2011年2月15日火曜日

正直、ローテを埋めて欲しいけど

一足遅れで斎藤佑樹投手の初実戦登板について。

ハンカチ斉藤 祐ちゃんストライク

YouTubeにアップされていた幾つかの動画を見ての感想は、「凄く球持ちが悪いなぁ」。

投球フォームについては人それぞれの“肉体的才能”に規定されてしまうので、あるべき理想のフォームを元に四の五の言っても仕方がないでしょう。例えば同じチームの多田野数人投手の場合、異常なまでに股関節が硬いために左足の踏み出しが異様に狭い(4.5歩程度)変則フォームです。彼に往年の川口和久のような思い切り下半身を使った(右足の踏み出しが7歩程度)豪快なフォームを求めても仕方がないように、斎藤投手の変則フォームも、彼の“肉体的才能”から導かれた最善に近いフォームではあるのでしょう。

球持ちの悪さについていえば、投球フォームと密接に関わるポイントであり、この部分だけ修正することは難しいとしても、プロの投手としては明らかな欠点といえます。一般に球持ちが悪い投手は、リリースポイントが安定しないことが多いもので、プロの一線級レベルから見ればコントロールが悪いと評価されるものです(もっとも斎藤投手の場合は例外なのかも知れませんが)。加えて、リリースポイントがホームベースから遠くにあるので、ただでさえ威力のないストレートが、よりショボく見えてしまうことでしょう。

この辺を改造し出すと、「フォーム改造→その土台作りのための下半身強化→来る日も来る日も走りこみ」みたいなことになるのかも知れませんが……。ともあれ、キャンプ中盤の仕上がりとはいっても、アノ投球を見たほとんどのファンは、「正直、このままで本当に通用するのかなぁ?」と思ったんじゃないでしょうかね?

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