2011年1月14日金曜日

編集者は仕事をしていたらしい

拙速か 水嶋ヒロさん受賞作、1か月余りで刊行

ふ~ん、と思いつつ読んでいたら……

>この賞は他の文学新人賞とは性格を異にする。編集者が選考し、彼らは、応募時の完成度だけでは作品を選ばない。重視するのは、筆者と一緒に時間をかけて改稿すれば、その作品を本にできるのかという点。つまり「これを本にしたい」という編集者の熱意が賞を左右する。受賞を逃しても、編集者が応募者に声をかけて本が生まれる例もあり、80万部のベストセラーとなった小川糸『食堂かたつむり』は、選考会から1年以上たっての出版だった。

……ちょっと待て。1年近くブラッシュアップしてアレなの? ストーリーラインは別として、あまりにも瑕疵が多すぎないか? てか、編集者怠慢過ぎでしょ。小川センセーが故大藪春彦みたいな大家で、「わたくしの作品は芸術品。一字たりとも変えることは許さない!」って言ってんなら別だけど、刊行前は新人でしょ? だったら泣かしてでも直すことを強要しなきゃダメじゃん!

って、もしかしたら直す前は調理描写とかが曖昧で、お金のハナシとかもあって、それなりにリアリティが確保されていたものの、敏腕編集者が「センセー! こんな通り一遍のハナシじゃダメです。森ガールでゆるカワスイーツ(笑)な読者を引っ張り込むためには、もっと調理描写を細かくしないと。あと、お金とか面倒くさいことは全部省きましょう!」なんて進言した結果、ダメな仮想戦記(地の文とプロットがアレで、戦闘&兵器描写だけが異様に詳しい)みたいになったのかも。

もう二度と、『食堂かたつむり』のことは書かないと誓ったのに、朝っぱらからこんな記事を目にするとはなぁ。

追記:週刊大衆:〈最前線リポート他の追随を許さない技術力に、ゴロツキ中国もお手上げ! 軍事大国の度肝を抜いた「日の丸ロボット兵」驚異の実力。同記事で兵頭師は、「ロボット兵の装甲と電源」について鋭いコメントを寄せています。なお、EX大衆は本日発売のようです。



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