「8番打者からの登板か。三凡なんて小指一つでできるけどなぁ……」
「でも、三凡しちゃったら岩瀬さんが上位打線を撫で斬りされるのか」
「岩瀬さんに上位打線を切っていただくなんて、そんな手間を掛けさせちゃいけない」
「それに3点差でバトンタッチするとお戯れ過ぎて逆転されるかも知れない」
「シーズンは長い。岩瀬さんには『ここぞっ!』という試合で活躍していただかなければ」
「というわけで、不肖浅尾が上位打線を片付けつつ2点差にします。岩瀬さん、下位打線を頼みます! あとお戯れは程々にしてください!!」
もうね、スコアを見ただけで↑のような浅尾拓也投手の脳内独り言がビンビン聞こえてきましたよ。
で、実際に3連打浴びてから本気を出して、平野恵一選手、鳥谷敬選手をバサッと斬った後、新井貴浩選手に四球、クレイグ・ブラゼル選手を三振。岩瀬仁紀投手には6番以降を任せるという神業――新井選手に対する四球が心憎い。一番面倒くさいブラゼル選手を自分で片付けるために“調整”したのかねぇ――を披露。
この浅尾投手の配慮に応えて、岩瀬投手もお戯れなしの三凡。高橋聡文投手の不在を感じさせない後ろの安定感は、全て浅尾投手の“ウデ”に掛かっているといっていいんでしょう。てか、本当にこういう配慮をしているのであれば、いまの浅尾投手の実力は往年の江夏豊レベル(奪三振記録を王貞治から奪うためだけに、8人の打者から三振以外でアウトを獲った)ってことか?
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