2010年3月31日水曜日

忙しい人のための鳩山×谷垣党首討論

全文はこちら。美辞麗句を省いたらとってもシンプルになりました。

谷垣総裁「国家公安委員長がSPを連れずに夜の町に出て行くことが危機管理上何らかの問題があると考えているか」

鳩山首相「一番大事なことは説明責任を果たすこと。国家公安委員長は説明をした。SPを連れなかったことは配慮がないと思うが、何らかの理由があったんだろう。本人も反省している」

谷垣総裁「反省しているから、責任は問わないのか」

鳩山首相「この件に関しては、官房長官から厳重に注意があった」

谷垣総裁「一昨日、総理の元秘書、勝場被告の公判があった。裁判は結審した。国会で説明するのか」

鳩山首相「私が存在していなければ、彼も犯罪に手を染めることはなかった。まことに申し訳ない。私は責任を負うべきだ。職責を全うすることで、その責めを果たしたい」

谷垣総裁「3月26日の記者会見で3月末までに政府案を一本化したいと発言したか」

鳩山首相「確かに3月をメドに、政府としての考え方をまとめたいと発言した」

谷垣総裁「3月29日、ぶら下がり会見で、『今月じゃなきゃならない、そういうことは法的に決まっているわけではありません』と発言したか」

鳩山首相「5月の末までに、政府の方針を作ると約束した。私には腹案がある。そして閣僚にも、その認識の下で行動してもらっている。私は3月末をメドにして政府としての考え方を決めたいと発言した。全国の国民は、沖縄の負担を分かち合ってほしい」

谷垣総裁「今日は3月31日。いつまでにきちっと決めるんですか」

鳩山首相「腹案はある。ただ、それを言ったら調整が難しくなるから言えない」

谷垣総裁「移設先は沖縄県内か? 県外か? 国外か?」

鳩山首相「答えられない。腹案を大っぴらにする時期ではない」

谷垣総裁「いつになったら明らかにできるのか」

鳩山首相「5月末のある程度前までに公表をする」

谷垣総裁「移設予定地に総理自身が行って説得する用意はあるか」

鳩山首相「ある」

谷垣総裁「案をまとめる前に地元の了解を得るということか」

鳩山首相「そうだ」

谷垣総裁「移設問題には4つのポイントがあると考えている。1つ目は抑止力の維持。2つ目は沖縄の負担軽減。3つ目は普天間基地の危険の除去。4つ目は国民の負担。総理の腹案は、これらの4つのポイントで、現行案より優れていると自信を持っているのか。14年までに普天間の危険を除去できると考えているのか」

鳩山首相「トータルで見れば、私の腹案は現行案よりも同等かそれ以上であると自信を持っている。普天間の危険の除去も14年までに解決する」

谷垣総裁「5月末日までに、政府案を固め、現地の了解を得て、米国の同意を得るということか」

鳩山首相「5月末までに政府案を連立政権として米国に提示して、移設先の理解を求め、米国に認めてもらうようにする」

谷垣総裁「できなかったらどうするのか」

鳩山首相「必ず成果を上げる」

谷垣総裁「できになかったら、日米間の信頼を決定的に損なう。政治と国民の信頼関係も裏切ることになる。そのときには退陣しなければならない。退陣しないなら信を問わなければならない。私どもは受けて立つ。その覚悟と承知した」

鳩山首相「全力を挙げてこの問題の解決に努力する」

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