論』(中野剛志著。集英社新書)を読んだうえで、手前がTPP交渉参加の是非について思うことは――

①交渉参加には賛成
②条件次第では交渉を降りる
③交渉参加=条約批准の姿勢で臨むのであれば反対

――です。それぞれの理由については、①は「とりあえず参加して具体的な条件を知り、踏み込んだ交渉をすることは大切だよね」です。例えば、A社、B社、C社が合併するというハナシがあったとしてですね、A社とB社が合併交渉をしているとき、交渉に参加していないC社が合併条件を知ることは不可能なわけですよ。条件を知りたいのであれば、合併交渉に参加する以外ないわけですから。TPPについてもこの辺のハナシは本質的に同じことです。

この合併交渉の喩えバナシは②にも通じることで、A社、B社の合併交渉に参加してみたものの、合併条件がC社にとって過酷なものになりそうで、交渉しても埒が明かないとなれば、「ウチにとって良いハナシじゃないし、今回は縁がなかったことで」ということで降りるのは当たり前にあること。実際、合併寸前までいって破談になり、いまも友好関係にある企業なんてたくさんありますからね。

というハナシをすると、反対派(一部賛成派)は「一度バスに乗ったら降りれるわけがない。よしんば降りたとすれば、日米同盟が危うくなる」的なハナシをしますが、何をバカなことを言ってるんですか! 当blogで何度も何度も繰り返し書いている通り、経済と安全保障は全然関係ないんですよ。

一々説明するのもバカらしいのですが、アメリカにとって日本は「中国(旧ソ連)に対する盾」であって、この所与条件は1000年後も変わらないわけです。実際、日本と中国は聖徳太子が隋の煬帝に対して親書を送って以来、今日まで緊張状態にあるわけですから。しかも、戦後だけを見ても繊維、自動車、牛肉……etcといまのTPP以上に深刻な貿易論争を繰り返してきたにも関わらず、安全保障体制が揺らいだことは一度もないわけでね。

変わるとすれば、日本が中国と手を組んで「アメリカに対する盾」になるしかないわけですが、現実的な問題としてこれはあり得ないんですよ。だって、これをやるってことは、アメリカともう一戦することを覚悟するってことなんだから。で、日中vs米で世界大戦をやったとしても、ワシントンに日章旗を立てられない(=逆に東京、北京に星条旗を立てられることになる)んですから。

最後の③については、敢えて説明するまでもないでしょう。これを是とするのであれば、最悪、「どんな無茶な条件を提示されても飲まなきゃならない」ってことだからね。となれば、現在、民主党政権が進めているTPP交渉参加に向けた一連の動きについては、「手前は反対」と言わざるを得ません。

もうね、残念ながら反対ってくらいな気持ちですよ。手前の心根は中学生の頃、勤医協病院で共産党員の学生と日米安保の大論争をして以来、「自由主義マンセー! 社会主義は死ね! 氏ねじゃなくて死ね!」ですから、本音のところではTPP交渉には「是非、参加すべし!」なんですよ。でもねぇ、最初から「参加=条約批准。交渉離脱はあり得ない」という姿勢で臨むのではねぇ……。こんな不可逆的なハナシになるのであれば、取り返しのつかない事態に陥るよりは何もしない方が10倍マシってことでしょ?

つまるところ民主党政権の、TPP交渉参加にあたって「参加=条約批准」とか前原(バカ)みたいに「交渉からの離脱もあり得る」みたいな、自分の手札を全部オープンにしてババ抜きをするような無能さにダメ出ししているってことです。こんなもん、余計なことは一切言わずに「交渉にあたっては白紙で臨みます」ってことだけを繰り返していってればいいだけなんだから。なんで、こういう初歩的な腹芸すらできないのかねぇ……。

2011年10月28日金曜日

いま日本で一番無責任な男は、多分梨田だと思う

日ハム梨田「菅野くん、斎藤佑樹の背番号18あげるよw」

上手いこと松本も獲れたし、ヘタに浪人されたら東浜、社会人入りしたら島袋が獲れなくなるから、このまま日ハム入りしてくれ――というのが巨人の編成の本音だと思うんだけどなぁ。長野久義選手のケースは「2回拒否」だから、義理の問題として指名せざるを得なかったけど、今回のケースは長野、澤村に続く3匹目のどじょう(=ドラフトの形骸化)を狙っただけのことで、これで単独指名成功となれば、東浜、島袋にも同じような手を使っただろうから。その意味でいえば、日ハムの指名は「ある意味、球界の空気を読んでのこと」といえるわけで……。

2011年10月27日木曜日

来年応援するチームはあるんだろうか?

オラぁねぇ、グスマンが好きだったんだよ。だってよぉ、あんだけ期待を持たせるバッターなんて、ここ十年くらいいなかったじゃないか。中田翔も大したもんだけど、グスマンの肉体的才能に比べたら屁みたいなもんじゃん。化けたら絶対にブライアント級になること間違いねぇんだからよぉ。

グスマンが戦力外へ…中日

と、愚痴モードで書いていますが、ジョエル・グスマン選手がいなかったら天敵である館山昌平投手に4つも土をつけることができなかっただろうし、そうであれば今日の優勝だってなかったわけでね。そういう“功労者”をたった1年で見切っちゃうの? いくら落合色が強いからって、3000万円もしない格安外国人を切るなんて、ねぇ。

てか、森繁和コーチを切ったらドミニカルートがなくなるんだから、来季以降の外国人補強は台湾か韓国しかなくなるってことでしょう? アメリカはミラー&ウッズ問題のお陰で最初からルートが閉じられているわけだから。となれば、グスマン選手以上の才能を発掘できる可能性はゼロに近いわけでね。まぁ、8年前に星野カラーを徹底的に排除したように、今回は落合カラーを徹底的に排除したいってだけのことなんだろうし、敗戦ガッツポーズやユニフォーム変更も含めて、これくらいバッサリやってくれれば“ポスト落合のドラゴンズ”に対する未練もなくなるってもの。

というわけで、もし来シーズンにグスマン選手を使う球団があったら、そこを応援することに決めました。まぁ、この分だと取るところはなさそうだけどね。日ハムも栗山英樹が監督になるっぽいし、NHKと解約してTVも見られないってことで、しばらく日本プロ野球を見るのを止めるかな? 実際、今年は夏の甲子園を一試合も見なかったけど、それで肉体的or精神的に深刻な問題が発生したわけでもないしね。

2011年10月26日水曜日

センセーあなたはかよわき手前の代弁者なのか

城繁幸 「東京の反格差デモの意図が分からない。なぜ先進国に生まれただけで有難いと思わないのか」

付け加えることゼロ。もう、手前のいいたいことを全部代弁してくれています。そう、市井の人の生活は、10年前よりも20年前よりも確実に豊かになってるんですよ。ただ、“ちょっと上クラス”の娯楽が昭和40年代レベルに後退したというだけでね。例えばアルマーニのスーツであり、高級クラブでの豪遊あり、海外旅行。バブルからバブル崩壊直後であれば、都会に住む大多数の人が「ちょっとがんばれば実現できた」ことだけど、いまでは上位30%くらいの人しか享受できていないということ。

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120 名前:名無しさん@涙目です。(神奈川県)[sage] 投稿日:2011/10/25(火) 14:34:01.95 ID:LuyFQUMX0
人間というものが全く分かってない人だね
遠い異国がどうかではなく、隣近所、友人知人、テレビの中の人たちと比べて
自分はどうなのかと思ってしまうのが人間だろ
周りがみんなアフリカ人みたいな状況なら、誰も文句言わないよ

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単純にお金を稼ぎたい、何が何でも正社員貴族になりたいのであれば、ちょっとした工夫で誰でも実現できるのになぁ。いま読んでる『大学キャリアセンターのぶっちゃけ話』(沢田健太著。ソフトバンク新書。超面白い本です!)にこんな話がありました。

・個別相談に来た学生に「大学進学が不本意だったので、就職で一発逆転したい」というのがいた。

・そのために2つのアルバイトを1年から続けている。1つは新聞配達。これは朝起きる習慣を身につけるため。もう1つはホテルの接客。これは大人と接する力を磨くため。

・彼の堂々としたアルバイト話は印象的だった。で、その数ヵ月後、彼は超大手企業からバンバン内定を取っていた。勉強は得意ではなかったので筆記試験はスレスレが多かっただろうが、狙った企業の面接は落ちる気がしなかったという。

・すなわち「生活習慣」と「下積み」はとても大切だという教訓(以上184~188頁より要約)。

要するに「人のしないこと」をじっくりと考えて、「恥と外聞を捨てる」という覚悟をもって実行すれば、大体のことはできるということ。もちろん企ての多くは失敗するだろうけど、失敗したところで死ぬわけじゃないしね。それがイヤだったら逆方向に開き直って手前みたいな貧乏な自営業をやればいいんだし。

追記:デイリースポーツの報道について

キッチリ取材した東スポの記事を紹介したときにも書いたとおり、どんな仕草をしていたとしても、それを「敗戦ガッツポーズ」と取られてしまった時点で“負け”なの。

2011年10月25日火曜日

これはモノホンのバカ

TPP交渉、実際は離脱困難と官房長官

なんで最初から交渉のカードを捨てるようなことをするの? 前原(バカ)の言うことならしょうがないけど、官房長官が漏らしたら即公式見解じゃんよ。手前もねぇ、TPPについては「交渉に参加」すること自体は賛成だけど、「交渉から離脱」しないことには反対だからね。

TPPの中身を知り、日本にとって有利な条件にするためには、FTAよりはTPPで他国を巻き込んだほうが有利だから交渉に参加するというロジックでTPP交渉への参加についての賛成論を煽っているはずなのに、現時点でメリットもデメリットもハッキリしていない――一般論として大枠のハナシは見えていても、肝心の具体的な条件は全く明らかになっていない。交渉に参加していないのだから当たり前だけど――のに、離脱しないなんて宣言したら、さすがの手前も「こりゃ反対せざるを得ないかも」って思うわね。てか、少なくとも民主党政権でいるうちは全ての外交条約の批准にあたって(仮)ってつけられないのかなぁ。もしくは民主党に投票したやつを無条件で3発ぶん殴れるとか。

2011年10月24日月曜日

先公が怖くないなら、夜じゃなくて昼間に窓を割れよ

金八先生の加藤の方がずっと男らしいじゃねぇか! ってバカにしてたらいきなり殴りかかってきた小澤君。いまは何をしてるのかなぁ……。

今の若者は尾崎豊に全く共感しないらしい 「独りよがりで意味不明」「何に怒っているかわからない」

デビュー当時は中学生だったのですが、当時からそう思っていた人が多数派でしたよ。ただ、そう思っていた人の多くは、年齢こそ中高生であっても世間のことをある程度わかっていたから、「こんな言わずもがなのことを敢えて主張するのはバカバカしい」と思ってデカイ声を張り上げなかっただけであってね。熱狂的なファンの声の方がデカイし、マスコミ的にもバカを取り上げたほうが絵になるから積極的に取り上げた結果、いつのまにか時代を代表するカリスマ(笑)になっただけだし。

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7 :名無しさん@涙目です。(愛知県):2011/10/23(日) 20:56:19.80 ID:8Fsfbajh0
これ10年前にも言われてたよ

8 :名無しさん@涙目です。(京都府):2011/10/23(日) 20:56:55.45 ID:hBZ4P2DN0
20年前も言われてたよ

40 :名無しさん@涙目です。(大阪府):2011/10/23(日) 20:59:10.79 ID:TLtnjO+R0
大人に対して怒るとかそんな余裕無いし。

41 :名無しさん@涙目です。(兵庫県):2011/10/23(日) 20:59:14.44 ID:PxjsiEfg0
支配からの卒業wwwwwww

45 :名無しさん@涙目です。(兵庫県):2011/10/23(日) 20:59:18.19 ID:7y2BfkDN0
バイク盗まれた人の怒り・恨みはハンパないからな
実像は気の弱いお坊ちゃんだったらしいが
あの詞だけは書かないほうが良かったろう

116 :名無しさん@涙目です。(WiMAX):2011/10/23(日) 21:02:35.22 ID:uZrq438E0
初期のイメージが強すぎて大変だね。
別に不良ソングみたいなんじゃなくて、よい歌もあるんだが。

135 :名無しさん@涙目です。(アラバマ州):2011/10/23(日) 21:03:09.90 ID:L01G4JMW0
残念ながら世代を超えて愛されるという歌ではないよな
80年代の「クラス一番のツッパリが雨に打たれる子猫に話しかけている」がかっこいい時代
現代の人たちはそういうのに騙されなくなったもんな

182 :名無しさん@涙目です。(大阪府):2011/10/23(日) 21:05:00.62 ID:iHMAGuRz0
昔の大人「尾崎豊は反社会的!」
今の大人「尾崎豊に共感しないなんて若者終わってる!」

2011年10月23日日曜日

私家版・兵頭二十八の読み方:その15

『別冊正論Extra16~~わが子に語りたい知られざる日本人の物語』に、兵頭二十八師が寄稿しています。

★タイトル:組織を恃みとせず! 「個人」の気概を貫いた岡谷繁実

◆リード:その前半生はドタバタ喜劇…救いは昔の武将を規範と仰ぎ、個人の徳を流し去る「組合根性」を蝉脱していたことにある。孤塁を守る個人の気概なくして、どうして公共はよく保たれよう。

内容は『名将言行録』の著者である岡谷繁実の伝記といったところ。『名将言行録』は有名でも、その著者については、巷間では全く知られていないといっていいほどマイナーといっていいでしょう。そんな岡谷繁実のまとまった人生について、軍師ならではの実も蓋もない幕末日本の歴史解釈付きで知ることができるという、非常にお得な内容です。

この記事一本のために1000円を払えるか? というと、兵頭ファンである手前には――たまたま大きめの仕事を終えて、いつもより多めギャラをいただいた結果、懐がほんのり暖かいという事情もあって――全然余裕ですが、一見さんには力強くオススメできないかも。まぁ、本自体が、いつもの『正論』のように「十年一昔の主張しかしない古臭い保守論壇の陳列棚」みたいなものではないので、歴史モノが好きな人にとっては軍師の記事以外にも読める記事があるかも知れません(まだ読んでないけど、佐藤健志氏のジョージ・タケイのハナシは面白そうだ)。

ただ、この記事の眼目は岡谷の伝記にあるのではなくて、岡谷の人生を通して何を伝えたいかにあるわけで――

戦後、江戸時代式の「組合根性」は、いつのまにかありとあらゆる職域に復活して、日本人から個人の徳を流し去ってしまった。組合のないはずの高級公務員の世界にすらその根性は瀰漫し、今日の彼らは昔日の「家老」に類似している。「組合根性」を持てない個人は、無力になり、貧乏になる世の中だ。しかし、孤塁を守る個人の気概がどこにもなくて、どうして公共はよく保たれよう?(136頁)

――という、“現代のムラ根性”に対する強烈な危機意識を喚起する内容になっています。

当blog的にはここ数年で最も大きなニュースである「落合退任」のハナシなどは、まさにこのテーマにピッタリのことだったりするので、↑の部分については、流し読みできなかったですね。

実際、日本プロ野球は、日本のあらゆる業界で最も実力主義が貫徹されている世界なわけですよ。確かにコネやエコヒイキはありますが、それでも3割30本打てればどんなにイヤな奴でもレギュラーになれる。張本勲曰く、「バットマンは数字で人格が決まる」(ホント、素晴らしい言葉だと思います)世界であって、あらゆる行動が数字で測られ、常に優劣を比べられるわけですから。で、そんな世界を誰も恃まずに30年以上渡り歩いてきた落合博満ほど「組合根性」から縁遠い人間はいないわけで……。しかも、岡谷のようにドタバタ喜劇を演じたわけではなく、現役~監督を通して全ての人間を黙らせるだけの圧倒的な結果を出してきたにも関わらず、石もて追われる日本社会ってのは一体何なんだ?

とまぁ、実人生を重ねての愚痴に発展してしまいそうなので、ここらで打ち止めにしておきますが。

ともあれ、これを読めば、『新訳名将言行録』で、「なぜ、あのエピソードを省いて、このエピソードを紹介したのか?」「どうして、コイツが大々的に紹介されているのか?」といった謎が一発で氷解するはずなので、本棚でホコリを被っている『新訳名将言行録』をより面白く再読してみたい方にとっても、今回の記事は必読モノといえましょう。





長い追記:単なる屁理屈だと十二分に自覚したうえで敢えていいますが

■カダフィの拳銃が古いハイパワー(9mm)だったのを見て、あそこは欧州のナワバリだと認識。『Gun』誌のネタだったのにね…【2011-10-22作文】

↑記事の五について。
>John Brandon 記者による2011-10-?記事「Ghost Recon: Future Soldier――the Real Military Tech Behind the Game」。


トム・クランシーが『ゴースト・レコン』という軍事SF小説をシリーズで書いていて、それに基づくFPSゲーム(first-person shooter video game)ができた。


※ここを読んでいる少年諸君らに告ぐ。悪いことは言わんからゲームはやめろ。あと、アニメも卒業しろ。他人のつくった世界の中で遊んでいたら、奴隷と同じやぞ。一生、成長できんぞ。クリエイターになれ。つくる側になれ。オレはこの歳になって、江藤淳が漫画を評価しなかった理由が呑み込めた。テキストは無制限のリアリティを最初から運搬できる。

*都築注~FPSとしての『ゴーストリコン』自体は、10年くらい前から続いている老舗シリーズです。



だったら映画(実写)だってダメじゃね? てか、そもそも他人のテキストを読むこと自体、「他人のつくった世界の中で遊ぶ」ことになるんじゃないの? アニメやゲームは、テキストや実写では表現しきれないモノを表現するための<ツール>でしかないわけで、それ自体が悪いものだとは思わないけどなぁ。

――という、手前のようなうすらバカでも0.5秒くらいで思いつくような地平をとっくに越えたところで言っているハナシだとは思うんですが、手前みたいに頭の血の巡りが悪い人間には、いまいち言葉足らずに感じるのが正直なところ。

恥を晒しますが――

・パワーバランスが崩れると戦争になる
・隙を見せると攻められる
・八方美人の外交は長続きしない
・裏切るときは相手を殺す決意で裏切るのが肝要
・軍隊におけるスピードは、その数や精強さに勝る

――といった真理は、『孫子』やらその他諸々の本を読んで「アタマでは理解」していましたが、これを「ココロから理解」したのは『Civilization』をやり込んで数多の文明を滅亡させた後のことですからね。つまり、手前にとっては、理解し難いテキストをココロから理解するための“よすが”として役に立ったってことですよ。

もちろん、『Civilization』はシド・メイヤーなり彼に続くディレクターなりの世界観、文明観が色濃く反映された箱庭であって、彼らの手に踊らされていることは間違いないわけです。が、それを言ったら『新平家物語』だって『ホーンブロワーシリーズ』だって、吉川英司やセシル・スコット・フォレスターの世界観、文明観が色濃く反映された箱庭でしかないですからね。単に表現するツールが違うってだけだもの。テキストだから違う! ってこたぁないと思うけどなぁ。

ただ、「クリエイターになれ。つくる側になれ」という意見には全面的に同意ですよ。つくる側になれ、といったところで、別に人に見せたり金取ったりする必要もないわけだから。いまからワードパットに思いついたことを書けば、それで作品なんて一丁上がりなんだし。

2011年10月22日土曜日

いいわけ更新

落合のハナシや栗山のハナシ、TPPの続きや『マウントアンドブレード:ウォーバンド』の続き、12月に出る兵頭二十八師の新刊とか『MADMEN』のシーズン4とか、書きたいネタは山盛りなんですが、どうにもこうにも片付ける時間と気力が……。

というわけで愚痴のみで更新オワリ!

2011年10月21日金曜日

東京スポーツに見る、敗戦ガッツポーズ事件

落合博満が中日監督に就任して以来、スポーツマスコミの中では最も“落合中日”を深く取材し、数多の謎の真相に迫ってきた東京スポーツ。10月20日付の20面で例の敗戦ガッツポーズ事件について、西村傭平カメラマンによる「握手拒否」の決定的瞬間をとらえた写真と、霞上誠次記者の渾身の記名記事で深く切り込んでいます。以下、同記事の抜粋です。

・0-4と敗れた9月18日の巨人戦(東京ドーム)試合終了直後の“事件”が、その発端だった。(中略)意気消沈して裏方さんらが帰り支度をしていた時のことだ。何と坂井社長がガッツポーズをしていたという。

・信じられないような目撃情報はナインの間に広がった。そして「ふざけるな!! チームが負けて喜ぶ社長なんてどこの世界にいるんだ。ありえないよ。優勝しなくてもいい、と思っている社長の思い通りにはさせない! 絶対に優勝してやる!」と一致団結。そこから5連勝を飾り、首位・ヤクルトとのゲーム差を1.5に縮めた。

・連勝が5で止まった9月25日のヤクルト戦(ナゴヤドーム)の試合後に“事件”が再発。敗戦直後に坂井社長をベンチから何人かの選手が凝視していたところ、今度はバッチリとガッツポーズが繰り出されるところを“現行犯”で目撃したのだ。

で、この報道をそのままにしないのが東スポの素晴らしいところ。10月21日付の2面で矢野要記者が坂井球団社長に直撃。怒りの反論を引き出しています。以下、坂井球団社長のコメントの抜粋です。

・(都築注~敗戦ガッツポーズについて)「そんな記憶は全くない。うそだと思うなら、うそ発見器にかけてもらってもいい」
・「そういう噂がベンチで広がっていることを僕はつい先日まで知らなかった」
・(都築注~敗戦ガッツポーズについて)「するわけがないというのが自分の気持ち。名古屋で生まれて名古屋で育って昭和29年のVパレードに行って、中日新聞に入り、四十何年間勤めてドラゴンズに来た人間だから。自分のメンタリティとしてするはずがない。仮にしたのなら覚えていると思う。本当に記憶がないんだよ。こちらにとっては、一方的。うそだと思うなら、うそ発見器にかけてもらってもいい」
・(都築注~複数の選手、チーム関係者が証言していることについて)「痴漢みたいなもんかな。『やっていない』って言っても周りが『やった』って言えば痴漢になっちゃう。それに似てるかな。かつての警察はそれで痴漢だと認定することが多かった」
・「(それがガッツポーズなのか)なんだかわからないじゃないか。人が歩いてりゃ、手も動くし、足も動くじゃない。どんな動作がそうだったかわからないでしょ」
・「してないことの証明はできないんだ」
・「『こういうことがなかった』というのは悪魔の証明と言って、できないんです。例えば犯罪行為があったかどうかは割合わかりやすい。例えば人がケガをしたとか。でも、犯罪行為がなかった証明が非常に難しい」

敗戦ガッツポーズと痴漢を並べて、同じ“冤罪”として相対化しようとハナシをズラしていますが、皆さん、騙されちゃぁいけませんよ。

痴漢は「男性であれば誰もが犯人となる可能性があるものですが、敗戦ガッツポーズは「古今東西、球団代表という立場の人間であれば誰もが犯人となる可能性がないものですから。

だってそうでしょう? 広島カープでも高橋ユニオンズでもサンフランシスコフォーティナイナーズでもマンチェスターユナイテッドでも、自分のチームが負けてガッツポーズする球団社長なんているわけないんだから。男であれば誰でも犯人と目される可能性のある痴漢とは全っ然違うんですよ。

でね、このように「犯人と目される可能性がほぼゼロ」という公的な立場についていながら、身内から「こいつやったんじゃね?」と思われている時点でアウトってことですよ。実際、「(それがガッツポーズなのか)なんだかわからないじゃないか」というような紛らわしい動作が、敗戦ガッツポーズに結び付けられて考えられるくらいに理不尽なこと――天王山直前の退任発表。連勝中のコーチ解任発表etc――をしてきたのは間違いないことなんだしね。だからビールかけで↓のようになるんだよ(笑)。

2011年10月20日木曜日

私家版・東京スポーツ2011年優勝特集メモ

◆森繁和ヘッド独占手記

8年間でリーグ優勝4回。監督がなぜ勝てるのか、オレにもわかんねえ。聞きたいぐらいだよ。ただ、俺とは違う。俺と同じ人間ではない。野球そのものに関しては一緒だけど。表に出せるか、出さないかが違う。監督は何があっても態度にも、顔にも、言葉にも出ない。全く動じない。これが俺との違いなんだよな。

こっちがカリカリしながら投手交代をしても、あの人は「いや、こっちで行く」とは絶対に言わない。いまだに一回もないな。「誰で行く?」「これで行きます」「うん」。それだけ。

監督からはピッチャーに関して「全部預けるから、任せるから。俺はピッチャーのことは知らん。任せるからやれ」って言われていた。だからメンバー表を書くまで監督が先発ピッチャーを知らないこともあった。「今日はこれで行きます」「ほう」って監督は名前を書くだけ。「次の3連戦は誰で行くんだ」とか聞かれたこともない。「全部、お前に任す。俺が知っても何の役にもたたんのやろ」ってな。オーダーを決める時に「守備はどうする? 固めていくか? ピッチャー今日は誰だ?」って聞かれることはある。「吉見? だったら守り固めようや」って言ってメンバー代えたり…。

8年間で監督が先発を決めたのは、就任1年目の2004年開幕投手の川崎憲次郎だけ。温泉に2人で入っている時に「シゲ、一つだけいいか。川崎で開幕行きたい」って言ってきたんだ。「えっ! 川崎って誰?」って思ったよ。「これだけは俺が正月から決めていたことなんだ」って言うから「監督が決めるんだからいいですよ」って。まだ中日のユニホームを着る前の話だよ。ポンポンといいピッチングしたんだけどな。うまくいかなかったけど…。

◆大貢献…吉見、オレ流見返し説を笑顔の否定

チーム関係者曰く「吉見は今季でチームを去る落合監督に認めてもらおうと躍起になっていたはずだ。これまで落合監督は吉見に対してだけは、どんなに好投しても褒めなかった。それどころか厳しい言葉をかけたり、あえてコメントしないようにしていた。吉見にしてもれば面白くなかっただろう」と。

吉見に直撃すると、「確かに周囲には『落合監督が冷たいのでは』と心配する声もあるようだけど、そんなことは全然ない。ベンチ裏とはでは普通に監督から話しかけられたりしている。よく会話もしていますしね。監督を見返すのではなくて、むしろ(退任する)監督に何とか恩返ししたい、という気持ちで投げてきましたよ」

「そんな(使えるかどうか分からない状態だった)自分を取ってもらえたことに本当に感謝している。連覇、日本一で落合監督の花道が飾れたらいいですね」

2011年10月19日水曜日

私家版・デイリースポーツ2011年優勝特集メモ

◆中日・荒木雅博内野手独占優勝手記

落合監督と出会わなかったら、果たして今の僕があったかどうか。8年間、野球ってこんなに奥深いんだってことを教えてもらった。監督の先見の明には何度も驚かされた。

監督初年度のあいさつが、今でも忘れられない。「オレは今日から、面白くない野球をするぞ」。いきなり何を言うんだこの人はと思ったけど、今振り返れば、面白くないってのは、勝つことだけに徹した野球ってことだったんだって思う。

打てない時、監督がこうしてみろと言う。言われた通りにやったけど、すぐには打てない。でも、ずっと言われたことを守ってた1カ月後、不思議とヒットが当たり前のように出るようになった。手っ取り早いアドバイスだってあったと思う。でも、監督はそうしなかった。選手に頭で理解させて、体で覚えさせたものが本当の力。そんな指導が多かった。

去年のコンバートもそう。「お前、最近、ボールを目で追うようになったな。今までは足で追ってたのに。覚悟して1年半、ショートやれ。2年後には戻してやるから」。そう言われて始まったショート転向だった。

勝手が違った。エラーを20個もした。距離感、タイミング。全部がセカンドとは違った。この時ばかりは監督を憎んだ。「オレの右肩が悪いのを知って、ショートにしたのはアンタだろ」。あれから1年半。自分で言うのもあれだけど、プレーの質が変わった。足でボールを追えるようになった。野球人生を変えた1年半だった。約束の2年がたつ来年、監督はいなくなるんだけど。

監督にはよく怒られたけど、その一方で、すごく守ってもらった印象がある。荒木雅博っていう野球選手の将来を考えて、厳しいことを言ってくれたんだって今は思える。監督っていつもそう。言葉足らずっていうか、もっと細かく説明してくれよって思ってばかりだったけど、いつも常人の2個、3個先を読んでた。

今年限りで別れるのは正直ツライ。もし来年、監督がどこかでユニホームを着るのであれば、僕も付いていきたい。そう思わせる人間。まだまだ学び足りないことだってある。最後の花道を飾らせてあげることしかボクにはできない。

――一番読み応えのあった企画。スポーツマスコミのなかで本当に落合を理解しているのは、東スポとデイリーだけだね!

私家版・東京中日スポーツ2011年優勝特集メモ

◆龍の背に乗って:渋谷真(森野将彦選手にスポットを当てた企画)

「僕にとって落合監督は(レギュラーで)使ってもらった監督。頭が上がらない人なんです。思い出といえば、そりゃノックですよ。あれについて、今もきれいごとでは言えません。というよりも、途中から記憶が飛んで、土とボールしか景色がなかった。どうやってあのノックが終了したか、覚えてないんです」

森野は酸欠と脱水症状で失神した。落合監督も凍りつき、後日「あのとき、オレは人を殺してしまったと思った」とまで言った。10分後、ようやくヨタヨタと医務室に歩く森野に、それでも落合監督は「(鍛えてやった)金もってこいよ」と声をかけた。すさまじい光景だった。

「あの次の年に優勝しましたよね。インタビューで監督は、号泣しながらこう言ったんです。『あれだけの練習をさせて、これで優勝できなかったら私の責任。そう思っていました』。僕にとっては初めて規定打席をクリアしたシーズン。ああ、僕にもそう言ってくれている…。そう思ったんです」

◆浅尾拓也★手記

シーズン開幕当初は最悪の状態。ブルペンでストライクが1球も入らないまま、マウンドに向かったこともある。そんなとき佐伯選手の言葉に救われた。

「オレが対戦していたときのタクはガムシャラに腕を振っていた。どんどん攻めてきた。そこが嫌だったんだよ」。こんな話だったと思う。5月13日の阪神戦、3連打されて1点を失った試合後のことだった。それまではフォームのことばかり考えていたが、これが今年の転機だった。

森ヘッドコーチには本当にお世話になった。今年も70試合以上登板しているが、酷使されているという感覚はなく、大事に使ってくれていると思っている。この前、初めて4連投しがた、その前は「行けます」といっても止められた。

森さんの見た目は怖くて、喋り方もキツイ。でも、入団2年目ぐらいの頃、“お仕置き”のような個人ノックを受けたことがある。何でこんなことを、と思っているときに「おまえはオレの息子と同世代なんだ。おまえら全員、そういう目で見ているよ」と言われた。キツイ言葉の奥にある優しさを感じた。森さんが退団されるのは正直さみしい。

私家版・スポーツ報知2011年優勝特集メモ

◆吉見一起独占手記

監督に言われたんですよ。春先に「1キロ太ったら勝てなくなると思え」と。宿舎の食事会場でも野球の話をしてくれんですが、太ったら短命になるぞ、という意味だと思いました。だから野菜はがっつり食べ、脂ものはほぼ食べない。好物の唐揚げも我慢。家では納豆とか、酢の物を必ず食べます。去年は95キロぐらいだった体重が、今は86、7キロ。体が動くのを感じてます。

プロに入る時、右肘を手術してたのにドラフト(05年希望枠)で取ってもらったのが落合監督でした。すごく覚えているのが、(初めて10勝した)3年目に「リハビリするにも、プロで2年やるのと、やらないのとでは治りが違うだろ? だから(ドラフトで)取ったんだ」と。経験して得られるものが違うし、感謝してます。ここまで育ててくれて、忘れられない6年間です。その間に「(感情を)顔に出すな」と何十回も言われました。

(都築注~10月13日の登板後)ヒーローインタビューが終わってダッグアウトを出たところで、握手を求められたんです。「今日は内海を意識して投げたんだろ?」って。「意識しました」と答えたけど、いままでそんなことがなかったので、驚きました。やっぱり最後だからなのかな、と。



◆名スコアラーが見た落合中日強さの秘密

就任1年目から「監督付」として落合監督を支えた田中彰スコアラー(57)。オリックス時代に故・仰木彬氏(享年70歳)の下で95、96年とリーグ連覇を経験した名スコアラーから見た落合野球の強さを分析した。

①担当スコアラー制導入
就任1年目、セ・リーグ5球団すべてに担当スコアラーを配置。キャンプ初日からシーズン終了まで密着させた。
「担当制を敷いたのはすごい。考える球団もなかった。先乗り(次カードの対戦球団を視察)から始まった時代。情報は全部知った方がいい、キャンプ初日から見なさい、と。球界にとっても衝撃的だったと思う。毎日リポート用紙2~3枚は書き、8年間である程度の情報は持っている。先乗りだけで試合しか見てなかったら分からないことも、すべて答えられる。2軍の練習も見る。そううことが当たり前になったのがうちの球団」

②データ重視
「仰木さんとよく似て、データ重視。四六時中情報を頭に入れ、数字を大事にしている。それまでシーズン中の(投手、野手の)対戦成績だけだったが、毎年3年間の分は常に手元に置いてる。それと記憶力がすごい。最近は試合が終わったら手帳にメモしているみたい」

③妥協しない
「キャンプで雨が降っても“半休”もない。そういうチームにしたのは素晴らしいと思う。退任が決まってからも何も言わないけど、選手は何かを感じている。よく遠征先の食堂で和田や荒木とかをつかまえ、深夜1時2時まで話す。野球の話ばかりね。妥協しない、選手を怒らない。その2つがトップに立つ人、落合さんのすごみかな」

私家版・日刊スポーツ2011年優勝特集メモ

◆落合手記

あいつらに火をつけた分岐点があるとすれば2つだと思う。1つはオレの退任が発表される前、(9月中旬の)ジャイアンツ戦で負けた後、変な行動を起こした球団の人間がいたといううわさが出た。選手からしたら、負けてガッツポーズされるって気分悪いよ。勝つために何年も苦労して、人が寝てる時も練習して、長いこと休みなしでやってきて、負けてなんでガッツポーズされるんだよって。オレたち勝っちゃいけないのかよって。だから勝って、見返してやろうじゃないかって。負けじ魂に火がついたんだ。それからだよ、逆転の物語が始まったのは。

その後にオレの退任が発表された。実は去年の優勝旅行、西川さん(前球団社長)に、3月で辞めるって聞いたときにこうなるとは感じていた。だから、あの日(9月22日)も簡単だった。東京から新幹線で(午前)9時にオーナーのところに行った。何も知らされていなかったから、(退任か続投か)どっちかなと思っていた。来年契約ないと言われたから、はい、わかりましたと答えた。何も言うことはないし、その必要もない。だって契約社会にいるんだもん。その後、中日新聞本社の役員会に諮られて、(午後)3時の記者会見で退任発表となった。そこまではいい。

でも、あとで聞いたらその日の親会社の夕刊に退任記事が出たらしい。オレが前の日までに知らされていて、あの日に発表ならわかる。でも、オレは何も聞かされず、朝一番の新幹線で座席もなくて立ったままきた。なのに、もう夕刊に出るのかよ。役員会に諮る前に、前の晩に決まっていたってことじゃないか。手回しが良すぎるだろう。時間的に順番がおかしい。周りもそういう見方をしたと思う。

・分岐点があるとすれば、この2つだろう。

◆坂井球団社長の回答

今季、巨人戦の敗戦後に球団内でガッツポーズをした人物がいたという話について、坂井球団社長は「そんなことをするはずもない。そうとしか言いようがない」と否定した。また当初はヤクルトとの首位決戦後の9月26日に退任発表する予定だったが、22日に繰り上げたことに関しては佐藤球団代表が「不正確な情報が外部に漏れると、混乱を招く恐れがあった」と説明していた。

――事実はデイリースポーツにあった通りなんでしょう。ガッツポーズをした坂井球団社長としては、真正面からこう聞かれればこう答えるしかないわね。

◆鈴木忠平記者の記名記事

快進撃の裏には指揮官が見せた「抵抗」があった。退任発表の日、球団からは記者会見を行うこと、選手に退任を説明することを要求された。だが、断固拒否した。試合前、球団首脳が説明しようとすると立ちふさがった。

「今はまだ戦っている最中なんだ。何の区切りでもない。どうか選手にそんなことを伝えないでくれ」

白井オーナーのいる部屋をノックした。直談判して了承を得た。そして、普段通りに指揮を執った。

◆枡井聡記者の記名記事

(都築注~浅尾拓也投手について)疲れはピークに達していた。9月に入って、体の異変にチームスタッフが気付いた。極度の疲労から弾力性のあるしなやかな腕の筋肉が硬直していた。

肉体的にも精神的にもボロボロになりかけた。そんな時だった。9月20日の横浜遠征。落合監督がポツリと漏らした。「だんだんとプロ野球選手に近づいてきたな」。

とりあえず日刊とデイリーは必見

9月6日の巨人戦敗退の際、ガッツポーズした球団関係者がいて、これがラストスパートの契機になったんじゃないかとのこと。球団社長は否定しているけど、落合がここまで書くんだからあったんでしょう。うん、握手拒否するのも良く分かるわ!

ってデイリーを読んだら、試合後の関係者通路で坂井球団社長がガッツポーズをしたのを複数の球団関係者が目撃って書いてるじゃん。さすが東スポと並んで“落合中日”情報に強いデイリー。1面は「梨田内定」だけど、読む価値アリですよ。

追記:ネット版にも出てますね。これなら敢えて買う必要はないかも。
オレ竜のプライド!退任V!球団初連覇

>連覇の原動力となった事件がある。ナゴヤドームで行われた9月6日の巨人戦。3対5で敗れた試合後の関係者通路。坂井球団社長が、なんとガッツポーズを繰り出した。複数の球団関係者がその光景を目にし、すぐさまチーム内に広まった。

 「ウチがひとつにまとまったのは、あのガッツポーズからだよ」と落合監督。アンチ落合の急先鋒。敗北=落合の汚点。喜ぶ心情は理解できる。だが、球団社長という立場にあるまじき禁断のポーズは、フロント不信を招くと同時に、選手の反骨心を呼んだ。

 ある主力選手が言う。「あり得ないっす。監督のことを嫌いなのは構わない。人間ですから。ただ、試合をやってるのは、僕たち選手なんですよ。ガッツポーズなんて考えられない。選手をバカにしてるのと一緒ですよ」。荒ぶる心。ぶつける場所のない怒り。すべてを戦場でパワーに変えた。

2011年10月18日火曜日

不敗人生へ一歩前進

勝って優勝。負けて優勝。試合のない日に優勝。そして引き分けで優勝。考えられる全てのパターンで優勝した落合博満監督は真の名将ですよ。

さて、不敗人生完成までの第一段階は終わった。あとはCS、日シリを勝って完全優勝だね!

いろいろあって大変なので、明日の更新は夕方~夜。内容は「スポーツ紙優勝特集横断メモ」を予定しています。

敢えて言おう、失敗すると

首都圏に住む元道民において、10月とはいかなる意味を持つのか?

その答えはいうまでもなく、「各地のデパートで『北海道物産展』を開催する月だから、さっさと最寄のデパートに突撃しろ」って意味ですよ!

というわけで、やってきました高○屋。まずはロイズのブースで、生チョコのビターとシャンパン。あ~、今回はバトンクッキーも置いてるじゃん! これは買わざるを得ない。振り返った水産加工会社のブースでいかの塩辛といかそうめん(冷凍)、つつっと歩いた先で生ラム、その先でほっけの一夜干し。あ、六花亭を忘れてたけど、今日はスルーでいいや。だって向かいのブースでいくらが山盛りになってるんだモン!

てな具合で思いっきり高島○に踊らされていたわけですが、こう多幸感に包まれながら『北海道の物産と観光 大北海道展』を巡っていてですね、ふと思い出したのが我らが北海道日本ハムファイターズの新監督のことですよ。

新聞報道によれば栗山英樹が就任するらしいですが、これね、北海道物産展で味わった多幸感が薄れてきて、散財した後悔が徐々に込み上げてきた微妙な心理状態にあるついでにいわせてもらうけどね、悪いけど失敗確定じゃないの?

手前がこう思う根拠は3つあります。

1つ目は、「外野手専業の選手だったこと」です。日本プロ野球で名監督と呼ばれるまでに成功した監督の多くは内野手出身です。これは三原脩、鶴岡一人から広岡達朗、仰木彬まで一貫していて、最近の名監督である落合博満(一塁手)、岡田彰布(二塁手)、原辰徳(三塁手)も内野手です。歴代通算勝率上位監督(野球の殿堂より)を見ても、上位10人のうち藤田元司(投手)、天地俊一(捕手)、森祇晶(捕手)以外は全て内野手です。

で、この通算勝率の表を見て分かるとおり、上位10人に外野手は一人もいません。上位30人で見ても24位のウォーリー与那嶺まで外野手はいないんですよ。

なぜ、外野手が監督として成功し難いのか? 理由は様々あるでしょうが、最も穏当な理由は「打つだけで守りには参加しないから」でしょう。内野手であれば、投内連携やめまぐるしく変わる守備シフトなどを通してゲームの全てに参加することになり、畢竟、ゲームを見る眼が養われます。内野手に次いで捕手の名監督が多いのも同じ理由でしょう。内野手よりも少ないのは、単純に母数が少ないため(=内野手は4人だが捕手は1人)と考えられます。

2つ目は、「解説者として地道に取材していなかったこと」です。指導者経験のない解説者がコーチや監督に転身する際、その能力を測るのに最も簡単な基準は、日頃現場で取材をしているか否か。トレーニング法のトレンド、選手の気質、指導法の栄枯盛衰などは、日常的に各球団を取材していなければなかなかわからないものです。で、栗山は数多いる取材しない解説者のなかでも、最も取材しないことで有名だった“なんちゃって解説者”でした。

3つ目は、「20年以上、現場から離れていたこと」です。監督に求められるスキルは数多くありますが、最も重要なスキルの一つが“勝負勘”でしょう。あまり科学的なハナシではないので、深く踏み込みませんが、実際、「梨田昌孝の異様なまでの代打成功率」とか「落合博満の絶妙な間の取り方」などは、経験や知識だけでは説明しきれないものです。この辺の采配の機微を左右する“勝負勘”は、現役及びコーチ、監督として現場から離れれば離れるほど失われていきます。再登板した長嶋茂雄の采配に、代打策でも継投策でも何一つ見るべきものがなかったことは、このことを綺麗に証明しているといえましょう。

というわけで、あんまりデータに基づいてないいちゃもんレベルに近いハナシではありますが、手前は栗山英樹が監督として成功するとは思えないんですよ。そりゃまぁ、試合の采配以外の全てを仕切りたがる日ハムフロントにしてみれば、自分らの言うことを聞いてくれる“信念のないイエスマン”こそ欲しかったんだろうから、栗山監督はベストチョイスなんだろうけどね。

でもさぁ、↑のことを全部チャラにしたとしてだね、根本的なハナシとして「栗山ごときが中田翔をちゃんと操縦できるのか?」って誰もが考えるわけでしょ? 選手として平凡だった上田利治や阿南準郎らは、それを上回るだけの豊富なコーチ経験があったけど、栗山には「臨時」も含めてコーチ経験なんて一切ないんだから。で、ド素人の手前ごときにこう見透かされている時点で、少なくとも名監督の系譜に名を連ねることだけは絶対にあり得ない! と思うわけです。

2011年10月17日月曜日

しんじんがたりない?

もちろん「新人」じゃないよ。ざこばの言うアレですよ。

根っからの野球人 栗山英樹氏 史上初の国立大卒、大学教授の監督

つまり、4番がヒゲ面、エースが左腕になり、しんじんが足りないとレギュラーになれないディストピアが札幌に現出すると。

にわかファンなので、正直、誰が監督になってもいいんだけど、それにしたってキャンプ取材すらまともにいかないような“なんちゃって解説者”――手前は落合博満を毛嫌いする金村義明が大嫌いだけど、それでも彼が12球団のキャンプへキッチリと足を運び、かつ日常的に取材していることに対しては敬意を払っています――を監督に据えるとはねぇ。これなら新庄剛志でいいじゃん。少なくとも栗山よりは客を呼べるからね!

遅ればせながらTPPについて勉強してみた

経済の専門家でもないし、どのようなことなのかもさっぱりわからないので、とりあえず勉強と思って読んでみました。

TPP研究会報告書(キヤノングローバル戦略研究所)

で、TPPに参加する一番のメリットは、結局のところ「早く参加しておけば、ルール作りの面で先行者としての利益が得られる」ってことに尽きるんでしょう。これは正しいと思います。ただ、その他のメリットについては……。

以下、読書メモ風に抜粋しつつ、手前の感想も付記してみます。

「我が国が米の関税を維持することは、人口減少時代を迎え国内市場が縮小する中で、相手国の関税を撤廃し、米の輸出によって農業を振興するという道を阻むことになる」

――まず第一に、「ジャポニカ米を喜んで食べるのは日本人しかいない」っていう単純に事実に気づいてませんか? つまるところ、現状のコシヒカリ一辺倒(=農林一号の系譜にある米)な生産をしている以上、日本の米に国際的競争力なんてあったものじゃないってことですよ。

「震災からの経済復興のためにも、寸断された生産ネットワークを速やかに復旧するとともに、TPP に参加することによって、生産、消費の両面のみならず、社会改革の面においても海外の成長活力を取り込むことが重要である」

――要するに、「いつまで経っても構造改革が進まないから、この際、TPPという“外圧”を頼って一気に進めましょう」ってことですね?

「もし、各国が1990 年から2008 年までと同じ成長率を続けると、次の図が示すように、2020 年までに日本は一人当たりGDP で韓国、台湾に追い抜かれ、そのはるか後塵を拝することになる。日本は途上国のマレーシアとほぼ同じ水準となる。日本が途上国化してしまうのである」

――ウソ。バイトの自給でビックマック一つ買えない国になり、かつ、ギリシャ以上にヤバイことになっている国が、このまま成長するとでも?  故宮沢喜一曰く「日本はタンカー」なので速足や急転換はできないけど、簡単には沈まないんですよ。韓国、台湾は漁船みたいなものでね。そこから先は敢えて言葉を足さなくてもいいでしょ。

「しかし、通商国家と言われながら、我が国の輸出がGDP に占める割合は16%と大きなものではないOECD31 カ国中30 位であり、対内直接投資も30位、対外投資は24 位である。中には、「だから日本にとってTPP のメリットは小さい」という主張も見られるが、むしろ、TPP への参加等の積極的な政策をとれば、日本にはまだ輸出を伸ばす余地がある、と考えるべきであろう」

――対内直接投資の低さは、近隣にキチガイ国家がいるからです。日本の位置がハワイ当たりにあれば、多分、対内直接投資は高かったと思いますよ。

「我が国の伝統的な農産物である米については、減反の廃止による米価の低下と主業農家に限定した直接支払いによって構造改革を行い、規模拡大と単位面積当たりの収穫量の増加によってコストをさらに低下できれば、米産業を輸出産業に転換できる」

――だからジャポニカ米は(略。

ここまでで報告書の半分。残りは世に出ている「TPP反対論」に対する反論です。そこまで突っ込んでいくと長くなるので、とりあえず今日のところはここで打ち止め。

TPPについて2chで面白いレスを見つけました。

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53 名無しさん@涙目です。(コンデ砦) 2011/10/16(日) 23:42:35.02 ID:AzXvSLut0
「ラブホテルに行くだけ!セ○クスはしない!」
こんな男に騙される女がいるのが今なら信じられる

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なかなか上手いこと言うなぁ、と思いましたが、とりあえず現時点では「交渉に参加」することを決めたのであって、「これを批准する」わけじゃぁないですからね。でもまぁ、交渉の当事者が無能を絵に書いた民主党なので、「交渉に参加=批准する」と見られてしまうのも仕方がないといえば仕方がないのかも。

2011年10月16日日曜日

ネット環境不具合により手抜き更新

自宅のネット環境不具合により近所のマンガ喫茶から更新。明日朝には復旧するらしいとのこと。安普請のマンションに住むもんじゃないね。というわけで、思いついたことを箇条書きにするという手抜き更新。

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◆150人のしょぼいデモについて
・なぜ新宿? 兜町に行けよ。
・「金持ちからとれ」というなら鳩山邸を囲め。
・麻生太郎の家には行ったんだから、音羽御殿に行かない理由はないよね?
・てか、格差云々いう人たちにとっての一番の敵は「労組」でしょうよ。
・正社員貴族さまのお陰で雇用流動化が実現してないんだから。

◆花王のデモについて
・正直、もう飽きたというのが本音。
・ただ、トイレタリー製品を買うときにメーカーを見る習慣がついたことは確か。
・といっても、そもそも花王製品自体あんまり使ってなかったんだけど。
・仕事上のしがらみなんかがあったりしてP&GとかJ&Jとかを使うことが多くてね。
・でも、15年来使っていた洗濯洗剤『アタック』は止めて、『トップ』に替えた。大した理由はなくて、ただ何となく。
・デモの結果、↑のような人は確実に増えていると思うので、効果は絶大といっていいんじゃないでしょうか。

◆東京ドーム3連敗について
・どうしてもナゴヤドームで胴上げしたかったんだネ☆(ゝω・)vキャピ!
・まぁ、浅尾拓也投手に長期休暇を与えられたことが大きな収穫でしょう。

◆TPPについて
・手前がそれなりに尊敬する人が、「日米安保万歳な人も、これには反対っておかしくね?」みたいなことを書いていて唖然。
・本当にバカじゃねぇの? 経済と安全保障って全っ然関係ないから!
・てか、意図的に混同させて議論を進める人が多くて困るね。

2011年10月15日土曜日

10月14日時点における10月の成績=10勝、2澤村、1分

自宅のネット環境不具合によりネットカフェから更新。本当は本日深夜に更新するはずだったものです。

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いい試合だったんじゃないでしょうか。え? 7-2でいいところなく負けておいてそれはないって?

3回7失点で勝ち試合のリリーフをブルペン待機させずに済み、谷繁元信選手を休ませて、高橋聡文投手のテスト登板(1回無失点)もできて、かつ、昨日初めてスタメン落ちした森野将彦選手が一人気を吐いたんだから十分ですよ。とりわけ浅尾拓也投手に連休(多分、ブルペンにも入ってない)を与えられたことは大きいですからね。

先発の大野雄大投手のピッチングは見ていないので何ともいえませんが、2回6失点ながらも4回まで投げさせてもらった経験は来年に生きることでしょう……という言葉しかないわね。まぁ、13連戦の谷間で投げさせるピッチャーがいなかったんだからしょうがない。スタメン捕手も大野投手を良く知る松井雅人選手でしたしね。

もっといえば東京ドーム3連戦で3連敗して、次のナゴヤドームで胴上げといきたいのでしょうが、肝心のヤクルトが勝ってくれないことにはねぇ。もし明日も負けてヤクルトが連敗したら04年以来の「負けて胴上げ」になるのか? しかも敵地で。

2011年10月14日金曜日

“エース様未満”改め“二代目エース様”

「望外の3タテでほとんどのファンが4タテを期待」
「13連戦の半ばで使いたくなかった浅尾を連投」
「明日からアウェイの3連戦」
「かつ相手がCS目指して死に物狂いで来る巨人」

という状況での登板だから、これはもう「リリーフをブルペン待機させないくらいに危なげないピッチング」が求められていたわけですよ。でなければ、さっさとKOされて敗戦処理(+高橋聡文投手のテスト登板)を投入できるような状況にするか。

どっちにしても、「7~8回くらいまでフラフラになってのピッチング」だけは禁忌という厳しい条件の下で、全く危なげない完璧なピッチングをした吉見一起投手に脱帽ですよ。これまで散々“エース様未満”と罵ってきましたが、本日をもってこれを撤回します。吉見投手は“二代目エース様”です。来年15勝以上したら、隔年投手だった川上憲伸投手を超えたも同然ですから、堂々“エース”を名乗っていいと思います。

それにしても終わってみれば天王山もあっけなかった。正直、2勝2敗でいければ御の字と思っていたのが4タテ。気づいたら4.5ゲーム差とか。ヤクルトファンのみならず、ヤクルトの選手にしても、「どうしてこうなった(aa略)」という感想しかないんじゃないでしょうか。

貧打の状況が続くだけに、いやがうえにも投手陣のがんばりに注目が集まっているけど、ここしばらくの戦いぶりを見て思うのは、「結局のところ4番が打てば勝てるんじゃね?」ということ。それくらいに勝利打点マニアと化しているトニ・ブランコ選手が凄い。MVPは浅尾拓也投手の一択だと思うけど、裏MVPはブランコ選手が一番相応しいんじゃないかなぁ。半分しか試合に出てないけど、彼がいなければ絶対に優勝できなかっただろうからね。

2011年10月13日木曜日

EU3DWを完走しての感想

先月末、Amazonより届いた『ヨーロッパユニバーサリス3ディヴァイン・ウインド』(以下、DW)。随分前に予約していてそのまま忘れていたのですが、発売日に届いたので、「まぁ、パッチでるまでは放置かナ」と思いつつサイバーフロントのサイトを見たら英語版と同じタイミングで最新のver5.1パッチリリースとか! 『ヴィクトリア2』ではまともに遊べるver1.3パッチを延々と出さなかったのに、なにこの神対応。

というわけで、結局発売日にインストールして、パッチも入れて、DWの目玉の一つである「将軍システム」(もう一つは中国の「天命システム」)を味わうべく、藤原家(日本)でスタート。

ゲームの目的は――

・1399年から始めて1820年まで完走する
・将軍になっていろいろやってみる
・できればラテン技術まで西欧化する
・できれば西欧化を達成したら欧州最強国とガチの殴り合いをする

――といったところ。大目標は「これまで完走したくでもできなかったキャンペーンを、ヘボとはいえEU3を動かすには十分以上のスペックを持ったPCのパワーを使って完走すること」ですよ。

で、完走した結果がコレ。

以下、とりとめのない感想です。

・DWになって一番良かったのは、言うまでもなくグラフィック。“引きの地図”で国名が出るのがカッコイイ。国体が変わると国名に反映されるところ(革命フランスとか)もナイス。あと、地味に大きいのがユニットの兵力がマップ上で一目瞭然なところ。いずれも『ヴィクトリア2』の最大の美点だったところだけど、これをすかさず導入したところは実に賢明。

・あと、同盟国への参戦要請(「兵よ集え!」)とか、国家修正の可能性(「東インド貿易」「ローマ征服」などの効果と発動条件)をいつでも見られるところもナイス。この辺のリニューアルのありがたみを一度でも感じると、もう前のverには戻れないなぁ。

・ただ、政務官の役割が減って、その分、建設物を建てるように変わった点は微妙。多分、小国であれば最高に面白かったんだろうけど、今回プレイした日本みたいにやたらとプロヴィンスのある国だと、一々建てるのが面倒。中国だと多分やってられなくなるだろう。『ヴィクトリア2』のレッセフェールみたいに、資本家が勝手に立ててくれたら楽だけど、19世紀以前の世界にソレを求めるのは間違いだしね。

・あと、遊牧民。かねてからティムールが19世紀までそれなりの国として存続することが許せなかったクチなので、今回の大胆な修正には全然同意。ただ、もっと踏み込んでいわせてもらうなら、EU3の設計思想とは相反するものだけど、「EU2みたくイベント扱いにする」のが良かったのでは? 史実で滅亡した年になったら、いかに大勢力であっても強制的に排除されて、残った土地は殖民可能な空白地になる――という感じになっていれば、18世紀になっても遊牧民が暴れているという状況は防げたと思うんだけどなぁ。

・システムに関するハナシはここまで。以下、日本を使っての慣熟飛行と世界の状況について。

・天下統一は1586年。随分と時間が掛かったのは、早くから将軍になってしまって内乱を起こせなくなってしまったことや、汚名を晴らすべく冷却期間を置いたため。最初から国内統一を目的にやっていれば100年くらいは早く統一できたかも。

・将軍になっていいことは、「早くから沖縄を自分のモノにできる」くらいか? これだってサッサと日本統一しちゃえば無問題だし。まぁ、こういうのは雰囲気を味わうものだから、これはこれでありか。

・欧州情勢で一番驚いたのはフランスが成立せず、最後まで小国のままだったこと。15~16世紀はスペインがフランスの半分を取り、17~18世紀にはオーストリアがその代わりを担うという感じ。最終的には「西洋のオーストリア、東洋の日本」という構図に。

・日本の西欧化は17世紀。ラテン技術導入まで3回も国内の混乱を経なければならず、かつ、その間、高い行政手腕を持つ君主を戴かなければならないので、スタート以来、内政目標は一貫して「安定性重視」。その甲斐あって、ゲーム終了までに何とか西欧化を実現。

・その間、オーストリア帝国主義戦争に巻き込まれてシャム、ビルマあたりのプロヴィンスを失う。対オーストリア戦争では、「海戦では完勝、陸戦では完敗」というもの。なので、欧州に殴りこむことは絶対にせず(一度、殴りこんでコテンパンにされた。もちろんリロードしました)、本土に全兵力を集めて警戒するとともに、マラッカ海峡で片っ端から輸送艦隊を沈めて厭戦気分を煽るという消極的な戦略に終始。

・で、頃合を見て適当な賠償金orプロヴィンスを与えて手打ちにすると。失った国威はどうなるって? そんなもの近隣諸国を殴ればいいんだよ。スパイ使って大義名分を得てからな!! まさに外道。

・最終的にはオーストリアに負けないレベルまで陸軍レベルが上がったので、19世紀に入ってからの「第5次オーストリア帝国主義戦争」では、同盟国のイギリスとともにオーストリアの全植民地を占領。あと一歩で、大東亜共栄圏が実現するかも……というところで投了。

というわけで発売日より、毎日1~2時間くらいちまちまと続けてきた慣熟飛行はこれで終了。次は中国に挑戦してみたいけど、いろいろと面倒くさそうだなぁ。



2011年10月12日水曜日

マジック点灯!

和田さん好き好き、大大大好き!

「谷繁元信選手の好調が続くこと」
「高橋聡文投手が復活すること」
「和田一浩選手が復調すること」

の3枚のうち1枚が引ければ優勝できると思っていたのですが、まさか3枚全部引けるとは! といっても、谷繁選手は好調ではあっても絶好調という感じではないし、高橋投手も未知数だけど。でも、和田選手の復調だけは本当だった。やっぱりクリーンアップに破壊力があるとチームの強さ、怖さは段違い。これで投手陣が揃っているんだから、CSだってソフトバンクとあたる日本シリーズだって、もう何も怖くない。

と、書いていたのが4-0のときで、さっき2ch実況版みたら4-3とか!

もう何も怖くないが死亡フラグだったか? って、コレ下書きじゃん!! と思いつつドラファンの皆さまと一緒に「浅尾きゅん、信じてる!」と応援していたところで勝利。これで99%優勝間違いなしってとこでしょうか。

燃えドラ攻撃(ただし3番だけハミング)

1番荒木がるいにでてぇ~
2番井端がおっくりバントぉ~
3番森野がルルルルル~
4番ブランコホォームラン~

と歌いたくなるような先制攻撃で十分でした。てか、森野将彦選手だけが走攻守で乗り切れてないような。和田一浩選手が復調し、トニ・ブランコ選手も半分くらいしか試合に出てないのにリーグ最多の勝利打点(もちろん昨日も勝利打点を記録!)しているだけにね。あと、ジョエル・グスマン選手。上にあげたから使うとは思っていたけど、館山昌平投手に相性がいいだけでまさか本当にスタメンに使ってくるとは思わなかった。落合博満監督は、どんだけ勝負師なんだよ!

さて、事実上のWエースを裏ローテで打ち砕くという望外な結果。これで今日の試合はどんな結果になってもお腹を痛くせずに済む。てか、もし負けるなら後腐れのないように思いっきり派手に負けて貰ったほうがいいのではないか? なんてことを考えるくらいにハイになってますよ。ええ。てか、ここまで来たら十中八九……とまではいわないけど、十のうち七か六くらいの割合で優勝したも同然。負け数だって55で並んだしね。残り8試合を5分で乗り切れば、ヤクルトは6勝1敗でいかないと優勝できないんだし。

2011年10月11日火曜日

地味に2試合で20被安打無失点

今日勝てばほぼ優勝かナ? いや、東京ドーム3連戦で内海哲也投手、澤村拓一投手に当たるから油断はできないか。ともあれ、ヤクルトにとって一番勝ちが見込める試合――エースである石川雅規投手の登板試合。対する中日は不安定極まりない山井大介投手。正直、捨て試合と思ってました(;^_^A――で完膚なきまでに叩き潰したのはデカい。とりあえず残りを6勝3敗で乗り切れば、ほぼ確実に優勝できるというところでしょうか。

巨人戦で2敗することを覚悟するなら、残り3つ(来週もう1試合ありますが)のうち2つは勝っておきたいところ。吉見一起投手で1つ勝つとして、マキシモ・ネルソン投手か川井雄大投手でもう1つ勝ちをもぎ取れということか……って、先のことを書いてたら鬼が笑うわね。だいいちエース様未満に勝ちを期待した結果が、このあいだの巨人戦のザマだったりするわけだし。

それにしても、つい2カ月前はこんなことを書いてたのになぁ。ここまで盛り返すとは思わなかった。やっぱり4番と正捕手ってのは大事なんだねぇ。

追記:「外はカリカリ、中はフンワリ」ならなんでも美味しいという風潮

果てしなく同意!

33 名前:名無しさん@涙目です。(東京都)[] 投稿日:2011/10/03(月) 16:49:42.87 ID:oIZ37Mk20
「見た目よりもあっさりしてる」が美味しいという風潮

58 名前:名無しさん@涙目です。(千葉県)[] 投稿日:2011/10/03(月) 16:52:41.71 ID:zE9C1Bqw0
チーズか半熟卵さえ乗ってれば
「ヤベーヤベー絶対にうまいでしょ」
っていう風潮の方が嫌だ

154 名前:名無しさん@涙目です。(iPhone)[] 投稿日:2011/10/03(月) 17:14:21.97 ID:VFTRwH5A0
カリフワの前は何でもかんでも温泉卵乗っけてたな
レポーターも温泉卵しか褒めないの。お前もう温泉卵だけ食えりゃ何でもいいじゃんて

164 名前:名無しさん@涙目です。(東京都)[sage] 投稿日:2011/10/03(月) 17:17:59.67 ID:dROAKtai0
>>154
温泉卵の前は
肉汁だったな。肉汁って豚肉使ってるから出るのに
肉汁が出るから旨いハンバーグですねとか、笑わせんな

2011年10月10日月曜日

敵のリリーフ陣を叩け!

スタメンの安打数の違いが
勝敗の決定的差ではないということを
教えてやる!

という感じ。

6回までノーヒットだったから、「あ~こりゃノーヒットノーラン食らうかもナ」と思い、部屋の片づけをスタート。風呂も入って一息ついたところでスコアを見たら0-1のサヨナラとか。浅尾拓也投手を回跨ぎさせるくらい切羽詰った試合だったようだけど、ヤクルトもサヨナラ勝ちしていたから、これは勝っておいて良かった。しっかし、先発が7回1安打1死球でリリーフ2人が2回1/3で5安打2四球とか……いやぁ、監督の“戦力運用の差”が如実に表れた感じだなぁ。

中日は絶不調だった和田一浩選手が上手いこと使われて救世主になっているけど、巨人は同じように絶不調だった小笠原道大選手を腐らせたままだしね。なぜ、和田選手の代わりの5番に平田良介選手を置かずに谷繁元信選手を置いているのか? 原辰徳監督は良い監督だと思うけど、この辺の機微は死ぬまでわからないんだろうなぁ。

2011年10月9日日曜日

『極東日本のサバイバル武略』を買ったった!

◆目次
・第1章:「大慶油田」のトラウマ
・第2章:出て行くところはブルネイ
・第3章:シナ版「大東亜共栄圏」の悪夢
・第4章:「空母海戦」に勝算はあるのか?
・第5章:原発をいかにして巡航ミサイルから守るか

首都圏外縁の田舎住まいになってから、仕事以外ではほとんど東京都に足を踏み入れることがなくなって幾星霜。かつては毎日のように「ジュンク堂書店」や「書泉」に行っては手当たり次第に新刊を買っていたものですが、貧乏な自営業を生業とする今では「ネットで図書館の予約→近くの分館で借りる」ですよ。

なので、兵頭二十八師の新刊『極東日本のサバイバル武略~中共が仕掛ける石油戦争』(並木書房)もAmazonでポチるかナ、とクリックする寸前に、「イヤ待てよ、“オレの並木書房”なら、発売日前に書泉ブックセンターと三省堂書店、ジュンク堂書店でフライング発売するよナ」という経験則を思い出して回避。で、発売日が迫るなか放送形式を見ていたら、やっぱりフライング発売してるんじゃないか!

というわけで、ジュンク堂に電話して取り置き――首都圏外縁の田舎から池袋まで出てきて売り切れだったときに味わうであろう絶望感を考えれば、電話の手間くらい軽いものです――してもらったうえで池袋に遠征。近所の書店に置いてなかった面白そうな本と一緒にゲットしてきました。

さて、ザザっとナナメ読みとしてのファーストインプレッションは、「タイトルそのまんまのストレートな警世の書じゃん」です。

『「自衛隊」無人化計画』(PHP研究所)までに出版された軍師の本の多くは、「既刊本or雑誌記事などを読み通してないとわかりにくい」ことが良くも悪くも大きな特徴だったりしていたのですが、新刊についていえば「ソロで読んでも全然OK!」です。というか「はじめに」の主張を、キッチリと裏付けるべく丁寧に説明するような書きっぷりなので、「同じ章の中でいきなりハナシが飛ぶ」とか「過去の主張や著者の思考法をわきまえてないと主張を飲み込みづらい」ということはありません。ある意味、わかりやすさ、読みやすさという点では、類書の中では随一と思います。

あと特筆すべきは地図。冒頭の「アジア東部要図」の出来の良さは“ガチ”です。もちろん、この地図のためにお金を出しても損はしない! とまではいいませんが、一般の地図やWikipedia、その他ネット上の情報では絶対に得られないモノであることは確かです。

2011年10月8日土曜日

まだ首位

もしリアルタイムでTV観戦or2ch実況スレをチェックしていたら某選手に怒り狂っていたんだろうなぁ。まぁ、終わってみればドローで済んだし、まだ首位だからいいけど。エース様未満な方についていえば、残している数字は申し分ないものの、本当に「ここだけは抑えてくれ!」というところで踏ん張れないところがなぁ。数字は酷いけど「ここだけは抑えてくれ!」というところ“だけ”は抑える中田賢一投手がいれば……とはいわないけどさ。てか、エース様未満な方の貯金があってこそ、この位置につけているわけだから、文句をいっては罰が当たるわね。

さて、ジョエル・グスマン選手が上がってきた。でも、トニ・ブランコ選手が最多勝利打点を叩き出し、かつ若手二人が定位置をつかみつつあるなかで出番がないような。

       |
   \  __  /
   _ (m) _ピコーン
      |ミ|
    /  `´  \
     ('A`)
     ノヽノヽ
       くく

ファーストの守備固め要員か!

2011年10月7日金曜日

*読書メモ:「砂糖は太る」の誤解

・砂糖はブドウ糖と果糖が結合したもの。米、そばなどのデンプンはブドウ糖が長く繋がったもの。動物の体内に蓄えられているグリコーゲンもブドウ糖が長く繋がったもの。砂糖が体内に入るとスクラーゼによりブドウ糖と果糖に分解され、腸に吸収され、血液に入る。この過程はデンプンとほぼ同じ。なお、10gのデンプン、10gのそば粉、10gの砂糖はほとんど同じカロリー。

・現在までの研究では「甘いものに中毒的な依存を起こす力ない」と結論付けられている。逆に、甘いものによってアルコール依存が抑えられることが明らかになっている。

・かつてのベストセラー『粗食のすすめ』。ここで取り上げられていた「山梨県Y村が他地域に比べて長寿であるという1972年の調査報告」は、村の調査そのものに問題があることが明らかになっている。

・その調査では、70歳以上の人が全人口のどのくらいにあたるかを“長寿率”とした。しかし、当時この村は過疎となっていて、全人口の多くが70歳以上となっていた。結果、“長寿率”は飛びぬけて高くなっていたのだ。別の算出法で長寿率を再調査した結果は、他の村と変わらなかった。

・このことは貝原益軒の『養生訓』にもいえる。江戸時代の平均寿命は40歳前後。このような社会では貧困からぜいたくな食事はできず、生活習慣病などもありえなかった(=発症する前に死亡する)。そのような時代に書かれた『養生訓』が現在に当てはまるわけがない。

もちろん食べれば食べるほど良いわけではない。しかし、食べない方、また栄養ある肉や甘いものを制限したほうがより健康で長寿であるという考え方は、全くの誤り(都築注:東京都老人総合研究所の「中年からの老化予防総合的長期追跡研究(TMIG-LISA)」というプロジェクト。この追跡調査の結果で明らかになったことは、健康長寿な高齢者には、「血液中のアルブミンとコレステロール値が高く栄養状態が良い」という特徴があること。65歳以上1100人の調査では、いずれも数値の低い(BMIでは細い)群よりも、数値の高い(BMIでは太い)群の方が、生存率が高くなっていた。つまり、粗食が健康というハナシは大間違いということ)。

・砂糖は特別に血糖値を高めるわけではない。グリセミック・インデックス(=GI。食事後の2~3時間のあいだ、どのくらい血糖値とインスリンが上がるかという指標)では、白パンを100とすると、砂糖は88.5。バナナ(94.5)、ソフトドリンク(97)、コーンフレーク(112)、にんじん(119)、スナック菓子(158)よりも低い。パスタ、白米、そば(いずれも83)とさほど変わるわけではない。なお、最もGIの低い(=血糖値、インスリンが上がりにくい)食品群は焼き豆(57)、りんご(56)。

・砂糖や甘いものを食べさせるとキレやすいというが、これも全くの誤り。脳は常にブドウ糖を必要としており、低血糖で脳にブドウ糖が行き渡らなければ「昏睡→死亡」する。脳はブドウ糖を貯蔵できないためだ。つまり、甘いものを食べさせないと、脳機能が上手く働かずにキレる――という可能性の方が高いとさえいえる。

・砂糖が骨を溶かすというが、もし本当に溶けるのであれば、ごはんを食べてもパスタを食べても溶けるはずだろう。ただのブドウ糖に骨を溶かす作用はない。

「脳の栄養を増すことは、血管の病気を増やす可能性があります。しかし血管の病気を防ぐ算段をし過ぎると、脳は栄養失調になります」
(中略)
「確かに今の日本では、砂糖は必要以上に避けられていると思いますが、やはり摂りすぎれば太ることは事実です。ただし、それはそばでも米でも同じで、砂糖が特別なわけではありません」
「実は、この本で私がいちばん述べたかったのは、『氾濫する食品情報を、冷静になってもう一度科学的に考え直してみる必要がある』ということです」(160頁)

――なんでこんな言わずもがなのことをメモしているかというと、昨日、2chでこんなアホなスレを見つけたからです。

実はアトピーは完治できるけどしないだけ 皮膚科医が断片的な治療しかせずに利益を得ているから

~~~~~~~~~~~~~~~~

357:名無しさん@涙目です。(東京都) 2011/09/29(木) 04:38:13.21 ID:r+ZLx+4u0
アトピースレの食べると良くない物メモして徹底的に避けて
ダイアフラジンで治したわい

429:名無しさん@涙目です。(東京都) 2011/09/29(木) 05:00:05.35 ID:ShZEykdS0
>>404
大雑把な話で悪いけど俺が治療した時に気をつけてた事は
刺激物を取らない。砂糖を取らない。
動物肉は食べない。逆に意識して食べたのは
玄米や小麦外皮のフレーク。魚類。低GIの野菜
を中心に食べてた。腸内を綺麗にすると良いと言われてたから

444:名無しさん@涙目です。(iPhone) 2011/09/29(木) 05:05:23.95 ID:KK6/JfmV0
>>404
砂糖、インスタント、油、菓子は避ける。
よく噛む。
量を減らす。
バナナ、ヨーグルト、タンパク質多め、豆乳などおすすめ。湯豆腐食べやすい。あとゴマ。
炭水化物少なくする。

黒酢直接飲んでも効かんかった。

~~~~~~~~~~~~~~~~

もうね、バカの展覧会! 「砂糖を摂らない」っていうなら米も果物もダメだろうよ。全く論理的でも科学的でもない。そりゃオレオレ詐欺もアトピーの代替療法もなくならんわな……。



2011年10月6日木曜日

首位!

勢い止まらず。6安打で5点という超効率的な攻めで首位に返り咲き。和田一浩選手が復調すればこんなもの。あと、虎グッジョブ! もう優勝しかないね!!

あと、2ch芸スポ板でみつけたやつだけど。



日刊スポーツm9(^Д^)プギャー

また、このフレーズを言っちゃっていいっすか?

負ける気がしねぇ!

というか、気分的には是枝さんな感じ。

あと、眠っていた虎打線が館山昌平投手をメッタ打ち。あんまり他の選手のことを貶すのは趣味じゃないけど、でも心の中では、「館山ザマァ、m9(^Д^)プギャー」てなもんです(館山投手スンマセン!)。実際、館山投手には去年まで散々泣かされきましたから。今年はジョエル・グスマン選手のお陰でなぜか“お得意さま”になってるんだけど……って落合博満監督がいなくなったら、グスマン選手もクビなんだろうなぁ。若いし上手くアジャストできればアレックス・カブレラ選手みたいになれる可能性もあるんだろうから、単純にもったいないと思うけどなぁ。

ともあれゲーム差なしの2位。ヤクルトとの直接対決に勝ち越したうえで5割以上をキープすれば、十分に優勝できる。てか、8月に10ゲーム差離されてここまで来るか? 四半世紀来のファンにして、全ての著書を10回以上読み返している落合ファンとして、その凄さを十分に理解していたつもりだけど、そんな凡人の理解を遥かに超える展開だわ。

ダメ虎離れ深刻…観衆たった1万8030人

優勝争いをしていなければ、当然こうなる。前に、「落合が勝ちまくっているから入場客減少はこの程度で済んでいる」と書いたけど、この仮説が証明される日もそう遠くはなさそうですね。

2011年10月5日水曜日

このフレーズを言っちゃっていいっすか?

負ける気がしねぇ!

あぁ、スッキリした。例のごとく絶対確実な負けパターンと思っていたのが、あれよあれよと大逆転。ようやく阪神の対ヤクルト戦の連敗も止まって1ゲーム差。これからしばらくホームが続くし、ここで一気に逆転! とまでは言わないけど、じりじりと詰めて欲しいところ。実際、13連戦で投げるピッチャーがいるのか? って思ってたけど、ヤクルトにしてみれば「ホームがほとんどない連戦でかつ投げるピッチャーがいない状況」だもの。エース様未満な方と左のエースが健在で、曲がりなりにもイニングを喰えるピッチャーがいるってことを考えれば、贅沢過ぎる悩みだわね。 

ただ、唯一不安なのは達川光男のコレ。

セ・パ順位争いとMVPの行方は? (1/2)  達川光男氏が語るプロ野球2011年シーズン

>特に、ヤクルトと中日の優勝争いはまだまだ予断を許さないでしょう。私も2カ月前は何を考えていたんでしょうか、中日の浮上はないと言ってしまいましたけど、深く反省しておりますよ。

いや、過ちをキッチリ認めるところは他の解説者にはない誠実さで、これはこれで素晴らしいと思うんですが、達川が「中日は浮上しねぇ」といってから上昇気流に乗ったわけで……。つまるところ逆フラグが立ったのではないか? と、基本ネガで何でも悪いほうに考えるところは“よく訓練されたドラファン”なんだろうなぁ。

2011年10月4日火曜日

デーブ大久保について書いてきたこと(まとめ)

大久保博元(以下、デーブ)が楽天に打撃コーチとして招聘されるという報道を受け(といっても新聞辞令かも知れませんが)、ここで当blogで取り上げてきたデーブのことについてザっとまとめてみました。べ、別にYahoo! ニュースデビューに浮かれたわけじゃないだからね!

久しぶりに読んだ骨太の打撃論

~~~~現時点で日本屈指の打撃コーチの一人である金森栄治の持論に真っ向から異議を唱えているわけですが、実はデーブ大久保も、駒田と同じ指導法――ポイントを前に置いて打ってみろ――で中村剛也選手を見事に開花させてるんですよ(この辺の事情は、この間紹介した『プロ野球二軍監督』(赤坂英一著。講談社)に詳しく載っています)。

「プロ野球二軍監督」から読む“デーブの言い分”

~~~~菊池雄星投手の門限破りを巡って、大久保が注意したというハナシは、報道にある通りなんですが、「工藤公康投手を交えた食事会に菊池投手が来なくなった件」については、手前が知っている報道内容とは随分違うようで――

「工藤さん(公康、10年シーズンで戦力外)が雄星を食事会に誘って、ぼくが雄星の希望した日に寿司屋を予約したんですよ。そしたら、別の予定が入ったから欠席しますと言って、平気な顔してる。あのな、先輩やコーチに対してそういう態度はないだろう、工藤さんに謝っとけよって言ったんだけど、雄星はこたえたふうがない。逆に、なんで自分が謝らなきゃいけないのか、と思っていたようですね」(230頁)

――とあり、これを素直に読む限りは、「投手陣を交えた食事会」というよりは、「工藤、デーブ、菊池のメシ会」という感じがします。少なくとも菊池投手の都合に合わせて予約したにも関わらず、菊池投手の都合でブッチしたのであれば、「そりゃデーブでなくても怒るわなぁ。てか、生ける伝説と寿司つまめるなんて機会を無駄にするかね? フツー」と思いますよ。



池山隆寛、ブンブン丸の「野村野球」伝道:その2

~~~~大久保博元が打撃コーチとして一定以上の成功を収めた理由について、若手とのコミュニケーションが上手かったことを指摘する向きもあったが、これも掘り下げてみれば池山のケースに重なる点が多い。大久保が現役時代に、先輩やコーチから「デブ!」「減量しろ!」と心無い言葉を浴びせられてとき、藤田元司監督だけは「お前は、痩せたら力が落ちるんだからそのままでいい。その代わり捻挫なんかしないように足腰を鍛えて力をつけろ」(「『情』のリーダー論」藤田元司著。167頁)という言葉をかけたという。打撃コーチとしての成功は、このことに涙を流すほど感謝したという経験があったことも大きな理由の一つといえよう。





あと、デーブの“凄さ”が光っているのがこの記事。

ただのデブと見くびるべからず。中日・中田亮二の「きらめく才能」。(Number Webより)

~~~~デーブこと、西武の二軍打撃コーチ、大久保博元がこんな話をしていたことがある。

「よくデブはバッティングが天才的だとか言うじゃない。俺も、インコースだけは、なんの苦労もなく打てた。でも、それはいろんな話を総合するとね、デブだからうまいわけでもなんでもない。デブという見た目のハンディを背負った人たちは、それぐらい何かきらめく才能がないと上ではやっていけなかったってことなんだよ」

もしかして楽天フロントはこれを読んだのか?

・これ=楽天貧打の元凶は田淵にあり

と妄想大爆発したくなるくらいの展開。

デーブが楽天へ 西武への提訴取り下げも

手前は前科者(ただし、小児強姦魔と脱税犯は別)だからといって就職の際に差別するのはいかがなものか? と常々考えているので、こういう展開はありですよ。だいたい、暴行事件といっても起訴すらされていないわけでね。まぁ、やったことはやったんだろうけど、一番酷い西武球団&スポーツ紙の報告を見たところで、「これでクビなら鉄建制裁禁止の“落合中日”以外、全ての球団のコーチがクビにならね?」ってものだし。

で、何がいいたいのかというと、「さっさと江夏豊を現場復帰させろ!」ってことですよ。

2011年10月3日月曜日

月並みな心配

初回に4点とって、中押し、ダメ押しで7点。浅尾拓也投手、岩瀬仁紀投手を温存して連休を与えて勝つ。こういう感覚は何年振りだろう、ってくらいに完璧な勝ち方。昨シーズンから昨日まで、いくら勝ってもお腹が痛くなるような展開ばっかりだったからなぁ。いや、快勝した日もあったんだろうけど、それを忘れてしまうくらいにアレな試合展開が多すぎたってのが本当のところなんでしょう。

ともあれ、最後の阪神戦を勝ち越しで終えた。あとはナゴヤドーム10連戦と東京ドーム3連戦の13連戦! ここまでは何とかやりくりしてきたけど、果たして先発は足りるんだろうか? エンジェルベルト・ソト投手が抹消され、本来柱になるべき中田賢一投手、山本昌投手、朝倉健太投手らはケガ。伊藤準規投手は巨人戦あたりで使うんだろうけど、このままであれば今年一度も使ってない若手とかも上げなきゃならんのかもね。

2011年10月2日日曜日

中華マフィアと戦えないヤクザに存在意義はない

全国で暴排条例施行「異様な時代が来た」

これは凄くシンプルなハナシで、「ヤクザを辞めれば善良な市民として生きられますよ」ってことでしかない。ヤクザ以外の商売を知らないって? いえね、世の中には大企業で総務一筋20年勤め上げてきたところで、いきなりリストラされてホームレスになるようなおっさんもたくさんいるんだから、贅沢言っちゃぁいかんでしょ。そういう人に「大企業の総務という地位に安穏として、セカンドキャリアを考慮しなかったのが悪い。自己責任だ」っていうのが今の風潮なんだし。総務一筋のおっさんよりは、ヤクザの方がつぶしが利くだろうしね。あと、憲法第14条違反って声もあるけど、これは差別について謳った文言であって、法律を破った者の人権がある程度制限される(=強盗で現行犯逮捕されたら留置所に入れられて裁判を待つ)ことまで縛っているわけじゃないからね。

>われわれは日本を法治国家と考えている。俺自身も銃刀法違反罪で共謀共同正犯に問われた際、1審では無罪という微妙な裁判だったが、最高裁で実刑判決が確定した後は速やかに服役した。法治国家に住んでいる以上は法を順守しないといけないとわかっているからだ。

だったら明々白々と違法認定されているヤクザをやめろと。遵法意識があれば、まずはこういう結論に至るのが普通でしょう。

>山口組を今、解散すれば、うんと治安は悪くなるだろう。(中略)若い者は路頭に迷い、結局は他の組に身を寄せるか、ギャングになるしかない。それでは解散する意味がない。ちりやほこりは風が吹けば隅に集まるのと一緒で、必ずどんな世界でも落後者というと語弊があるが、落ちこぼれ、世間になじめない人間もいる。われわれの組織はそういう人のよりどころになっている。しかし、うちの枠を外れると規律がなく、処罰もされないから自由にやる。そうしたら何をするかというと、すぐに金になることに走る。強盗や窃盗といった粗悪犯が増える。

こういうのを屁理屈といいます。

山口組綱領には――

一、内を固むるに和親合一を最も尊ぶ。
一、外は接するに愛念を持し、信義を重んず。
一、長幼の序を弁え礼に終始す。
一、世に処するに己の節を守り譏を招かず。
一、先人の経験を聞き人格の向上をはかる。

――とありますが、だったらこれを末端まで徹底的に守らせろよ。破った奴はキッチリと制裁しろよ。そしたらオレオレ詐欺もマネーロンダリングも覚せい剤の密売もできないはずだよね?

てか、中華マフィアや韓国/朝鮮人の犯罪組織がいいように跋扈しているにも関わらず、こいつらを抑えきれない――仮に暴対法がなかったとしても、田岡一雄のように外国人犯罪組織と戦う気概もない――ことをまるっとお見通しにされてるってことでしょ? ヤクザの存在価値なんて「警察では手の届かないところの治安維持」でしかないのに、それができないのでは、「攘夷のできない征夷大将軍」と同じで意味がないわけですよ。

追記:たけのこの里vs.きのこの山 ついに決着!

きのこ厨になれば、パレスチナ問題において「解決」の二文字はない! ということがイヤでもわかりますよ。もちろん手前は『きのこの山』原理主義。物心がついた頃に新発売された『たけのこの里』については、未だに「きのこの山の便乗品じゃね? これ」「そもそもついてるチョコが少ねぇし!」という思いしかありません。

2011年10月1日土曜日

岩瀬は世界最高のエンターテイナー

2011年10月1日時点という断り書きがつきますが。2ch実況スレで手に汗握ってたけど、ここまでお腹が痛くなったのは久しぶり。それにしても今日の勝ちはデカい。てか、アノ展開でよく勝った! 和田一浩選手に一本出ていればもっと楽だったんだろうけど、言ってもせんのないことだしね。これでヤクルトが逆転しなければ……って、ベイを信じていいんだな?

やっぱり大阪人は落合のことが嫌いなんだろう!

案の定といえば案の定。そらああまで連敗したらここらへんで止まるもんでしょう。で、首位に3連敗した後、2位に勝つとか。まぁ、ヤクルトが横浜相手に負けてくれたのが不幸中の幸いだけど。谷繁元信選手の連続打点も止まり(って年齢考えたらあそこまで打ちまくっていたのが奇跡)、退任発表で一時火の玉になっていたメンタルもここにきて落ち着いてきた感じかなぁ。

日本橋学館大学というFランク大の授業内容が凄まじいと話題に

自営業を始めてまもない頃、死ぬほど貧乏をこじらせていたときに、「パソコン教室の講師か個別学習塾の講師をやるしかないかも」と考え、比較的不得意な分野である算数と英語の復習をしたものですが……このレベルでいいのであれば、手前も明日から日本橋学館大学の教授になれるってことっすかね?