2015年10月1日木曜日

9月までに観た海外ドラマの短評

観たけど覚えていないものも多数あり。『ビューティ&ビースト』とか『エージェント・オブ・シールド』とかね。あと、一応、採点の基準は以下の通り。

◎=誰が観てもおもしろい。もしくは個人的に年間ベスト級。
○=とてもおもしろい。もしくは個人的に年間ベストテン級。
△=まぁまぁ面白い。
×=面白くなかった。

・ダウントンアビー(Downton Abbey。S1~S3):◎。もはや説明不要の人気ドラマ。評判通りの面白さで、文句の付け所はない。個人的にも、いち早くS3を観るためレンタル解禁日の朝にツタヤ前へ並んだくらいにはハマった。

・ワンス・アポン・ア・タイム(Once Upon a Time。S1~S2):○。ディズニーのオールスタードラマ。ハードすぎずソフトすぎない絶妙なバランスの展開&世界観が良い。エピソードによって冗長に感じたこともなくはなかったけど、優れたキャストが小さな瑕疵を全て帳消しにしている。とりわけ「悪の女王」は完璧。もう、この女優は全ての実写版ディズニー映画において「悪の女王」を務めてもいいと思う。あと、ムーラン役の女優は、「アメリカ人が理想とする東洋美人(=ルーシー・リュー系統の女優)」の究極系だと思う。

・MAJOR CRIMES〜重大犯罪課(Major Crimes。S2~S3):○。安定の面白さ。ここまで観た結果、『クローザー』より好きになってしまった。S3はリオス検事が退場してしまって残念。

・SUITS/スーツ(Suits。S3):○。安定の面白さ。今シーズンでは、法廷モノよりも学歴詐称と権力闘争を巡るドラマに重点を置いた感じ。陰謀中心のドロドロした展開は好物なので、点数はちょっと甘め。

・THE MENTALIST/メンタリスト(The Mentalist。S5):○。予想以上に面白かった。スリル、ミステリ、ユーモアの盛り込み方が絶妙で、ついついフルシーズンを一気見してしまった。ここまで煽ってきたんだから、レッドジョンの正体はそりゃもう凄いヤツなんだろうなぁ(白目)。

・ベター・コール・ソウル(Better Call Saul。S1):○。果てしなく高い期待値に十分応えてくれた。弁護士が主人公だけど、法廷シーンはほとんどない。ソウルが長広舌を振るうシーンは、どんな格闘&爆発シーンよりもエキサイティング。

・スリーピー・ホロウ(Sleepy Hollow 。S1):○。今年一番の収穫。視聴前は「どーせ数多ある“量産型スーパーナチュラル”の一つなんだろう?」くらいの期待値だったけど、あにはからんや古典的陰謀論を堂々フューチャーしたアドベンチャーだったとはねぇ。「フリーメイソン」「ロアノーク植民地」「ワシントンの遺言」「真夜中の騎行の真実」「黙示録の四騎士」とか、こういうキーワードにわくわくする人(=手前)であれば絶対確実に楽しめる。テイストとしては、映画『ナショナル・トレジャー』が最も近い。主人公の相棒は、シーズン前半まで微妙なルックスだけど、後半に入ってからは回を追うに連れてキレイになっていく。ヒロインがKatia Winterというのも個人的にツボでねぇ。『デクスター』で「ウクライナ出身のストリッパー(ただし脱がない)」を演じているのを観て以来、「バカなブロンド役で終わるには勿体ない逸材だよなぁ」と常々思っていただけに、今回の抜擢は嬉しい限り。

・ゲーム・オブ・スローンズ(Game of Thrones。S1~S4):△。採点は←の通りだけど、これはあくまでも手前の主観。客観的にみれば、ほとんどの人が最高に面白いと感じるはず。で、感想。原作が面白いのだから、これを忠実に再現したドラマだって面白いことに間違いはないんだけど……。実のところ原作を読んで想像していたビジョンや補完していたイメージと、実際の映像が結構違っていた――とりわけ立派すぎるキングスランディングやウィンターフェルや、デカすぎる北の壁。あんなん王土の税収で建てられるわけないだろうに――ので、この辺のところがマイナスに働いてしまってねぇ。あんまり書くと愚痴になるので、これで打ち止め。

・リゾーリ&アイルズ ヒロインたちの捜査線(Rizzoli & Isles 。S4):(限りなく○に近い)△。観る前の期待値はかなり低かったけど、見終わってみれば大満足。各話の脚本の質は、これまでのシーズンの中でも最も高い。

・ARROW/アロー(Arrow 。S3):△。S3前半まで視聴。後半を観ていないのは新作で一週間レンタルが解禁されていないからであって、決してつまらなくて中断しているわけではない。「実は煉獄だけではなくて、香港にも行っていた」って展開をみるにつけ、「一体、設定とは何なんだろう?」という哲学的な問いかけを発したくなるものの、それはそれで面白くなっているのだから、まぁ、いいんだろう。死亡認定が王大人より杜撰なのも相変わらず。二代目ブラックキャナリーの訓練シーンのみっともなさには大いに笑わせてもらった。

・デアデビル( Daredevil。S1):△。主役よし。仇役よし。ヒロインよし。コスチュームよし。オレによし。お前によし。うんよし(キングピン役の元微笑みデブへのリスペクト)。とても良くまとまっていてアラはほとんどないけど、どこか突き抜けるような所もなかった。ただし、21世紀に制作されたアメコミ・ヒーローもののドラマとしては、間違いなく歴代ベスト5級だと思う。

・New Girl / ダサかわ女子と三銃士(New Girl。S1~S2):△。パルクール!

・オーファン・ブラック 暴走遺伝子(Orphan Black。S1):△。S2Ep1で中断。面白いことは面白いけど、いつでも観られると思うとついつい観るのを延期してしまうのね。『ハンニバル』も同じような感じで中断中。言葉を変えれば、そこまで一気に没入させるだけの魅力がないってことなのかも。

・DALLAS/スキャンダラス・シティ(Dallas。S1):△。S1Ep1で中断。理由は上に同じ。

・ウェアハウス13 〜秘密の倉庫 事件ファイル〜(Warehouse 13)。S1):△。S1Ep6で中断。理由は上に同じ。

・ハートランド物語(Heartland。S1):△。S1Ep3で中断。理由は上に同じ。

・12モンキーズ(12 Monkeys。S1):(限りなく△に近い)×。映画は3回くらい観たことがあるくらい好き。ただ、穴の多い脚本とTVズレしたキャストと安さを感じざるを得ない絵作りがねぇ……。決して嫌いではないし、ヒロインも素晴らしいんだけど、「面白かった!」とか「観て良かった!」とは言い難い。

・ザ・ブック/CIA大統領特別情報官(State of Affairs。S1):×。Ep1は良かった。設定も良い。でも、Ep2以降はよくあるスパイものみたいになってしまい、結果的には「ホームランドの下位互換」で終わってしまった。キャサリン・ハイグルは嫌いじゃないし、ウデもあると思うけど、この役をやるには演技力が足りなかった。

・The 100/ハンドレッド(The 100。S1):×。S1Ep3で脱落。イケメンと美少女だけの『LOST』という感じ。そもそも『LOST』みたいな謎ありきのドラマが大の苦手な手前にとって、視聴を続けるのは難しかった。客観的に見れば普通におもしろいドラマなのだとは思う。

・プリティ・リトル・ライアーズ(Pretty Little Liars。S1):×。S1Ep1で脱落。理由は上に同じ。Netflixから「ゴシップガールの好きなあなたに」って薦められたんだけどねぇ。

・HOMELAND/ホームランド(Homeland。S3):×。S1~S2は通してみたけど、S3はEp6で脱落。ハナシとしては、S1で完全に語り終えているのではないか? S3なんて戦争捕虜と何一つ関係ないものね。もはやクレア・デインズの顔芸を楽しむだけのドラマだと思う。

ともあれ手前は、韓国は仏像を返還すべきであると思う。

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