2011年5月23日月曜日

捨て試合にするなら2回以降も続投させりゃ良かったのに

・資質を正確に見抜いてリリーフとして育てた山田
・岡本がいたから心置きなく放出した落合
・リリーフとして使わざるを得なかった田尾
・「先発させるくらいならオレは監督室から出ない」と言った野村
・実績のあるリリーフとしてそれなりに使いこなしたブラウン
・落合に意趣返しをしたいためだけに先発させたわし

こうして並べてみると、小山伸一郎投手を使った歴代監督はわし以外全て正確に資質を見抜いていたのだなぁ。奇策それ自体を悪く言うつもりはないけど、それにしたって何か手を打つのであれば根拠は必要なわけでね。

昨日の小山投手の先発は、確かに12球団随一のスコアラーと落合博満監督を完全に欺くことに成功したけど、そりゃどんな理由があろうが「10年以上先発経験がない=先発投手としての資質が決定的に欠けている」ような投手を先発させるとは思わなかっただけでしょ。他のケースで先発を読み間違えたら大変なことだけど、昨日の件で田中彰、安田秀之の両スコアラーが責められることはないと思うけどなぁ。実際、本来でてくるべきではない投手が出てきた結果は、初回の打者一巡という形で結実したわけだし。

仮に(0.1%くらいの確率だろうけど)小山投手が好投して勝てたとしたら、「わしが育ててオチが追い出した小山が、わしのおかげでオチを見返したんや!」みたいなことが確実にスポニチに載っていたんだろう。でも、そういうことをしたいためだけに最善の手を打たない――あまつさえ手前みたいな素人にすら邪まな動機を見透かされるような手を打つ――と、遠からず選手から見放されるんじゃないだろうか?

中日時代はオーナーを凌ぐほどの権力があったからこそ選手も唯々諾々と従っていたけど、いまは「絶対的オーナーにこき使われる雇われマダム」だからね。

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