2011年12月31日土曜日

両シチリア王国通信(Victoria2日記):その1

今年の仕事を全部終え、大掃除も終え、お正月用の食材も買い込み、あとはGeoでレンタルした『ミディアム』を見るだけ――というところまで用事を片付けたところで、満を持してVictoria2を始めることに。日がなモニタに向かって非生産的なことに従事できるのは、オンもオフもない自営業といえど「確実に業務関連の連絡が来ない」ときに限られますからね……って、ここまでほぼ去年の記事のコピペです。

Vic、VicR、Vic2ではプロイセン、日本、ペルシャ、スウェーデン辺りを良く使う初心者なので、今回は初心者の中の初心者が使う両シチリア王国でイタリア王国建国を目指すことにする。本当はサルディニア・ピエモンテ王国でやるべきなんだろうけど、識字率は低いわ位置が悪いわで軌道に載せるまでが面倒だからね。その点、「工場が建てば即大国入り」する両シチリア王国はお手軽だし。

というわけで、時間を進める前の一手は以下の通り。

●予算:全階級で税率100%――収入の少ない序盤では基本の基本。
●研究:実用蒸気機関――観念論待ちもいいけど、ここは早めに安定した収入が欲しいので。
●国力集中:カンパニアで官僚を助成――識字率アップもいいけど、腐敗選挙区やマフィアの横行が気になったので。

税率を倍にしても反乱一つ起こらない――といっても徴税効率が悪いので実質税率は23%でしかない。それでも派手な増税であることには変わらないけど――ところがゲームたる所以。暗殺もクラウゼヴィッツの言う“摩擦”も小さい(この辺は徴税効率や兵力消耗などの数字に置き換えられている)世界なので、ある意味、スターリンやチンギスハーン以上のウルトラスーパー独裁者として振舞える。といっても、EUシリーズや信長の野望とかに比べれば、遥かに“摩擦”が大きく、「現代における加茂の川原」くらいにはままならなかったりするんですが。

ともあれ、どの国で初めても打つであろう初手を打ったうえで、スピード最大にしてゲームスタート。スタートから一週間後に7761£借金して、カンパニアに高級服、小火器工場、プッリャにワイナリー、ブランデー工場、シシリーにセメント工場を設立する。これらが稼動する2年後には大国になれるはず。

さて、初手にチュニス宣戦→併合という手を打ってもいいんだけど、「軍事費増大で借金がかさむ」「植民地としての魅力が薄い」ということもあり、敢えて封印。本当はカルタゴの故地ということで、フランスに獲られる前に獲っておきたいところだけど、あとで係争地になってもイヤだし。あと、「ベルギーと同盟→対オランダ戦争→講和でジャワゲット」というプレイヤーチートも禁じ手にする。これをやれば、どの国でも簡単に100個以上の旅団を手に入れられるからね。

で、しばらく“見”の姿勢で進めていった結果、1837年4月までにモデナ、教皇領、トスカーナからの同盟打診を受諾。全ての工場が稼動した1838年5月に大国の地位を得る。これで隣国に影響力を及ぼせますよっと。

イタリア建国の条件は、「イタリアの中核エリアを領土及び影響圏に置くこと」。両シチリア王国にとって現実的な手は、

①現有領土を保持したうえで
②教皇領、モデナ、ルッカ、パルマ、トスカーナ、サルディニア・ピエモンテを影響圏に入れた後
ヴェネツィアロンバルディアの「領土回収」を目指してオーストリアに喧嘩を売る

こと。つまり、次に打つべき手は、イタリア半島の都市国家を漏れなく影響圏に入れることとなる。ちなみに他国を影響圏に入れる(=影響力を及ぼせる)のは大国(=国家順位の上位8カ国)に限られる。両シチリア王国は、スタートから2年余で大国になれたので、ようやくイタリア王国建国に向けての一歩を踏み出せたということ。

まずはオーストリアの影響圏にあるルッカ、モデナ、パルマ、トスカーナの4カ国に影響力を及ぼすべく外交活動をスタート。オーストリアはドイツ諸邦を巡ってプロイセンと影響圏争いをしているので、こちらに回すリソースはたかが知れているはず。フランスの影響圏にある教皇領、サルディニア・ピエモンテは4カ国を影響圏に入れてから着手することにする。

1838年12月には一時期15000£まで膨れ上がった借金を完済。あわせて0%にしていた軍事支出を50%に引き上げる。ちなみに欧州情勢に目を向けると、オランダがベルギーを併合するという大ニュースが飛び込んできた。何故かイギリス、プロイセンがオランダの味方に回った結果だけど、こんなことになるとはなぁ……。Vic2を40回くらいやって初めてのケースかも。となると、旧大陸はフランス、オランダ、ドイツの三国志状態になるってことか?

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