2010年12月14日火曜日

日虚連事務局長より『年賀状』についてのお知らせ

日本虚礼廃止連合会(日虚連)事務局長の都築有でございます。平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。……っと堅苦しいままでは続かないので、ここからはいつも通りに。

「日本における虚礼を一つずつ廃止していこう!」という高邁な目的の下に浅草橋で発足した日虚連の当面の目標は、虚礼の代表例である『年賀状』の習慣をビジネス界から追放することにあります。

「今年500枚名刺交換したから500人に年賀状書かなきゃ!」なんて習慣は、はっきりいって狂ってると思いませんか? いや、そこで「いや連絡取ってるのは150人だから150人に書けばいいじゃね?」といっても、ハガキの実費だけで¥12000ですよ。これに印刷代(インクカートリッジ)、住所打ち込み、一言コメント執筆などの人件費を考慮したら少なく見積もっても¥30000~¥40000は吹っ飛ぶわけでしょう? こんなことは貧乏自営業者にとって堪えられない……という本音は置いといて、ともあれ『年賀状』を出したところで取引が打ち切られるわけではなく――そんなもので打ち切られるのであれば、多分「携帯電話を持ってない」「ヒゲが気に喰わない」みたいな理由でいずれ打ち切られる程度の付き合いしかなかったということ――、連絡を取りたいのであれば電話なりメールをすればいいわけでね。それに日頃からお世話になっている人であれば、何かの機会に直接会っているか、何がしかの私信を出しているもので、殊更『年賀状』を出す必要もないし。

というわけでわたくし都築有は、15年間続けている通り、いかなる方にも『年賀状』は出さず、仮にいただいても返信は出さず、メール、電話、FAXによる御礼も一切いたしましせんので、その旨、ご承知置きください。それでも非礼が気になる方は、以下の虚礼にてご勘弁のほどを。

――立川談志師匠の本でみつけたイカした虚礼――

あけましておめでとうございます
ついでにメリークリスマス
ちょっと早いけど暑中見舞い申し上げます
以後十年、この礼状にてご容赦

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