明けて2015年。新入生で最も目を引いたのは左投手の中野。139km/h、スタミナD、コントロールDという基本スペックの高さもさることながら、何より「ジャイロボール」(ってダルビッシュ有投手がTwitterでバカにしてましたね)持ちってところに注目。果たしてこのスキルがどのくらい役に立つものなのか。その他のスキルは対左打者○、クイック×なので、春季熱闘大会からガンガン投げさせることに決める。
・春季熱闘大会:優勝
・夏の道大会:決勝敗退
いずれの大会でも中野を先発。ほとんどの場合、6回でつかまって継投というパターンだった。それにしてもスタミナのない1年生を使うのは本当に楽しい。継投、伝令がことのほか重要になってくるものなぁ。まぁ、1年鍛えてスタミナがCになったら普通に完投しちゃうんだけど。
・夏季熱闘大会:3回戦敗退
・秋の道大会:優勝
・秋の地区大会:優勝
これにより来年のセンバツ出場を決める。なお、ドラフトでは1、2、3、4位で指名を受ける。ここまで来たらもう驚かない。
翌3月、センバツ。
・1回戦=下関大附属:山口県、B――0-2○
――相沢→中野の完封リレーで格上チームを一蹴。なお、2点はいずれもスクイズ。
・2回戦=京都西:京都府、C――0-2○
――園田が完封。
・準々決勝=浅口農業:岡山県、B――4-2●
――得点は広田、榎のソロのみ。順当に敗北。
というわけで快進撃とはいかなかったものの、本番は夏。2年掛けて育成した3年生が爆発するはずだ。
明けて2016年。目立った新人はサードの沢田のみ。パラメーターは平凡なものの「アベレージヒッター」を持っていた。守備位置も守りが重視されないポジションなので、将来の4番として育成することに。
・春季熱闘大会:1回戦敗退
・夏の道大会:優勝
これで春夏連続出場。この夏は本気で優勝を目指す。というわけで夏の甲子園。
・1回戦=浅口農業:岡山県、B――2-1○
・2回戦=吉野川実業:奈良県、B――0-2○
・3回戦=諏訪日:長野県、B――1-9○
・準々決勝=白神岳商業:青森県、A――2-2
・再試合=白神岳商業:青森県、A――1-4○
・準決勝=筑後商工:福岡県、A――0-4○
再試合を含めて6試合。いずれも4番の榎が大車輪の活躍で試合を決める。1年から使い続けた榎の通算成績は打率.361、打点30、HR7! もちろん札幌実業史上最高の選手だ。で、彼の活躍により決勝も勝てると思ったんですが……。
・決勝=川口大附属:埼玉県、B――6-0●
初回に4失点ってどないせぇっちゅうねん! 一切采配が振るえないところで絶好調のエースがこうなるってのは納得できないけど、これもまた甲子園なのだと無理やり納得することに。
で、春夏連続出場を果たしたほどの最強世代だった3年生が引退したチームは実力がガタ落ち。秋の道大会は1回戦で敗退した。
なお、ドラフトでは、1位で4人(エース相沢、キャッチャー横川、1番門脇、3番川上)が指名されたが、歴代最高の選手だった榎は指名漏れ。大学に進学した。
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