「仕事も一段落したし、そろそろデータクラッシュした『noriの決断』の残りを書き直さないとナ」と思いつつ、八重洲ブックセンターのスポーツコーナーを眺めていたら今中慎二の新刊『中日ドラゴンズ論』(ベスト新書)を発見。いかにも中日優勝の便乗本くさかったので立ち読みで済まそうとしたら……何コレ、超面白いんですけど!
というわけで、なけなしの¥780を支払ってゲットしたわけですが、この本、今年出た野球解説本――自伝や技術書ではなくてOB解説者が書いた解説本のこと――の中では抜群に面白いです。もちろん四半世紀来の落合ファンにして中日ファンだからこそ楽しめたという側面もあったりするのですが、そうした事情を差し引いても、OB解説者が書いた解説本としては出色の出来です。
何が凄いのか? どこが素晴らしいのか? については後日改めて。ともあれ他人の著作の帯にコメントを寄せたのがドアラとフクシ君くらいという落合博満が、帯で「プロにとって、当たり前のことをしているだけ。それが中日の強さ」と“マジメに推薦”していること。そして、中身を読む限りこの推薦が“義理”じゃない――すなわち野球に関しては人一倍厳しい落合が公認した「落合中日」に関する読み物――ってことは確信できました。中日や落合、星野仙一に興味がある野球ファンであればすべからく読むべき本、と思いますね。
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