◆総合2位
・中日ドラゴンズ、落合博満
◆指揮官としての落合博満
・通り一遍の落合博満の紹介。特に目新しい情報、切り口は一切ナシ。
◆各采配データ
・リリーフ防御率:3位
・代打成功率:4位
・盗塁成功率:5位
・僅差勝ち・大敗比較:1位
・2点差ゲーム勝率:6位
・1点差ゲーム勝率:3位
・7回以降の逆転勝率:6位
・ビジター勝率:5位
・ホーム勝率:1位
・1年当たりの平均セーブ数:2位
・1点あたりの安打数:9位
・延長戦勝率:3位
・1勝当たりの年俸:7位
・4番固定率:4位
・チームK/BB:3位
◆ハイレベルな投手陣で捨て試合を作る落合采配
・1点差ゲーム、延長戦に滅法強く、単年度で見ても勝率5割を下回ったことは一度もない。一方、4点差以上の敗戦数は151試合で、同じく7年間指揮を執っている原監督より15試合も多い。これはリードしている場面とされている場面での投手起用がハッキリしているためだろう。勝ち試合のリリーフ投手の登板数と投球回数がほぼイコールであることも、その証左といえる。
◆中日ドラゴンズOB・愛甲猛の目
・「今日の先発は何点取られるか」とシミュレーションして試合に臨んでいる。「浅尾と岩瀬に繋ぐまでの失点」を読んで、その通りのゲーム運びなら勝てる、予測がハズれたらあきらめると考え、そこに選手という駒をあてはめている。これは現役時代と同じ考え方。
・この感覚でゲームをしているため、どうしても短期決戦向きではない。ロッテに負けたのも内という計算外の選手が働いたため。内のデータを見て、打てると読んでいたのは?
・オチさんは野球に対する考え方をチームに浸透させている。昨年のチーム別総得失点差は阪神+100、巨人+94に対し中日は+18。どうやって優勝するんだという得点力で優勝できたのも、1にも2にも選手全員が役割を理解しているから。主砲の和田さえも、ここぞというときは右打ちに徹する。
・昨年の日本シリーズ第7戦でケガした森野を代えた。星野さんなら「行けるとこまで行け」というかも知れない。清原も「ベンチで座っている場合じゃない」とコメントした。オチさんは「無理をさせると来年を棒に振る」と考える。
・もうひとつ違うのはコーチの役割。各コーチをきちっと独立させている。左打者の僕が打撃を教わったとき、オチさんは「右打者の俺は左は教えられない。けど打ち方は教えてやる」と言った。まさに今、そのままをやっている。
・辻、奈良原、渡辺とポジションごとに名手を配置。森、小林はリリーフ、稲葉、近藤は先発、それぞれサイドハンド、右、左と分けている。打撃コーチも右の垣内に左の上田。ここまで徹底しているチームは他にない。
・今シーズンの課題は控え選手の底上げ。捕手の育成も長期的な課題。投手陣も朝倉、中田の復活が待たれる。10勝投手がもう一人でてくればチームは楽になる。
――還付金が振り込まれて気が大きくなっていなければ、絶対に買ってないムック。他のページに読むべきところはほとんどなかった(伊東勤による渡辺久信監督の解説だけはしっかりとしていた)。ちなみに総合1位は小川淳司監督、総合12位は尾花高夫監督。ま、1年の成績比較すりゃそうなるわな。
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