2013年2月19日火曜日

読書記録:歴史本2冊

●ヒトラー 権力掌握の二〇カ月(グイド・クノップ著。中央公論新社)

あまりにも通俗的かつ表面的で、分量の割には全く掘り下げられていない。視点、切り口が『第三帝国の興亡』から一切進歩していない。読む前の期待値が大きかった分、評価も辛め。「なんでもかんでもヒトラーが悪いという風潮」が改まらないと、読み応えのある本が出てこないのかもね。



●日本史千里眼(明石散人著。講談社)

「前に読んだことがあるような……」と思いつつ、最後まで読んだら既刊2冊の合本とか。まぁ、面白いからいいんだけど。内容は歴史与太話。なさそうでありそうでやっぱりないネタの取り上げ方と、豊富な知識に裏付けられた決めつけ(間違いも少なからずアリ)が気持ちいい。酒飲み話のネタの超高級版。



追記:Huluで視聴中の『Buffy the Vampire Slayer』は、シーズン6まで視聴を終えた。確かに面白いし、ここまで視聴できただけで3カ月分の料金の値があったけど、面白さのピークはシーズン3で迎えた感じかなぁ。何でもありな世界観は嫌いじゃない――ひとりっ子の設定なのに突然妹が出てきたりする――けど、スレイヤーやヴァンパイヤの戦闘スキルの格付けだけは、もういい加減に済ませず説得力のある描写をして欲しかった。

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