GW中にちまちまとやっていた『Victoria2 AHD』。これまでは大国or準大国もしくはペルシャと日本ばかりで遊んでいたので、「せっかくだから小国でやってみよう」と思い立ち、セルビアでプレイ。1ステート国家はやれることの選択肢が狭い&小さくて隅々まで目が行き届くものだから、シムシティで自分の街を愛でるが如く工場を作ったり、POPの願いを叶えたりしているうちにゲーム終了。工業化を達成し、オスマンを叩いて南北マケドニアを獲ってみたものの、当初の目標だったユーゴスラビア建国はならなかった。
「どうがんばってもオーストリアを向こうに回して戦えなかったのよ。だってプロイセンもロシアもフランスも一緒に手を組んでくれなかったんだモン」「いえね、スタートダッシュで港のある小国にアタック→植民地兵でヒャッハーをやりゃ簡単だったけど、それってプレイヤーチートじゃん」と、いいたいことはいろいろあるものの、結局のところ“上級者のカベ”である「セルビアでユーゴ建国」は果たせず。というわけで、カッとなってむしゃくしゃしたのでギリシャで再スタート。ビザンチン帝国を創ってストレスを発散する。
で、創ってみたものの、これはこれで反省点の多いプレイだった。
・工業化失敗。資本家を育てず、社会主義&共産主義で「100%税率&補助金ダダ流し」により数度の不況を乗り切ったものの、結局、社会インフラも工場も満足に整備できなかった。
・1880年代まではギリシャ文化中心で識字率もそれなりに高く、研究もとんとん拍子に進み、計画経済による工業化もそこそこ進展していた。
・けど、オスマン領を侵食し、アフリカに植民地を確保するようになってからは、識字率は下がるわ、トルコ文化流入で社会不安になるわ、コーヒー園を初めとする待遇の良いRGOに引きつけられて工員POPがいなくなるわで、工業化大失敗。
・労働者がいない&農民が結構裕福ということもあってか、社会改革が全くといっていいほど進まず。その分、オスマンの持つ未回収中核プロヴィンスへの渇望からか、ファシスト派が躍進。
・選挙ではファシストが政権を握るも、直後の上院指名で社会党or共産党――経済政策が100%税率容認で工場の建設&補助金を出せる「計画経済」で、移民やトルコ文化の同化のための市民権政策であるところの「完全市民権」を掲げているのが両党しかなく、平時は「厭戦主義」の社会党、戦時は「好戦主義」の共産党と使い分けていた――を与党にしていたら、3年に1回くらいのペースで反乱が起きる起きる。
・イスタンブールを5回占領した歴戦のヨーロッパ第2防衛軍団には、インドネシアの共産主義者がウヨウヨいたため、アカが反旗を翻したときには軍団の2/3の旅団が決起。残る忠勇なる旅団が昨日までの味方に対して毒ガスを使って鎮圧したりとか、おお、もう……。
・結局、ビザンチン帝国復興のためには、トルコ文化の侵食やファシストの勃興、アカや反動主義者の反乱、工業化の失敗と貴族の復活などに目をつぶってでも、オスマンを攻め続け、そのステートを奪い続けるしかない――と割り切って、1930年、ようやくビザンチン帝国を復活させる。
一応、目標は達成したものの、プレイの質には全然納得できず。とはいえ、こういう失敗を重ねつつ、泥縄式に手を打つも、国民運動や他国の干渉により打つ手打つ手が裏目に出て、更に後手となる手を打って……というプレイが死ぬほど面白かったので、これはこれで良しとする。
「なんで選挙演説で社会主義LOVEを訴え続けているのに、ファシスト支持に走るんだよ!」「ホラ、そこのお前! 電気機器工場に補助金だしてんだから、RGOで働くな!」
「なんだよ、まらフランスの介入かよ! ってドイツはまた助けてくれないのか!」
「コンゴで8個旅団徴兵したのはいいけど……こいつらみんなアカじゃないか!」
ってモニターに悪態をつきながら、次に建てる工場とか反乱に備えて軍団を移動させたりとか税率を上げ下げしているうちに、こう脳汁が出てくるものね。
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