シーズン1が大傑作、シーズン2も好作ながら、シーズン3の出来が残念な『Veronica MARS』。これから視聴するのであれば、「悪いことはいいません。シーズン1で止めた方がいいっすよ」「どうしても続きが見たいならシーズン2で止めるのが幸せになれますよ」と忠告したいところなんですが、シーズン1、2とも最終話のクリフハンガーが鬼畜でねぇ……。普通に見ていたら、誰だって続きが気になる作りになっているわけですよ。
というわけで、シーズン1、2のクリフハンガーの“その後”をここで紹介しますので、もし、シーズン1及び2で自主的に視聴を止めて幸せな気分のまま日々の生活を過ごしたい方は、以下のネタバレをご覧ください。
・シーズン1最終話のクリフハンガー:シーンは「外からヴェロニカの自宅のドアを見る視点」からスタート。自宅のドアを開けるヴェロニカ。ヴェロニカの顔に浮かぶ笑顔。ここでセリフ。「ああ、アナタだったのね」――暗転。
「アナタって誰だよ!」と気になる引きで終わっていますが、正直、ここは想像で補ってもらっても全然かまいません。答えは「ダンカン」ですが、別にローガンだったと脳内補完してもらっても全然OKなシーンだったりします。てか、ここで出てくるシーンは、正直、シーズン2のカギを握るシーンでも何でもなく、ごく単純な意味での“引き”でしかないですから。なので、シーズン1で自主的に視聴を止めたい人は、「ああ、全て終わった後、ダンカン(及びローガン)と幸せに暮らしましたとさ」と脳内補完すれば、無駄なお金と時間を費やさずにすみます。
・シーズン2最終話のクリフハンガー:シーンは「空港の搭乗手続きカウンターに背中を預けているヴェロニカを見る視点」からスタート。大きな荷物を持ち、これから飛行機に乗ろうとしているヴェロニカの表情は不安げに見える。なぜなら、空港で待ち合わせしていた父親が来ないからだ。なぜ、父親は空港にこないのか? 不安げに出入り口を見つめるヴェロニカの姿からズームアウトして暗転。
「何でパパは空港に来ないのか?」「ケンドールの持ち込んできた依頼って、ヴェロニカよりも大事なことだったのか?」と気になる引きで終わっていますが、これもシーズン3開始早々に膝カックンな事実が明らかになります。というのも、結局、パパは空港に来なかったものの、3日後れでニューヨークに着きヴェロニカと合流。何事もなかったかのように卒業旅行を楽しみました(3日遅れの埋め合わせにパパは新車をプレゼントした)。ケンドールの依頼は不穏なものでしたが、結局、巨大な陰謀に発展することなく、なし崩し的になかったことっぽくされたので、あんまり気にしなくていいと思います。なので、シーズン2で自主的に視聴を止めたい人は、「ああ、不安気にしているけど、結局、パパは無事だったし、ヴェロニカと旅行してハッピーだったんだねぇ」と脳内補完すれば、無駄なお金と時間を費やさずにすみます。
追記:周りが叩いているときに尻馬に乗って叩くのは好きじゃないけど、アノ“殺人焼肉”の社長の会見はヒドいね。もっとも、あのくらい恥知らずじゃないと、1皿100円なんていうクズ肉を客に出すなんて発想が出てこないんだろうけど。
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