つまるところ楽天が12球団一の貧打に陥っている原因は、田淵幸一ヘッド兼打撃コーチの一貫しない作戦方針とデタラメな指導法にあるわけですよ。以下、田淵がコーチに就任して以降の言動を、スポニチアネックスのバックナンバーからピックアップ、検証してみます。
・楽天 1メートルバッドで“うねり打法”だ:ティー打撃で「うねりバット」を使った1メートル63と小柄な内村は「下半身を使わないと、自分みたいなタイプはスイングできない。竹製なので、バットの芯に当たらないと手もしびれますし。効果が出るといいですね」と語った。――プロ相手に“竹バット”って……今時高校生でも使わないぞ。
・田淵ヘッド“人骨模型”で打撃指導!?:「骨盤の使い方を説明するためのもの。バッティングもピッチングも同じ」と話した。――「骨盤打法」の初出。
・楽天 骨盤の動かし方を徹底して秋季練習終了:田淵ヘッド兼打撃コーチは「下半身の使い方がみんな似てきた。キャンプが始まったらすぐにシート打撃や紅白戦ができるよう、準備してほしい」と話した。――なるほど、この時点で全員が打撃不振に陥ることは確定だったのだね。
・苦手投手克服へ“田淵マニュアル”作成:楽天の田淵ヘッド兼打撃コーチは「パ・リーグにはロッテの(渡辺)俊介とか特徴のある投手がいる。攻略するためにはマニュアルが必要」とチームで意思統一を図る重要性を話した。――4点取ったのが2試合、5点取ったのが1試合、6点取ったのが1試合。あとは全部3点以下(5/30日時点)。ここまでの貧打振りを見る限りマニュアルの効果は出ていないようだ。
・30本は打てる!ルイーズに打撃改造の勧め:オープンスタンスで構えると左の骨盤が三塁側に開くことを指摘し「右打者は左の骨盤が投手に対して真っすぐ向いていないと」。昨年6月に加入し、81試合で12本塁打を記録した大砲に「正しい骨盤の動きができれば30本は打てる。選球眼も良くなるはず」と期待した。――田淵の言うとおり打撃改造したルイーズは60打席で.155、2HR、 4打点を記録した。5/30時点では2軍。
・田淵ヘッド熱弁!「血液型別」捕手攻略法:思いを寄せる男性との相性を気にする女性のように、田淵コーチは血液型について熱弁した。――何も言うべきことはない。
・浸透するか 楽天が掲げる「13分の3理論」:田淵ヘッド兼打撃コーチは「13安打のうち、3本が追い込まれてから。10本は3球以内に出ているんだ」と説明。3球目までにスイングすることが、安打の確率を高めると考えている。――つまり早打ちしろと、そういうわけですね?
・だから助けてしまった 田淵ヘッド 斎藤KOできなかったのは…:崩せそうで崩せなかったことに楽天の田淵ヘッド兼打撃コーチは「低めの変化球を見極めることができずに助けてしまった。ボール球を見逃す意識を持たないといけない」と分析した。――つまりコーチの指示(=3球目までにスイングする)に忠実に従った結果、新人にひねられたと。
・星野監督、初の零敗に「和田が良すぎるわ」:「思い切りがテーマだった」と田淵ヘッド兼打撃コーチ。しかし和田がストライクを取りに来た球に手が出ない場面も目立ち、同コーチは「決断力がないというか、これと決めたら振らないと」と嘆いた。
1年生に翻弄され3三振…山崎「マナー違反。100年早いよ」:田淵ヘッド兼打撃コーチは「球を散らしてくるというより、ストライク率が高い。特に初球のストライク率が高いから、そこを狙っていかないといけない」と振り返った。――で、コーチの新たな指示(=ボール球を見逃す意識を持つ)に忠実に従った結果、2人にひねられたと。
もう一々指摘するのがバカらしくなるくらいのダメっぷり。打撃コーチとしては中畑清以下ではないか? 楽天を強くするための方法を論理的に考えれば、彼をクビにした上で、現在浪人中の打撃コーチ経験者で最も輝かしい結果を残した大久保博元を招聘するのが“正解”だと思うんだけどなぁ。
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