2012年3月6日火曜日

桑田が新人に心得を説く時代が来るなんて

ソフト君大嶋 “早大の先輩”桑田氏からエール

ドラフトでの騒動や登板日漏洩問題とか「投げる不動産王」とかヤジられていたことをリアルタイムで覚えている世代からすれば、文字通り隔世の感がある。ガキの頃からKK世代の凄さを叩き込まれ、チョコレート好きと判官びいきが遺伝子に刻み込まれている手前は、当時からクラスの全てを敵に回しながらも熱烈に桑田を弁護していたので、いまのような“理想の投手像”として奉られることは大歓迎といえば大歓迎なんですが……。

それでもなお心に残る違和感はなんなんだろうか。そういえばドラえもんの声優が変わって7年経つというけど、いまだに大山のぶ代じゃなければダメだ! と思ってしまう心理と似たようなものなのかも。ともあれ、報じられた黒さからいえば桑田よりも段違いに白かった江川――江川当人が主体的に動いたわけではなく、巨人が熱烈に江川が欲しがったゆえに、あらゆる手段を講じて獲っただけのことで、巨人がやたらと動かなければ阪急にはいかなかったとしても西武には入団していた可能性は十分にあった――がいまだに許されない感じで、桑田だけが聖人のような扱いを受けているというのは、結局のところ大ケガからの復活の有無が分水嶺だったということか?

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