2/6に開催された日本安全保障倫理啓発機構(JSEEO)の設立記念シンポジウムにおける兵頭二十八師の演説骨子が、『兵頭二十八ファンサイト半公式』の放送形式(兵頭師のblog)にアップされた。
参加費¥3000。これが払えず参加を断念したんだけど、この骨子を読んで大後悔。「所詮シンポジウム。独演会じゃないんだからつまんないはず」と、腐ったぶどう思考で強がっていたのに……前回、前々回の講演会並みに面白いじゃん!
ちょっとだけ引用させていただくと、
~~~~~~~(以下、引用)~~~~~~~
米国は共和主義国。
昔からの君主を否定する主義。
その主義上の親近性あるがゆえに彼らは、君主のもとで固い結束を誇る日本人民を弱体化させて占領政策を容易にするためとあれば、ソ連の手先と分かっている共産主義者を駆使することに躊躇しなかった。
もしGHQの戦後占領政策に、日本政府がまっこうから反対を唱えるようなことがあれば、米国は、いつでも、日本国内で共産主義者が指導する暴動を敢えて取り締まらせないことによって、天皇制を破壊してしまうことができた。
天皇を人質にとったこの脅しに、戦後の日本政府は屈した。
~~~~~~(以上、引用終わり)~~~~~~
なぜ、イラク(その他、占領された国色々)で占領政策が上手くいかないのか?
逆に、どうして日本ではかくも上手に占領政策が進められたのか?
上記引用は、その答えの一端です。より詳しく知りたければ全文を読んでみてください。さらに詳しく知りたいなら、兵頭師の著作を読んでみてください。
~~~~~~~(以下、引用)~~~~~~~
しかし、三韓といわれた新羅、百済、高句麗のうち、最も対馬に近く最もシナ本土から遠かった新羅が、シナ本土勢力と結託してさまざまな対日工作を仕掛け、特に筑紫地方や山陰地方の土着勢力に大和朝廷への反抗をそそのかしていたと想像することは、古今東西の地政学の常識と矛盾しない。
この問題意識が共有されていたからこそ、『日本書紀』には 大掛かりな神功皇后の三韓征伐のエピソードが記載されることになったのだ。
~~~~~~(以上、引用終わり)~~~~~~
どの教科書にも載ってないし、どの歴史書もここまで断言していないので、「本当かぁ?」と思われることだろう。でも、地政学の“さわり”を知り、他国の歴史(イギリスとフランスとの関係など)を通り一遍調べてみるだけで、上記引用のような見方にも「一片に真実があるのだろうなぁ」と思えるはずだ。
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