2010年9月17日金曜日

マスコミの本音は政界再編だろうね

でも、次の代表選挙は2年後だから、党内政局で菅を引き摺り下ろすのは無理じゃないかね。小沢にしても「国会議員200人の支持は重い」なんていってるけど、もし本気で党を割ったとしても1/4もついてこないでしょう? なもんだから“与党内野党”になると割り切って、ありとあらゆる手管を使って議事運営を邪魔する気マンマンだろうね。自民党にしてみれば内ゲバを生暖かく見守りながら、「生かさず殺さず」で落選高齢候補に引導を渡す時間稼ぎをしていれば、次の総選挙で政権奪取できるでしょう。逆にクリスマス解散なんてされたら本当に解党しかねない。

小沢が幹事長のとき政調を廃止して強権的に議事運営していたけど、往年の自民党以上に思想的なふり幅の大きい選挙互助会政党――党是を作れば分裂しかねないから、未だに党是がない――だから、ある意味で必要悪に近かった。で、この手法に明確なNOを突きつけ、党議拘束すら反対してきた仙石&前原が“与党内与党”になった今日、“与党内野党”になった小沢一派が議事運営に一切協力しなくなったら、いったいどうする気なのかね?

多分、半分以上本気で党を割ってもらいたいんだろうし、マスコミも小沢派の妨害で議事運営がストップしたら、「政界再編ktkr」となって煽りに煽りまくるんだろうけど、民主党の票田(業界団体票と労組票)を握っているのは小沢派(&横路)だからね。これがなかったら政権交代はありえなかったわけだし。

ともあれ、これで手前が一番恐れていた民公連立の芽はなくなった――さすがにレッドカードを突きつけた菅と連立するような食言はできんでしょう。仙石の政策秘書の問題だってあるし――ようだし、外国人地方参政権付与法案が日の目を見る可能性も少しは遠ざかった。そして多分、来年の地方統一選で民主党が勝てる芽も限りなく小さくなったといっていいんでしょう。菅内閣の下で「景気回復、財政改善、沖縄問題円満解決、領土問題解決」みたいなヒトラーレベルの魔術的な政権運営ができれば勝てるだろうけど、曲がりなりにも挙党一致体制だった小鳩体制ですら何一つ解決できなかった問題を、「参議院のねじれ&“与党内野党”」を抱えるなかで解決できるなんてお花畑なハナシがあるわけないんでね。

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