まずは日経新聞の記事から。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
●日本経済新聞、2013年6月15日朝刊、37面より
◆NPB、「飛ばなすぎる」球続出、11~12年シーズン
日本野球機構(NPB)は14日、2011年から導入している統一球に関し、ボールの飛びやすさの度合いを示す反発係数の調査結果を公表した。11~12年はセ・パ両リーグのアグリーメントで定めた基準値の下限(0.4134)を下回る「飛ばなすぎる」ボールが続出していた。
検査は11年5月から今年6月まで計9回実施(再検査の1回を除く)。昨年までの7回の検査では、調査した6球場での平均値が基準値の下限を上回ったことが1度もなかった。ただ、品質のばらつきを考慮した許容範囲の下限(0.4034)よりは高かった。
今年の2回の検査では平均値がともに0.416で基準値の下限より高く、「調整した」とするNPBの説明を裏付けた。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ポイントは、「セ・パ両リーグのアグリーメントで定めた基準値の下限(0.4134)」です。公認野球規則では、使用球について「素材」「大きさ」のみを定めていて、反発係数については一切言及していません(念のため昨日、書店で2013年版の公認野球規則を立ち読み)。
では、公式球の反発係数について、セ・パ両リーグのアグリーメントでは第何条で定めているのか?
これを確認すべく、休館日明けの市立図書館を訪れてみたわけですが、該当する書籍はナシ。検索をかけた限りでは県立図書館にもないとのこと。で、ネットでザザっと調べてみても、↑のアグリーメント全文はない。というかセリーグのサイトによれば「いわば内規みたいな部分も多いから、一般には公開されていない」とのこと。
だったらNPBに訊くしかあるまい――というわけで、昨日11:25頃、NPBの代表番号に電話してみたわけですが……。
「本日の業務は終了しました。恐れ入りますが平日の午前10時から午後5時までにおかけ直しください」という女性のガイダンスが流れてきたという……。火曜日の昼前、しかも昼休み前のそこそこ手隙の時間にコレかい!
で、しょうがないからダメもとで日経新聞東京支社に電話してみました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
・都築――●●県、◆◆市在住の都築と申します。本紙6月15日朝刊、37面、スポーツ欄の記事についてお尋ねしたいのですが、よろしいでしょうか?
・日経――どの記事でしょうか?
・都築――見出しは「NPB、『飛ばなすぎる』球続出、11~12年シーズン」。統一球関連のニュースです。
・日経――あ~はいはい。この記事ですね。
・都築――この記事にある、「セ・パ両リーグのアグリーメント」なんですが、これはどこで確認できるか教えていただけますか?
・日経――それは日本プロ野球機構(=NPB)の管轄ですから、NPBに訊いていただけますか?
・都築――NPBに電話したのですが、平日の営業時間にも関わらず「本日の業務は終了しています」という女性の声のガイダンスが流れていたものですから、ダメ元で御社に電話したんですよ。
・日経――それって本当ですか?
・都築――ええ、つい4~5分ほど前(18日11時25~6分頃)に代表番号に電話したのですが、「本日の業務は終了しました。営業時間は平日の10時から17時までとなっておりますので、後日改めてお電話ください」とのアナウンスが流れていました。
御社に連絡する前に、書店や図書館、ネット等でひと通り調べてみたのですが、アグリーメントの全文がどこで公表されているのか、どのようにして読めるのかが、よくわからないんですよ。もし、御社の方で、「どこで読めるか」「記事の元となる条文は何条か」といったことを教えていただければと思ったのですが。
・日経――申し訳ありませんが、記事以上のことはお教えできないんですよ。具体的なことはNPBに訊いていただくほかはありませんね。
・都築――そうですか。お忙しいところ対応いただきましてありがとうございました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
というわけで、アグリーメントは確認できず。多分、この先も確認できそうにないので、過日の「違反球」のエントリは、99.9%誤っていることが確かなんだろうけど、敢えてそのままにしておきます。
てか、「基準値の公差0.01」が条文にしっかり書かれているのであれば、手前としてもグウの音も出ません。が、仮に「基準値の公差0.01」について、条文及び付記で一言も触れられていないのであれば、それがオーナー間で申し合わせたものであったとしても、11~12年シーズンの統一球は「違反球」だったと思うのですよ。
ともあれ手前は、韓国は仏像を返還すべきであると思う。
0 件のコメント:
コメントを投稿