2013年5月7日火曜日

谷繁選手のAクラス補正力vs高木のBクラス補正力

森繁和氏が語る「シゲ」 8年間で成長、落合監督に“認めさせた”

恐らく落合は、谷繁元信選手のインサイドワークを全く評価していなかったんでしょう。森祇晶監督時代に臨時コーチをしたときも、谷繁には「君はホームランを打つよりもインサイドワークを勉強しなさい」と諭していたし。「あいつ代えろ」というのも、臨時の交代やかつての梨田、有田のローテーションのようなものではなくて、恒久的な交代を意図していたんじゃなかろうか。

実際、落合も森と同じく捕手はコロコロ変えないという思想の持ち主(著書で何度も言及している)なので、もしかしたら監督就任時点において、「三十路越えの外様&中途半端なインサイドワーク」と評価した谷繁選手ではなく、もう少し若い誰かを正捕手として固定する考えがあったのかも。で、もしそうなって、谷繁選手が移籍してしまったとしたら、多分、“落合中日”の黄金時代などなかったわけで……。実際、谷繁選手がレギュラーで出場してから、横浜も中日もAクラスに固定したわけだし。

それにしても中日がこのまま暗黒時代――いまや球界屈指のセカンドである荒木雅博選手を外野手でスタメンさせるような、泥縄とすらいえない愚行をするほどヤバイ現状は、まさしく暗黒時代――に突入してしまうと、世代交代の大義名分の下、谷繁選手のパージが行われそうで心配だ。やっぱり野村克也の出場記録は超えてもらいたいものね。

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