2010年3月9日火曜日

野村監督は名監督になれるか?

多分、90年代最高のショートストップの一人であろう野村謙二郎が、満を持して広島カープの監督に就任した……んだけど、彼が名監督になる! という“におい”がしないんだよなぁ。

何てったってバリバリの駒大OBでしょ? 大下剛史、中畑清、大宮龍男、森繁和、石毛宏典、広瀬哲朗の後輩ってことですよ。つまり、数あるスポーツのなかでも最も体育会系の掟が厳しい野球界において、最も体育会系らしい漢たち(いうなればハートマン軍曹みたいなキャラ)の系譜にいる男ってことですよ。チームリーダー、キャプテンとしては比類ない存在だけど、トップだけは絶対に向かないってタイプってことです。

実際、指導者として文句なしで成功したのは森繁和、白井一幸くらいだけど、2人ともコーチだしなぁ。監督としては駒大OBのなかで最も輝かしいプロ生活を送った石毛が、無残なまでに失敗――オリックス監督時代はフロントのサポートもなくて同情の余地があったけど、ダイエー二軍監督時代は本当に酷かった――。中畑もアテネ五輪監督(一応、監督代行)でミソをつけた。他にプロ野球で監督になったOBはいない(と思う)。「駒大苫小牧の香田は名監督だろ!」という声もあるだろうけど、プロ野球じゃないでしょ?

ただ、むやみやたらに練習させるのは駒大OBの伝統なので、この猛練習を無事に乗り切って、覚醒した選手が一人、二人と出てくれば上位を脅かすことも十分あり得るかも知れないけど。でも、10年前に達川&大下コンビでしごいた結果、開幕三連戦からレイノソ(レイソノだっけ?)とかがバンバン投げていたようなgdgdっぷりが再現される可能性が高いんだろうなぁ。

おまけ:鬼軍曹
伝説の素手ノックは5:50からです。

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