初登板初勝利&新人勝利一番乗りの偉業を達成した斎藤佑樹投手。結果的に井口資仁選手以外にはまともに芯に当てさせなかった内容のある投球で、正直、「ここまでやるのか!」とビックリしました。とくに福浦和也選手を空振りさせたワンバウンドのスライダーは、「アノ球をコンスタントに投げられれば、一軍で通用してもおかしくないわな」と感心したものです。もっとも、昨日投じられたスライダーの1/3くらいは高めに浮いていたので、精度はあまり高くないのかも知れませんが。
それにしても、全投球の半分以上がスライダーという投球内容と、スピード&球威不足のストレート――フォーシームは140km/h前半であるもののほとんどは見せ球で全くコントロールが利いておらず、コーナーに投げられるツーシーム(=別名:お辞儀するストレート)は130km/h半ば――をアクセントに使って、交わしに交わすピッチングスタイルを観て思ったのは、「本当、チームメイトの多田野数人投手にソックリだわ!」ということ。多田野投手ほどの器用さは感じられなかったものの、あれだけ大事に使われれば、多田野投手と同じくらいの成績(1年目は7勝7敗、防御率4.78)を残しても不思議ではないでしょう。
正直、斎藤投手のことはほとんど評価していなくて、「荒木大輔と比べるなんて、荒木に失礼!」、「サッシー(酒井圭一)を超えられれば御の字」と思っていたんですが、これは前言を撤回して斎藤投手に謝らなければならなくなるかも知れません。というか、ニワカ日ハムファンとしては、そのくらいの活躍をしてもらいたいものです。ともあれ、今年1年でサッシーの通算成績(6勝12敗4S)を超せたら、「正直スマンかった!」とお詫びした上で、斎藤投手礼賛のエントリを書くことにします。
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