2010年5月14日金曜日

きょうはちょっと暴論を言いたい気分

・1500万円の子供手当てではビクともしなかった。
・脱税しても持ちこたえた。
・秘書が3人逮捕されたらちょっとグラついて、
・普天間問題のちゃぶ台をひっくり返したらフラフラになったけど、
・それでも何とか踏みとどまった。

でも、<赤松口蹄疫事件>は、政権を倒す最後の一撃になりかねないんじゃないかなぁ。日本人は大抵のことに寛容だけど、こと食い物のこととなると本気で怒るし。感染した肉からヒトに感染しないからOK! ってハナシでもない。だって、下手したら宮崎牛どころか鹿児島黒豚もなくなりかねないんだから。水産庁とマスコミのプロパガンダに乗せられているとはいえ、クジラごときでああまで怒っちゃうし。

マスコミが積極的に報道しないのはニュースバリューが小さいからとか(少なくとも畜産業者にとっては、ペストとコレラが一遍に来たくらいのインパクトがある事件なんだけど)、報道規制がかかっているからとかじゃなくて、単純にニュースに取り上げる“だけ”でマズい事例だからじゃないでしょうか。報道しなければ、郷ひろみじゃないけど「なかったこと」にできるわけだし。報道規制をしていたからなんだね。社会主義政権を一日でも長く維持するためには、こうでもしないとね。

ネットではデマ――小沢が岩手に消毒薬を手配したとか、ウイルスのオリジンが韓国産だとか……もうね、そんな日頃の鬱憤とレイシズムとを満たすネトウヨに都合の良い話があるわけないじゃん! ソースも全く存在しないし――も随分飛び交っているけど、ただ一つ言えることは、「えひめ丸事件で森喜郎を袋ダタキにしていたマスコミは、赤松広隆も同じように袋ダタキにすべき」ってことっすかね。

正直、「初動が遅い」とか「菌が強毒性」とかいう話はどうでもいい。この辺のことは事態が終わってみないと真実はわからないから。でもね、リーダーってのは、いるべきときにいなきゃダメでしょ。事態がわかっていたのに外遊なんてもってのほか。

・日本シリーズ第七戦の日に、対戦チームの監督がドラフト候補の視察に行く
・ソロモン要塞攻撃の日に、レビル将軍がルナツーの視察に行く
・ケンシロウがサザンクロスで戦っているとき、シンがミスミ爺さんの村に行く

というようなものだからね、赤松のやったことは。何もできなくたって、別に床の間に座ってるだけでいいんだから。それすらできなかった(しなかった)ってのは、その一事だけで袋ダタキにされてしかるべきですよ。

追記:山本弘先生も書いてたのね。先生の政治姿勢や思想には全く同意できないんだけど(トンデモ本批評と小説は本当に素晴らしい)、ことこのハナシについては全く同意見。一々新聞の検証をしているあたりが素晴らしい。

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