「望外の3タテでほとんどのファンが4タテを期待」
「13連戦の半ばで使いたくなかった浅尾を連投」
「明日からアウェイの3連戦」
「かつ相手がCS目指して死に物狂いで来る巨人」
という状況での登板だから、これはもう「リリーフをブルペン待機させないくらいに危なげないピッチング」が求められていたわけですよ。でなければ、さっさとKOされて敗戦処理(+高橋聡文投手のテスト登板)を投入できるような状況にするか。
どっちにしても、「7~8回くらいまでフラフラになってのピッチング」だけは禁忌という厳しい条件の下で、全く危なげない完璧なピッチングをした吉見一起投手に脱帽ですよ。これまで散々“エース様未満”と罵ってきましたが、本日をもってこれを撤回します。吉見投手は“二代目エース様”です。来年15勝以上したら、隔年投手だった川上憲伸投手を超えたも同然ですから、堂々“エース”を名乗っていいと思います。
それにしても終わってみれば天王山もあっけなかった。正直、2勝2敗でいければ御の字と思っていたのが4タテ。気づいたら4.5ゲーム差とか。ヤクルトファンのみならず、ヤクルトの選手にしても、「どうしてこうなった(aa略)」という感想しかないんじゃないでしょうか。
貧打の状況が続くだけに、いやがうえにも投手陣のがんばりに注目が集まっているけど、ここしばらくの戦いぶりを見て思うのは、「結局のところ4番が打てば勝てるんじゃね?」ということ。それくらいに勝利打点マニアと化しているトニ・ブランコ選手が凄い。MVPは浅尾拓也投手の一択だと思うけど、裏MVPはブランコ選手が一番相応しいんじゃないかなぁ。半分しか試合に出てないけど、彼がいなければ絶対に優勝できなかっただろうからね。
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