2010年3月24日水曜日

尾花監督を見直した

横浜、大混乱…三浦2軍落ちで開幕投手は初の助っ人

BSでやってたの見てたけど、確かに酷かった。右の本格派でストレートが130km/h前半だと、いくらコントロールが良くてもプロでは通用しない。あれだけポコスカ打たれたのも理の当然。

でも、これまでの横浜だったら「ベテランなんだから開幕までに調整してくれるはず」と、1軍に残していたことだろう。佐伯貴弘選手についても、「一軍で十分通用する左打者」として1軍に残していたはずだ。で、こうしたベテランを残すとどうなるかは前に書いた通り。

2人ともスパっと落としたところに、尾花高夫監督の“漢”を感じるなぁ。

「開幕前に背水の陣を強いてどうするんだ?」
「内紛の芽を摘むにしても反動が怖くないのか?」
「こんなことしていたら、夏頃にgdgdになんじゃね?」

いろいろ思うところはあるけど、フロントが全面的にバックアップしての決断であれば、去年のように不甲斐ない姿を見せることはないんじゃないでしょうかね。

ここまでやったら不満分子も騒ぐだろうけど、彼らを黙らせるためには勝つしかない。負けが込んだら即空中分解だ。尾花監督は、こうした事情を百も承知のうえで、開幕前に自らの逃げ道を絶って戦いに赴く姿勢を見せたわけだ。一見、クールそうに見えて根は熱い“漢”なんだろうなぁ。

戦力的に見れば、どうしても他のチームには見劣りする(センターラインの弱さが致命的)ので、流石に今年優勝とはいかないと思う。でも、今回打った布石は決して無駄ではないはず。98年の日本一だって、高木豊と屋敷要を斬ったからこそ実現できたわけだし。

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