2012年2月22日水曜日

続・サラリーマンを10年やって理解できました

ワタミ社長が怖すぎる件

一番大切なことは「給料相応の“仕事”をし続けること」です。

この給料相応ってのは、経営者と社員によって違います。例えば額面で月給25万円の業務があったとしても――

・経営者は天引きされる保険料、年金、求人広告その他の「社員雇用に関わる全コスト」を含めた40~50万円分の“仕事”を求め

・社員は手取り20万円弱の“仕事”で十分と考え

――るものです。↑の数字と感覚は、サラリーマン生活を10年やって掴んだ経験知であって、全ての企業、職種に共通するものではないと思います。でも、大要としては大体こんなものではないかと確信してます。

「じゃぁ、テメェが考える給料相応の“仕事”ってのはどんなもんなんだよ!」

と問われれば、同業種、同クラスの社員の業務成績との比較とか、業務に必要なコスト(出張費、資料代など)と成果の市場価格とかいろいろな要素を鑑みて……と、偉そうな能書きをいろいろ書くこともできなくはないんですが、結論だけをスパッというなら、

「同僚と同着以上の成果の出すこと」

です。

もちろん毎日の“仕事”で↑のような結果を出す必要はなくて、四半期や半期、通期で延べての結果でOKってことです。言葉を換えれば、同僚と同着以上の成果が出せなければ一所懸命に励む必要があり、定時で帰っても同僚と同着以上の成果が出せるのであれば、サッサと帰ってよしってことですよ。

もっといえば、いくら残業しても同僚と同着以上の成果が出せない仕事であれば、「自分には全く適正の合わない仕事なのだ」と割り切ることが肝要ということであって、つまるところほぼ毎日24時間仕事をし続けても同僚と同着以上の成果が絶対に出せない――客商売なので『成果=回転数』であり、長時間店舗にいなければ絶対に多くの成果が上げられない――飲食業界の従業員(=経営者を除く)を正業にするってことは、少なくとも手前にとっては自殺行為に等しいということですよ。

だからといってワタミの労基法違反を擁護するつもりはないし、渡邉美樹が人畜生であることを否定するつもりもありませんよ。てか、こういう人畜生のブラック企業経営者に地球の資源を使わせることは、人道に対する罪と同等とさえ思ってますから。

でも、居酒屋で働くことは強制労働でも何でもないんだから、1日仕事をして無理だと思ったら、一切連絡を絶ってバックれる――年金手帳とか就業証明とかはバックれたあとにシレっと請求すればよろしい。そもそも企業ってのは社員が勝手に消えることも想定して採用計画と予算を組んでいるんだから、安心してバックれよう――という選択があることも知って欲しいですね。退職後の生活が心配? 仕事を続けて身体を壊したり、精神を病んだりしたら将来もクソもないでしょうに。身体と心が元気なうちに辞めておけば再起の芽もあるんだし、いざとなれば貧乏な自営業でもやれば何とか喰えるんだから!

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