2010年2月23日火曜日

二大政党制と派閥政治、どっちがいい?

長崎県知事選、町田市長選で民主党が惨敗したので、「さぁ~て、今朝の鳥越クンはどんなツラをしてるのかなぁ?」とwktkしながらテレビ朝日を見ていたら、こんなことがありまして――

民主党・石井一選対委員長「時代と逆行するような選択をされるのなら、民主党政権は長崎に対してそれなりの姿勢を示すべき」と恫喝。
<http://www.j-cast.com/tv/2010/02/22060627.html>

――どこまで傲慢なんだか。

田中派が牛耳っていた自民党は、確かに金権&利益誘導が酷かった。でも、一番酷いときでも、こんなことをあからさまにいう奴は誰一人いなかった。もちろん腹の中では考えていたけど、こんなことを公的な場で言えば、「対立派閥&同じ派閥のライバルから叩かれ」「マスコミも尻馬に乗って叩く」のが明らかだったからねぇ。ある意味、派閥が行き過ぎた権力濫用のチェック機能を果たしていたということ。

石井がこんな脅しをかけられるのは、いうまでもなく“小沢幕府”という体制内にチェック機能がない政権の一員だからでしょう。

と考えていくと、中選挙区&派閥政治の方が今よりも遥かにマシだったんじゃなかろうか? と思えてくるのが悲しい。

でもねぇ。小沢にしても石井にしても、あんたらの恫喝を怖がるのはせいぜい民主党内の代議士&議員だけだって。小沢はそこのところを誤解してるんじゃないかなぁ。

「何があっても3年間は政権与党にいるんだから、お前ら、覚えとけよ!」

と小沢は思っているのかもしれない。でも、このまま民主党に風が吹かなければ地方議会は自民党与党のまま――外国人参政権付与法案が成立すると、オセロの目をひっくり返すような結果になる可能性もあるけど……――だし、利益誘導しようにも原資は経世会時代(バブル期)とは桁違いに少ないので効果は薄いだろうから、地方の人もそこまで怖がることはないと思うんだけどね。もちろん利益誘導とは一切縁のない都市部の人間にとっては、怖がる理由は何一つない。

しっかし、改めて見ても凄い発言だね。こんなことはスターリンも毛沢東もいわなかったんじゃぁなかろうか。もっとも彼らの場合、そんなことを口に出す前に粛清するんだろうけど。逆に考えると、小沢が検察&警察を思い通りに動かすようになったら、日本\(^o^)/オワタということなんだろうなぁ。

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