全文はこちら。美辞麗句を省いてシンプルにしました。てか、菅の答えの1/3はほとんどコピペじゃねぇか!
谷垣:4月には社会保障改革案をまとめ、6月には税制抜本改革案をまとめる。9月にはマニフェストも見直す。消費税増税前には解散する――と聞いている。それでいいか?
菅:4月に社会保障改革案を提示し、6月には税制抜本改革案を提示する。マニフェストについては実行の難しいことについて国民に説明して理解してもらう。
谷垣:順序が逆。4月に社会保障改革案をまとめられなかったときは責任を取るのか?
菅:順序が逆とは理解できない。4月に社会保障改革案を提示し、6月には税制抜本改革案を提示する。この案を出したら与野党協議に乗るのか?
谷垣:繰り返すな。責任について聞いたんだ。4月の社会保障改革案は積算根拠も明示した煮詰まったものになるんだろうな。
菅: 4月に社会保障改革案を提示し、6月には税制抜本改革案を提示する。この案を出したら与野党協議に乗るのか?
谷垣:要するに、税の積算の根拠なりうる具体的なものを出すのかどうかを聞いたの。
菅:4月に社会保障改革案を提示し、6月には税制抜本改革案を提示する。
谷垣:平成21年度の税制改正法の附則104条に従えば、平成23年度中に消費税を含む税制抜本改革案を国会に出すことが義務付けられている。常識的に考えればこの通常国会中には出さないと思うが、平成24年度か25年度に出すのか?
菅:平成23年度末に成立しても、国民総背番号制の整備なども予想されるので、実施段階に至った場合には、その前に解散する。
谷垣:マニフェストでは消費税増税が前提になっていない。マニフェスト違反の片棒を担ぐわけにはいかない。この問題は、認識が一致したら選挙の後、互いに国民の信を得てから協力してやっていけばいいんじゃないの? 第一、平成24年度予算をどうやって組むつもりなの? 一番近道が解散なんだって。結局、審議しているメンバーもほぼ同じなんだし。自民党も財政再建健全化法を出した。我々の考え方はすでに明確にしているから、民主党も早く我々のレベルまで追いついてくれ。
菅:解散しても、その後の政局がどうなるかわかんないじゃん。案を出しても議論に乗れないっていうのは、言っていることと違ってるんじゃないの? この議論は手順が重要。あるべき社会保障の姿を提示して、それを実現するための財源を捻出するために、どのような税制が必要になるかを提案したうえで、国民に理解してもらうことが重要。「まず解散」というのは、党利優先だろ。
谷垣:「急がば回れ」って言葉を知らないの? 案を出してもダメだというのか? っていうけど、問題はその案がマニフェスト違反だからなんだって。マニフェスト違反の共犯になれなんて冗談じゃねぇよ。
菅:参院選マニフェストでは、消費税を含む税制抜本改革協議を超党派でスタートすると書いて、信を問うた。ごまかしじゃないよ。
谷垣:そんな強弁してもダメ。マニフェストには3つの根本的な欠陥がある。1つは埋蔵金。ないじゃん。2つめはバラマキ。ちょびっと財源を見つけてもバラマキに使うから財務改善に繋がらない。だから国債の格付けも下がる。3つめは社会保障費の自然増(1兆円)への対応不足。どうやってこの1兆円増に対応していくかについて、何も書いてないじゃん。このマニフェストは「財政破壊のマニフェスト」。だから見直せといっている。最後に小沢問題。どうやって解決するの?
菅:バラマキじゃないよ。このマニフェストは従来の政権でできなかった新たな政策を掲げたんだもん。あと、小沢問題は、きちっと話し合って方向性を定めていきたい。
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