2011年8月11日木曜日

野蛮人は野蛮人らしく扱われるものです

「東海」を「日本海」単独表記に…米国の主張で波紋

竹島問題で国際司法裁判所付託 韓国に提起検討

北朝鮮軍が再び砲撃

日本海の話も竹島の話も全部元は「自民党代議士の入国拒否」でしょ。ソマリアやコートジボアールをバカにするわけじゃないけど、あれくらい政情不安のある国であっても曲がりなりにも中央政府を名乗る政府機関があれば、外交上のプロトコルは守るものです。他の国と同じルール(国際法でありプロトコル)で付き合って初めて国として存立できる――他国から国として認められ、結果、国境線が確定して、国民の所属先も確定して、税金もキッチリ徴収できる――わけなんだから。つまり、どんな国であっても国である以上は、「友好国の国民の代表をテロリスト扱いして入国拒否する」なんて無法なことは絶対にしないものなんであって、韓国のやったことは、文字通り野蛮人の所業としかいいようがないんですよ。

ここ最近のアレコレの全部が、↑みたいな単純なハナシに帰結するものじゃないでしょう。それでも、自民党議員をテロリスト扱いせず、逆にどうぞどうぞと国内に案内しつつ「でも竹島はオレっちのものだから」ってことだけはクギをさすってことにしておけば、多分、こんなことにはならなかったでしょう。北朝鮮の砲撃は“アジアの風物詩”的な定例イベントに近いものでしょうが、これも野蛮人の所業のお陰で日米とのあいだの隙間風がビュンビュン吹いてるからこそ起きたといえるわけだし。

それにしてもこの問題で、それなりに尊敬していた人が「入国拒否されるのにわざわざ出向く意味がわからない」「韓国との経済交流を考えれば、いたずらに刺激するのは良くない」的なことをいっていたのには唖然とした。金は金、政治は政治じゃねぇか! ホント、バカじゃねぇのかと。実際、こうやって物事が動いているんだから、ああやってアクションを起こしたことには大きな意味があったと思うんだけどねぇ。

なお、竹島問題をゼロから知りたいという人には、↓の本をお薦めします。



*読書メーターの感想:良書。サンフランシスコ条約締結までの日韓の領土交渉から李承晩ライン設定の背景、その後の日韓交渉の経緯までが手際よくまとめられている。一番の読みどころは五章とエピローグ。軍事政権以降の韓国政治の変質と筆者の日韓交渉に対するスタンスは、非常に興味深い。個人的には、竹島密約に見られる“アジア的解決”には全く同意できない。それでも、冷戦の最前線にあった韓国と日米との関係強化が喫緊の課題だったという時代背景を考えると、「あの時点では正解だった」と思わざるを得ない。

アン・ハサウェイ、キャットウーマンの衣装不評に自ら反撃

手前が本当に見たいバットマンは、「ティム・バートン版バットマンのマイケル・キートンをクリスチャン・ベールに変えて、他のキャストはそのままにして、クリストファー・ノーランが撮った奴」です。アン・ハサウェイはすごく好きな女優だけど、「伊達政宗=渡辺謙」であるように、キャット・ウーマンはミシェル・ファイファーのものだからねぇ。「ミャーオ→ドカーン!」がないキャット・ウーマンなんて……。

0 件のコメント:

コメントを投稿