2011年9月27日火曜日

監督交替発表後、初のインタビュー

YouTubeに動画が上がっていたので早速視聴。以下、私家版メモです。

江川:落合のプロ野球に対する野球観を知りたい。野球界はどうあるべきか?
落合:優勝することを大前提としてやること。
江川:優勝するためには何が大事?
落合:真剣に野球に向き合うこと。
江川:普段の生活も野球一色にするということ?
落合:そういうこと。それが仕事だから。
江川:選手が野球を上手くなるためには何が必要か?
落合:体力、技術。精神力はやっていけばついてくるもの。
江川:選手起用の基準はどこに置いているのか? 落合の技術に近い人?
落合:いやぁ、オレの技術を誰が真似できるの! それを選手に要求しちゃいけない。監督は、選手に対して「このくらいのことはやれるだろう」って考えるもの。「なんでこんなこともできないんだ!」というけど、できないから練習する。その手助けをするのが監督の役割。だから、いまやれていることをやってくれればいい。選手はやれないことをやろうとする。だから空回りする。なので、やれることをちゃんとやってくれればいい。
江川:それを監督やコーチが手助けするのか?
落合:あとは本人次第。
江川:助けるという感覚はないのか?
落合:選手はちゃんとSOSを出すもの。試合中でも練習中でも。そのSOSをちゃんと見てやれるかどうか。見ない人もいるけどね。
江川:首位と1.5ゲーム差だけど、今日の試合(24日の対ヤクルト戦)が勝負とは思っていないんでしょう?
落合:思ってない。(ヤマは)もうちょっと後に来る。まだ20何試合もあるんだもん。ここで全部勝っても他所に負けたら何にもならんわけだから。ここまでにはどういう位置につけるか? という準備は必要だったと思う。ヤクルトが巨人に負けてウチが横浜に勝手4.5ゲーム差。これは想定内。6~7ゲーム差ついても何とかなるかナ? と思ってたのが4.5ゲーム差で来たわけで、そこだけは想定外。
江川:キャッチャーに監督の意思を的確に伝えられるのが良いチームだと考えているけど、監督はどう思う?
落合:キャッチャーに限らず全員。戦っているのはキャッチャーだけじゃないから。見えてるのはキャッチャーだけど。
江川:監督からキャッチャーに出すサインはあるのか?
落合:ない。
江川:例えばキャッチャーがピッチャー交代を考えているときのサインとかは?
落合:それはピッチングコーチにいってるでしょ。こっちから出すのは歩かすときだけ。「ここはどうしますか?」ってときは来るけど、そこはベンチの判断で敬遠するか否かを決める。まぁ、その前(=敬遠か勝負かの打席が来る前)からベンチで話し合いはしてるけどね。

横尾弘一氏のblogのコメントによると、どうやら12月上旬に落合監督の自著(ビジネス本)が出るとのこと。新刊としては『超野球学2』以来、8年振りになるのか。これは楽しみ。

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