2012年12月17日月曜日

「反自民=社会主義勢力」という不幸

絶対に落ちて欲しかった仙谷が完全に落選したことだけで大満足。民主党については「90は絶対いかないけど80くらいは超えるでしょ」と思ってたけど、いやぁ、負けたねぇ。まぁ、普通に考えれば、あれだけ失政を繰り返していて50以上の議席を獲れたってことに驚くべきなのかも知れないけど。

来夏の参院選までに安倍がバカなこと――中韓との関係改善に躍起になったり、尖閣に人民解放軍の上陸を許したり、慰安婦関係でオバマに脅されてヘタれるetc――をしない限り、民主への逆風(=国民の恨みつらみ)の行き場は存在し得ない。となれば、安倍が悪手を打たなければ、来夏の参院選で民主党が勝つことは至難。そうなると次の総選挙は、「自民党分裂組み+連立与党に参加しなかった第三極」が反自民の旗手になり、今よりは少しばかり健全な「自民党vs反自民」の構図になるんでしょう。

つまり、来年以降の政治の構図は、「自民党vs民主党」ではなく「自民党vs反自民」になり、反自民勢力の第一候補が社会主義勢力でなくなる可能性が出てくる。反自民がどんな勢力であろうが、社会主義勢力でない限りにおいては、今よりも確実に良い未来でしょう。

でも、安倍が下手を打って来夏の参院選で反自民の風が吹きまくり、民主党への逆風がそっちに流れちゃったら、小選挙区制が続く限り「自民党vs民主党」の二大政党制が続く可能性が高い。つまるところ、反自民勢力の第一候補は社会主義勢力で固定されることになり、日本にとっては甚だ不幸な未来が続くと。

てことは5年前、安倍が郵政民営化造反組を復党させたことが、巡り巡って民主党政権発足に繋がったように、今回も安倍の一挙一頭足こそが日本の未来を左右するってことになるのか……。

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