2010年9月14日火曜日

DH、カラクリドーム、飛ぶボール

【プロ野球】なぜセ・リーグはエースが育たないのか?

結局、「DH制度の有無」しか理由はないんじゃないの? ダルビッシュ有投手が投げていても田中将大投手が投げていても、DH制度のない環境で接戦になっていたら迷わず代打を出されるでしょうよ。

あと考えられるのは「東京ドーム、横浜球場の有無」。飛ばせばHRという投手泣かせの球場がパリーグにはないからね。もう一つ言えば、12球団で最も豊富な才能が集まる巨人の野球が、伝統的にボールを多用する野球であることも大きな理由でしょう。「カウント2-0になったら1球外さないと罰金」というチームなので、パリーグのエースみたいに3球勝負できないし。

つまり、本来、球界のエースになれるはずの才能(内海哲也投手など)が、常にホームランに脅えつつこうした方針に忠実に則って丁寧に攻めた結果、5~6回で100球を超えてしまう――1人討ち取るのに「フルカウント&数本のファール」で7~8球必要となり、結果、1イニング20球=5イニング100球超となってしまう――ということ。

逆に言えば、東京ドームをホームにしながら当たり前のように2ケタ勝利&防御率2~3点台を記録し続けていた入団5~6年目くらいまでの上原浩治投手は、間違いなく当時における日本一の投手――当時の松坂大輔投手よりも上――だったってことですよ。コントロールと実績(多分、上原投手だけは「3球勝負で罰金」の例外だったんでしょう)にモノを言わせて平気で3球勝負をしてたしね。

で、来年は飛ぶボール規制がスタートするので、多分、エースが現れてくるものと思います。上位3チームとも中継ぎを酷使しているので、来年は使い潰されて戦力にならないから継投に頼れなくなっているという事情もあるだろうから、完投する投手は今年よりも増えてくるんじゃないでしょうかね。

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