●基本データ
・書名:『日本のロープウェイと湖沼遊覧船――Japanese Ropeways and Excursion Lake-boats』
・著者:兵頭二十八
・発行:教育システム
・初版発行:00年11月10日
●目次
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――数ある兵頭本の中で最も入手し難い“幻の書”。発刊時には半公式ファンサイトのような素晴らしいサイトもなく、兵頭師もネットデビューしておらず、『正論』連載のような定期的に情報を発信できる連載もなかったことから、多くの兵頭ファンは発刊されたことにも気づかなかったのではないでしょうか。手前は発刊1年後に同書の存在を知り、都内大手書店の全てを回ってみたものの、その頃には店頭になく取り寄せもできなくなってましたorz。「Yahoo! オークション」でもほとんど出回らず、出回ったら出回ったで高く、おまけに図書館にも置いてないので、発刊してしばらくのあいだは表紙すら見ることができませんでしたからね。いまはamazonで買えるようになっているけど、兵頭本でも1~2を争うほどのプレミアがついている状況は相変わらず。
そんな“幻の書”をどうやって入手したのか? というと、06年にとある団体のボランティアに参加する機会があって、そこの事務所の本棚を何気なく眺めていたら背表紙がちょっと日に焼けたこの本があったわけです。で、「死ぬほど欲しいものが目の前にある&こっちは手弁当で手伝っているんだから、ちょっとくらい余禄を得ても借りに思う必要はない」ということを素早く算段したうえで、「この本、読みたかったんですよぉ! ちょっと……じゃなくてずぅ~っと貸していただけませんか?」と頼み込み、ガメてきました。
『日本の高塔』と同じくらいに写真がメインな構成で、ミリタリー関連のハナシはほぼゼロ。表紙、裏表紙は以下の通り。帯のコピーは「本邦初の全国版カタログが完成! 北海道から九州までロープウェイ、観光リフト、湖の遊覧船を集大成!」
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