2013年5月10日金曜日

日本の見識のない左巻きの考えるファシズム

特集ワイド:息苦しさ漂う社会の「空気」 辺見庸さんに聞く――◇今の日本は自己規制、ファシズムの国

ようするに「オレの気に食わない国家主義=ファシズム」ってことだね。もうバカ丸出し。一々突っ込むのも面倒くさい。

それでも一つだけ言うと、この人のような日本の見識のない左巻きが考えるファシズムって、「ムッソリーニ、ヒトラー、東条英機を一緒くたにファシストにする」ような乱暴な論がほとんどだったりするのよね。でもねぇ、ムッソリーニは社会主義経済はやらなかったし、教皇とも妥協したし、王制も残したけど、ヒトラーはバリバリの社会主義経済をやって、ホーエンツォレルン家の復古を一顧だにしなかった――というように、その内実は全く違うわけですよ。共通点は「反共」くらいなものでね。まして、統制経済下にあった大日本帝国と現代日本なんて、天皇陛下と日本語圏の大八島以外にどんな共通点があるのかと。

じゃぁなんで、日本の見識のない左巻きが考えるファシズムが↑のようになっているのかといえば、スターリンの指示の下、コミンテルンが通達した「日本における情勢と日本共産党の任務に関するテーゼ」(32年テーゼ)で、社会民主主義とファシズムを同列視し、ヒトラーの国家社会主義(NSDAP)運動を「国家社会主義」と呼称するのを禁じたからですよ。以後、「ムッソリーニとヒトラー、東条英機ともみんなファシストだい」ってことになって、これが後々まで影響して、未だに日本の見識のない左巻きは、クソもミソもファシズムというようになっているという。

この人の本は読んだことないけど、こういう基本的なことを知らない人なら、多分、書いている内容もきっと中華料理店のメニュー表より中身がないのだろう――ってことを確信しましたですよ。

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