2011年4月9日土曜日

民主党が次の総選挙で勝つための秘策:その1

「自分で背負わなきゃならない責任=国防の責任」を取ることから始めないと、誰が首相でも、どの政党が政権でも、多分、今日と似たり寄ったりの状況になるんじゃないか? というハナシ。このことについては兵頭二十八師が、かねてから著書で指摘し続けています。その全てを引用するのはとても大変なので、既著の中で最もわかりやすく表現されているところを引用してみます。

「国家がテロリズムに対して国家らしくふるまいたければ、方法は簡単である。『平時の備え』、つまり軍備をまじめにすることだ。そうすれば、普通の国としての情報収集力も、秘密をハンドルする能力も、厭でも身に着く」
「今日では、軍備の根本は核戦争に備えることである。国民に最大の毀害を与え得る外国軍からの核攻撃に備えること。そして、軍事力としての核開発である」
「ところが、日本は独自の核武装を避けている。それどころか、核戦争を考えることすら避けている。だったら、高度の情報収集力、分析力、カウンターエスピオナージ(対諜報)の能力が備わるはずもなく、テロにもちゃんと対応できない異常な国であったとしても不思議はないのである」
(中略)
「日本の原発や宇宙ロケットで、ときどきたるんだ事故が起きる。これも、国が核軍備をする気がなければ、原子力研究、宇宙開発に背骨が通ることもあるはずがないのである」(「『新しい戦争』を日本はどう生き抜くか」10~11頁)

同書の初版は2001年11月20日。今日の福島原発の惨状は「10年前の警告」そのまんまだったりするわけですが……つまるところ、平時の備えをしっかりしておかなければ、本当の意味での危機管理など夢のまた夢という、ごく当たり前のハナシです。で、平時の備えをしっかりするためには、兵器を買ったり、システムを構築する前に、「憲法or憲法解釈をかえて、ちゃんと軍備できるようにする」ことから始めなきゃならない――というのが手前の主張です。

なぜ、改憲が必要なのか? というハナシについては、太田述正氏の著書を立ち読みでも良いので読んでみてください。その疑問について120%回答しきってますから。

と、ここまで前置きを書いた上で、昨日思いついたアイディアを披露したいと思います。そのアイディアとは――

「民主党は今すぐ『改憲』をテーマにして自民党に大連立を持ちかけろ!」

――です。

なにバカなことをって? いえいえ、暴論であることは重々承知しているけど、結構マジメに提案してるんですって!

追記:昨日、お魚を買おうとスーパーの鮮魚コーナーを覗いたら、売っているモノのことごとくが西日本産だった。福岡産とか和歌山産とか鹿児島産とかね。しかも普段より高いし。堂々と東日本産を売れよ。報道が正しければ仕入れ値は半分とかでしょう? いつもより3割安けりゃ絶対買うんだから!



0 件のコメント:

コメントを投稿