●基本データ
・書名:『日本人のスポーツ戦略――各種競技におけるデカ/チビ問題』
・著者:兵頭二十八
・発行:四谷ラウンド
・初版発行:02年8月15日
●目次
◆第一章:陸上で有望なのはマラソンだけ?
◆第二章:すべては競馬から始まっている
◆第三章:野球という結論
◆第四章:それぞれに特異な「フットボール」
◆第五章:「五輪プロ」さえ排除すれば採点競技はマトモになる
◆第六章:射撃ならチビでも勝てる……!?
◆第七章:だったら格闘技で白黒を付けようじゃないか
――このあいだこの動画を見て、この本のことをふと思い出しました。
中国少林第一武僧被美国警察一拳击倒! *本編は6:15から。決定的場面は9:35くらいから。
少林寺の名人が白人警官にKOされる動画なわけですが、結局のところ「チビ」は「デカ」に勝てないのか? と思い、改めて再読してみたんですよ。
「プロスポーツ選手でもない私が書いたものである以上、本書は日本の現代スポーツ論の決定版では全くない。本書を、よほど批判的に読まないと、貴方の明日の試合のための『戦略』などは生じもしないだろう」
「が、私は十年も前から、インターネット時代に活字に印刷して読者から代金を取っても許される情報とはどんなものかを考えてきている。だからここに書いた論説は、この書籍を貴方が書店で購入する費用と同じ費用を以て、他の媒体から得ることはできないことを、このまえがきにおいて予言できる」(4~5頁)
と断っている通り、その内容には正直首をかしげるところも多々あったりする――と、偉そうに書けるのも、軍師にとって守備範囲外であるものの手前にとってはメインフィールドである野球について取り上げているから――わけですが、そういった瑕疵を軽く凌駕するだけの興味深い指摘満載の本です。
追記:さすが東スポ! こういう記事は絶対に手前を含む素人には書けません。マジな話、スポーツマスコミの鏡ですよ。
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