2012年12月14日金曜日

見た目はしょぼいけど内容は素晴らしい

大谷選手との入団交渉時に提示した球団資料について

うん、40手前のおっさんだけど説得された。大谷翔平投手よりも明らかに人生経験や球界の知識が豊富な手前にしてコレなんだから、口頭でこんこんと説明――しかも相手は12球団で最も育成に定評のある球団に所属する社員の中で、最も口が上手いであろうスカウト部長――されたら、そりゃ説得されるでしょう。人によっては「こんなしょぼい資料で……」と思うかも知れないけど、それはビジネスの現場を知らない人。体裁はちょっとみっともないけど、内容についていえば、東証一部上場企業の決算発表資料よりも立派ですよ、これ。

何が素晴らしいって、相手のレベル(=人生で300頁以上の本を読んだことのない脳筋)に合わせて、徹底的に噛み砕いた内容にしているところですよ。こういう資料を作るときって、作り手の“エゴ”や“エエかっこしい”が邪魔して、「調べあげたデータを漏れなく記載」したり「横文字とテクニカルタームを使いまくる」ものだったりして、体裁はカッコいいけど何が言いたいのかわからないものか、結論はハッキリしているけど説得力がない資料になっていたりするもの。

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