2010年3月1日月曜日

この世の中に兄よりすぐれた弟など存在しねぇ!

女子フィギュアスケートのアノ結果というのは、儒教国家である韓国が、世界に向けて発した心からのマニフェストなわけですよ。

華夷秩序の上でお兄さんである朝鮮(北朝鮮/韓国。以下、朝鮮)は、弟である日本より優れていなければならない! ってのがナショナルアイデンティティなんだから。

・若き日のケンシロウに無視されたら、「その目つきは何だ!」と殴る。
・自ら胸に七つの傷をつけてまでケンシロウと名乗り、各地で悪行三昧に耽る。

まるで、戦後における日本(ケンシロウ)と朝鮮(ジャギ)のような関係だけど、もちろん武論尊先生は、こうした国際関係とは一切関係なく二人のキャラクターを造形したんでしょう。物語の柱となる「兄弟喧嘩」をドラマティックに見せるため、あえて類型的な悪役を設定したら、お隣の国みたいな行動をとっていた、と。

勝つために手段を選ばなければ、多分、メダルを取ることは難しいことじゃない。防衛費をGNP比で2~3%にするだけで軍事大国になれるように、本気でIOCや競技団体への付け届けをやり、国費で選手の遠征からトレーニング費用まで丸抱えすれば、あっという間にスポーツ大国となる可能性は高い。

でもねぇ、日本人の大多数はこういうことを望んでないんじゃないかな。

「勝つために手段を選ばない」か「どんな障害も正攻法で突き破る」かの二択なら、日本人のほとんどは後者を望ましいと考えるだろう。

が、世界標準で見ると前者を望ましいと考える人が多いというのが実情だったりする。まして弟より優れていなければならないという強迫観念を抱いている朝鮮なら何をかいわんや。

というわけで、今回の女子フィギュアスケートの結果に対する姿勢としては、キム・ヨナの銀河点はニヤニヤしながら見守る。3Aを飛びきった浅田真央には惜しみない拍手を送る――でいいんじゃないでしょうか? 贔屓判定なんかソニヤ・ヘニー(1928年サンモリッツ五輪金メダリスト)の時代からあったんだから(『日本人のスポーツ戦略』兵頭二十八より)。いまさらどーのこーの言ってもしょうがない。

同じように、朝鮮がなんやかんやいってきたら、領土問題以外は生暖かく見守っていればいいのでは? コンプレックスを持つ相手には、こう構えられるのが一番堪えるものです。

朝鮮が弟を抜いて、本当の意味でのお兄さんになるためにはどうすればいいかって?

まずは儒教を捨てることでしょう。でないと科学も工業も決して“ウリジナル”を超えられない。でも、日本が「天皇」を捨てられないように、朝鮮も儒教は捨てられないんだろうなぁ。

3/2追記:日本のウィンタースポーツが弱くなったのは、堤義明が逮捕されたことも大きいのでしょうね。

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